ヨシ坊の山歩記

東海地区(愛知、三重、岐阜)の四季折々山歩きの記録

2009年8月29日 継鹿尾山(愛知県犬山市 273m)

2009年08月29日 | Weblog
犬山市から可児市にかけて、木曽川沿いに連なる鳩吹山系の尾根伝いに歩く。標高がそんなに高くなく、尾根歩きは木蔭が少ないので暑いのは覚悟していたが、ほんとに暑かった。しかし体中の古い水分を全部出し切った感じがして気分が良かった。
10:20名鉄犬山遊園駅出発。木曽川沿いに県道185号線の歩道を歩く。時々日本ライン下りの船が下ってくる。手を振ると必ず反応があって面白い。
11:00寂光院本堂。長い階段を登って疲れたので休憩する。暑いので参詣する人は誰もいない。本堂裏の道から継鹿尾山へ登る。夏も終わりに近づき、セミはアブラゼミ2割、ツクツクホウシ8割といったとこ。所々に精魂使い果たしたアブラゼミの死骸が転がってアリのエサとなつている。
11:30継鹿尾山山頂到着。珍しく展望台は誰もいなくて絶景を独り占めする。汗も引いた頃にお客さんが来たので、譲って出発する。
13:10西山休憩所。覚悟はしてたが、こんなに暑いとは思わなかった。首に巻いてたタオルを絞ったら滝みたいに流れた。4,5枚置いてあったウチワを有難く使わせてもらう。柱に掛けてある温度計は28℃、風がないので余計に暑く感じる。
14:10鳩吹山山頂着。天気は良いが霞んでて御岳山や恵那山は見えない。休憩小屋で休みたかったが、オバサン達が占領していたので通り過ぎる。少し下った小天神小屋で休む。ここからカタクリ小道を降りる。山の上も暑かったけど、下界はことのほか暑い。明日の衆議院選挙に向けて候補者の宣伝カーが大きい声で名前を連呼してるので余計に暑苦しい。名前を連呼するのがはたしてどれだけの効果があるのだろうか。ヨシ坊は一昨日既に期日前投票を済ました。選挙の投票は国民の義務であり、権利でもある。

2009年8月22日 岩篭山(福井県敦賀市 765m)

2009年08月22日 | Weblog
同じ職場のN君のリクエストに応えて、N君と一緒に敦賀の岩篭山(イワゴモリヤマ)に登る。関ヶ原あたりは雨が本降りだったけど、米原で乗り換えて長浜を過ぎた頃から青空が見え出してほっとする。さすが晴れ男ですなぁ。下車駅新疋田駅は立派なログハウスで、ちょっとコーヒーでもいれてゆっくりしたくなる。10:20新疋田駅出発。北国街道の疋田集落を過ぎ、JRの線路を二つくぐって岩篭林道に入る。
11:00登山口の駐車場に着き、足回りを整える。車は2台で登山者は4~5名か。
登山道はやがて沢沿いの道となり、何回か沢を渡る。昨日の雨で水が多く難儀する。時折沢伝いにひんやりととした風が吹いてくる。夏はやっぱり沢歩きに限る。
突然目の前に休憩中の30人くらいのパーティと出会う。道を占領していて困る。リーダーはいないのか。駐車場には確か車が2台だったはず、この人たちはいったいどこから湧いてきたのか。不思議なもんだ。13:00インディアン平原着。膝ぐらいの笹が茂って、奇岩が所々にあって不思議な風景である。誰が名づけたのか、インディアン平原。日本海と琵琶湖が見渡せて、素晴らしい眺めで苦労してここまで来た甲斐があった。去りがたくついつい1時間もゆっくりしてしまった。もっといたかったけど、先ほどの団体さんが来たので14:00山頂経由で下山する。登りの苦労が嘘みたいにすいすいと降りる。途中冷たい沢の水飲んで、空のペットボトルに水を汲む。冷たくて美味しい水だ。登山口に戻り、疋田の集落に着いて待機しているバスを見てやっと謎が解けた。あの団体さんはバスで来たのだ。謎が解けてほっとする。ほっとしたところで、コンビニでビールを買い、疋田集落の疎水公園で裸足
となり冷たい水に足をつけてビールで反省会。京都の川床よりもっと贅沢な川床です。日射病になるくらい暑かったけど、冷たい流れと美味しいビールで生き返る。
いつも思うことだが、生きててよかった。N君、お疲れ様でした。

2009年8月16日 比叡山(京都市 848m)

