ヨシ坊の山歩記

東海地区(愛知、三重、岐阜)の四季折々山歩きの記録

2005年5月28日 鈴鹿鎌尾根縦走

2005年05月29日 | Weblog
天気予報は曇りになっていたが、いい方に外れてくれていい天気になった。今日も暑そうだ。
2年前の8月炎天下の中、鎌尾根を縦走したが、あの時は暑かった。湯ノ山の降りたときは殆どスルメ状態であった。今日はまだそこまではいかないと思う。先回は四日市からバスに乗り宮妻峡入り口で下車してキャンプ場まで延々と歩いたのがこたえた。その反省から今回は菰野駅から宮妻峡キャンプ場までタクシーに乗る。ちょっと高いけど、あとの行程に余裕が出る。
9:00宮妻峡キャンプ場出発
9:45入道岳と水沢岳の分岐(水沢岳登山口)/キャンプ場からここまでは林道を歩く。沢沿いに薄いピンクのウツギがあちこちに咲いてて美しい。カジカが鳴いている。
10:45水沢峠/分岐からいよいよ山道になり、赤テープを確認しながら登る。2年前の記憶はあんまりあてにならない。1時間の急登でようやく峠に出る。谷から吹き上げる風とウグイス・ホトトギスのさえずりが心地よい。
11:30水沢岳山頂(1029.7m)/峠を過ぎて尾根にでたらヒヤヒヤの連続。かなり風化が進んでて滑って歩きにくい。なるだけ谷底を見ないようにして歩く。鎌尾根のコースにシロヤシオがこんなに多かったとは新しい発見である。シロヤシオの林でお昼にする。食後横になったらウトウトしてしまった。
好きな山に登る時間があって、ここまで登れる体力があって素晴らしいシロヤシオに囲まれて、幸せを実感する。
13:30鎌ヶ岳山頂(1161m)/何回かアップダウンを繰り返して鎌ヶ岳に到着。水沢岳からははるか彼方に見えてた鎌ヶ岳にやっとたどり着いたという感じだ。山頂から南を見ると歩いてきた鎌尾根が恐竜の背中みたいにギザギザでつながっている。こりゃきつい筈だ。数年前に見た万里の長城を一瞬思い出した。
14:30武平峠/せっかくきつい思いをして登ったので降りるのも名残惜しいが、そうそうのんびりもできない。武平峠目指して一気に下る。事故するのは下りに多いので慎重に降りる。
16:00湯ノ山温泉バス停/途中、沢で休憩しながらゆっくりと下山する。9:00から歩き詰めで7時間、
よく歩いた。しかし鎌尾根は変化に富んだコースでもあるせいか、そんなに疲労感はない。
上品なシロヤシオに魅了された一日であった。

2005年5月22日 鳩吹山(愛知県 313.5m)

2005年05月22日 | Weblog
昨日は快晴で山登りに最適の天気だったけど世の中思うようにいかないのが世の定め。仕事が入ってて残念!!  その分今日は多少雨が降ろうが出掛ける決心で目が覚める。夜明けに降ったのか外を見たら地面が濡れている。空が明るいので出掛ける。
9:50名鉄可児川駅出発/いつもの日曜日だともっと登山客は多いけど今日は二人だけだった。やっぱり愛知万博の影響かな。
10:20鳩吹山パノラマコース分岐/ここで一般登山用の道と鎖場健脚コースに分かれる。最近ちょっと刺激に飢えてるヨシ坊は鎖場コースをとる。一般コースと違って急登なのでちょっと登って振り返ればズンズンと高度をかせいでいるのが実感できる。鎖場であるが鎖を使う趣味がないので、鎖に頼らず三点支持を忠実に守って登る。怖いので絶対下を見ない。これでも高所恐怖症なのです。
11:00鳩吹山山頂到着/頂上に着いたけど今にも降り出しそうな今日のこの天気では眺望は無理。
ピンクの山ツツジが丁度満開で心なごむ。雨がパラパラと降り出した。
12:10西山小屋/いつもの日曜だとこのお昼の時間は人が多いけど珍しく今日は誰もいない。ゆっくりと昼食にする。今日のメニューはおにぎりと豚汁。
14:00名鉄善師野駅着/西山小屋からは平坦な尾根道を快適に歩く。雨が降ってるがそれもまた良し。雨に濡れた新緑は素晴らしい。全体が緑緑で緑のトンネルを歩くと体まで緑になりそうだ。
爽やかな風に含まれた新緑のエキスで身も心も元気になってくる気がする。

2005年5月15日 尉ヶ峰(静岡県 433m)

