ヨシ坊の山歩記

東海地区(愛知、三重、岐阜)の四季折々山歩きの記録

2010年4月29日(木)  納古山(岐阜県七宗町 633m)

2010年04月29日 | Weblog
今月は孫の入園式や会社の旅行などが続いて3週も山に登っていない。久し振りに山歩きが出来ると思うと嬉しくて昨夜はあまり眠れなかった。5月に大阪S会で大阪の皆さんを納古山に案内するので今日は下見に行く。朝の出かけ時、雨は降ってないが空はどんよりしていて今にも降り出しそうな天気である。天気予報で昼から晴れとなっていたので、それを期待して出掛ける。予報どおり、JR高山線上麻生駅に着いた時にはすっかり晴れ上がっていた。駅で一緒に降りたおばあちゃんに「これから納古山かね。気つけてなぁ~。」と言われた。
10:20上麻生駅出発。桜の花はすっかり散って葉桜となっているが、ポッタリした遅咲きの八重桜が満開を過ぎたばかりで風が吹くたびに花吹雪となって美しい。集落のはずれにある家のワンちゃんが今日も元気に吼えてくれた。もう何回も来ているので挨拶みたいなもんだ。10:50登山口出発。雨上がりなのでスパッツを装備する。熊出没の看板あり。うっかり鈴を忘れたのが悔やまれる。鈴の代わりに歌ってもいいが一人で歌う気にもならないので時々咳払いして熊にヨシ坊の存在をアピールする。納古山にこんなにミツバツツジが多いとは知らなかった。12:15山頂到着。生憎御岳山の方向は雲が出ていて御岳山を拝むことは叶わなかった。新芽を吹いて連なる山々の緑の濃淡が美しい。しばらく見とれてしまった。微妙に違う緑の加減を自由に絵の具で出せたらいいなぁと思う。360度の景観をオカズにして
昼飯にする。久し振りに春の山歩きを満喫して満足している。下山後、上麻生の酒屋さんで
美濃の地酒「花美蔵」を買う。聞いたら酒屋の奥さんは納古山にまだいっぺんも登ったことがないそうだ。近くにいて何と勿体無いと思うが、近くにいたらそんなもんかもしれない。
電車を待っている間に駅のホームで地酒で乾杯。ホーム傍の八重桜の花吹雪の中での一杯。
なんと贅沢な花見か。浮かんだ一句「鳥鳴きて 見上げる空に 花の舞い」

2010年4月3日 衣笠山(278m)、滝頭山(258m) 愛知県田原町

2010年04月03日 | Weblog
ここんとこ寒かったので当初の予定より桜開花が遅れ、丁度この土日が満開となつた。天気もうまい具合に土日が晴れになっている。桜を求めてどこへ行くかさんざん迷った末に渥美半島の田原町に決めた。9:00豊橋鉄道渥美線の始発駅「新豊橋」から乗車する。予想に反して乗客が多かったが途中の愛知大学前で殆ど下車してガラガラになった。意識的に植えてると思うが沿線の菜の花が満開で目に鮮やかである。9:34三河田原駅に到着。ここから渡辺崋山の菩提寺である城宝寺を通り衣笠山を目指す。桜満開の庄司川を遡るほどに富士山に似た姿の良い衣笠山が近づいてくる。緑の中に点々と白い山桜が散らばっている。富士山型の山の特徴として頂上に近づくにつれて急な登りになる。ここも最後の方はじっと立っているのも難しいくらい急である。10:40衣笠山山頂。一休みして桟敷岩へ移動する。10:50桟敷岩。
ウバメガシの密林から急に明るくて広い大きな岩の上に出る。青い海、青い空を目の前にして大きく深呼吸する。パラグライダーが4機気持ち良さそうに飛んでいる。急な坂道を仁崎峠まで下り、また滝頭山を目指して登る。所々に山桜が咲いていて休憩する。山桜はソメイヨシノと違い葉が先に出る。子供の頃、出っ歯の友達を山桜と言って冷やかしていた。
12:10滝頭山山頂。峠から長い登りで疲れたが、もうここからは下りばかりなので気が楽になった。少し降りたら恐竜の背と呼ばれる岩場に出た。岩場の下りは難しい。慎重に降りる。山全体にミツバツツジが満開には三日ほど早いがそれでもきれいに咲いている。「ツツジ回廊」と書かれた標識に従って迂回する。ツツジのトンネルが素晴らしい。来た甲斐があった。麓の滝頭公園は桜の名所だけあってすごい人出だ。あちこちでバーベキューやってて臭いがたまらない。こちらも池の端で焼肉の臭いを肴に花見酒で乾杯。お疲れ様でした。