ヨシ坊の山歩記

東海地区(愛知、三重、岐阜)の四季折々山歩きの記録

2009年9月27日  蛇谷ヶ峰(滋賀県朽木村 901.7m)

2009年09月28日 | Weblog
大阪S会9月例会で比良の蛇谷ヶ峰に登る。堂満岳や釈迦岳と同じ比良山系であるが、琵琶湖よりだいぶ西に位置しているのでJRの駅からいきなり歩き出す訳にはいかない。
8:15京都駅で湖西線回りの快速敦賀行きに乗り、大阪から来たみなさんと合流する。近江高島で下車し、畑行きのバスに乗り換える。我々以外にもう一組蛇谷ヶ峰に登るパーティあり。小さなバスなので登山者で満席となる。9:50畑バス停出発。畑の集落は苗字で林さんが多い。10:30ボボフダ峠着。ここまでは植林された杉木立の道であったが、尾根に出たらブナ、クヌギ、ナラの広葉樹林となり明るい緑の回廊となる。琵琶湖から吹き上がってくる風が心地よい。思いがけず、ヤマボウシの赤い実を見つけ皆でつまんで食べる。甘くて美味しい。12:10蛇谷ヶ峰山頂着。20人くらいのグループが双眼鏡で北の方角を見ている。聞いたらタカの渡りだそうだ。13:00昼食後、朽木村ふれあいセンターに向けて下山する。
カツラ谷はその名のとおりカツラの大木が多い。他にブナ、オニグルミなど自然林が見事に茂っている。ベンチのある休憩場で上品な紫の「ミヤマママコナ」がひっそりと咲いている。15:30ふれあいセンターに到着。思い出の森「てんくうの湯」に入る。小学生の団体とぶつかって騒がしくてゆっくりはできなかった。湯上りにレストランで冷たいビールで乾杯。シャトルバスと江若バスを乗り継いでJR安曇川駅に出る。ここから大阪の皆さんと別れ、近江塩津、米原経由で名古屋へ帰る。

2009年9月26日 愛宕山(京都市 924m)

2009年09月28日 | Weblog
明日の大阪S会9月例会を控えて今日から京都へ来ている。何年ぶりかで愛宕山に登る。表登山道は道が整っていて愛宕神社参詣の登山者も多いので遠慮して、月輪寺経由の裏登山道を登る。
京都の町を挟んで東に比叡山、西に愛宕山が位置している。高さは愛宕山の方が少し高い。面白い昔話があって、その昔比叡山と愛宕山は同じ高さであったが、ある日けんかして比叡山が愛宕山の頭をなぐったのでこぶの分だけ愛宕山が高くなったそうだ。そういえば今でも愛宕山を遠くから見ると頂上はたんこぶみたいに部分的に盛り上がっている。
京都駅で亀岡行き普通に乗り保津峡駅で下車する。保津川に架かった巨大鉄橋が保津峡駅ホームになっている。11:00保津峡駅出発。保津川沿いに下り、落合から今度は清滝川を遡る。清滝の表登山口を過ぎて更に歩き空也滝口に着く。林道歩きもここまで。
簡単にアンパン昼食をすませ、月輪寺を目指して登る。登山者に殆ど会わない静かな道だ。聞こえるのは木を渡る風の音と虫の声。14:00月輪寺着。このお寺は木々に埋もれるほどこじんまりした尼寺である。「本堂の雨漏り修繕のため200円寄付をお願いします。」と書いてあったのでお賽銭とは別に200円寄付箱に収める。冷たい湧き水を飲んで休憩後山頂目指して歩く。15:00愛宕山山頂着。お参りをすませ木陰のベンチでしばらく横になる。
帰りは水尾別れで表登山道と別れて「ゆずの里」水尾集落へ下る。一気に下る感じで急な坂道が続く。滑らないよう気をつけて下る。さすがに「ゆずの里」だけあって、ゆずの木が多い。直径5~7cmの青い実がたたわに実っている。ここからさらに保津峡駅まで1時間車道を歩く。16:10保津峡駅着。

2009年9月21日  小秀山(岐阜県加子母村 1982m)

2009年09月22日 | Weblog
シルバーウィーク三日目は飛騨の小秀山に登る。200名山に上がっていて人気のある山であるが登った人からは相当にきついと聞いているので、心してかかる必要がある。暗いうちに出たので中央道は混んでなくすいすいと走り、登山口である乙女渓谷キャンプ場へは7時前に着いた。7:10管理事務所前の駐車場を出発。吊橋を渡ったところの看板で本日のコースを確認して、いよいよ二の谷を遡上する。川沿いには延々と木道が設置されていて歩きやすい。しかしこれだけの距離に設置するのは大変な事だ。8:20夫婦の滝到着。ねじれの滝、和合の滝と乙女渓谷の渓谷美を堪能しながら夫婦の滝へやっと着いたという感じがする。駐車場からここまで来るだけでもかなりきつい。しばらくここで休憩する。夫婦の滝は100m近い落差があって圧倒される。息を整えて出発するが、ここからいよいよ急な険しい道となる。垂直に近い崖を滝の上まで上がり、狭い尾根道を慎重に登る。一番緊張したのは「カモシカ渡り」と表示された崖で下を見ないようにして三点確保の基本を忠実に守って登った。今ここで掴んだ岩が崩れたり、足場が崩れたらなどの思いがよぎったが
ここを登らないと先へ進めない。やっとの思いでカブト岩へ着いたが山頂はまだ遠い。しかしここから後は高原の割と平坦な道となり気分的に楽になった。これでガスってなければ最高なんだが。時々雲の切れ間から日が射すが全体に曇ってて周りの景色が見えないのが残念だ。11:10小秀山山頂着。出発して丁度4時間。やっぱり2000m近い山は距離が長い。目の前の御岳山は雲に隠れてかろうじて裾野だけが見える。晴れた日にもう一度来よう。帰りにまた二の谷の恐怖は遠慮して三の谷コースで下る。こちらは安全な道であるが距離が長い。何回ジグザグしたか解からないほどの道をただひたすら歩くだけ。14:30三の谷登山口着。相当膝がガクガクしたころに林道へ出た。ここからは鼻歌まじりで約30分駐車場まで歩く。久し振りに体をいじめた気がする。心地よい疲れである。今夜は下呂温泉に泊まる。あとは気持ちよい温泉と冷たいビールが待っている。

