ヨシ坊の山歩記

東海地区(愛知、三重、岐阜)の四季折々山歩きの記録

2011年3月27日 石津御嶽、多度山(三重県多度町 650m)

2011年03月27日 | Weblog
彼岸を過ぎたのにいつまでも寒い。東北震災で非難生活を余儀なくされている方々のためにも早く暖かくなってもらいたい。濃尾平野の西側に連なる養老山系を石津御嶽から多度山まで歩く。尾根に上がってしまえば、左に広々とした濃尾平野と木曽三川を見ながら快適な歩きができるヨシ坊お気に入りのハイキングコースである。
9:40養老鉄道石津駅を出発。国道を横切り山に向かってみかん畑の中を進む。10:00登山口。御嶽道入口の古い石柱あり。信仰の歴史は古そうだ。桜の木が多い。ツボミが大きく膨らんで少しピンクがかっている。檜の植林の中をジグザグに登る。登るに従い木曽三川がよく見えるようになった。10:40五合目の休憩所着。ベンチがあって周りに木がないので素晴らしい見晴しだ。名古屋駅のビル群が鮮明にわかる。11:20さらにジグザグを繰り返してようやく石津御嶽の山頂に着いた。三角点はその山の最高点にあると思っていたが、ここは三角点よりもさらに上に御嶽神社がある。昼飯には早いので御嶽神社にお参りをして先へ進む。石津町から上がってきた舗装林道に合流したが、舗装道路を歩くのがいやなので方角の検討をつけて藪の中を歩く。12:10見晴らし抜群の中電鉄塔。白く雪を被った鈴鹿山系を見ながら昼飯にする。晴れの天気予報は大きく外れて、歩き出してからほとんど曇り。何と細かい雪まで降り出した。12:35じっとしてると寒いので休憩もそこそこに歩き出す。多度峡分岐の広い道に出る。ここも時々舗装道になるので中電作業道を歩く。13:00相場振り場跡。まだ電信・電話がなかつた昔、いち早く米価相場を手旗信号で知らせた場所だそうだ。13:30多度山上公園に到着。ようやく雲が切れて日が射しだした。公園の広場で少年サッカークラブの練習中であった。賑やかな子供達の声を聴きながらコーヒータイムにする。休憩後は健脚コースで下山する。14:20登山口愛宕神社。14:45多度駅に着。歩行時間4時間15分。

2011年3月23日  遠見山(とおみやま 愛知県豊川市 194.4m)

2011年03月23日 | Weblog
昨日から変わらず風は強いが朝から快晴である。朝食後、急遽準備して出かける。先週はいろいろ用事があって山へ行けず少しウズウズしていた。これは山中毒かな?
先日図書館で見た愛知県の低山というガイドに載ってた「遠見山194.4m」に登ることにした。ガイドでは遠見山だけの往復になっているが、地図を見ると近くに宮路山(361m)があり尾根を歩いて両方登ることにした。10:00名鉄国府駅を出発。ガイドブックの記事に従い国道1号線を横切り真直ぐの道を進む。音羽川を渡る。川沿いに桜並木がすごい。4月になったら見応えのある桜並木だろう。桜のころにまた来たい。西部中学校裏の住宅地から登山道入り口が解らずあっちこっち探し回る。誰かにたずねようにも誰もいない。やっと入り口を探し当てて山道に入る。尾根に出たら、よく踏まれた道で歩きやすい。ツバキ、ウバメガシ、スダジイなどの自然林が茂っていて見晴らしはよくないが強い風を遮ってくれる。ピークに上がるごとに見晴しを期待するが、木の間から少し見えるだけ。ミツバツツジが群生している。ツボミはまだ固い。10:50遠見山展望台に到着。急に視界が広がって山頂公園に着いた。東三河ふるさと公園として開発されている。地図を見ると三角点をそのまま通過すれば宮路山へのルートになっているが、山を削って整地されているので解らなくなった。11:06しばらく探しまわってようやく宮路山登山道入り口の標識を見つける。ルートはヤブコギも覚悟していたが、よく踏まれた道で迷うことはない。こちらから宮路山に登るのは初めてなので、宮路山のどこへ出るが楽しみだ。11:50宮道天神奥社にひょっこり出る。ここに出るとは予想外であった。11:55宮路山山頂。春霞の三河湾を見ながら昼飯にする。帰路は赤坂へ降りて久し振りに旧東海道御油宿の松並木を歩く。十何年前に比べて大きな松の木が少なくなっているようだ。松くい虫の被害だろうか。14:00名鉄御油駅に到着。20分ほど電車の待ち時間があるので、傍のコンビニでワンカップを買い駅のホームで乾杯。

