ヨシ坊の山歩記

東海地区(愛知、三重、岐阜)の四季折々山歩きの記録

2014年5月29日(木)  鎌ヶ岳(三重県四日市市菰野町 1161m)

2014年05月30日 | Weblog
一週間前のTVで鈴鹿山系のシロヤシオが咲き始めたと情報を得たので見に行く。コースは長石谷を登り鎌ヶ岳からは長石尾根を下る予定。8:45近鉄湯の山温泉駅から歩き出す。湯の山温泉までのバスは平日だと9:20が始発なので、じっと待つよりウォーミングアップを兼ねて三滝川沿いに歩くことにした。10:00湯の山温泉街を抜けて長石谷入り口に着く。登山届を出して谷に入る。右に左に何回も渡渉して谷を遡る。名前通り嫌になるほど長い登りであるが、時々見上げると新緑を通って降り注ぐグリーンシャワーと鳥の声で元気が出る。やがて流れの水もなくなりゴロゴロ石が大きくなってようやく岳峠に着いた。12:15 ここに来てやっとシロヤシオに出会う。情報から一週間でもう遅いかなと心配していたがまだ間に合ってよかった。シロヤシオは年によって開花状態が違うが今年は当たり年のようだ。ここで昼食をとって急登で鎌ヶ岳を目指す。13:10鎌ヶ岳山頂。平日にも関わらず登山者は3組10人ほどの先客あり。女性ばかりでやはりこの時期のシロヤシオがお目当てのようだ。13:20下山開始。崖状になった下りを木の根をつかんで慎重に下る。登山道の両脇はシロヤシオの連続でここまで来た甲斐があった。もっとゆっくり鑑賞したいところだがうっかりすると下まで真っ逆さまに落ちてしまうので気を遣う。所々シャクナゲの花とシロヤシオの花が紅白で咲いている。尾根を歩いていて三石谷へ下る箇所が2回あった。暑いので涼しい谷へ下る誘惑にかられたが、どんなアクシデントがあるかわからないので登山届通り長石尾根を下る。下り一方でなく途中に弥一ヶ岳(802m)のピークを越える。まるまると太ったマムシに行く手を遮られる。姿が見えなくなるまで待つ。15:30長石谷入り口に戻る。5時間半で往復したことになる。河原で靴を脱いで冷たい水に足を浸すが冷たすぎて長くは入れておけない。上半身の汗を拭いてコーヒーを飲む。

2014年5月25日(日)  飯盛山(大阪府大東市 315m)

2014年05月27日 | Weblog
大阪S会の5月例会で生駒山系の飯盛山に登る。今月の案内役は生駒市在住のKさんご夫妻。お世話になります。9:00近鉄生駒駅改札前に集合する。駅ビルのすぐ前に生駒の山脈が迫っている。青葉の新芽がまぶしい。光陽台から生駒山に取り付く予定であり、駅を出たらすぐ登りになる。光陽台公園で休憩。ここまでかなり登ってきたので奈良の若草山や矢田丘陵が見渡せていい眺めだ。ここで光陽台に住むKさんのお友達Sさんも合流する。これで今日のメンバーは11人となった。住宅地を抜けて山道に入る。木陰に入って急に涼しくなった。コシアブラの木が多い。所々雪が降ったみたいに道に白い花が落ちていて見上げるとニセアカシァが咲いている。エゴの花も咲いている。この時期はニセアカシァ、エゴ、ウツギと白い花が多い。阪奈道路を陸橋で越えて大東市に入る。いろんなハイキングコースがあって標識がなければどこへ行くのかわからない。ホトトギス、シジュウカラが絶え間なく鳴いている。12:30 広々とした室池に着く。13:20 権現の滝。竹林コースを通って14:40 飯盛山に着いた。3月にオープンした阿倍野ハルカスがひときわ高くて目立っている。飯盛山は河内飯盛山とも呼ばれている。古来要害の地として戦略的な役割を果たしてきたが、ここに本格的な城郭を築いたのは、戦国末期に摂津、河内、大和、和泉を制圧した三好長慶である。しかし家臣の松永久秀に実権を奪われ、やがて松永久秀も信長に滅ぼされることになる。時代を遡れば南北朝のころ楠木正行(楠正成の長男)が高師直軍と戦ったのもこのあたり。歴史上賑わった場所も今となっては夏草に覆われたつわものどもの夢のあとである。ここからは下るのみで16:00 ゴールの野崎観音に着いた。野崎観音は浄瑠璃歌舞伎で有名なお染久松物語に縁のあるお寺である。JR野崎駅前から近鉄バスで新石切駅前までバスに乗る。新石切駅前の「大阪王将」にてギョウザとビールで反省会。お疲れ様でした。

2014年5月14日(水)  風切山(かざきりやま 愛知県新城市 356.4m)

