ヨシ坊の山歩記

東海地区(愛知、三重、岐阜)の四季折々山歩きの記録

2009年5月31日 五井山(愛知県蒲郡市 454m)

2009年05月31日 | Weblog
朝起きたら雨が降っていたが、天気図によると低気圧のピークは過ぎているので出掛けることにする。おそらく午前中は雨の中を歩くことになるだろう。天気予報では昨日が雨で今日は曇りのち晴れになっていた。予報なので当たらないこともあるだろうが、当たらなかった場合気象庁は一言誤って欲しいものだ。
先週琵琶湖の賤ヶ岳から見た福井の山とも思ったが天気がもひとつなので、近場の山にする。蒲郡市の北にある五井山系を縦走する。低山といえど侮るなかれ。
9:20JR三河三谷駅出発。空はどんよりしているが、雨はふってない。このまま最後まで降らないでいて欲しい。新幹線の高架をくぐって山の方へ歩く。人家を過ぎるとあたり一面ミカン畑が広がる。とっくに花の時期は過ぎて、よく見ると5~10mmの実がいっぱいついている。秋が楽しみだ。10:10砥神山(252m)着。天気がよければ富士山の見える山であるが、今日は一面霧で下界の三河湾も見えない。次の御堂山に向かって歩き出したが、急に雨が降り出した。傘が役に立たないくらい激しい雨になった。丁度山楽自然公園に入ったので小屋に走りこんで雨宿りする。10分くらいで雨足が弱くなったのでまた歩き出す。さっきは慌てていて気がつかなかったが、ササユリがあちらこちらに咲いている。11:00御堂山着。ようやく霧が晴れて三河湾を望むことができた。相変わらず空はどんよりしているが、もう雨は降らないと思う。降らないで欲しい。国坂峠を過ぎて12:30五井山到着。この雨の中を登るもの好きはいないと見えて山頂は独り占めである。贅沢な話だ。三河湾をオカズにして昼飯にする。13:00出発。ここから宮路山までは約3kmだが大きなアップダウンはない。雨もすっかり上がり日が射してきた。木漏れ日の中、鳥の声を聞きながら、時々木苺の実をつまみながら、のんびりと歩く。幸せとはこういうことか。
14:20宮路山(361m)到着。木陰のベンチで10分間昼寝する。少し眠っただけで疲れがとれたような気がする。空はすっかり雲が晴れて今度は暑くなった。少し曇っているぐらいがよかった。人間とは勝手なもんだ。15:50名鉄赤坂駅到着。駅前には店がないので冷たいビールは家までおあづけ。お疲れ様でした。

2009年5月24日  矢筈ヶ岳(滋賀県大津市 562m)

2009年05月25日 | Weblog
8:00京都駅で長浜行き新快速に乗る。8:15石山駅到着。改札口でメンバー集合する。今日のメンバーは8人。湖南アルプス登山口行きのバスに乗る。\380
終点の登山口バス停から天神川沿いに歩く。所々川原でバーベキューの準備をしている。
ベニウツギの花が満開で色鮮やかに咲いている。11:00不動寺着。堂守さんに挨拶して熱いお茶を一杯もらう。薪ストーブを焚いているのには驚いた。山の中なので朝晩は予想以上に冷えるそうだ。太神山(タナカミヤマ、599m)三角点はここから更に登った所にあるので荷物を置いて登る。石段の傾斜がすごい。真中の手すりがなければ足がすくんでとても登れたものではない。11:30不動寺に戻って昼食。12:20出発。
来た道を戻り矢筈ヶ岳分岐点から分かれて矢筈ヶ岳を目指す。何回もアップダウンを繰り返して、13:30矢筈ヶ岳山頂に到着。昨日の疲れが残ってい
てみんなの快調なペースにはどうしても遅れてしまう。山頂は木が茂っていて見晴らしはきかない。全員揃って記念撮影をして出発する。湖南アルプスと言われるだけあって岩の景観がすごい。先輩によると昔はまだこんなに木がなくてもっと岩が露出していたそうだ。見晴らしのよい岩場でコーヒータイムにする。15:40登山口バス停着。15:55発のバスで石山へ向かう。駅近くのお好み焼き屋で反省会を開く。とん平焼きに生ビールおいしゅうございました。幹事のKさんお世話になりました。

2009年5月23日  賤ヶ岳(滋賀県伊香郡余呉町 422m)