2011年3月13日  国見岳(三重県菰野町 1041m)

2011年03月13日 | Weblog
家を出るときは本谷から御在所岳に登り、一の谷新道か中道で下山の予定であったが近鉄で湯の山温泉に近づいたら鈴鹿山系は上部が雪を被っている。雪の本谷遡行は危険なので比較的ルートが安全な裏道から国見岳を目指すことに変更した。8:53湯の山温泉バス停を出発。湯の山温泉の旅館街を抜け裏道登山道入り口から登りだす。3年前の台風で壊滅した藤内小屋がだいぶ出来上がってきた。10:15兎の耳で休憩。ここまで来る間の景色は土砂崩れで前と全然変わってしまった。一昨日の東北津波もそうだが自然のエネルギーは想像を絶するものがある。10:50六合目。四合目あたりから雪道となり踏みあとがツルツル滑って歩きにくい。うかつにもアイゼンを忘れてしまい、このまま上に進むのは危険と判断し、ここで引き返す。登りは何とか歩けたが下りは苦労した。尻もち2回・横転1回。谷側に滑らないよう気を使う。11:40~12:00何とか藤内小屋までたどり着いて昼飯にする。
まだ帰るには早いので、当初予定の本谷を少し登ってみることにする。裏道の途中から中道へ抜けるルートをとる。山裾を巻いていく平坦なルートと思ってたら、なんの何のかなり険しい登りだった。思い込みとは怖いもんだ。13:05無事に中道登山口にたどり着く。
本谷は初めてなので緊張する。橋を渡り階段を登ったところにある一の谷山の家を右に回って標識に従い山道に入る。本谷の河原に降りて岩を飛び飛びで遡行する。20分ほどで見事ななめ滝に着いた。ここから先の楽しみは次回にとっておこう。14:40湯の山グリーンホテル着。露天風呂で疲れを癒す。湯上りに休憩室で庭を見ながら缶ビールで乾杯!

2011年3月9日  石巻山(愛知県豊橋市 358m)

2011年03月09日 | Weblog
今月末に大阪S会の皆さんを石巻山と豊橋自然歩道を案内することになっている。今日はタイム測定を目的にして、当日の予定コースを歩く。9:10豊橋駅前バス停5番のりばから70系統和田辻方面行のバスに乗る。いつもは豊橋創造大学の学生さんで満員だけど今日は学生らしいのは2人だけ。春休みなのかな。9:32石巻山登山口バス停で下車。天気はいいが風が冷たい。3月になったけどなかなか春らしい陽気にならない。石巻の集落を通る。農家の庭の梅が満開に咲いている。ウグイスが長閑に鳴いている。今年初めて聞いた。9:47石巻山自然歩道入口。バス停から見て石巻山の手前にあった山の裾を歩く。檜林の中で日は当たらず肌寒いくらいに冷え冷えとしている。10:30石巻神社に参拝。多分石巻山が御神体であろう。石巻山は遠くから見ると富士山みたいな形をしているので登るにつれて急になる。浸食された石灰岩の岩がゴロゴロしている。10:50石巻山山頂に着。誰にも会わなかったので山頂も誰もいないと思ったら昔の娘さんが2人休憩中であった。しばらく世間話にお付き合いする。お近づきの印に飴をあげた。神社の鳥居まで下山してひたすら林道を歩く。所々木が伐採されて前より明るくなった。12:10大知波峠廃寺跡。風が強いので風をよける場所を選んで昼飯にする。浜名湖の景色が素晴らしい。富士山が見えたら申し分ないが贅沢はいえない。12:40出発。途中多米峠方面と分岐して赤岩自然歩道を歩く。だらだらと長い尾根歩きだ。14:50赤岩口電停。やっと着いたという気がする。
歩行時間5時間30分。