2005年05月16日 | Weblog
昨夜はあんなに沢山飲んだけどばっちりと5時に目が覚めた。騒いで発散したので悪酔いはしてない。頭もすっきりして気持ちよい目覚めである。今日も天気よさそうだ。一風呂浴びる前に早朝の散歩に出る。湖岸の砂浜を歩き、館山寺でお参りしたあと岬の周遊コースを歩く。よく手入れされた歩きやすい道である。一汗かいたところで温泉に入る。露天ではないが目の前に広々とした浜名湖を見ながらの温泉は贅沢なひとときだ。
今朝もホテルのバスで西気賀駅まで送ってもらう。ここで都合によりOさんが一足早く奈良へ帰るので全員で盛大に見送りする。10:00西気賀駅出発。踏み切りを渡って登り道になる。農道の周りはミカンばっかし。丁度ミカンの花の真っ盛りでいい香だ。ミカンの香を含んだ5月のそよ風は金で買えない自然の贈り物。登りながら時々後ろを振り返ると浜名湖が遠くかすんで広々とした景色がいい。富士山が見える休憩トイレまで来たが、今日はあいにくかすんでて見えない。最後に急登の獅子落としをフーフー言って登り山頂に着く。帰りは獅子落としを下るのは危ないので巻き道を下る。引佐峠から姫街道を歩いて西気賀駅へ。途中雨が何回かパラパラとしたがたいした降りにはならずおおむねいい天気に恵まれた。豊橋駅前の居酒屋で反省会をしたあと新幹線に乗る皆さんを改札まで見送る。実に楽しい二日間であった。

2005年5月14日 葦毛湿原と神石山(325m)

2005年05月16日 | Weblog
大阪S会の5月例会で一泊の中部地区山行を企画する。いつも大阪の皆さんには関西の山を連れてもらっているので、恩返しのつもりで年に一回こちら中部地区の山を案内させてもらっている。
9:00に豊橋駅改札口で皆さんを出迎える。駅前のバス停から赤岩口行きのバスに乗る。総勢11人なので回数券を買えば10枚分の値段で11枚で一人分得する。岩崎バス停で下車。田植えが終わったばかりの田んぼの中の道を葦毛湿原に向かう。皆さんの普段の心がけがいいのでいい天気だ。田んぼを渡る風がさわやかで実に気持ちいい。葦毛湿原をしばらく散策してNHK中継所を目指す。緩やかな木漏れ日の巻き道を歩く。急登の階段をいっきに上がると目の前に遠州灘が広がる高台に出る。春霞なので海ははっきりと見えない。見晴らしの良いNHK中継所で早めの昼飯にする。例によってSさん特製5年ものの梅酒をみんなで回し飲む。今日は時間にゆとりがあるので昼飯も途中の休憩も時間をたっぷりとる。座談山、普門寺峠と何回かアップダウンを繰り返して進む。一人でのんびりと歩くのも捨てがたいが、こうやって仲間と楽しく語らいながら歩くのもいい。難波のTさんから出されたなぞかけ問答「繁盛しているお店とかけて、12,3才の女の子ととく」・・・その心は「儲け(もう毛)が出る」
神石山で浜名湖を眺めながらコーヒータイムにする。休憩後梅田峠に向かって下る。新所原から天竜浜名湖鉄道に乗る。ここも回数券で一人分560円得する。浜名湖を右に見ながら三ケ日、寸座と過ぎて気賀の駅到着15:35。迎えのバスで今夜の宿泊地館山寺のホテルに向かう。16:00にホテルへ着き、晩飯までゆっくり温泉に入る。

2005年5月8日母の日 鈴鹿ハライド(三重県 908m)

2005年05月08日 | Weblog
昨日の雨があがって良い天気になった。久し振りに鈴鹿へ行った。この時期は御在所岳のアカヤシオと入道ヶ岳やハライドのシロヤシオが素晴らしい。今日は藤内小屋から朝明方面へ途中ハライドのシロヤシオを楽しみに登る。
9:00 湯ノ山温泉バス停/予想していたよりも人出がすくない。それでもバスは湯ノ山温泉行きの人で満席。バスの中、皆さんの会話を聞いていると御在所岳のアカヤシオが目当てのようだ。
10:00 藤内小屋/1時間歩いて体も調子がやっと出てきたところで休憩。小屋の前は人が混んでたので小屋を過ぎた川淵で休憩する。アンパンを半分食べる。
11:00 腰越峠/歩き出して岳不動への道と分かれて朝明方面へ向かう。杉、桧の林をしばらく歩いて突然急な登りになる。途中10人くらいのパーティを追い越す。「コイワカガミ」があちこちに咲いている。険しいアップダウンを繰り返してようやく「腰越峠」に着く。
11:10 ハライド山頂/見晴らし抜群。シロヤシオはまだ5分咲きという感じである。それでも既に開いている花は素晴らしい。楚々とした白い花はけがれを知らない少女のイメージ。御在所岳や国見岳の山頂近くにはアカヤシオの花が見える。
13:00 朝明渓谷駐車場/腰越峠から一気に下る。砂防ダムで昼飯にする。今日のメニューは奥さんに作ってもらったもち米入りお握りとカップラーメン。すぐ後ろでガサガサッと音がして熊かと思ってビックリしたが登山者だった。昨日の雨で増水した沢を朝明まで下る。一回滑って腰から下を
水につかる。乾くまでは歩きにくい。
14:00 風越峠/朝明からタクシーを呼ぶのは一人では勿体無いし、まだ時間があるので湯ノ山温泉に向かって東海自然歩道を歩く。平坦な道かと思ってたが何の何の峠越の道である。今日は越越峠と風越峠の2回も峠を越えたことになる。
15:00 湯ノ山温泉グリーンホテル/今日は二回も峠を越えて疲れた。グリーンホテルのフロントで入浴料650円払って温泉に入る。露天風呂で足を延ばすとジンジンしていた足がスーッと楽になった。湯上りに発泡酒で乾杯!!

