ヨシ坊の山歩記

東海地区(愛知、三重、岐阜)の四季折々山歩きの記録

2012年4月29日  呉枯の峰(滋賀県木之本町 533m)

2012年04月29日 | Weblog
愛知H会の4月例会で滋賀県木之本町の呉枯の峰に登る。JRは米原で北陸線に乗り換えて木之本へ向かう。途中線路際に沢山のカメラマンがいる。日曜日限定で走るSLを写すのであろう。10:05木之本駅を出発。商店街を抜け北国街道沿いにある木之本地蔵にお参りする。お寺の裏口から出て小学校、幼稚園、高校の横を通り登山口の貯水池へ向かう。民家の庭先の花がよく手入れされていて美しい。10:35登山口を出発。深い落ち葉の急勾配道を登る。10人ほどのグループが追い上げてきて、忙しないので先に行ってもらう。大阪からの同年代のグループだった。登りつめて尾根に出たら木が伐採された後で明るくなった。日当たりがよくあちこちにワラビ発見。目についたのを採りながら登る。12:00三つ頭着。休憩。12:00呉枯の峰山頂に着。先ほどのグループが昼食中。見晴が悪いので我々は先へ進む。ブナの新緑樹海が素晴らしい。空気も何となく青々とした感じで深呼吸すると空気がうまい。目を落とせば道端にスミレ、チゴユリ、イカリソウ、ミヤマカタバミ、コイワカガミが咲いていて大いに目の保養をさせてもらった。13:00菅山寺に着。昼飯休憩。樹齢1000年以上の木々に囲まれた古いお寺であるが今は無住の荒れ放題で侘しい。山門となっている樹齢1300年の大ケヤキは圧巻である。鐘楼で全員一回づつ、それぞれの願いを込めて鐘を突く。山中に鐘の音が響いて余韻が趣き深い。13:20下山開始。14:05田上城址への分岐。落ち葉の積もった急な道を下る。下りは落ち葉が滑って歩きにくい。14:50田上城址。案内板によれば秀吉が賤ヶ岳合戦のおり急造した城とのこと。当時は多分多くの将兵でごった返していたであろうが、今は鳥の声だけの静かな主郭跡でコーヒータイムとする。今突然当時の戦国時代へタイムスリップしたら、どんな待遇を受けるやら。多分怪しい奴として即刻捕まって首を切られるかもしれない。それとも変わった身なりが珍しく秀吉の前に連れていかれるかも。夢想はこのくらいにして下山する。一気に降りて、伊香高校横に出る。暑い中野球部の練習中である。山上まで声は聞こえていた。高校球児ガンバレ。これから日本を背負う若者よ体を鍛えておけ。15:35JR木之本駅に帰着。歩行時間約4.5時間。沢山の可憐な花に出会い、またブナの新緑の中心身共にクリーンアップした一日であった。ありがとう。

2012年4月24日  国見岳(三重県菰野町 1166m)

2012年04月24日 | Weblog
連休明けに大阪S会の5月例会で御在所岳を予定しているので、コース下見に出かける。久々に天気予報は晴れ晴れマークなので快適な山歩きが期待できる。8:25近鉄湯の山温泉駅を出発。平日は湯の山温泉までのバスが9時過ぎでないとないので、ウォーミングアップを兼ねてここから歩き出す。車道を歩くが時々すごいスピードで車が通り過ぎるので危ない。9:40中道ルート登山口を出発。今日は朝から初夏みたいに暑いので、ここに来るまでに一汗も二汗もかいた。ボックスに登山届を出して出発する。平地では染井吉野がすっかり散ってしまったけど、ここでは山桜が満開。何度も来ているけど湯の山にこれほど桜が多かったとは知らなかった。10:20四合目おばれ岩。朝飯が早くお腹がうるさく泣き出したのでアンパンを食べて休憩する。アカヤシオがちらほらと咲き出した。上品な薄いピンクの花が美しい。10:40地蔵岩で小休止。10:50六合目キレットでまたまた小休止。遠くをロープウェイが通るが平日なので空が多い。11:45山頂富士見岩に到着。登山口から約2時間でここまで来れた。今日は御在所岳山頂へは行かず、国見岳へ向かうことにした。12:05国見峠。12:20~12:40藤内壁を見渡す白ハゲで昼食休憩。土日だと賑わう場所であるが平日なので絶景ポイントを独り占めできる。贅沢なもんだ。12:50国見岳山頂。不思議な自然造形の石門で写真を撮ってたら、けたたましい笑い声をあげてオバチャングループが来たので早々に退散する。13:00国見尾根分岐。ここから国見尾根を一気に下って藤内小屋へ向かう。13:30~13:40尾根コブの絶景ポイントでコーヒー休憩をとる。ゆるぎ岩で追い越したオバチャン達が近づいて、うるさい声がしだしたのでまたまた早々に先を急ぐ。楽しいのは解るけど何で静かに山歩きが出来ないのでしょうか。今年も咲いてました。あたり一面にハルリンドウ。この時期に必ず会いたい大好きな花です。踏まないよう気をつけて写真撮影する。14:30藤内小屋。このルートでは期待してなかったイワウチワの群生に出会ったのはもうけもの。15:00裏道登山道入り口。15:30三交湯の山温泉バス停に到着。山桜、シャガ、ミツバツツジ、アカヤシオ、シヨウジョウバカマ、ハルリンドウ、イワウチワと沢山の花に出会えて幸せな一日であった。

2012年4月21日  羽黒山(三重県関町 291m)

