ヨシ坊の山歩記

東海地区(愛知、三重、岐阜)の四季折々山歩きの記録

2011年8月27日 木曽駒ヶ岳(長野県上伊那郡宮田村 2956m)

2011年08月27日 | Weblog
昨夜は夜中も屋根を打つ雨の音が聞こえていたが、朝4時に目覚め窓越しにキラリと光る星明かりを見て飛び起きて窓を開けて見たら満天の星空で月も出ている。上着を着て外に出てしばらく星空を眺める。ヨシ坊の晴れ男パワーが通じたようだ。
5:10中岳で御来光。朝食前に近くの中岳まで上がり御来光を拝む。伊那平野に広がる雲海が素晴らしい。富士山、御嶽山もきれいに見える。6:30ストレッチを済ませ宝剣山荘を出発。先ほど御来光で登った中岳を再び登りさらに木曽駒ヶ岳を目指す。夏の花も終わりに近づいてきたがかろうじて何株かコマクサを発見。7:25木曽駒ヶ岳山頂。素晴らしい見晴であり晴れてよかった。下りは馬の背から濃ヶ池への周遊コースをとる。コースの前後左右に広がる山々の景色が素晴らしく、景色に見とれているとつまづきそうで危ない。
9:15濃ヶ池。池の手前で松ぼっくりを食べている猿の集団に出会う。朝食の最中にお邪魔してすみません。今日の池は何故か水量が少ないが、それでも天上の楽園としての雰囲気は十分にある。時間に多少ゆとりがあるので湯を沸かしてコーヒータイムにする。
9:40濃が池出発。木曽駒ヶ岳の裾を巻いて宝剣山荘を目指す。山荘は見えているがなかなか近づかない。11:05ようやく宝剣山荘にたどり着く。ここから復路八丁坂を下り千畳敷ロープウェイへ向かう。土曜日なので昨日より断然人が多い。登ってくる人が多いので下りにかなり時間を要した。11:45ロープウェイ駅に到着。下界に降りて菅の台の「こまくさの湯」で二日分の汗を流す。

2011年8月26日 宝剣岳(長野県上伊那郡宮田村 2931m)

2011年08月27日 | Weblog
会社仲間と三人で山小屋一泊して中央アルプスの宝剣岳と木曽駒ヶ岳に登る。ここんとこの天気は梅雨のような感じで前線が停滞して芳しくない。雨は覚悟の上で出発する。ヨシ坊の晴れ男パワーがどこまで通用するか見ものである。11:30JR駒ケ根駅前からロープウエイ駅行の伊那バスに乗る。駒ケ根市内は晴れているが、これから向かう中央アルプスの峰は五合目から上が雲に隠れている。案の定、駒ケ根高原まで来たら細かい雨が降り出した。バスは大田切川沿いの道をかなりの傾斜で登る。最前列の席に座ったらカーブのたびに道から飛び出るような錯覚で怖い。しらび平からロープウェイに乗る。標高1600mから一気に2600mの千畳敷まで上がる。気圧の変化に付いていけず耳が変になる。13:00千畳敷ロープウェイ駅を出発する。千畳敷カールのお花畑を通り八丁坂を上る。途中から雨が激しくなり慌ててカッパを着る。14:00乗越浄土に着く。休憩後、宝剣岳に向かう。このガス状態では山頂まで登っても何も見えないのは解っているが、せっかくここまで来たので登ることにした。14:30宝剣岳。この雨で岩が濡れていて滑落の危険があるので山頂すぐ下の鎖場で諦めて引き返す。事故があってからでは遅い。君子危うきに近寄らず。
下山中に割と近くで雷が鳴りだしたので、少し慌てて下る。15:00宝剣山荘に到着。汗と雨で濡れて冷えた体をストーブで温める。明日は何とか晴れて欲しい。

2011年08月17日  愛知県民の森南尾根(愛知県新城市 400m)

