ヨシ坊の山歩記

東海地区(愛知、三重、岐阜)の四季折々山歩きの記録

2013年8月27日(火)  鎌ヶ岳(三重県四日市市菰野町 1161m)

2013年08月27日 | Weblog
長く続いた例年にない酷暑を避けてしばらく山歩きを控えていたが昨日の雨で大分凌ぎやすくなった。朝から爽やかに晴れている。久し振りに鈴鹿の鎌ヶ岳に登る。三ツ口谷を登り長石尾根を下る予定。9:00近鉄湯の山温泉駅で下車したが、平日はまだこの時間湯の山温泉までのバスが動いてない。始発で30分待ちなのでウォーミングを兼ねて歩く。9:40湯の山温泉バス停。ウォーミングアップにしてはちょっと歩きすぎて疲れた。バス停で一休みして出発する。だらだらと続く温泉街の坂道を登る。10:15三ツ口谷登山口に着。足回りを整える。小腹がすいたのでクッキーを食べる。ここから御在所岳表道に入り、途中で三ツ口谷方面に分かれる。河原に下りて三滝川に沿って登る。滝にぶつかるたびに大きく迂回して登る。下を見ないようにして木の根っこをつかんで三点確保を確実に行って登る。川を遡上するにしたがって水は伏流でなくなり、無音の世界になる。風の音と時々囀る鳥の鳴き声だけ。休憩して目をつむるとほんとに日常で体験できない静寂な世界である。自分自身がこの世界に溶け込んでしまいそうになる錯覚に陥りそうになるので慌てて咳払いをする。谷を詰めるといよいよガレ場の登りとなる。年々崩壊がひどくなっているようだ。崩れるガレをようやく登り武平峠からの尾根道に合流する。12:30最後の鎖場を難儀して登り鎌ヶ岳山頂に到着する。平日で誰もいないと思ったが先客3人。鎌尾根を見下ろして昼飯にする。13:00下山開始。山頂標識の横から降りる。いきなり急傾斜の下山道だ。ケガをするのは下山時が多いので慎重に慎重を重ねて下る。左に下りれば三ツ口谷、右に下りれば長石谷への分岐を何か所か過ぎてひたすら尾根道を下る。14:10見晴らしの良い弥一ヶ岳(802m)に着。ここから更にヤセ尾根となる。両サイド絶壁で緊張する。14:50長石谷分岐に合流。ここから先は何度も歩いている道なので気が楽になった。河原で休憩する。上半身脱いで冷たい水で洗う。気持ちよくて生き返る。15:30湯の山温泉バス停。バスの待ち時間が20分あったので土産物店で缶ビールを買って無事下山を乾杯する。

2013年8月1日(木) 御嶽山二日目(長野県木曽郡三岳村 3067m)

2013年08月03日 | Weblog
夜中の1時にすごい雨と風の音で目が覚める。台風のようだ。その後雨は断続的に降っているが風は休みなく吹いている。結局気になって朝まで一睡もできなかった。6:30朝食。小屋に泊まった他の皆さんは強い雨と風の中を出掛けて行った。天気予報によれば昼前には雨も上がりそうなので、我々は10時ころまでコーヒーを飲んでゆっくりする。10時ころになると予報通り雨も上がり何となく空も明るくなったような気がする。10:20小屋を出発。時間的に継子岳へ行くのは無理なので今回はあきらめて昨日のコースを戻る。摩利支天乗越までの尾根歩きは風が強くて怖かった。乗越を過ぎると摩利支天山で風がさえぎられて霧も晴れて視界が開けた。風がないのでゆっくりとチングルマ、コマクサ、オンタデ、ヨツバシオガマなど花を眺めるゆとりも出る。11:40二の池に着。昨日全然見えなかった二の池が今日はよく見える。まだ対岸は霧の中であるが待っていると時々霧が晴れて真っ白な雪渓が姿を現す。小屋で3時間待機して正解であった。霧は完全に晴れて時々青空が広がる。雨に洗われた下界の景色も素晴らしい。14:40ロープウェイ飯森駅に到着。苦しい行程でしたが皆さんお疲れ様でした。この後今夜の宿、木曽福島の「駒の湯」へ向かう。

2013年7月31日(水) 御嶽山一日目(長野県木曽郡三岳村 3067m)

2013年08月03日 | Weblog
大阪S会の皆さんを御嶽山に案内する。何年か前はロープウェイ飯森駅と剣ヶ峰の往復であったが、今回は五の池小屋に泊まり翌日に継子岳に登る予定である。
8:30JR名古屋駅で大阪からの皆さんを出迎える。今回のメンバーはヨシ坊を入れて8人。駅前でレンタカーを借りて出発する。12:20御嶽ロープウェイ乗り場に到着。ロープウェイで10分かけて一気に7合目まで上がる。右手にまだ雪の残った乗鞍岳が見える。山上駅の屋上で腹ごしらえする。13:05出発。天気
まずまずであるが御嶽の9合目から上は雲がかかっている。どこまでも続く木の階段道を休み休み登る。カラマツ草、ゴゼンタチバナなどの白い可憐な花が疲れを癒してくれる。14:35女人堂(8合目)に着。当初予定ではここから三の池に向かうつもりだったが今年は残雪が多く落石も多いので通行禁止になっているので、時間がかかるが二の池経由で登るしかない。16:30二の池に着。全くの霧の中、視界ゼロですぐ側まで行っても二の池が全然見えない。5mも離れると姿が見えないのでなるだけくっついて歩く。賽の河原、摩利支天乗越を通って五の池小屋へ向かう。雨は降ってないが風が強く油断すると吹き飛ばされそうになる。17:40やっとの思いで五の池小屋に着いた。冷え切った体をストーブで温める。
夕食までの間、部屋でウィスキーお湯割りを飲んで寛ぐ。