ヨシ坊の山歩記

東海地区(愛知、三重、岐阜)の四季折々山歩きの記録

2012年9月29日(土)  小倉山(岐阜県養老町 841m)

2012年09月30日 | Weblog
会社仲間と4人で養老の小倉山に登る。台風17号が接近しているが何とか今日いっぱいは晴天がもちそうだ。大垣でJRからローカルの養老鉄道に乗り換える。車窓には稲刈りも間近となった黄金の稲田が広がる。畔に咲く彼岸花が美しい。大垣では遠くに見えた山並みが目の前に近づいてきたら養老駅だ。ホーム天井から何本も下がった瓢箪が出迎えてくれる。9:10養老駅を養老の滝に向けて出発。なだらかな坂道を登っていくので適度なウォーミングアップになる。10:00養老の滝で休憩。既に汗びっしょりになったので滝の傍によるとひんやりとして肌寒い。滝の上へと道を回り川を渡っていよいよここから山道となる。ジグザグの急登をみなもくもくと登る。木の間越しに見える下界の景色で徐々に高くなっているのが実感できる。11:30三方山(730m)山頂。本来なら木曽三川と濃尾平野が見えるのだが今日は霞みがかかっていてよく見えない。ただし遠くに恵那山、御嶽山はよく見える。あとで登ってきたおじさんにカメラのシャッターを押してもらう。分岐点までもどり小倉山山頂を目指す。12:00小倉山(841m)山頂。西側広場にあったテーブル付きのベンチで昼飯にする。風もなくまったりとした時間を過ごして眠たくなった。12:40下山開始。笹原峠まで戻り、帰りはここからあせび平を経て下る。このコースは人も少なく静かな山歩きができる。何回かアップダウンを繰り返してあせび平(旧牧場跡)に出る。風通しの良い日だまりでコーヒータイムにする。ここからは林道をだらだらと下る。先日の大雨でだいぶ道が削られている。一か所道が殆ど崩れ落ちて危険な個所があった。下をみないようにして崖に沿って慎重に渡る。16:15養老駅に到着。大垣駅前の「魚民」で反省会。特に反省事項はないが何事もなく無事下山できたことに感謝して乾杯。歩行時間約6時間。お疲れ様でした。

2012年9月24日(月)  比叡山(京都市と滋賀県大津市の県境 848m)

2012年09月25日 | Weblog
今日は仕事休みを取ったので大阪へ来たついでに久々に比叡山に登りたくなった。銀閣寺から登り山を越えて琵琶湖の坂本へ降りるコースを選ぶ。8:50地下鉄今出川から歩き始める。御所と同志社大学の間の今出川通りを如意ヶ岳の大文字に向かって歩く。歩道を前後から自転車がひっきりなしに来るので危ない。歩いてみて改めて御所の大きさに驚く。鴨川を渡ると前方に比叡山がおいでおいでしているように見える。銀閣寺手前の浄土寺橋から京都一周トレール地図を頼りに歩く。住宅地を抜け日本バプテスト病院裏に回るといきなり茂った森の中に入った。熊出没注意の看板あり。それらしい雰囲気の山道となった。11:06てんこ山。地図を見て面白い山の名前なので少し寄り道する。道は入口だけですぐに踏みあとは消え蜘蛛の巣だらけの藪道となる。10分くらい蜘蛛の巣と闘いながら山頂に着いた。きちんと三角点の表示があるが見晴は全くきかない。来た道を下ってトレールに戻る。11:40雲母坂と合流。ここから先は比叡山まで何度も通っているので気分が楽になった。12:30ケーブル山上駅手前のビュースポットで昼飯。12:45出発。10匹ほどの猿の群れに遭遇する。せっせと栗の皮をむいて食事中であった。近づくと一応道をあけるが遠くへは逃げない。目を合わせないようにして通り過ぎる。13:30根本中堂にお参り。14:00無動寺にお参り。ケーブル駅からかなり離れているので参詣者は少なくてひっそりとした静かなお寺である。参道はきれいに掃除され美しいホウキ目が入っている。足跡をつけるのが申し訳ない気がする。人の足跡より鹿の足跡が多い。薄暗い無動谷を下る。15:30JR比叡山坂本駅に到着。歩行時間6.5時間。京都一周トレールもこれでスタートの伏見稲荷から比叡山まで歩いたことになる。次回は比叡山から鞍馬まで挑戦しよう。