2011年08月18日 | Weblog
夏休みで遊びに来ている孫を連れて家内、孫と三人で新城市の愛知県民の森へ泊まりで出かける。昼に着いたのでホテルチェックインまでの時間に県民の森を取り囲む尾根のうち南尾根を歩く。孫も誘ったが軟弱な奴でばあさんと川遊びがよいと言う。12:20モリトピアを出発。キャンプ場は小中学校生で大いに賑わっている。引率の先生も大変だ。キャンプ場裏から尾根に取りつく。ジグザグ尾根の途中に不動滝上の東屋があったので昼飯にする。県民の森に着く前にコンビニで買ったサンドイッチとオニギリの昼飯だ。ツクツクホウシの初鳴きを聴く。もう夏も終盤にさしかかっている。昼飯が終わるころに息を切らしておじさんが一人登ってきた。写真を撮ってあげて場所を譲る。13:20南尾根展望台。ここら辺は山全体が流紋岩質凝灰岩の岩山になっていて、尾根はずっと剥き出しの岩の上を歩く。風化した花こう岩と違って滑らないので歩きやすい。急に雲行が怪しくなったので先を急ぐ。14:10国体尾根分岐。雷付きのにわか雨を心配してたが雲が薄れて日が射しだしその心配はなくなった。国体尾根は一気に降りる感じでこれは逆に登りだときつそうだ。14:35下石林道に着く。あとはモリトピアまで平坦な道なので鼻歌まじりでのんびりと歩く。途中の渓流で靴を脱いで足を冷たい水につけて休憩する。15:30モリトピアに帰着。約3時間の山歩きであったが熱暑の中で相当体力を消耗した。早く温泉に入って冷たいビールを飲みたい。

2011年8月14日  鎌ヶ岳(三重県菰野町 1161m)

2011年08月15日 | Weblog
今日も猛暑日が予想され、涼を求めて鈴鹿の鎌ヶ岳に登る。三つ口谷から入って帰路は長石谷に降りるコースをとる。渓流に沿って歩くので水の心配はない。8:50三交湯の山温泉バス停を出発。登山口まで温泉街を抜けるがここの登りはかなりきつい。9:20登山口。登山カードに記入する。ここは御在所岳中道と表道・鎌ヶ岳の分岐点であるが、表道が復旧工事中なので中道方面への登山者が多い。三つ口谷に入るが誰にも会わない。堰堤を上がったところで二人ボランティアの登山道整備している人がいた。暑いのにご苦労様です。途中で谷から長石尾根に上がる。きつい登りだ。木につかまって這い登る。頂上直下はほとんど真直ぐの壁みたいなところを三点支持で登る。滑ったらケガでは済まないので慎重に登る。11:30鎌ヶ岳山頂に到着。鈴鹿スカイラインの復旧がまだなので武平峠からの登山者がいないせいか山頂の登山者は少ない。木陰を見つけて昼食をとる。着た甲斐があって涼しい風が心地よい。もうススキの穂が出て、赤トンボが乱舞している。ここは一足早く秋の気配である。12:20下山開始。予定通り長石谷を下る。渓流に出たので上半身を脱いで冷たい水で汗を拭く。爽快感この上なし。空きのペットボトルに水を汲んで持ち帰る。14:45長石谷登山口。登り2時間、下り2時間の歩きであった。あとはいつものようにグリーンホテルの露天風呂に入り、湯上りに冷たいビールで乾杯とする。

2011年8月6日 常念岳(ジョウネンダケ 長野県穂高町 2857m)

2011年08月08日 | Weblog
4:56御来光を拝む。5:00~5:30空身で大天井岳を往復する。今日もよく晴れて有難い。南に富士山がよく見える。富士山は他の山と違い均整のとれた形なのですぐわかる。6:12出発。今日も常念岳に繋がる尾根を歩く。槍ヶ岳、北穂高、奥穂高、前穂高の穂高連峰が右側に連なる。景色に見とれるとつまづくので気をつけて歩く。中天上岳(2890m)、東天上岳(2814m)、横通岳(2767m)を巻いて歩く。本日も時間調整も兼ねて休憩が多い。東天井岳の近くで雷鳥の親子発見。子供は3羽でチョコチョコと動き回るが親鳥は石の上でじっとして守っている。横通岳でブロッケン現象に遭遇する。日輪の中に自分の影が映り、こちらの動作と同じ動きをする。影なので当たり前だが。今日は雷鳥にも、ブロッケン現象にも会えて幸せ気分である。10:15常念小屋に到着。明日は早くに下山するので常念岳に登るなら今日しかないが急に曇って雨が降り出した。休憩後小雨なら登るつもりであったが土砂降りとなり今回常念登山は諦める。この小屋は北アルプス表銀座コースの一泊目、または最終泊となるので混雑する。今日も500人くらいか。またこの大雨でテント泊の人達も小屋に避難してきたので大変な混み具合である。明日は早く下山し麓の温泉にゆっくり入ろう。

