豊前善三のつれづれ日記 2011年12月31日 ブログをはじめました

日頃、感ずることについて考える。人間らしさを さまざまな人間模様。

豊前善三のつれづれ日記

2020年10月23日 21時49分34秒 | 日記
 ( Vol 2649 ) 学術会議の知識を どう政権は利用しようとしているのか 政権にとって都合の良い意見を吸い上げる 道具としていないか


福島原発被害者の訴訟において  仙台高等裁判所の判決理由から 政権の歪んだ 有識者の利用が浮き彫りになった

その内容は

「結局、この時点(=2002年時点)の保安院の対応は、結果としては、国の一機関(=地震本部地震調査委員会)に多くの専門分野の学者が集まり議論して作成・公表した長期評価の見解について、その一構成員で反対趣旨の論文を発表していた一人の学者のみに問い合わせて同見解の信頼性をきわめて限定的にとらえるという、東電による不誠実とも言える報告を唯々諾々と受け入れることとなったものであり、規制当局に期待される役割を果たさなかったものと言わざるをえない」


この判決内容から 政権を預かる政治家による 歪んだ欲望が 国民の安全を脅かした ともいえる

監督官庁である原子力安全・保安院(以下、保安院)が規制権限の行使 に対して 政治家 政権の影響は無視できない

官庁の政権への「忖度」 というものが存在する

権力者は 真の民主主義を 歪んだ状態にしている

菅総理の言う 「国民に理解される存在」という言葉は 非常に重い言葉である


国民に向かわなければならない官庁が 政権への「忖度」によって 歪んだ指導を生み

企業の利益重視による安全軽視を 生んだ


今 真に問われているのは 政治家 政権の姿勢である

「国民に理解される存在」としての 姿勢である


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