2012年9月23日(日) 伊那佐山(奈良県宇陀市榛原 637m)

2012年09月25日 | Weblog
大阪S会の9月例会で奈良の伊那佐山に登る。朝から雨が降っているが天気予報では午後晴れになっているので出かける。9:25近鉄榛原駅に集合。今日は都合悪い人が重なってメンバーは6人と少し寂しい。9:45比布バス停で下車。雨は小降りとなってほとんど傘はささなくてもよい。このまま上がってくれることを望む。芳野川に沿って歩く。土手の彼岸花が美しい。正面にこれから登る伊那佐山の三角形が見える。同じく三角形のモダンな建物の文化センター先で芳野川を渡る。高山右近石碑前を左に回り田舎道を歩く。稲刈りを控えて黄色くなった田んぼにコスモス、彼岸花が映える。10:30山口農園前。ここからいよいよ狭い山道になるのでゆっくり休憩する。落ち葉が積もったフワフワした道を登る。道端に可憐なヤマホトトギスを発見。やがて道は茂った笹ヤブとなり雨露が顔にかかって冷たい。足元が見えないので用心して歩く。11:40見晴の良い猿岩に着。11:55山頂に到着。古い作りの都賀那岐(つがなぎ)神社にお参りする。ここは神武東征の際に陣地として使われたとかで神武天皇が詠まれた古歌の碑が建っているが内容は難しくて不明。社殿横の広場で昼飯にする。たちまちガスが掛かってきて幻想的な雰囲気になる。体が冷えてきたので引き続き食後のコーヒータイムとする。冷えた体に暖かいコーヒーが美味しい。12:40下山開始。同じコースはとらず井足岳方面への急傾斜を下る。10分ほどで林道に出て道幅が広くなり歩きやすくなった。あとは田舎道を世間話しながらのんびりと歩く。13:50宇太水分神社。休憩を兼ねて本日の安全登山御礼参りをする。14:20榛原駅に到着。結局雨に会わず日も射さず歩きやすい山行であった。特に反省することは何もないが駅前のすし屋で反省会を行う。奈良の地酒をいろいろ飲み比べて盛り上がる。お疲れ様でした。

2012年9月14日(金) 鎮南山(ちんなんざん 大分県臼杵市 536.4m)

2012年09月19日 | Weblog
家内の実家で法事のため大分県臼杵市に来ている。折角なので久住山にでも登ろうかと思ったが、愛知県から車で陸路を走ってきた疲れがまだ残っており車で出かけるのが面倒くさくなった。ということで臼杵市内から歩いて登れる鎮南山に登ることにした。臼杵市内のどこからでも見える小高い山で臼杵市民に親しまれている山である。JR上臼杵駅裏を通る国道を津久見方面へしばらく歩くと鎮南山の標識があり右に登る。市民墓地の突き当たりに駐車場になった登山口があった。平日にも関わらず車、バイクが10台くらい停まっている。散歩がてら毎日登っている人もいるそうだ。10:00東九州自動車道をまたぐ橋を渡りいよいよここから登山道に入る。10:20二合目。蒸し暑くて早くも休憩をとる。下山してくる2グループに挨拶する。身軽な恰好なので地元の人達であろう。10:50四合目展望台。四合目に出たら「左へ走って2分、歩いて4分で展望台」の標識に従って左へ進む。確かに歩いて4分だったが登りとは書いてなかった。臼杵市街、臼杵湾が見渡せる絶景ポイントだ。望遠鏡もセットされているが故障中か見たら真っ暗で何も見えなかった。11:30塔尾山山頂(475m)。石組みの神社にお参りする。横のボックスに登山記載帳があり記載する。ここからの眺めも素晴らしい。10分休憩して山頂に向かう。12:00鎮南山山頂。回りの木が茂っていて見晴は良くない。少し東へ下った岩場で休む。目の前に石灰岩を採掘して山の形を崩しつつある津久見の山が見える。12:30山庵寺(やまなんじ)へ向けて下山開始。竹藪の急傾斜を下る。今日は誰も通ってないと見えて油断すると蜘蛛の巣が顔にベタッと張り付く。12:50いきなり山庵寺の明るい境内に出た。沢の水で蜘蛛の巣でべたついた顔を洗う。13:00出発。帰りは姫岳方面へ尾根道を歩き途中から野村ダムへ下るコースをとる。ダムへ下る入口をうっかり通り過ぎてかなり時間をロスしてしまった。下りの林道は雨でかなり土砂が流されていて林道とはいえ車は通れない。14:50野村ダムに到着。