2011年3月6日  本宮山(愛知県豊川市 789m)

2011年03月06日 | Weblog
東三河で人気の本宮山に登る。今日は日曜なのでハイカーで賑わうことと思う。山頂には砥鹿神社の奥宮があって、三河一宮の砥鹿神社本宮とセットになっている。8:45JR飯田線の長山駅を出発。畑の中のまっすぐな道を歩く。正面にこれから登る本宮山がどっしりと構えている。ここらへんの畑は全体に赤土だ。ニンニク、玉ねぎがよく育っている。畔にはホトケノザの花が所狭しと咲いている。9:20ふるさと自然のみちウォーキングセンターで準備と休憩。日曜日とあって駐車場はさすがに満車状態。一の鳥居前の空き地も満車状態。車で来る場合は早めに来る必要がある。一の鳥居をくぐって登りだす。緩やかな登りが延々と続く。早朝から登ったのか降りてくる人が多い。間隔をおいて一丁、二丁と丁石が立ててある。奥宮まで五十丁あり、きつい登りの励みになる。ただ等間隔になってないような気がするのはヨシ坊だけか。三十丁あたりから馬の背岩、梯子岩と険しい岩場が出てくる。急ぐこともないので息を整えながらゆっくり登る。時々走って追い越していく人が何人かいて驚かされる。ウォーキングセンターで出会った降りてきた人がまた登ってきて追い越していったのにもびっくり。一日に2、3回毎日登る人も珍しくないそうだ。信じられない。11:50奥宮に到着。回りは杉の大木が多い。樹齢千年以上か。日常の些細なことで一喜一憂するのがばからしくなる。ラッキーなことに杉木立の間より真っ白な富士山を望むことができた。外は寒いので社務所の休憩所で昼飯にする。12:30山頂三角点。三河湾の雄大な景色を見ながらしばし休憩する。馬酔木の花が咲いている。下りは来た道を引き返す。きつい登りが嘘みたいに快調に下る。14:35登山口一の鳥居に到着。驚いたことにこの時間から登る人が何人かいた。15:20JR長山駅に帰着。

2011年3月4日  金華山(岐阜県岐阜市 328m)

2011年03月04日 | Weblog
昨日から岐阜市柏森公園の梅まつりが始まっており、梅の見物を兼ねて出かける。柏森公園から金華山に登るコースを歩く予定。10:25名鉄岐阜駅を出発。天気は良いが冬型気圧配置で風が冷たい。コンビニで昼用のオニギリとアンパンを買う。柳ヶ瀬の美殿町商店街を通り梅林公園へ向かう。11:00柏森梅林公園。まだ少し蕾の木もあるが公園全体に紅梅白梅が花盛りでいい香りが漂っている。平日だけど園内は屋台の店も出てジジババで賑わっている。公園奥の篠ヶ谷(ささがたに)神社の前を右に山道に入る。ドライブウェイと何度か交差しながら登り、七曲りコースに出る。階段を上がるとすぐ唐釜コースで右に入る。ここからは金華山の裾を大きく迂回するコースとなる。12:10東坂コースに合流。少し下り鼻高コースへの道をとる。うっそうとした静かな国有自然林の中の道をひたすら歩く。一人で歩くといろいろ考えることもあるが、考えるのに疲れて気がつくと何も考えてない。これが無の境地なのか。日常の生活ではなかなかできない貴重な時間である。このコースは休日でも人が少ないのでまして平日は全く人に会わない。12:40鼻高コースに合流。鼻高コースは長良川に沿った尾根道で川から上がってくる冷たい風をまともに受ける。岩陰を見つけて昼飯にする。温かいコーヒーで生き返る。13:40金華山山頂。いつもに比べて人が少ないと思ったら3月10日までロープウェイのメンテナンスでお休みとのことであった。10分の休憩で下山する。今日の下りは百曲がりコースで降りる。金華山はその日の気分でコース選びができるのが面白い。百曲がりコースは久しぶりに通るが前に比べたら階段とか道が整備されてワイルドでなくなった。14:30岐阜公園に到着。休憩所にて休む。無事に下山できたのでワンカップで乾杯!