ヨシ坊の山歩記

東海地区(愛知、三重、岐阜)の四季折々山歩きの記録

2010年7月24日 鎌ヶ岳(三重県四日市市菰野町 1161m)

2010年07月25日 | Weblog
毎日35度を越す真夏日が続いている。朝からギラギラと太陽が照り輝く中、鈴鹿の鎌ヶ岳に登る。出掛けにカミサンからくれぐれも熱中症に気をつけるよう念を押される。尾根歩きを避けて谷を歩く三つ口谷で登って、長石谷で降りるコースを選ぶ。沢登りはいつでも水分補給ができるし、陽射しは木が遮ってくれるし夏はこれに限る。
9:15三交湯の山温泉バス停。 近鉄電車、バスと乗り継いで温泉バス停に着く。一昨年の台風で崩れた表道・裏道登山道ゃ鈴鹿スカイラインの復旧が進まず登山客は少ない。9:45登山口着。大石橋から三岳寺への車道を歩く。かなり急勾配で背中に陽射しを受けて早くも汗だくになる。足回りを固めて三つ口谷登山道に入る。谷歩きを選んで正解だった。谷を渡る少しひんやりとした風にあたり下界の暑さを忘れる。赤テープを探しながら沢を右左にクロスして登る。時々赤テープがないので判断に迷う箇所もある。何箇所か滝にぶち当たり、木の根っこに捕まって巻き道を上がる。眼下の滝つぼに目が眩むがここで落ちたら大変。慎重に行動する。八合目で森を抜けてガレ場に出る。ここからはもろに陽射しを受ける。踏み出す一歩一歩の足が重くなる。山頂への最後の登りは鎖場で緊張する。12:00鎌ヶ岳山頂着。陽射しは暑いが下から吹き上がってくる風が気持ちよい。座り心地のよい岩場を選んで昼飯にする。早くも赤トンボが乱舞している。12:40下山開始。下りは予定通り長石谷を降りる。
長石谷は名前どおり長い沢下りである。こんもりと木が茂っててカナカナとヒグラシが鳴いててこの時間でも夕方みたいに薄暗い。岩場に座って目を瞑ると、聞こえるのは沢の音とヒグラシの鳴き声だけ。至福の時だ。沢の水が冷たくて美味しい。何回も沢をクロスする。時々見かけ以上に滑る岩があって気を使う。油断して一回滑って尻餅をついた。水の中に落ちなくてよかった。15:00長石谷登山口に着。登山口の鉄橋が前の台風で流されて跡形もなく消えている。上半身裸になって沢の冷たい水で体を拭く。いい気持ちだ。早く帰って冷たいビールが飲みたい。

2010年7月11日 三石山(和歌山県橋本市 738m)

2010年07月12日 | Weblog
大阪S会7月例会に参加する。8:00南海電車難波駅に集合する。本日は10名の参加。天気予報は雨だが今のところ曇りなので予定通り金剛山に向けて出発する。河内長野駅でロープウェイ駅行きのバスに乗る。こんな天気だと登山者も少なくガラガラで我々の貸切であった。登山口バス停から30分ほど歩いて狭い登山道に入りかけたころに雨が本降りとなる。リーダーの判断でここから引き返すことになった。またバスに乗って河内長野駅に戻る。せっかくここまで出てきたので、傘をさして歩けるコースを歩くことになった。こちらはどこも知らないのでリーダーにお任せ状態。河内長野からさらに高野山に向かって紀見峠駅で下車する。ここから林道を三石山に向かい途中の森林公園まで雨中散歩となった。途中出合った親切な土地の人にもぎたてトマトを全員にもらった。甘くて美味しかった。ササユリ、姫扇、アジサイなどの花を見ながら冗談言いながら歩く。12:00森林公園に到着。大きな東屋にて昼飯にする。食後のコーヒーも含め約2時間ここでゆっくりする。生憎の天気で山には登れなかったけど皆さんに会えて夏山の計画も決まったし良かったよかった。難波に戻り少し早めの反省会。乾杯~?

2010年7月10日 小谷山(滋賀県湖北町  495m)

2010年07月12日 | Weblog
梅雨に入って休日の雨が続いたので体がなまってきた。久々に山に登る。明日の大阪S会7月例会を控えて大阪へ向かう。来年のNHK大河ドラマに決定している浅井三姉妹(茶々姫、初姫、江姫)が生まれた小谷城址の小谷山に登る。東海道線を米原で北陸線に乗り換え、河毛駅で下車する。他に10人くらいのパーティがいて予約のタクシーに乗って行った。ヨシ坊は歩きます。駅から小谷山に向かう真っ直ぐな農道を歩く。周りはみんな近江米の青田です。陽射しは暑いが稲田をサワサワと渡ってくる風が心地よい。高速北陸自動車道をくぐり、山沿いの旧北国街道「郡上」集落を歩く。不気味なくらい静かで誰にも会わない。民家の屋根に2匹の猫かと思ったら山猿がじっとこちらを見下ろしている。10:30登山口駐車場を出発。熊出没注意の看板あり。ここにはいないだろうと思い今回熊除けの鈴を家に置いてきた。鈴の代わりに時々咳払いしながら登る。湿度が高く汗びっしょりになる。なまった体がシャキッとする感じがする。
11:30城址山王丸に到着。石垣、土塁だけが残った城跡を登る。かなり大きな城である。今は杉木立に埋もれているが往時は湖北にきらめく雄大な城であったろう。苔むした石垣は何も語らないが栄華盛衰が伝わってくる。風の音にも諸行無常のひびきあり。いったん下ったあと大嶽城址の小谷山山頂まで登る。12:00山頂着。帰りは六坊から清水谷を下る。来たのと同じ田園の中の一本道を河毛駅まで歩く。