ヨシ坊の山歩記

東海地区(愛知、三重、岐阜)の四季折々山歩きの記録

2013年11月23日(土)  松尾山(京都市西京区 276m)

2013年11月24日 | Weblog
京都一周トレイルの西山のうち阪急上桂駅から松尾山を経てJR嵯峨嵐山駅まで歩く。この時期の京都はうんざりするくらい人が多い。しかし観光地京都はそれでもっているのでヨシ坊がとやかく言う筋合いのものではないが。10:13京都駅着。早くもホームは人でごった返して前に進めない。地下鉄も乗れなくて一台やり過ごす。四条で阪急に乗り換える。桂まで特急に乗ったががら空きでようやく一息ついた。ところが乗り換えの桂では嵐山行きのホームが人であふれかえりそうだ。ここでも一台やり過ごしてようやく上桂駅に着いた。11:08上桂駅を出発。コンビニで昼飯(サンドイッチ&鱒ずしおにぎり)を調達する。地蔵院、西芳寺(苔寺)前を通る。11:45登山口の苔寺谷。ここからいよいよ山道の登りになる。竹林の中急な登りで一気に高度を上げる。木々の間から見える対面の山肌の紅葉が日に映えて美しい。12:10登り切って少し平らになった場所に休憩所があり、丁度昼時になったので昼飯にする。見晴らしはよくないが周りの紅葉が素晴らしい。人混みの下界から離れて自然の中で食べるおにぎりは何よりの御馳走である。12:40出発。紅葉に酔いしれて時間を取りすぎた。もう尾根まで上がったので大きな高低差はない。落ち葉を踏んで気持ちよく歩く。30人ぐらいの団体さんと行き違う。いつものことだが一人一人との挨拶が面倒くさい。13:20松尾山山頂。見晴らしは北東の一角のみ見ることができる。広沢の池が見える。真下にはこれから降りる嵐山渡月橋が見える。橋は渡っている人で混雑している。下山路の紅葉は丁度日の当たる角度が良くて燃えるようなという表現がぴったり。写真も撮ったがなんとしても己の網膜にしっかりと焼き付けたい。下界に近づき住宅の屋根が見えだしたころまた竹林の中を通る。筍収穫用にきれいに整備されている。手がかかることであろう。14:15阪急嵐山駅前。混雑している渡月橋を渡り嵐山公園へ。ここの紅葉も素晴らしい。紅葉の嵐山と言われるはずだ。広場で宴会の場を避けて静かな場所を選びコーヒータイムにする。酒飲んで騒ぐ人達もいればスケッチしている人達もいる。人それぞれ、どれがいいとか悪いとかではなく自分も含めていろんな人がいろんな楽しみ方をしている。世の中ほんとに面白い。観光客にもまれながら天竜寺、野宮神社前を通る。狭い道を時々人力車が通るので余計混雑している。15:30JR嵯峨嵐山駅に着。山を歩いているのより人混みに疲れた。シーズンを外して来ればそれはゆっくりできるけど、今日のような紅葉は見れないし難しいところだ。

2013年11月18日(月)  竜鎮渓谷から室生の里へ

2013年11月19日 | Weblog
大阪から名古屋への帰り途中下車して室生寺を訪ねる。紅葉が楽しみである。9:50室生口大野駅を出発。5分ほどで枝垂桜で有名な大野寺に着く。宇陀川を挟んで磨崖仏がある。宇陀川を遡り橋を渡ったところでバス道路と分かれて室生ダムの方に進む。遠景の山々の紅葉が日に映えて美しい。車も人もいなくて静かに歩いていたら曲がり角で急にジョギングの人が現れたので驚いた。まさかここでジョギングに出会うとは思わなかった。10:30竜鎮渓谷の入り口。室生ダム湖の一番奥まったところでここから車道を離れて山道になる。今日は平日なので誰にも会わない。予想はしていたがこの夏の大雨でだいぶ道が崩れている。何か所か倒木の下をくぐる。谷間なのでほとんど日陰道でひんやりと寒い。時々日の当たる場所に出ると紅葉が一段と映えて美しい。大きな鹿2頭と遭遇する。水辺で佇んでいてシャッターチャンスとカメラを構えたらこちらの気配を察知して飛び跳ねて逃げられた。崩れた道を通りわかりにくい箇所は赤テープを頼りに歩く。ヤブコギでやっと林道に出る。東屋があったので昼飯休憩する。13:00室生寺に着。ここまで来るとここは観光地なので人が多い。他府県の観光バスも来ている。紅葉は期待通りであった。当初の予定では帰りは東海自然歩道を通って室生口大野駅まで歩くつもりであったが昨日の疲れもあり、今日の歩きはここまでにした。バス停横に臨時テント売店が設置されていてバスの待ち時間に熱燗を一杯飲んで温まる。銘柄を聞くのを忘れたが宇陀の地酒で香りよく美味しかった。少し多めにサービスしてもらった。