2011年8月5日 大天井岳(オテンショダケ  長野県穂高町 2922m)

2011年08月08日 | Weblog
昨晩は満点の星と言うわけにはいかず雲の間から星を見た。それでもいつも平地で見るより断然多い。4:30に小屋外へ出て御来光を拝む。4:54日の出。さっきまで晴れていたのに意地悪にも急にガスが出て前が全然見えなくなった。それでも諦めずに待ってたら瞬間的にガスが晴れて日の出を拝むことができた。振り向くと槍ヶ岳が見える。6:20小屋を出発して燕岳を目指す。6:45燕岳山頂に着。よく晴れて素晴らしい景色である。ここは風化した花こう岩がいろんなオブジェを見せてくれる。自然の造形にはかなわない。時間があるので隣の北燕岳まで足を延ばす。8:05燕山荘に帰着。8:30休憩後に大天井岳に向かって出発する。大天井岳に繋がる万里の長城のような尾根を歩く。右には千丈沢雪渓、天上沢雪渓の先にそびえる槍ヶ岳、左には雲間に安曇野平野を見ながらゆっくり歩く。コマクサがいたるところに咲いている。気温は21℃。陽射しは強いが風は涼しくて快適だ。割と平坦な尾根歩きかと思いきや、「大下り」に出た。いったん谷底まで下り、今度は天上にそびえる大天井岳を登る。自然と休憩が多くなる。13:42大天荘に到着。やはりこの時間になると雲が多くなり、大天井岳山頂は雲に隠れている。登頂は明日に延ばしゆっくり休憩する。このコースを歩く場合、一般的にはここ大天荘を通り越して燕山荘から常念小屋まで歩く人が多いので他に比べるとこの小屋は宿泊者が少ない。珍しく畳一枚で一人ゆっくりと眠ることができた。

2011年8月4日  燕岳(つばくろだけ 長野県穂高町  2763m)

2011年08月08日 | Weblog
昨日穂高に着いて駅前のホテルに泊まる。4時起床。4:30に穂高神社前バス停で大阪S会の皆さんを出迎える。予約していたタクシーで出発地点の中房温泉へ向かう。天気は曇りで今にも降りそう。6:15小雨の降る中でパン立ち食いの朝食を済ませ、いよいよ出発する。平日ではあるがシーズンで北アルプスでも人気のあるコースなので登山者は多い。我々はゆっくりしたペースなので皆さんに先に行ってもらう。7:10第一ベンチ。7:50第二ベンチ。8:45第三ベンチとひたすら「トウヒ」「シラビソ」の森を登る。ようやく雨も上がった。こうなると気分もよくなり疲れも感じなくなる。10:00富士見ベンチ。名前からすると木の間に富士山が見えるのだろうが今日は曇ってて何もみえない。11:05合戦小屋。ここは麓の有明村からケーブルで荷上げしたスイカを売っている。ここで30分休憩し冷たいスイカを食べる。くたくたの体が甘くて冷たいスイカで生き返った。見てたらどのスイカを割っても赤く熟れていて外れがない。合戦小屋から徐々に木の丈が低くなり高山らしくなった。ウサギギク、ハクサンフウロ、キリンソウなどが沢山咲いている。13:40燕山荘(エンザンソウ)に到着。計画では休憩後燕岳を往復の予定であったが頂上はガスっているので明日に延ばし本日はここまでとし、小屋外のベンチでコーヒーを沸かして飲む。雲海を見てのコーヒーはうまい。明日の天気に期待しよう。