2009年08月16日 | Weblog
昨日から京都に来ている。やっぱり京都の夏は暑い。涼を求めて比叡山に登る。6:00発の叡山鉄道で出町柳駅を出る。6:15修学院駅で下車する。駅前のコンビニでお茶とアンパンを買う。前に来たのは10年以上前であるが、記憶は確かで道を間違えることはない。音羽川沿いの道を遡る。綺麗にコンクリートで固められた川は草も生えず魚もいない。もはや川とはいえない悲しい存在である。6:45音羽川を上り詰めたところが「きらら坂」登山口である。ここでアンパン朝食にする。
「きらら坂」は今は苔むしているが雲母坂と書くので昔は雲母が表面に浮いててキラキラと光っていたのかも知れない。法然さんも、親鸞さんも通りはった道で
また山の荒法師どもが都へデモンストレーションで何度も駆け下りた道でもある。
その道を今登っていると思うと感慨深いものを感じる。8:00ケーブル山上駅着。京都の町の見晴らしが抜群である。Y字になった鴨川、広い緑の京都御所、ちょっと違和感のある京都タワー。休憩後、廃墟のようになったスキー場を横切り、根本中堂に向かって歩く。いつの間にかセミの声がツクツクホウシの合唱になっている。今年は短い夏であった。体長15cmほどの見事なオニヤンマに遭遇する。こんな立派なオニヤンマは久し振りだ。飛び方も堂々としたものだ。9:00根本中堂着。お盆でもあり、事の他丁寧にお参りをして無動寺に向かって歩く。根本中堂は車、人が多くてざわついていたが、無動寺はひっそりとして趣あり。心をこめて般若心経を唱えてお参りする。11:00坂本日吉神社着。神社にもお参りしようと思ったが、入場料300円だったので止める。下界は暑い。涼しい京阪電車に乗ってほっとする。

2009年8月14日  宇連山(愛知県鳳来町 929m)

2009年08月14日 | Weblog
夏休みで大阪から孫が来て、愛知県民の森へ家族でキャンプに来ている。昨日は午後半日宇連川で川遊びする。今日は朝食後、みんなで宇連山へ登る予定であったが疲れたので登る元気がないと言い出し、登るならじいちゃんだけでどうぞという雰囲気になった。孫をさそったけど、疲れたから行きたくないとの返事。軟弱な奴め。結局一人で登ることにした。7:00モリトピア管理棟前出発。朝食中のキャンプ場の中を通り南尾根登山口から登りだす。7:30南尾根分岐点。尾根に上がっても風がなく暑い。8:00南尾根展望台。奥三河の山々が見渡せて最高の眺めである。展望台に座ってしばらく休憩する。また歩き出すが陽射しが強く足取りは重い。尾根道とはいえアップダウンが激しく体力を消耗する。孫を連れてこなくて良かったかもしれない。宇連山まで登る予定であったがバテバテになり、国体尾根から下る。
谷底に近づくに従いせせらぎの音が大きくなる。谷川に下りて冷たい水で顔を洗い体を拭く。バテバテが吹き飛んでいった。モリトピアに着いたら家族みんなで川遊び中であった。孫も生き生きと遊んでいる。こっちも泳ぎたくなった。帰りに湯~湯~アリーナの温泉につかる。いい休日をしている。

2009年8月9日 白馬鑓温泉小屋から猿倉へ

2009年08月11日 | Weblog
昨夜は消灯時間の21:00ころにバケツをひっくり返したような激しい雨が降った。夜中時々目覚めると屋根を打つ雨の音はやまなかった。当初7:00出発予定であったが、全員で協議の上安全を見てなるだけ早く出ようということで、5:00に出発する。一応カッパを着るが雨は殆ど降ってない。雨上がりなので崖崩れが恐い。雪渓を3回渡る。雪渓の表面が雨で滑りやすくなっていて歩きにくい。危険なのでアイゼンを着用する。
7:00朝食休憩。雪渓と危険な崖を過ぎたので朝食にする。小屋では朝食抜きで出て昼用にもらった弁当を朝食にする。食後は沢の冷たい水で歯を磨き顔を洗う。うまい水だ。
猿倉までひたすら下りかと思っていたが、2回ほどアップダウンあり。足も疲れが溜まっているのかもう少しで猿倉というところで滑ってこけてしまった。10:00猿倉到着。
やっと着きました。皆さんお疲れ様でした。タクシー2台で白馬駅へ向かう。大阪組は白馬からバスで大阪へ帰り、ヨシ坊は白馬から松本までJRに乗るので皆さんとはここでお別れである。バスの時間まで2時間ほどあるので昼飯反省会をする。
駅前のそば店「宇田」にて久々の生ビールで乾杯。ご当地名物の「蜂の子」、「いなご」、「馬刺し」を食べる。無事に下山できたことが何よりである。


2009年8月8日 白馬鑓ヶ岳(長野県白馬村 2903m)