2009年05月25日 | Weblog
大阪S会の5月例会登山を明日に控え今日から関西へ出かける。明日の予定は琵琶湖南部の矢筈ヶ岳なので、今日は琵琶湖北部の賤ヶ岳に登ることにした。前に2回登っているがいずれも山頂から余呉湖をぐるっと回るコースだったので、今回は山頂から琵琶湖沿いに山本山までの自然探索路を歩く予定である。
米原で敦賀行き普通に乗り換えて10:06に余呉駅着。村落を抜けて登山口より山道に入る。すぐにイノシシ除けの電線ケーブルがあり取っ手を持っていちいち外して入る。
10:40大岩山着。ここには賤ヶ岳合戦で佐久間勢に負けた茨木城主中川清秀の墓がある。茨木に6年ほど住んだことがあるので、そのよしみでお参りをする。
尾根道を山頂に向かって歩く。時々木々の合い間に余呉湖が見え隠れする。余呉湖から上がってくる風がひんやりとして気持ちよい。ヒノキの植林がいつの間にかブナ、クヌギの自然林となり、いきなり視界が広くなって山頂に着いた。右に余呉湖、左に琵琶湖。素晴らしい眺めだ。絶景をおかずにして、おにぎりとカップうどんのシンプル昼飯にする。風がなんとも言えず気持ちよいので15分ほどベンチで昼寝する。絶景の琵琶湖であるが聞くところによると山に捨てられた古タイヤ、電気器具などの粗大ごみが大水で流されてこの琵琶湖の底に大量に溜まっているそうだ。琵琶湖は泣いている。
下りは琵琶湖沿いに賤ヶ岳山本山自然探索路を歩く。探索路は木陰で涼しかったが里に下りたら遮るものがなく諸に陽射しを受けてふらふらになりそうだ。約1時間の舗装道路歩きはまいった。やっとの思いでJR高月駅に着く。今夜の泊まり先京都へ向かう。

2009年5月16日 宝満山(福岡県太宰府市 830m)

2009年05月17日 | Weblog
古湯温泉を9:00に出て大宰府へ向かう。大和ICから長崎自動車道に乗ったら快調にとばして1時間で大宰府に着いた。大宰府天満宮から更に山がわへ走り竈門神社に駐車する。途中パラパラと雨が降ったが今のところ空は明るい。まあ何とか今日一日は大丈夫であろう(根拠はないが希望的観測)
10:15竈門神社に安全祈願をした後山頂に向けて歩き出す。とにかく石段の多い山だ。特に五合目あたりにある百段ガンギと呼ばれる石段は急で慎重に登らないと危ない。中宮跡を過ぎると石段がなくなった変わりに自然石険しい道となる。12:20山頂到着。さすがに人気の山だけあって山頂は人が多い。韓国からのツァー登山者もいる。アンニョンハセヨ。風も強く寒いので200m下のキャンプ場へ下る。大宰府のコンビニで買ったタカナ巻きおにぎりが美味しかった。きつかった登りの石段も帰りは鼻歌まじりでスイスイと降りる。「ツキヒ~ホシ~」月日星と鳴く
サンコウチョウが鳴いている。14:30竈門神社駐車場到着。駐車場横の電柱に白黒模様のカチガラスが留まっている。
天満宮に立ち寄りお参りをする。相変わらず参詣人が多い。これで今回の例会は予定終了。心配していた天気が
なんとかもってくれて嬉しい。

2009年5月15日  天山(佐賀県 1046m)

2009年05月17日 | Weblog
大阪S会の特別例会として佐賀、福岡の山を案内する。昨日は昼前に博多に着いたため山は止めて唐津観光とした。鏡山から虹ノ松原を眺め、唐津舞鶴城、曳山展示場を見た後波戸岬・名護屋城を回る。
呼子の旅館を朝8:00に出発し、天山へ向かう。中学校の遠足で登って以来だから四十何年ぶりになる。昔は麓から歩いてたので往復7時間ほどかけていたが、今は天山ダムが出来て山頂のすぐ下まで車で行くことができる。10:00駐車場出発。新芽を吹いた木々の緑が日に映えて美しい。ウグイス、シジュウカラなど鳥が多くうるさいくらいに鳴いている。すぐに森を抜け見晴らしのよい道になる。10:30山頂到着。
山頂からの視界は360度、目の前に佐賀平野・有明海が広がり、右に長崎県雲仙岳、左に筑後川を境に福岡県。熊本県の阿蘇もかすかに見ることが出来る。こうやって見ると佐賀県は狭いということがよく実感できる。
中学の遠足で教えてもらった南北朝時代に足利尊氏に負けて郷里の阿蘇山の煙を見ながらここで切腹して果てたと言われる阿蘇惟直の墓碑は昔と変わっていない。山頂は広い草原になっていて丁度ミヤマキリシマが満開。
心地よい風を受けて山頂を尾根伝いに歩く。七曲峠まで下るとまた登らないといけないので、勾配がきつくなる前に山頂へ引き返す。駐車場へ戻り今夜の泊まり古湯温泉へ向かう。

