愛知H会の7月例会で岐阜県恵那市岩村町にある岩村城山に登る。JR恵那駅で明智鉄道に乗り換える。車両は1両だけであるが偶々ツァーと乗り合わせて満席となる。おかげで普段はつかないガイドさんがいろいろ案内してくれた。線路は1000分の33で日本一の急勾配らしい。よく見ると近くを通る道路はかなりの坂道である。ツァー客は一つ手前の極楽駅(いい名前だ)で降りた。寒天料理を食べるツァーらしい。急に車内が静かになった。11:00岩村駅を出発。陽射しは暑いが風が吹くと気持ち良い。旧城下町を歩く。造り酒屋、お菓子やなどが軒を連ね誘惑されるが帰りの楽しみにとっておく。街道外れの常夜灯から左に入り藩校知新館跡から城山に入る。道は苔むした石畳で歩きやすいが勾配がきつくて息が上がる。何回か立ち休憩を入れる。杉木立を渡る風とヒグラシの声に涼を感じる。12:20何段にも見事に積み重ねられた石垣の本丸に着いた。木蔭のベンチで昼飯にする。岩村城は大和高取城、備中松山城とともに日本三大山城に数えられる。この城は木曽山脈の懐に抱かれた高原盆地にあり、戦国の世、女城主が君臨した歴史があり、標高721mの全国で最も高いところに天然の峻剣な地形を利用して、築城された中世から近世へ683年間連綿として続いた日本城史にも例を見ない長い歴史をもつ名城である。
戦国時代には武田、織田、徳川の接点として幾多の戦乱を経ている。甲斐武田軍の侵入のとき城主遠山景任は没し、その妻が事実上の城主として采配をふるった。女城主とは彼女のことであり、信長の叔母にあたるが武田滅亡後は無残にも長良川河原で逆さ磔の刑になった悲劇がある。そのような歴史のある城の本丸跡で今こうやって皆でコーヒーを飲んでいる。全て兵どもの夢のあとかな。13:05下山開始。帰りは来た時の城下町街道を歩く。造り酒屋で女城主という名前の酒を試飲させてもらう。お土産に一本買う。酒屋の裏庭に湧き出ている湧水もさすがに美味しかった。通り向かい側のお菓子やで名物のカステラを試食する。
戦国時代には武田、織田、徳川の接点として幾多の戦乱を経ている。甲斐武田軍の侵入のとき城主遠山景任は没し、その妻が事実上の城主として采配をふるった。女城主とは彼女のことであり、信長の叔母にあたるが武田滅亡後は無残にも長良川河原で逆さ磔の刑になった悲劇がある。そのような歴史のある城の本丸跡で今こうやって皆でコーヒーを飲んでいる。全て兵どもの夢のあとかな。13:05下山開始。帰りは来た時の城下町街道を歩く。造り酒屋で女城主という名前の酒を試飲させてもらう。お土産に一本買う。酒屋の裏庭に湧き出ている湧水もさすがに美味しかった。通り向かい側のお菓子やで名物のカステラを試食する。