愛知H会の10月例会で青山高原の髻山に登る。9:33近鉄西青山駅で下車。下車したのは我々だけで、日曜なのに他に降りる人がいない。山間の静かな無人駅である。9:40西青山駅を出発。駅前の階段を上がって長い桜並木の一本道に出る。ここは新青山トンネルができるまで近鉄の軌道があったところだそうだ。満開の桜並木の中をゆっくり電車で通ってみたかった。確かにトンネルが出来て早くなって便利にはなったが何か大切なものをなくした気がする。10:10乗馬クラブに着く。駐車場は車がいっぱいで繁盛してそうだ。乗馬クラブ前の橋を渡って右へ国道165号を緩やかに登る。結構交通量が多い。歩道橋を渡って東海自然歩道に合流する。ここで車の騒音から離れて静かな杉・檜林の中を歩く。先日の大雨のせいか林道がズタズタになっていて歩きにくい。再びバイクの音がしたら青山高原道路のトンネルをくぐって、青山高原髻山の山頂に出た。何年か前に来たときからかなり風力発電の風車が増えていてざっと数えて50基ぐらいか。こんなにあれば原発はいらないかも。山頂は視界を遮るものが何もなく素晴らしい景色だ。津、松坂市街の先に伊勢湾、知多半島が見える。12:40-13:10昼食。丸山草原まで行って昼飯予定だったが、腹が減って動けなくなったので途中陽当たりの良いベンチで昼飯にする。13:40丸山草原。ここも見晴らしの良い展望台である。あせびの丘を過ぎて明るい広葉樹林を下る。14:50滝見台で休憩。再び薄暗い樹林帯を歩く。山の中は日が陰るのが早い。岩陰を回ったところで鹿が4頭慌てて逃げてった。こちらが驚かされた。16:10四季の里。薄暗い森の中から一気に視界が開け広々とした芝生の広場にでた。踏んで歩くのが申し訳ないほどきれいに整備された芝生である。転げ回って遊びたくなる。東青山駅から伊勢中川行の普通電車に乗る。
大阪S会の10月例会で奈良の松尾山に登る。矢田丘陵近畿自然歩道を法隆寺から松尾山、矢田寺、霊山寺まで歩く。9:00JR法隆寺駅に集合。法隆寺の横を通る。満開のキンモクセイがいい匂いを発している。ゴルフ場の横を過ぎて山道に入る。11:00松尾寺に着。この寺は天武天皇の皇子舎人親王が、養老2年(718年)に厄除けと日本書紀編纂の完成を祈願して建立したと伝わる日本最古の厄除け寺で厄除けでお参りする人が多い。11:50国見展望台。展望台に上がると遥か前方に三輪山から始まり奈良若草山へとつながる奈良山系が広がる。この山系の裾に山の辺の道が通っている。「やまとは くにのまほろば たたなずく あおがき やまごもれる やまとし うるわし」万葉の人々もこうやって大和盆地をながめたであろう。13:20アジサイで有名な矢田寺に着。14:20こどもの森公園。休憩所でコーヒータイム。お茶がなくなったので自販機で買ったら「まいどおおきに」としゃべったのでビックリ。おまけに「釣銭忘れたらあかんで~」と親切な注意もしてもらった。15:15霊山寺前からバスに乗り近鉄富雄駅へ。16:00鶴橋の居酒屋「うをさ」で反省会。お疲れ様でした。
明日の大阪S会例会を前に奈良の山に登る。談山神社から山道を抜けて明日香の里へ出て終点橿原神宮まで万葉の道を歩く。10:50近鉄桜井駅南口バス停から談山神社行きのバスに乗る。コミュニティバスで1時間に1本の運行。乗り遅れたら大きく予定が狂う。11:16談山神社に到着。入山料600円を払い140段の石段を登る。本殿では宮司さんに上がって拝観するよう勧められたが、登山靴を脱ぐのが面倒くさく本堂入り口でお参りをすます。11:30重要文化財の十三重塔、権殿横の登山口から山道に入る。10分ほどの登りで「右談山、左御破裂山」の標識あり。11:30右に進んで談山(かたらいやま)の山頂に立つ。ここは中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌足(後の藤原鎌足)が蘇我氏討伐の策を練った場所である。鬱蒼とした木々に囲まれてそれらしい雰囲気を醸し出している。