2009年5月10日  羽黒山(三重県亀山市関町  291m)

2009年05月10日 | Weblog
連休の疲れが残っているので遠出は避けて近場の低山歩きにする。しかし今日選んだ羽黒山は低山といっても侮るなかれ。ルートが複雑でちょっと判断を誤ると崖っぷちに出たり、谷底で行き止まりになったりで難儀することになるので要注意。
JR関駅9:20出発。東海道関宿の中を歩く。電柱がすべて地中に埋められ町並みも古いままに残されているので、そのまま時代劇のセットとして使える。木枯らし紋次郎気分で歩く。家々に絵手紙を額に入れて飾ってあり、それを見ながら歩くのが楽しい。小野川大橋を渡ると一面茶畑が広がる。伊勢茶の産地で今丁度新芽茶摘の季節である。村を抜けて小野川の上流に来てカジカの涼やかな声を聞く。10:20羽黒神社。案内によるとやっぱり出羽の羽黒山から勧進した神社である。羽黒神社三重支社ということか。本殿は大岩の洞窟になっていて近くまで登ったが柵があってそれ以上登れなかった。10:40羽黒山山頂到着。昼飯にはまだ早いので小休止で出発する。案の定道を間違えてしまった。間違えたポイントまで戻り大きめの枯れ枝を集めて柵を作っておいた。11:40東海自然歩道に合流。まだ早いので筆捨山(281m)
を目指す。きついアップダウンの割りには見晴らしがよくなくて残念。風通しのよい岩の上で昼飯にする。風が気持ちよいので食後しばらく昼寝する。帰りは東海自然歩道を通って関宿に出る。途中セミの初鳴きを聞く。幸せの青い鳥オオルリが目の前を横切っていった。青く輝く美しい鳥だ。一瞬見とれてしまった。14:00JR関到着。待合室で着替えをすまし、冷たい缶ビールで乾杯。

2009年5月3日 伯耆大山(鳥取県 1729m)

2009年05月06日 | Weblog
連休を利用して念願の大山に登る。昨日名古屋を朝6:00に出て名神・中国道・米子道を通って米子まで来たが、GWと高速代1000円均一サービスが重なって大渋滞で普通5時間のところが12時間もかかってしまった。昨日は移動のみの一日であった。
ホテルを8:00に出て登山口の大山寺へ向かう。大山自然歴史館前の駐車場は夏場無料開放となっていて助かる。駐車場から目の前の大山を見上げると名前どおり大きな山である。あんなに高いところまではたして登れるかどうか。
9:10出発。大山寺橋を渡ったところにある駐車場奥に階段が見えたのでそこから登りだす。うっかり地図、案内図を忘れてしまったので感がたより。すぐに登山道に合流した。登山道はミズナラ、カエデなどの新緑が日に映えて美しい。天気予報に反していい天気になった。さすが晴れ男。登るに従いブナの大木が目立つようになった。木の階段がかなりきつい。
10:30六合目避難小屋到着。目の前に広がる景色は素晴らしい眺めだ。山の半分をえぐり取ったように険しい尾根が連なっている。風化が進んでいるとは聞いたが、時々雷かと思うようなゴロゴロと落石の大きな音を聞けば、それもうなづける。
時々雪の残った険しい道を登り八合目を過ぎると突然台地状の上に出て木道歩きとなる。
11:15山頂到着。360度の視界が素晴らしい。日本海に突き出た弓ヶ浜の白いカーブが絶景である。山頂にこれほど雪があるとは予想してなかった。一帯に広がる緑は
ダイセンキャラボクといって天然記念物だそうだ。空の青、雪の白、キャラボクの緑のコントラストが絵になる風景である。念願の大山にやっと登ることができた。
下山は足場に注意しながら同じコースを戻る。13:00駐車場到着。着替えもそこそこに皆生温泉まで行きゆっくりと温泉に入る。湯上りに冷たいビールといきたいところだが車の運転があるので、冷たいコーヒー牛乳で我慢する。