2005年5月5日 葦毛湿原から神石山(愛知県 325m)

2005年05月05日 | Weblog
世間は大型連休だけど中々休めなくて天気が良いだけに悔しい思いをしてたが、ようやく休みが取れて思う存分に山歩きをしてきた。5/14,5/15で大阪S会の皆さんを案内するのでコース下見を兼ねて歩く。今日は「子供の日」であるが「大人の日」でもある。
8:55 豊橋駅前バス停/金山駅で豊橋往復休日キップを買う。往復で1500円だからかなりお得である。バスに乗る前に豊橋駅前のローソンでおにぎりとアンパンを買う。
9:20 岩崎バス停/豊橋駅から乗ったのは自分を入れて3人だけ。途中から一人だけになってしまった。感じの良い運転手さんだつた。
9:40 葦毛湿原/何回来ても印象に残る素晴らしいところだ。木道の影にひっそりと咲いているちっちゃな花(名前は不明)が見ていて心が和む。水場にはおたまじゃくしが無数にいる。
10:30 座談山/湿原を過ぎて木漏れ日の林を上り詰めると目の前に太平洋が広がり素晴らしい眺望だ。汗も疲れもすーっと引いていく感じがする。5月のさわやかな風が気持ちよい。
10:45 普門寺峠/いつもここは素通りしてしまうが今日は時間的にやや余裕があるので、一旦普門寺まで下る。お祈りを済ましてまた普門寺峠まで戻る。
12:00 神石山/普門寺峠の木陰のベンチで横になってたらついウトウトして5分くらい寝てしまった。ガラガラのオバサン声で目が覚めた。頭もスッキリしたところで歩き出す。神石山の直前の登りはきつかった。頂上はお昼時とあって混んでた。みんな美味しそうに弁当を食べている。
こちらもおにぎり1個の昼飯でお付き合いする。
12:40 仏岩/切り立った岩の上に上がると眼下に浜名湖がよく見える。天気が良すぎて少しかすんでいるので富士山は見えない。
13:20 新所原駅/下界に下りてくると初夏というより夏そのものの暑さである。暑さにあたって頭がぼーっとなり道を間違えてしまった。山では迷わないが町に降りてから迷うのはたびたびある。
道を尋ねようにも誰もいない。ようやく人に出会って聞く。だいぶ遠回りして駅についた。
新芽の緑に元気をもらった気がする。セミの初鳴きを聞いた。

2005年4月30日 笙ヶ岳(岐阜県、908m)

2005年05月01日 | Weblog
4月末のこの時期になると思い出すのは「カタクリ」の花。というわけで笙ヶ岳へカタクリの花を見に行く。有難いことに今年のゴールデンウイークは天気に恵まれている。といっても半分は出勤であるが。昨日は4月の気温としては史上最高温度を記録する暑さであった。今日も朝から暑くなりそうな感じがする。
9:30近鉄養老駅着/大垣から近鉄養老線に乗り換え田園地帯の中をのんびりと走る電車は好きだ。目の前に蓮華畑が広がっている。子供の頃蓮華畑を転げ回って遊んだことが思い出される。養老駅ホーム天井からぶらさがった沢山の瓢箪が出迎えてくれる。帰りの電車時間を手帳に書いてたら駅員さんが一枚の時刻表を持ってきてくれた。有難うございます。
10:10養老の滝/養老駅から養老公園にかけての道はずーっと緩やかな登りで歩き始めとしてはかなりしんどい。養老子供の国はいつもの休日より車が少ない。これも万博の影響かな。
12:00旧牧場/いつもは三方山から尾根伝いに行くが今日は趣を変えて林道を歩く。時々目に付くワラビとイタドリを採りながらのんびりと歩く。
13:00笙ヶ岳山頂/旧牧場で一休みしたあと、一旦下ってもみじ谷に降りる。ここは大洞谷を上がってくる風の通り道になってて涼しくて気持ちよい。あった、あった「カタクリ」の花があちこちに咲いている。道の真ん中に咲いているのもある。人に踏まれないか心配だ。暑い中、あえぎながらやっとの思いで頂上に着いた。今日は山頂に誰もいない。のんびりと昼飯を食って「カタクリ」をスケッチする。山頂のカタクリは去年よりだいぶ少なくなったような気がする。