2013年11月17日(日)  山の辺の道(奈良県桜井市から天理市へ)

2013年11月19日 | Weblog
大阪S会の11月例会で山の辺の道を歩く。9:20に近鉄桜井駅に集合する。名古屋駅を6:31発の急行に乗って何とか間に合った。本日の参加者は13人。桜井駅から三輪神社、長岳寺、石上神宮を経て天理駅まで約18kmの行程である。何度か歩いているが山の辺の道は決して飽きないコースで季節ごとに新たな感動を与えてもらえる。「大和は国のまほろばたたなづく青垣山ごもれる大和し美し」時空を超えた日本の原風景の田舎道が素晴らしい。桜井市街を抜け大和川を渡り海柘榴市(つばいち)跡ふあたりから道は地路になる。三輪大神神社は丁度七五三参りで賑わっている。本殿脇のテントでお神酒をいただく。樽酒は何故か常滑のねのひであった。桧原神社では境内で西に向かって立つと鳥居の真ん中に二上山が見える。古代においてそういう設計で作られたのだと思う。コースでは柿、みかんが色よく実っていてこの風景によくマッチしている。頻繁に無人販売所があって柿、みかん、野菜など100円均一で売られている。販売所ごとに止まってのぞくのでなかなか前に進めない。今日は大幅に予定より遅れそうだ。崇神天皇陵近くの広場で昼飯にする。小高い丘で大和盆地全体が見渡せて絶好の休憩ポイントが見つかった。先ほど100円で買ったみかんを皆さんに提供する。小粒で見かけはあまりよくないが思いのほか甘いミカンであった。長岳寺の休憩所でコーヒータイム。前来た時はなかったが立派な休憩所ができたものだ。トイレにはシャワー室までついている。15:40石上神宮着。最初のペースではもっと遅くなるかと思ったが休憩後ピッチを上げたので何とか4時過ぎに天理駅に着きそうだ。広々とした天理教会本殿と長い商店街アーケードを通って天理駅へ。16:15天理駅にゴールイン。近鉄で鶴橋まで出て駅前の居酒屋で乾杯。お疲れ様でした。

2013年11月2日(土)  小牧山(愛知県小牧市 86m)

2013年11月02日 | Weblog
愛知県に十年以上住んでいてまだ行ったことがない小牧山城を訪ねる。小牧は織田信長が清州から岐阜へ移る間に約5年間統治した町である。今年は小牧山城築城450年ということで町をあげてキャンペーン中である。名鉄犬山駅で小牧線に乗り換えて小牧駅で下車。11:00名鉄小牧駅を出発。駅前に立つと正面に小牧山が見える。標高86mであるが山頂に城を構えて堂々としている。迷うことなくお城を目指して歩く。途中のコンビニで昼飯を調達する。11:30小牧市役所前の大手口に着。ここから階段を登る。トイレのある十字路に出て、ここからそのまま山頂へは10分くらいで登ってしまうので左へ回る。西自然歩道の標識から坂道を左に下る。鬱蒼としたヤブツバキ、スダジイなど広葉樹林の中を歩く。二層になった防御土塁の中の自然歩道を歩く。搦め手口の広場を過ぎて今度は東自然歩道と書かれた道を歩く。結局小牧山の山裾を一周してトイレのある十字路に戻ってきた。今度は西自然歩道途中の観音洞から山頂に向かう。麓の説明板によるとこのコースはジョギングコースになっていて走ってくる人に何人も出会う。12:20山頂。小牧城天守閣が歴史館になっている。100円払って天守閣に登る。岐阜金華山や名古屋駅の高層ビルまで濃尾平野が広がっている。天下取り信長の気分になって気分爽快。下山後は小牧駅へ戻る途中にあるメナード美術館に入る。企画展「近代日本洋画、時代を代表する巨匠たち」が開催中で安井曽太郎、梅原龍三郎、岸田劉生などの力作に出会えた。岸田劉生の麗子像はやはり素晴らしい。