2009年9月19日 滝頭山(愛知県田原市 258m)

2009年09月19日 | Weblog
シルバーウィーク初日は数日前の新聞で今日明日が渥美半島の田原まつりと載っていたのでまつり見物も兼ねて、田原市へ行き衣笠山から滝頭山縦走をする。豊橋鉄道渥美線の新豊橋駅を8:45に乗る。約30分で終点の田原駅に到着。いつものように駅前から渡辺崋山の菩提寺である城宝寺を通り、郵便局から滝頭川を遡る。体長40cmぐらいの鯉が何匹も悠々と泳いでいる。10:00衣笠山登山口。ここまでは畑の中の平坦な道であったが、ここからは急な登りとなる。10:40衣笠山(278m)山頂。
周りはウバメガシが茂っていて見晴らしはきかない。ここから新道に入り桟敷岩で休憩する。畳六畳くらいの平坦な岩でいい休憩ポイントである。霞んでいるが三河湾の向こうに知多半島がかすかに見える。12:00滝頭山(258m)山頂着。衣笠山から滝頭山の尾根歩きは茂った亜熱帯樹ウバメガシの林間コースであり、日陰の道で樹間を通り抜ける風が心地よい。山頂から恐竜の背を下る。岩場は登りより下りの方が難しい。不動滝まで下りたが今日は時間と体力に余裕があるので、不動岳を往復する。いいころかげんに疲れたので、本日の山歩きはこれくらいにしておく。
田原市内に入るとあちこちで山車の引き回しが行われている。からくり人形のしぐさが面白い。子供神輿も繰り出して賑わっている。秋の祭は季節感があっていい。
日本全国にもっとまつりを活性化して景気付けが必要だ。

2009年9月11日 御在所岳(三重県菰野町 1210m)

2009年09月11日 | Weblog
休みをもらって久し振りに御在所岳に登る。国見尾根を歩きたいが、去年の水害の復旧がまだ終わってなければ他のコースを考える。近鉄に乗って、四日市から湯の山線に乗り換える。通学の時間と重なり車内は高校生で満員。どこの高校か知らないが柄の悪いガキ達だ。とにかくうるさい。幼稚園生以下だ。日本の将来を背負うべき若者がこの程度では、おじさんは悲しい。途中の駅で全員降りたけど車内はペットボトルの空きビンやお菓子の袋が散在して情けない。親の顔が見たい。どういう躾をしてるんだ。ついつい前置きが長くなった。おじさんは怒っている。8:20近鉄湯の山温泉駅着。8時台は湯の山温泉までのバスがないので歩く。9:30中道登山口着。足回りの準備をして出発。土日と違って登山者が少なく、静かな山歩きだ。天気もいいし、先を急ぐこともないので小刻みに休んで登る。6合目あたりから岩場の連続になり気を許せない。久し振りに来たが御在所岳はやっぱり素晴らしい。
7合目カモシカ広場で小休止。岩の上で横になる。風はもう既に秋の香がする。
12:00御在所岳山頂着。平日とはいえ、ここまで来ればロープウェイで上がった人で賑わっている。やはり国見尾根は危険と案内が出てたので、表道で下る。その表道も前とはだいぶ様相が変わっている。水害のひどさを実感する。急なガレ道を慎重に下る。14:50湯の山温泉バス停着。グリーンホテルの温泉に入る。平日なので
お客さんが少ない。露天プロも一人で独占して贅沢な時間をすごした。いい休日です。湯上りに発泡酒で乾杯!

2009年9月5日 石巻山(愛知県豊橋市 358m)

2009年09月05日 | Weblog
昨日の朝TVで葦毛湿原のシラタマホシクサが咲き出したとニュースで言っていたので、見たくなった。豊橋市の北東に連なる豊橋自然歩道を今日は石巻山から多米峠を通り神石山、葦毛湿原までの約15kmのコースを設定する。多分暑いと思うが目的は葦毛湿原のシラタマホシクサなので何とか頑張ろう。
9:33豊橋鉄道バスで石巻山登山口下車。豊橋駅で10人くらい乗ってたが、降りるとき見たらヨシ坊だけになっていた。もうこの時間で舗装道路の照り返しがきつい。早く山道に入りたい。10:30石巻神社でお参り。10:50石巻山(358m)山頂到着。姿形から三河富士と勝手に呼んでいるが、やっぱり頂上に近づくに従い傾斜がきつくなる。最後はハシゴの岩場を登って頂上に出た。全体に石灰岩で雨に侵食された岩が自然のオブジェになっていて面白い。誰もいないのでポーズをとってセルフタイマーで撮影する。もっとゆっくりしたいが先があるので下山する。13:00多米峠着。この間が以外に長く2時間もかかった。アップダウンを何回も繰り返し疲れてしまった。遅い昼飯をとって10分だけ昼寝する。14:10神石山(325m)。小休止で先を急ぐ。15:30葦毛湿原到着。シラタマホシクサはまだ咲き始めで思ったほど多くはなかった。16:20岩崎バス停から乗車。低山とはいえ、延々15kmアップダウンも結構あって夏場はきついコースだ。