ヨシ坊の山歩記

東海地区(愛知、三重、岐阜)の四季折々山歩きの記録

2009年2月23日 宝満山(福岡県太宰府市 830m)

2009年02月24日 | Weblog
昨日佐賀市での中学校同窓会を終え早朝暗いうちにホテルを出る。生憎の雨だが天気予報によれば低気圧が東へ移動しているので何とかなるだろう。
JR長崎線でクリークが特徴の佐賀平野を走り吉野ヶ里公園を過ぎると鳥栖で鹿児島本線となり二日市で下車する。少し歩いて西鉄電車二日市駅から大宰府駅へ向かう。8:00大宰府駅着。参道を通るがまだ時間が早いので参拝客は誰もいない。お店がポツポツと開店準備をしている。天満宮の紅梅白梅は八分咲きでまだ満開前であるがそれでもこれだけ木が多いと圧倒される。学問の神様であるが家内安全、山の安全をお祈りする。右手から本殿裏の梅林を抜け竃戸神社へ向かう。自動車道の1時間歩きはこたえた。
竃戸神社で足回りを整えて出発する。雨は霧雨状態になった。何度か林道を横切ると自然石の石段が続く。いい加減石段にも飽きた頃とどめを刺すように「百段ガンギ」といわれる急な石段がある。早くも下山してくる人達もいる。聞いたら土地の人で年に50回ほどここに登るとのこと。ほとんど毎週ではないですか。中宮跡を過ぎて山頂に近づくほどに岩の上を削ってある足場を頼りに登る。10:45ついに山頂到着。雨もあがり雲の間に青空が見え出した。さすが晴れ男。
下山は来た道とは反対側に降りる。こちらは鎖をつかんで慎重に降りる。キャンプ場で食事休憩とする。昼飯は大宰府駅前のコンビニで買ったおにぎり2個(高菜巻き、鳥五目)。食事も済んで、ここから中宮跡へ山頂を巻く感じで歩く。長い下り石段で足が笑い出した。
天満宮までの自動車道を少しでも近道と思って感を頼りに歩き出したが道に迷って時間がかかった。天満宮はびっくりするほど人・人・人・・で賑わっていた。梅花の季節であり、受験シーズンであり混んでいるのも納得。名物の梅ヶ枝餅と缶ビールで乾杯。遊びで充実した三日間であった。空港でチャンポン食って愛知へ帰ろう。


2009年2月21日 基山(佐賀県三養基郡 405m)

2009年02月24日 | Weblog
明日佐賀市で中学の同窓会があるので今日から行って佐賀県の基山に登る。中部国際空港から8:00発ANA福岡行きに乗る。昨夜からの悪天候で北海道便は全部欠航、東北は仙台まで、または引き返す場合ありとなっている。ロビーにいた多くの北海道ツァーの人達はどうなるのだろう。
無事に福岡空港に着きJR鹿児島線10:23発荒木行きに乗る。15分の待ち時間の間に博多駅ホームで博多ラーメンで朝食とする。うまい! 基山駅前のスーパーで昼用のアンパン買って、11:00基山駅出発する。高校生の時一度来たことがあるが町は変わっているし全然記憶にない。登山口まで道を聞きながら歩く。天気はすっかり回復し農家の庭先の紅梅白梅が満開でいい香りがする。せわしなく梅の木をめじろが飛び交っている。孟浩然の漢詩「春眠不覚暁、処処聞啼鳥・・・・」が浮かんでくる。基山は登山口案内板によると白村口の戦いで日本大敗後、新羅軍の侵攻を防ぐために作られた山城である。登山道にも苔むした古い大きな石がゴロゴロしている。山頂は確かに防衛上の拠点としたことが納得いく360度の見晴らしの草山である。それを利用して南側斜面は草スキー場となっている。山頂には更に高く積み上げた土塁がある。展望台か本丸跡であろう。下りは南側斜面を滑らないように気をつけて降りる。途中から左へ椿林の中を通り、やがて切り通しの暗い苔むした道になる。大昔に遠方より集められた防人達も通ったであろう歴史の道である。このままタイムスリップしたらどうしようなどと考えながら歩く。
麓の龍光徳寺から基山駅までバスがないので約1時間自動車道を歩く。突然「カシャッカシャッ」と異様な鳴き声がして見上げると電柱の上に白黒模様の「かささぎ(別名かちがらす)がいた。あぁ佐賀に来てるんだなぁと実感した。

2009年2月15日  牛松山(京都府亀岡市 636m)

2009年02月16日 | Weblog
大阪S会の2月例会で丹波の牛松山に登る。JR京都駅32番ホームに9:10集合。今日のメンバーは10人、9:17発亀岡行きに乗る。10:00亀岡駅を出発。素晴らしい天気に恵まれた。保津川を保津川大橋で渡る。すぐ下に保津川下りの乗船場あり。今日は増水のため運行中止であった。福生寺で最初の休憩後登山道を登る。丁石が立っているので一つ一つ刻んでいく。十丁で終わりかと思ったら十一丁が出てきたのでがっくり。なんと二十丁で頂上であった。頂上の広場は50人ほどの団体さんで賑わっている。粕汁の準備中であった。仲間に入りたかったがそうもいかず、我々はもう少し歩いて最高地点の陽だまりで昼食にする。帰りは違うコースを歩く。登りは緩やかな登りであったが、下りは急な坂を一気に下る。麓にある愛宕神社でコーヒータイム休憩する。古い神社で樹齢千年以上のイヌマキとスギの大木あり。その後養仙寺でお参りする。ここは別名ほてい寺と言われ境内には沢山のほていさん像が安置してある。どれも見事なメタボ腹で笑顔が実に素晴らしい。笑う門には福来る。笑顔に勝る化粧なしである。
反省会は大阪まで戻り梅田の「四季」にて乾杯。店内は山帰りの同類客で賑わっている。


