♪星よりひそかに~ ♪星より優しく~~~♪
星~は何でも知っている~♪
いや~スミマセン・・・ 又々、古い歌から入ってしまいました。
でも、何人かの方は「オッ!そんな歌が有ったな~」なんて
思いだして下さったのではないでしょうか?
私が幼少時代(元へ・・・ガキの頃)を過ごしたのは、東京の片田舎“滝山”
周りには街灯も何も無く、真っ暗な山の中での生活でした。
家の灯りは、ロウソクやカーバイトランプ(これも、知っている方少ないでしょうね。)
そんな生活でしたが周囲に照らすモノが無い分
お天気の良い日には、何時も満天の星空が輝いていました。
そんな星空を眺めながら、色々な歌を口ずさんでいたものです。
そして今 又 ・・・ 私は星に嵌まっています。
皆さん既にご存知の様に、グローバルの営業品目?に“星空観察”が加わりました。
初めは、仕事にするのだから・・・と言う感じで星に関する情報を集め
色々本を読み漁っていたのですが、今は星を眺めるのが楽しくて堪りません。
そんな中、一昨日、三原山の“星見ポイント”に行ってきました。
日中吹いていた西からの強風も止み、澄んだ空に満天の星、
おまけにまだ月も昇らない最高のコンディションでした。
綺麗な星空を見ると、何だか心が洗われますね。
さて、皆さんご存知の様に、
私達が眺めている星は、時間帯に依ってドンドン移り変わっていきます。
地球の日周運動によるものです。
その時々で、日がとっぷりと暮れる“20:00~21:00”頃に
観察される星達を、春の星座・夏の星座等と呼んでいます。
要するに、季節毎の星座というのが有るのですね。
11月・12月は、陸と同様星空も、秋から冬に変わりつつある所です。
夜の長いこの季節、
実は、夏の星座・秋の星座・冬の星座・そして少しばかり春の星座も楽しめてしまうのです。
それでは、ここ数日の空の様子を、時間を追って少しご紹介しましょう。
夕方5時(日の入り 16:29 )を回ると、すでに周囲はだいぶ暗くなってきます。
初めに目に入るのは、 “こと座のベガ“ 七夕の織姫星です。
全天で太陽を除けば5番目に明るい星で0,03等星あります。
そして徐々に“はくちょう座のデネブ”や“わし座のアルタイル”等の
1等星が見えてきます。
これらを線で結ぶと、天の川を挟んで“夏の大三角形”が出来上がります。
時間と共にこれらは西の空に傾き、20:00を過ぎた頃・・・・
頭上に目立った明るい星は少ないのですが、
ギリシャ神話“エチオピア王家のお話”に登場する星座達が集まってきます。
カシオペアを筆頭に、アンドロメダ・ケフェウスにペルセウス
そして、エチオピアの人々を恐怖に陥れたお化けクジラ等です。
( おりしも今朝の読売新聞に、“アンドロメダ大銀河の中に有る2個のブラックホールが
500年後に衝突するだろう“ との記事が出ていました。 )
興味のある方は、こちらをご覧ください。↓
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20101130-OYT1T01171.htm?from=main5
これらの星達を探すヒントは、天井にポッカリと空いた大きな四角い窓に有ります。
四つの2等星に囲まれた■(四角)は、“秋の四辺形”と呼ばれています。
ちなみにこれは、“天馬ペガスス”の胴体部分になります。
都会の空では中々難しいかも知れませんが、機会が有れば探して見て下さい。
すっかり闇に包まれる21:00頃・・・・・東の空が騒がしくなってきます。
全天一の伊達男? オリオンの登場です。

既に“ぎょしゃ座”や“おうし座”“ふたご座”も見えています。
残りの“こいぬ”“おおいぬ“と揃えば、”冬のダイアモンド“が完成
間もなく、華やかな冬の星空が頭上を覆います。
しかし悲しいかな、ここで一旦星空とサヨナラです。
グウグウゥ zzzzz~・・・・
早朝5:00・・・・・、(日の出 6:31分 まだ十分に暗いです。)
昨夜東の空に出てきた“オリオン座”は、西の空に傾き
頭上には“しし座のシリウス“が輝いています。
そして、東の空には“うしかい座”や“おとめ座“等、春の星座達が現れます。
東の空が白み始める頃、最後まで煌めいているのは明けの明星“金星”・・・
12月4日には、今年一番の明るさになるとの事です。

こんな感じでこの時期は、四季の星座が色々楽しめてしまう実にお得な季節なのです。
皆さんも是非、旅先で夜空を見上げて下さい。
其処には何時もとは違う星空、そして大きな感動が待っているかも知れません。
想像を絶する、宇宙の壮大なドラマを垣間見るのも楽しいですし
その神秘的な輝きに心癒されるのも良いでしょう。
星に思いを馳せる事は、地球を考える事にも通じます。
私達の命を育む“奇跡の星 地球”大事にしていきたいものですね。
”歌う水先案内人”改め“星空案内人”が大島の空の元、皆さんをお待ちしております。
詳しくは、こちらをご覧くださ~い。↓
http://www.global-ds.com/hoshikansatu/hoshizora-tour.html
(画像が少なくてごめんなさい。 星を写せる道具がありません。シクシク)