2009年08月10日 | Weblog
雨があがってないか期待して目覚めたが、相変わらず降り続いている。ラジオの天気予報もあまりかんばしくない。雷注意報も出ているので尾根歩きは要注意である。
カッパは乾燥室に入れていたがあまり乾いてない。7:00半乾きのカッパを着て出発する。一旦昨日下った分岐まで登り、ここから唐松岳に向かって尾根を歩く。昨日と同じく風と雨が強い。杓子岳(2812m)への分岐をいつの間にか通り過ぎてしまった。この天気ではどうせ何も見えないのでまいいかと諦める。10:30白馬鑓ヶ岳(2903m)着。
30分ほどで鑓温泉への分岐に着き、左にコースをとったらとたんに風がなくなった。
あとは今日の泊まりの鑓温泉小屋まで下るだけと思うと気分的にも楽になる。
空も明るくなり時々日が射しだした。霧が晴れて雄大な白馬カールが目の前に広がる。
いきなり広がった景色に全員歓声を上げて喜ぶ。お花畑の中で昼食休憩をとる。
再び歩き出すが、ここからは雪渓の沢に向かって断崖を降りる感じで鎖場の連続で緊張する。岩が濡れて滑るので要注意である。切り立った崖を流れる雪解け水の滝が素晴らしい眺めである。ようやく小屋の屋根が見えたときはほっとした。14:00鑓温泉小屋に到着。部屋で荷物の整理もそこそこに露天風呂に飛び込む。下に広がる雪渓を見ながらの標高2000mの温泉気分は言葉で言い表せない。湯上りに庭で冷たいビールで乾杯。
今日は後半天気がよくなり、また温泉にも入ったし大いに盛り上がった。


2009年8月7日 白馬岳(長野県白馬村 2932m)

2009年08月10日 | Weblog
先ず先ずの天気は昨日まで。屋根を打つ雨の音で目が覚める。梅雨明けの快晴を期待して計画したが、思いがけず台風8号が出てきて湿った暖かい空気を日本列島へ送り込んでいるので、当分晴れ間は期待できない。7:00雨の中、白馬大池山荘を出発。
白馬大池を見下ろしながらの稜線はあたり一面のお花畑
である。チングルマ・ハクサンコザクラ・ハクサンイチゲ・コイワカガミ・シナノキンバイ・コマクサ・・・・
山の花はなんでこんなに可憐なのか。色も白か淡い黄色、ピンク、紫が多い。
9:00小蓮華岳(2769m)に到着。雨と風更に強くなる。風を遮るものが何もないので、記念写真を撮っただけで移動する。こんな天気だと雷鳥に会える確立は高いがまだ会えない。遠くで鳴き声は聞こえるので期待して行こう。
10:00三国境に到着。富山・新潟・長野の県境なのでこの名前が付いている。5年前に
ここから雪倉岳・朝日岳・蓮華温泉への長い行程を苦労して歩いたことを思い出す。
風が強く時々体がふらつく。リーダーSさんのザックカバーが風にあおられて飛んでいった。幸い尾根から20mほど下で止まってくれたので、取りに下る。ズルズルと下へ滑りそうなので緊張した。
12:00白馬岳(2932m)山頂に到着。ここからは山小屋までひたすら下りとなる。30分ほど下っていきなり霧の中に白馬山荘が現れた。我々が泊まるのは、ここから更に下った村営頂上小屋である。13:00ようやく唐松岳と猿倉分岐に着いた。村営頂上小屋はここから少しおりたところにある。カッパの防水性が落ちたのか下着までびっしょりで体が
冷え切ってしまった。小屋に入り、暖かいコーヒーで生き返る。

2009年8月6日 白馬乗鞍岳(長野県白馬村 2451m)

2009年08月10日 | Weblog
昨夜のうちにバスで松本まで来て、駅前のホテル東横インに泊まる。23時に着いてシャワーを浴びてすぐ寝るつもりが、BSの映画を見てたらついつい1時頃まで見てしまった。5時の目覚ましで起きる。睡眠不足で頭が重い。6:01発の信濃大町行きに乗車する。平日の早朝なので車内はガラガラ。信濃大町で南小谷行きに乗り換える。朝もやのかかった木崎湖、青木湖は幻想的な雰囲気で素晴らしい。湖の後ろには屏風のようにアルプスの峰峰がそびえている。これから登る白馬の峰が見え出したら、眠気も吹っ飛んでワクワクしてきた。8:01JR白馬駅着。タイミングよく、8:09発の栂池高原行きのバスに乗る。8:40栂池高原着。ここからゴンドラ・ロープウェイを乗り継いで栂池自然公園へ。9:30大阪のS会メンバーと自然公園で合流する。今回の大阪メンバーはリーダー/Sさん、会計/Kさん、きれいどころ4人。ヨシ坊を入れて7人の侍なり。天狗原で昼食休憩。13:30乗鞍岳山頂。山頂はハイマツの平原になっていてどこがピークかわからない。休憩後白馬大池に向かって下山するが途中でKさんがステッキを忘れたことに気づき山頂まで取りに戻る。その間みんなは長い休憩を取る。戻ってきたKさんは山頂で雷鳥に会ったとのこと。
15:00白馬大池山荘着。標高2400mにこんなに大きな池があることが不思議だ。今日の行程はここまで。明日の天気に期待しよう。