2009年2月14日 翠黛山、金毘羅山(京都市左京区 573m)

2009年02月16日 | Weblog
大阪S会の2月例会を明日に控えて京都へ行く。明日の集合が京都駅なので今夜は京都に泊まる。京都は回りぐるっと山に囲まれているので東西南北どの山に登ってもいいが、今日は十何年振りに北の金毘羅山に登る。京都駅前のバス案内板で確認の上、10:35発大原行き京都バスに乗る。混雑している市内を抜けるのに時間がかかり終点の大原まで1時間を要した。寂光院横の林道をしばらく行くと頑丈な金網で通行止めになっている。また今回も入山禁止かとあせったが、鹿、猪除けの柵で「鍵を外して出入り下さい。後はちゃんと鍵をして下さい。」の小さな表示があった。無事柵内に侵入したらすぐ金毘羅山への分岐で、いきなり木の根を掴んで登る急な山道となる。一気に高度を上げて13:00翠黛山に到着する。霧雨の
中、京都駅で買った弁当を開く。案内表示板があり、その昔建礼門院さんが寂光院からここまで花を探して来られたとあり。こんなきつい道をほんとかなぁ。
ここからは尾根道で何度かゆるいピークを過ぎる。岩山でスリルがあって面白い。
13:40金毘羅山到着。山頂岩場から南に京都盆地を望む。山頂に金毘羅さんの祠あり。広辞苑によると金毘羅とは鰐のことで海の航海安全の神さんである。何でこんな山奥に祀ってあるのか解らない。休憩後、ここから江文峠に降りて東海自然歩道を通って静原に出る。静原は名前の通り静かな村落で日本の農村原風景といったところ。遠くの畑に人影は見えるが村落を抜ける間誰にも合わなかった。最後の峠薬王坂を越えて鞍馬に出る。ここは有名な観光地なので人、車が多くいっぺんに現実の世界に戻された気がする。折角来たので鞍馬寺にお参りする。簡単に済むと思ったのが間違いで本殿まで20分くらいの登りが待っていた。

2009年2月8日 入道ヶ岳(三重県鈴鹿 906m)

2009年02月08日 | Weblog
何年ぶりかで鈴鹿の入道ヶ岳に登る。近鉄四日市駅前から8:21発の椿大神社(ツバキオオカミヤシロ)行きのバスに乗る。これを外すと次は10時過ぎになる。2時間に1本なので知らずにきたら大変だ。終点の椿大神社に9:05着。神社で山の安全を祈って出発する。登りは北尾根コースをとる。奥の院から尾根に上がる道はいきなりの急登で息が切れる。やっと尾根に着いたら風が強くて吹き飛ばされそうだ。雪山の装備で来たが雪は殆どない。桧、杉の薄暗い林を抜けてクヌギの林に入ると、こちらは葉がないので日が当たり明るくて暖かい。2羽のヤマガラがしばらく道を先導してくれた。深青緑色に輝く羽根、渋い茶色の胸とよく見るとほんとにヤマガラは美しい色だ。滑りやすい急登を上り、馬酔木(アセビ)の樹海を抜けると「北の頭」11:20着。素晴らしい見晴らしだ。11:35山頂到着。山頂は低木のアセビしか生えてないので風を遮るものがない。少し東側に下って昼食にする。腹いっぱいになって横になり、流れる雲を見てたら眠ってしまった。
帰りは二本松尾根を下る。こちらもかなり急な下りで慎重に降りる。入道ヶ岳の姿は丸々として女性的であるが、どのコースをとつても結構長くて険しい。
14:00出発点の神社にもどった。バスの時間まで約1時間あるので近くの椿会館で
時間をつぶす。缶ビールで乾杯!

2009年1月31日  金華山(岐阜県岐阜市 328m)

2009年02月01日 | Weblog
天気予報は確実に午前中雨となっていたため、久し振りにズボラと決めてたが目覚めたら晴れてて朝日がまぶしい。急遽予定変更で出掛ける。予定なしで登る山は金華山と決めている。10:00名鉄岐阜駅出発。柏森梅林公園へ向かう途中のコンビニで昼飯のアンパン、おにぎりをゲット。公園の梅は蕾が大分膨らんでいる。明日から2月、もうすぐ春ですね。いつものように公園奥の何とか神社より金華山尾根に取り付く。雨上がりの山道は歩きにくいが雨に洗われた緑が美しい。ヤマガラが5羽ほど登山道に降りて虫をついばんでいる。邪魔しないようにしばらく止まって眺める。つくづく見ると小鳥のしぐさは可愛いもんだ。双眼鏡を忘れたのが悔やまれる。可愛いリスにも遭遇した。リスの方はこちらの気配を察してすばやく木の上へ逃げてしまった。12:20唐釜登山道を通って山頂到着。売店上の展望台で下界を見ながら昼食にする。遠くに雪を被った御在所岳、伊吹山が見える。今日は人も少なくのんびりと日向ぼっこしながら食事ができた。1時間ほどのんびりして、瞑想の小道を下山する。いつも思うけどこのコースは岩肌がゴツゴツしていて、とても瞑想して歩く道ではない。15:00名鉄岐阜駅着。岐阜公園からバスに乗らず岐阜市内をのんびりと歩く。岐阜の街中は土曜日にしては人出が少なく活気がない。商店はこれで成り立っていくのか少し心配になる。雨の予定が狂ったお陰で少し物足りないが山歩きできた。何か得した気分である。早いもので明日から2月。帰って春山の計画を立てよう。