今から1370年前に思いを巡らしてみる。先ほどの分岐まで戻り今度は御破裂山へ向かう。12:00御破裂山。ここは藤原鎌足公の墓所(古墳)で裏に回ったところが展望台になっている。回ってみたが木が茂っていて展望はあまりきかない。林道を下り舗装道路に出る。30分ほど行くと左明日香の標識に従い土道に入る。13:00万葉展望台に着いて昼飯。素晴らしい眺めだ。明日香盆地を挟んで前方に右から生駒・信貴連山、二上山、葛城山、金剛山と連なる。昔苦労して歩きとおした二上山から金剛山天見まで40キロメートルダイモンドトレイルを思い出した。割と急な下り坂を降りて東山の村に出る。14:00飛鳥坐神社、14:30甘樫丘と歩く。15:30橿原神宮駅。橿原神宮にお参りする。時間的に遅いせいか境内は人も少なく閑散としている。年始の混雑が嘘みたいだ。他に参る人もいないので神さんが何でも願い事を聞いてもらえそうな気がする。
昨日は台風一過、晴れの予想が見事に外れて雨と風の中さんざんな栗駒登山であった。ずぶぬれになったカッパは泊まった鳴子観光ホテルさんのご厚意で乾かしてもらった。温かいおもてなしのご配慮有難うございます。今日は朝からいい天気だ。一日ずれてたらと思わないでもない。今日の予定はカルデラ湖潟沼へ行き活火山の胡桃が岳に登る。9:00鳴子観光ホテル出発。9:40潟沼駐車場から歩き出す。車道を10分ほど歩き登山口がわからず引き返す。小さな登山口標識をうっかり見過ごしていた。杉林の中を登る。しばらく登ると杉林を抜けて雑木林となり明るくなった。クマザサの茂った道を登る。熊が出そうな雰囲気だが鈴を忘れた。代わりに笛を吹きながら歩く。10:30山頂に着。周りの木が茂ってて見晴らしはきかない。木々の間から少しだけ見える。昨日登った栗駒山が頭だけ見える。滑らないよう気を付けて来た道を下る。11:00駐車場に戻る。予定より早いので潟沼を一周する。苔むしたいい散策コースだ。道の端々にいろんな種類のキノコが生えている。途中の東屋でコーヒータイム。潟沼の対岸に先ほど登った胡桃が岳がどっしりと構えている。コースの所々が岩場になっていて水蒸気が噴き出している。硫黄の溜まっている箇所もある。ここはほんとに活火山だと実感する。一周して湖岸のレストハウスで昼飯にする。メニューの中かせ潟沼ラーメンがどんなものか気になったので全員同じく潟沼ラーメンを注文する。出てきたものは特に目立ったところのない普通のラーメンであった。二日続けてホテルの御馳走だったのでこの薄味のラーメンがあっさりして美味しかった。
大阪S会の皆さんと宮城・岩手県境の栗駒山に登る。紅葉が美しいと聞いていたので楽しみにしていた。心配していた台風18号も温帯低気圧となって昨晩のうちに通り過ぎて、何とか登れそうな天気になった。宿泊のハイルザーム栗駒を9:00出発。9:20イワカガミ平駐車場から歩き出す。下界は天気回復したが、ここ標高1100mの山上は霧の中で風が強い。東栗駒コースで登って中央コースを下山する予定であったが、昨日の雨で新湯沢が徒渉できるかどうか心配になったので中央コース往復に変更した。1時間ほど登ると周りに紅葉が広がってきた。残念ながら4,5oメートル先は霧で見えない。晴れていたらさぞかし美しいことであろう。欲を言えばきりがないので、何とか登れるだけでも有難いと思う。11:20山頂に到着。遮るものが何もないのでここの風は半端ではない。時々吹く強風に倒されそうになる。ゆっくり昼飯などとんでもない。記念写真もそこそこに下山する。まず降らないと思っていた雨が降り出し時間とともに小雨から本降りになった。ヨシ坊の予想と大きく違った。雨の中だらだらの下り坂を全員黙ってもくもくと歩く。13:00駐車場にやっと着いた。駐車場警備のおじさんに「何でこんな天気に山へ登るのか理解できない」と言われた。車の中で昼飯と食後のコーヒーにする。温かいコーヒーで生き返った。今夜の泊りは鳴子温泉。早く温泉に入って冷たいビールが飲みたい。