Haa - tschi  本家 『週べ』 同様 毎週水曜日 更新

納戸の奥に眠っている箱を久しぶりに出してみると…
買い集めていた45年前の週刊ベースボールを読み返しています

#135 1980年 セ・リーグ投手 タイトル争い

2010年09月15日 | 1980 年 
ハーラーダービー           斉藤(大洋)    福士(広島)   梶間(ヤクルト)

                      山根(広島)        山本(阪神)





防御率争い



当時の投手部門のタイトルは「最多勝」が注目されるくらいで「防御率」も「セーブ」争いも
さほど目立ちませんでした。「最多勝」も1970年代は、20勝以上で争う事が常でしたが
80年代に入ると20勝以下でタイトルを獲る事もしばしば有りました。特に国民的悪役の
江川が16勝で最多勝タイトルを獲った時のマスコミの扱いは「無視」に近いものでした。

江川絡みで言えば当時のマスコミは兎に角、ネガティブキャンペーン真っ只中で江川を
評価する記事は殆んど有りませんでした。例えば江川は失点が多く負け数も2桁でしたが
その割りに防御率は2点台と良くタイトル争いをしていました。味方野手のエラーを挟むと
いくら失点を重ねても防御率は悪くなりません。そんな事は勿論マスコミも承知の上にも
かかわらず、わざわざ「江川の防御率の怪」と銘打って記事にしていました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする