ヨシ坊の山歩記

東海地区(愛知、三重、岐阜)の四季折々山歩きの記録

2012年11月28日(水)  尉ヶ峰(静岡県浜松市三ヶ日町 433m)

2012年11月30日 | Weblog
某工業会メンバーでリタイア後、今でもお付き合いさせてもらっている気さくなメンバーが昨日から今年は浜松に集まっている。昨日は浜松市内観光の後かんざんじ荘に泊まり、今日は朝からヨシ坊の案内で尉ヶ峰に登る。平均年齢65歳のおじさん達なので決して無理はせずゆっくり歩くことを心がける。9:20天竜浜名湖鉄道の西気賀駅を出発。西気賀駅の駅舎は有形文化財でそのまま明治村にあってもおかしくないくらい趣きがある。踏切を渡ると登り道になり姫街道を横切ったあたりから一面にミカン畑が広がる。日に映えて黄金色の美味しそうなみかんが枝もたわわに実っている。10:10コナラ、ウバメガシの茂った森から突然視界が開いて浜名湖の見えるポイントに出た。正面に昨晩泊まったかんざんじ荘が見える。10:50獅子落としの急坂を登る。今日一番の難所なので全員が登りきるまで心配だった。無事に全員登り切って一安心。頂上はもうすぐ。11:10尉ヶ峰山頂に到着。
平日なので誰も来ないと思ってたがやがて地元のご夫婦が到着。明るいお話し好きの奥さんでみんなで大いに盛り上がる。旦那さんは対照的に無口な人だった。11:20下山開始。
帰りは佐久米道を下る。12:50姫街道に合流。昔の石畳を歩く。下りもここら辺から周りにみかん畑が広がる。試験的に植えているのかレモンの木も何本かある。13:10大きな姫岩にみんなで座って休憩する。石の表面がひんやりして気持ち良い。その昔、お姫様も籠から降りてこの岩の上で休んだだろうか。13:30西気賀駅に到着。この後スーパー銭湯「和合の湯」で汗を流す。皆さんお疲れ様でした。

2012年11月25日(日) 京都一周トレイル(東山~蹴上)

2012年11月26日 | Weblog
愛知H会の11月例会はヨシ坊の企画で京都一周トレイル東山・蹴上間を案内する。丁度紅葉シーズンなのでトレイルの短い区間をゆっくり紅葉を愛でながら歩くことにする。10:13京都駅着。紅葉シーズンなので人が多いのは解っていたが、こんなに身動き取れないほど多いとは思わなかった。コンコースを中央改札口まで移動するだけで疲れてしまった。地下鉄烏丸線で四条下車。地下鉄もラッシュ状態だった。これだけの人にそれぞれの人生がありいろんなドラマがあることを思うと不思議な気がする。10:50四条駅を出発。地上に出て四条通りを八坂神社に向かって歩く。11:00八坂神社でお参り。円山公園を通り知恩院の梵鐘に出る。日に照らされて紅葉が素晴らしい。梵鐘の裏から東山への登山道に入る。日曜とあって家族連れの登山者が多い。タカノツメ、コシアブラ、ネジキなどが密生した自然林の中を歩く。少し入っただけで街の喧騒から解放される。12:10東山山頂に着。昼飯時なので山頂広場のベンチは空いていない。空きスペースを見つけて我々も昼飯にする。快晴で風もなく気持ち良いので食後はコーヒータイムにしてのんびり過ごす。13:00蹴上に向かって出発。だらだらとした下り道を降りて尊勝院に着く。大きなモミジとイチョウの木が赤と黄のコントラストになっていて見事である。しばらくここで休憩する。14:20蹴上に到着。紅葉の中インクライン、水路閣、南禅寺を散策する。15:20地下鉄蹴上駅。

2012年11月19日(月) 京都一周トレイル(坂本~大原)

2012年11月20日 | Weblog
今日まで休みをとっているので名古屋へ帰る前にもう一日京都の山を歩く。京都一周トレイルの比叡山延暦寺から大原まで歩く。これまで3回に分けて伏見稲荷から延暦寺まで歩いたので今日の大原まででトレイルの半分を歩くことになる。9:06JR叡山坂本で下車。駅前ノコンビニで昼飯を確保して歩き出す。日吉神社門前の紅葉が素晴らしい。時間を稼ぐため(本音を言えばまだ昨日の疲れが残っているので)ケーブルに乗る。片道840円。9:30のが出たばかりで次の10:00発を待つ。平日とはいえ出発ころになると人も増えて満車状態となる。10:15ケーブル山上駅を出発。根本中堂、阿弥陀堂など大きな伽藍の前を通る。10:33奥比叡ドライブコースに架かる赤い橋を渡る。ここからは初めての歩きになる。山王院堂、浄土院などこれまた大きな伽藍をめぐる。これらすべて延暦寺の境内なのでその広さに驚かされる。西塔、釈迦堂を過ぎドライブコースの下をトンネルでくぐるとようやく山道に入り下にドライブコースと並行しながらの尾根歩きとなる。道はよく踏まれていて歩きやすい。説明板によるとこの道は千日回峰の道だそうだ。踏み固められているはずだ。前に熊の被害にあったと新聞で見たので鈴を大きく鳴らしながら歩く。横川中道との分かれ道に出た。トレイルはここから急な登りになる。11:40垂直かと思うぐらいの急登の末ようやく横高山(767M)に着いた。息を整えて昼飯にする。風が弱いので木漏れ日が暖かくて気持ち良い。12:20出発。12:35いったん下ってまた先ほどに負けない急登で水位山(794M)に着く。周りは木が茂っていて見晴はなし。しばらくは暗い檜林を歩く。仰木峠で休憩。誰にも会わず寂しかったがいきなり人声がして元気な若いお姉さん二人が出現。坂本からケーブルに乗らず歩いて登ったそうだ。若いっていいなぁ。こちらも元気をもらって歩き出す。大原への道を分けてボーイスカウト道を下る。一気に下界へ下る感じの急な坂を慎重に下る。14:20戸寺町バス停に着。平日とはいえ大原三千院から帰るお客さんでバスは満員状態。入口はいっぱいだったが押し込んで何とか乗せてもらった。

2012年11月18日(日) 三石山(和歌山県橋本市 739m)

2012年11月20日 | Weblog
大阪S会11月例会で三石山に登る。8:00南海難波駅の改札口に集合。本日のメンバーは12名。9:10紀見峠駅を出発。9:40林道から狭い山道に入る。この後は何回か林道を横切って登る。広葉樹はかなり葉が落ちて道に積もっている。その分道はフワフワとして気持ち良い。ナンテン、シキミ、マムシグサ、ツルリンドウなど赤い実の植物が多くてよく目につく。10:00山の神で休憩。安全登山をお参りする。そばの大木御神木が雷にやられたのか黒焦げになっていて痛々しい。11:40一か所道に迷ったが無事に山頂に着いた。先客のグループから豚汁のいい匂いが漂ってくる。作りすぎたとのことで一杯づつおすそ分けいただいた。寒いときはこれに限る。12:10下山開始。下山コースは杉村公園から御幸辻駅のコースをとる。昨日の雨で下がぐちゃぐちゃになっていて歩きにくい。慎重にゆっくり下山する。暗い檜林からいきなり明るい柿木畑にでたらもうすぐ杉村公園で、下に公園の赤いつり橋が見える。14:20杉村公園に着。紅葉が丁度見頃でこんなにたくさんのモミジの木があるとは思わなかった。最後に大いに目の保養をさせてもらった。15:15御幸辻駅から南海電車で難波へ帰る。難波にて反省会。大いに盛り上がる。お疲れ様でした。

2012年11月17日(土) 京都一周トレイル(東山~蹴上)

2012年11月20日 | Weblog
大阪S会11月例会を明日に控え京都へ行く。京都駅はいつも観光客で混雑しているが、この時期は特に多い。雨模様とはいえ紅葉の名所は多分混雑しているので、京都一周トレイルの東山から蹴上まで歩くことにした。混雑している地下鉄キップ売り場で四条までキップを買う。11:00地下鉄四条駅を出発。地上へ出て四条通りを八坂神社に向かって歩く。雨が上がってくれるのを期待していたが逆にますます雨足がひどくなってきた。八坂神社前の「王将の餃子」で昼飯のあと八坂神社でお参りをすます。この雨の中、七五三参りは可愛そうだ。雨に濡れた紅葉を見ながら円山公園を抜けて、知恩院大梵鐘の裏からいよいよ山道に入る。道は濡れて滑りやすいので慎重に歩く。13:00東山山頂に到着。少し下った場所にある清蓮院門跡の庭の紅葉が素晴らしい。この雨では訪れる人もなく一人で眺めるのが勿体ないくらいで、しばらく離れがたかった。ここからは京都一周トレイルの案内標識に従って歩く。粘土質の山道は滑りやすいので要注意。特に下りは危ない。14:00尊勝院。軒先で雨を避けて休憩する。濡れて冷え切った体に温かいお茶が有難い。この雨では歩いてる物好きな人はいないので途中誰にも会わない。14:30粟田口に出る。三条通りを蹴上に向かって上る。インクラインのトンネルをくぐって南禅寺に入る。雨にも関わらず観光バスが何台も並んでて賑わっている。今までの静寂と対照的だ。この人ごみを見て永観堂まで足を延ばす気にはならず地下鉄蹴上駅へ向かう。

2012年11月4日(日) 中山道与川道(長野県南木曽町 830m)

2012年11月05日 | Weblog
今年5月に一人で歩いた与川道を今日は愛知H会の方々を案内して歩く。先回は新芽の香深き新緑の中を歩いたが、今回は錦繍の中の山歩きが期待できる。
南木曽から木曽川に沿って野尻宿へ到る中山道は、十二兼駅周辺の羅天地区で、川幅狭まり急峻な崖が続き大雨で木曽川が荒れると度々川留めとなったという。それを嫌って、脇道として5~6キロ遠回りにはなるが与川道という峠越えの街道が江戸時代に作られた。
この道は標高400mの三留野宿から与川を経て850mの根上(ねのうえ)峠を経て野尻宿に到る道である。
10:40JR南木曽駅を出発。総檜造りの人専用吊橋「桃介橋」に立ち寄る。右に南木曽岳を見ながら旧三留野宿を通る。11:40二十三夜灯で休憩。どんな山間の中に入っても農家が何軒かある。車がないと生活しづらいと思う。しかし町の喧騒から離れ優雅な生活をおくることができそう。庭先に植えられた菊、ムラサキシキブなどで目の保養をさせてもらう。必ずどこの家にも番犬がいて、挨拶なのかけたたましく吠えてくる。もっともおとなしかったら番犬にはならない。阿弥陀堂の近くでログハウス建築作業中のおじさんが仕事の手を休めて、今年は熊の出没が多いので注意と教えてくれた。生々しい遭遇話を聞き、これから先が急に心細くなった。薄暗い山道に入り、今までよりも激しく鈴を鳴らし今まで無口だったメンバーが大声でしゃべりだしたり、「こんな年寄り食ってもうまかねーぞー」などと大声を出し、後ろから急き立てられるように登り坂も早足で登った。15:10根ノ上峠。ようやく明るい林道に出てほっとする。しかし周りのどこから熊が出てもおかしくない環境なので鈴と早足は継続する。16:10JR野尻駅に到着。熊の話を聞くまでのペースだと16:21発に乗るのは無理でその後の17:34にのるかと諦めていたが熊さんのおかげで何とか間に合った。