2014年05月15日 | Weblog
JR飯田線沿いの風切山に登る。3月に登った腕扱山の隣にある山で、ついでにと思って登りかけたが時間切れで諦めた山である。9:08豊橋発の本長篠行普通に乗る。豊川で小学生の集団が乗ってきて全車両小学生で満席になる。聞けば新城公園へ遠足とのこと。先生も大変だ。10:05 JR東新町駅から歩き出す。弁天橋で豊川を渡る。目の前にきれいな三角形の形をした山がある。何年か前に登った船着山だ。これから登る風切山は腕扱山と尾根でつながっていてどれがピークかわからない。11:00登山口の老人福祉センターに着く。建物裏から北登山道に入る。88箇所弘法巡りの標識あり。なるほど登山道に沿って約30メートル間隔で苔むした石仏がある。弘法さんを真ん中にサイドは観音さんであったりお地蔵さんであったり様々。どこも大木の脇に安置してあり、これは大木を選んで置いたのでなく石仏と一緒に植えた木が大きくなったのだろう。石仏の苔むした状態からすれば納得がいく。にこやかな石仏の表情を見れば疲れが消える。山野草も目を楽しませてくれる。十文字の葉から角のように飛び出た二本の花を持つ「二人静」、白いブラシを思わせる「サラシナショウマ」、「アマドコロ」、「チゴユリ」など白い花が多い。11:05風切山山頂に着く。木が茂っていて展望は西側だけ。木製ベンチに座って昼飯にする。回りをよく見ると「ササユリ」の苗があちこちにある。もうすぐ花の時期になったら素晴らしいことであろう。12:15下山開始。登りとは別の東登山道を下る。ここも等間隔に石仏が置いてある。こちらのコースの方が傾斜がきついので慎重に下る。13:00東登山口に出る。田植えの始まった農道を歩く。日吉神社境内、樟の大木の下でコーヒータイム。ここからは東新町駅まで県道を歩く。

2014年5月3日(土)  御在所岳(三重県四日市市菰野町 1212m)

2014年05月04日 | Weblog
5月連休で毎年登っている御在所岳へ「アカヤシオ」を見に行く。近鉄湯の山線終点の湯の山温泉駅で三重交通バス湯の山温泉行に乗り換える。4月から10円上がって270円。7,8分の乗車時間であるが歩くと30分の登りであり270円の値打ちはある。9:00湯の山温泉バス停から歩き出す。温泉街の階段を上がるのがいいウォーミングアップになる。9:30登山口。暑くなったので長袖シャツを脱ぎTシャツ一枚になる。連休のこの時期は登山者も多い。中道は御在所登山のメイン登山道なので今日は渋滞を覚悟しなければならない。20人くらいの団体さんがいたので休憩もそこそこに出発する。10:10おばれ岩。ここも休憩ポイントなので混雑している。少し登った岩場で休憩する。このあたりではアカヤシオが既に散っていて見上げると数辺の花が残っている。多分7合目あたりからが見頃か。10:30六合目キレット。ここは急な岩場で鎖を使って慎重に降りなければならないので予想通り渋滞している。15分待ち。何人か危険を顧みず迂回コースへ行った。人一倍どんくさいヨシ坊は決してそんなことはしたくてもできない。11:20八合目キレット。予想通り満開のアカヤシオが広がる。足場が危ないので花ばかり見ているわけにはいかない。11:50富士見岩。素晴らしい展望だ。目の前にある尖った山は鎌ヶ岳。ロープウェイを挟んで向かいにある大岩は大黒岩。先端に3人上がっている。見ているだけでこちらの足がゾクゾクしてくる。渋滞で時間をとったので御在所岳山頂には寄らず国見岳へ向かう。国見峠への下りは中道と対象的に人が少ない。ゆっくりとアカヤシオの写真を撮りながら下る。12:20白ガレで昼食。目の前の藤内壁を見ながらおにぎりを食べる。一人ゆっくりと食事してたら周りにドヤドヤと団体が来たので10分休憩で出発。12:40国見岳山頂。山頂の大岩に立って見る眺めが素晴らしい。一面アカヤシオの林で淡いピンクの色が広がっている。来た甲斐があった。疲れも吹き飛んで、もうこれだけで十分である。下りは国見尾根を降りる。天狗岩、ゆるぎ岩と難所が続くので気を緩めることはできない。時々振り返ると新緑の垂直壁に点在するアカヤシオがアクセントになっていて絵になる光景である。いつもこの時期足の踏み場に困るほど咲いているハルリンドウがなぜかまだ咲いてない。残念な気もするがこれ以上望むのは贅沢な話である。14:00藤内小屋に到着。ここまでくれば後は整備された登山道なので安心できる。河原でのんびりとコーヒータイムにする。