2012年04月22日 | Weblog
会社仲間と三重県関町の羽黒山に登る。三重県北部の天気予報は曇りのち雨となっている。何とか今日夕方まで降らないで欲しいと願っていたがJR関西線で亀山に近づくほど雨が降り出した。小雨程度なのでこのまま実行する。春雨じゃ濡れて参ろう。車窓から見る鈴鹿川河川敷のからし菜が美しい。10:30JR関駅を出発。駅前の一号線を陸橋でまたぐ。本日最初の登りだ。旧東海道に入り京都方面に向かって歩く。町並みに合わせて古風な漆喰作りの郵便局から右へ曲がり市街地を抜け小野川を渡る。天気良ければここで目の前に花こう岩がゴロゴロした羽黒山が姿を見せるところであるが、今日は霧で何にも見えない。11:30羽黒神社。この先屋根のある休憩場所がないので、少し早いけど昼飯にする。神社入り口の説明板によると羽黒神社はやはり山形の羽黒権現と関係があり、源義経家来の佐藤兄弟の家来が病気平癒のお礼に奥州から勧進したとある。11:50出発。神社の大岩を右に回り込み神社の真上、第一展望台に出る。左に観音様の姿をした観音岩は見えるが全体に霧がかかって今日は見晴しがきかない。第二展望台を経て頂上を目指す。シダが予想以上に茂って道をふさいでいる。雨具を着てなければズボンはびっしょりになるところである。ところどころにミツバツツジが咲いている。雨に濡れてことのほか美しい。12:15羽黒山山頂(291m)に到着。雨の中見晴らしもないので、記念撮影だけで先へ進む。倒木が道を塞いでいる箇所あり。道なりに進んでいても間違っているのに気づき引き返したのが二回。何度来てもわかりにくい道だ。コースの圧巻は体が何とか入るかどうかの岩穴くぐりである。定かでないルートを何とか通り抜け東海自然歩道に出たときはホッとする。13:00東海自然歩道の分岐。歩きやすい自然歩道を筆捨山と反対に関ロッジに向けて歩く。13:30東屋でコーヒータイム。14:30新池、関ロッジを経て東海道関宿に着く。羽黒山は標高こそ低いが変化に富んでて決して侮れない山である。

2012年4月4日 小谷山(滋賀県湖北町 495m)

2012年04月04日 | Weblog
大阪S会の今月例会小谷山登山は都合で参加できないので今日の下見に参加させてもらう。春の嵐で大暴れした低気圧が何とか近畿東海地方を去り天気は回復方向なので出発する。10:10JR北陸線河毛駅を出発。駅前で浅井長政・お市の方銅像に迎えられる。銅像の後ろにこれから登る小谷山がそびえている。雨の中田んぼの中の道を傘をさして歩く。北陸自動車道をくぐり、石材店を通過し国道を渡ると北国街道の古い町並みに入る。集落外れの清水神社から登山道に入る。雨は相変わらず降り続きパラパラと音がして霰混じりとなる。山崎丸跡、福寿丸跡を通り頂上を目指す。昨日降った雪が積もってて冬山に登っている感覚になる。12:10小谷山山頂。ようやく雨が上がり時々日が射しだした。さすが晴れ男。
山頂の広場で昼飯にする。12:50下山開始。小谷城址を小丸・中丸・本丸の順に下る。かつて400年ほど前には櫓が続いて堂々たる山城であったであろうが、今は苔むした石垣が残っているだけ。諸行無常、兵どもの夢のあと。13:50~14:10御馬場跡の広場でコーヒータイム。Mさんから大阪喜八洲の金つば差し入れあり。上品な甘さの大納言に感激する。
14:50登山口休憩所に到着。何年か前に来た時はなかったが新しくトイレとガイドセンターが出来ていた。

2012年4月1日 大平山(愛知県犬山市 291m)

2012年04月01日 | Weblog
木曽川(日本ライン)に沿って連なる鳩吹山系の一峰である大平山に登る。コースは鳩吹山、西山を経て大平山に至り犬山の不老滝へ下山することにした。10:05名鉄可児川駅を出発。鳩吹山の登山口に向かって自動車道を歩く。日曜とあって名鉄ハイキングの逆コースなのかこちらに向かって歩く人がやたらと多い。登山口から200mほど登った分岐から岩登りコースに入る。この登りは何回来ても緊張する。雑念を払って、手と足を運ぶ。登りきった所で休憩する。11:00鳩吹山(314m)山頂。日曜なので登山者が多い。休憩を取らず先へ進む。11:25北廻りコース分岐。尾根道から一旦沢まで降りて、再度急傾斜を登る。12:00西山(340m)山頂。昼飯時になったがここは見晴がよくないので先へ進む。12:20~12:45昼食。西可児団地とゴルフ場を見下ろす中電鉄塔下で昼飯にする。来た時は8人ほど休憩中であったが、出発時は誰もいなくなった。12:53大平山分岐。ここから先は今回初めてだが道がしっかりしていて標識もあるので歩きやすい。あまり知られてない山で人も少ないので静かな山歩きができる。13:20大平山(291m)山頂。すぐ下を木曽川(日本ライン)が流れている。下山路は眼下の木曽川に向かって一気に下る感じ。途中絶好のポイントでコーヒータイムをとる。カップ半分ほど飲んだところで俄かに曇って雨が降り出した。慌てて喫茶店を店じまいする。14:13登山口に到着。不老滝公園の開きかけた桜の木の下でワンカップを出し一人で打ち上げをする。またもや曇ってきて雨が降り出した。全く今日は変な天気である。