2012年9月12日(水) 行縢山(むかばきやま 宮崎県延岡市 831m)

2012年09月18日 | Weblog
家内の実家で法事のため大分県臼杵市に来ている。今日は宮崎県延岡市に在住の家内の友達に会うため運転手を頼まれた。友人と会っている間の約3時間で日本100名滝の一つ「行縢滝」で有名な行縢山に登る。車の移動時間を入れると行縢滝まで行くのがやっとだと思う。
延岡市社会教育センターで家内を降ろし、行縢山登山口手前にある青少年自然の家にナビをセットして出発する。12:30青少年自然の家を通り過ぎ行縢神社前の駐車場に車を停めて歩き出す。沢を登っていくといきなり目の前に屏風のように行縢山の雄竹・雌岳が立ちはだかり、その中間部から滝が流れている。滝までかなり急な登りであるが何とか時間内に滝までたどり着きたい。13:15汗びっしょりになって滝にたどり着いた。近くで見るとすごい迫力である。平たい絶壁の表面を縫うようにして落差約80mを大量の水が流れ落ちる。近くまで行くと頭から水しぶきがかかりオゾンがいっぱい。滝を見上げて深呼吸する。自然のエネルギーをいただいて体の節々まで少し若返ったような気がする。13:30下山開始。山頂への分岐では登りたい気持ちを振り切って登ってきた道を下る。14:15入口の行縢神社に到着。今日も目いっぱい自然の懐に抱かれたことに感謝して神前で二礼二拍手一礼でお参りする。

2012年9月5日(水) 藤原岳(三重県いなべ市藤原町 1140m)

2012年09月06日 | Weblog
何年ぶりかで藤原岳に登る。いつものように聖宝寺道で登り大貝戸道を下る予定。近鉄富田で三岐鉄道に乗り換える。途中の大安まで来ると通学の学生も降りてしまい二両編成の車両に乗客はヨシ坊一人だけになった。去年の脱線事故の修復工事がまだ続いていて東藤原で代行バスに乗り換えて西藤原駅に着いた。9:35帰りのバス発車時刻を調べて西藤原駅を出発する。9:50鳴谷神社で安全登山の祈願をする。ここから聖宝寺への長い石段を上がる。準備運動にしてはちょっときつい。聖宝寺の裏まで来たら、ここから先土砂崩れの堰堤工事のため25年3月末まで進入禁止で柵囲いしてある。せっかくここまで来たのに残念!西藤原駅前の案内看板か大貝戸コース分岐の箇所に聖宝寺道通行不可の説明が欲しかった。虚しい気持ちで大貝戸コース分岐まで引き返す。一時間をロスしてしまった。やむなく予定変更で大貝戸コースの往復とする。10:30登山口休憩所で足回りを固めて出発。10:50二合目。ようやく石灰岩の塊がごろごろと現れだした。セメントの原料であることがよくわかる。石そのものがセメントを固めて作ったような感じである。雨で浸食されてできた自然の造形が見事である。11:20四合目で休憩。下を見たら腿のところでピョコピョコ動く蛭を2匹発見。油断してたら危うく血を吸われるとこだった。12:10八合目で休憩。きれいな紫色したトリカブトの花があちこちに咲いている。八合目から上は登山道が大雨の土砂崩れでかなり寸断されている。苦労して登る。12:55藤原岳山荘に着。山頂はもう目の前だが腹が減って力が出ないので昼飯にする。13:10出発。明るく開けた草原を歩く。すぐ近くで鹿が「ピーッ!」と鳴く。仲間に危険を知らせたのであろう。声はすれど姿は見えない。すぐ近くにいるのは解るが。用心深い動物である。13:30山頂に到着。素晴らしい展望だ。幾重にも重なる鈴鹿の山並が墨絵のように濃淡があって美しい。山並を見ながらコーヒーを飲む。13:45下山開始。石灰岩の岩道は下りが難しい。足が疲れているせいか踏ん張りがきかないので危ない。慎重に降りているつもりでも滑って尻もちをついた。タイミングよく鹿の鳴き声が聞こえた。転んだのを笑っているかのようだ。どこかで見られていたのかもしれない。16:00登山口休憩所にようやく到着。下りが長く感じた。珍しく膝が痛くなった。