ヨシ坊の山歩記

東海地区(愛知、三重、岐阜)の四季折々山歩きの記録

2008年11月29日 御在所岳(三重県四日市市菰野町 1212m)

2008年11月29日 | Weblog
4月末に国見岳に登って以来久し振りの鈴鹿登山である。夏に大雨が降って被害が大きいとはニュースで言っていたので気になっていた。
近鉄名古屋発7:31急行に乗り四日市で乗り換え湯の山温泉駅に8:35着。すぐにバスが接続していた。この時期いつもなら満員状態なんだけど、水害のためかバス乗客は4人だけ。ほんとに登って降りてこられるかどうかちょっと不安になる。
湯の山温泉バス停9:00出発。三滝川沿いに温泉街を抜けて徐々に登る。紅葉が丁度見頃で陽に映えた紅葉がまばゆいほどだ。登山口9:30着。歩き出したときは寒いぐらいだったけど登りが続いたので暑くなった。鎌ヶ岳への道と分けて中道コースをとる。中道コースは大雨の影響がなく前とかわっていない。10:10おばれ岩で休憩。持参したミカンを食べる。標高700mでここまで来ると見晴らしが良くて眼下に濃尾平野がどこまでも広がっている。自宅から御在所岳が見えるので、ここから自宅が見えてもいいはずなんだが・・。そんなことないか。
11:20御在所岳山頂到着。登山客は少なかったが山上はロープウェイで来た人で賑わっている。山頂から長者池を通り御岳神社にお参りしたあと神社前の広場で昼飯にする。自分で作った弁当、吾ながらうまいと思う。休憩してたら曇ってきて風が出てきたので歩き出す。12:10出発。下りは武平峠経由で下る。12:45武平峠までは問題なく降りてきたが、目の前に広がる災害の爪あとを見てびっくり。沢沿いの登山道は流木で塞がってて通れない。仕方なくしばらく県道を歩くと、大きながけ崩れで県道も塞がっている。さぁ困った。思案の末少し戻って崩れた沢を慎重に下って何とか登山道に合流できた。ちょっとだけパニックになった。災害がこんなにひどいとは思わなんだ。自然の力はすごくて恐い。
ここからも沢を渡るごとに崩れているのでルートを探してなんとか登山口に着くことができた。ホッとして熱いコーヒーを飲む。ことのほか旨い。
いつものようにグリーンホテルの露天風呂に入り生き返る。湯上りに発泡酒で乾杯。いい気持ちだ。このままここに泊まりたい。

2008年11月23日 小倉山(岐阜県養老町 841m)

2008年11月23日 | Weblog
PCで東海地区の紅葉スポット案内を見てたら、養老公園の紅葉が見たくなった。大垣で養老鉄道の桑名方面に乗り約20分で養老駅に着いた。駅舎の天井から特産の瓢箪が沢山ぶらさがっている。
9:30小倉山登山口/養老駅から約1時間養老公園の中を歩く。紅葉は今が盛り、日に当たるところが真っ赤に映えて美しい。もう既に観光客が多い。
11:10小倉山山頂/登山口からしばらく林道を歩き、川を渡ったところからいよいよ山道に入る。いきなり急な登りになる。高度を上げるに従い対面の真っ赤に染まった山が目に入る。俳句の季語で「山燃ゆる」が秋を表すのがよくわかる。
積もった落ち葉を踏むサクサクという音が耳に心地よい。静かな山で聞こえるのは
鳥の声と落ち葉を踏む音だけ。ジグザグの登りを何回か繰り返して最初の休憩場所で休む。休憩後20分で最初のピーク「三方山722m」に着く。木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)が目の下で蛇行して流れている。小倉山は草山で高い木がなく見晴らしが素晴らしい。昼飯には早いので小休止だけで下る。
12:10アセビ平/いったん笹原峠まで降りて尾根道を通ってアセビ平に向かう。尾根道はすっかり落葉していて靴がすっぽりはまるくらい落ち葉が積もっている。風が出てきてじっとしてると寒い。アセビ平の広場では10人くらいのグループがいて酒盛りをやっていた。山ではあんまり飲まない方がいいですよ。うるさいのでちょっと離れた場所で昼飯にする。
14:20養老駅/下りはだらだらとした長い林道を歩く。下るに従って紅葉が多くなった。養老公園に入ると来る時よりかなり人出が多い。駐車場に入る車が何十台も連なっている。こことか香嵐渓とか紅葉の名所は車でくるもんじゃない。駅に着いたらタイミングよく1時間に1本の電車が来るとこだった。ビール飲む間もなかった。今回は家に帰ってゆっくり乾杯しよう。

2008年11月15日 鳩吹山(岐阜県可児市 314m)

2008年11月15日 | Weblog
会社の山仲間と鳩吹山に登る。昨日まではあんなに天気よかったのに、天気予報は曇り夜から雨となっている。が朝起きて外を見たら今にも降りそうな空だ。駅で電車を待っている間にポツポツと降り出した。一緒に行く予定のH嬢から携帯に確認電話あり。小雨決行を告げる。今回はヨシ坊を入れて3人と少ない。連れは20台、30台の若者で親子みたいなもんだ。
10:20名鉄可児川駅出発/8:40に金山駅集合にしていたがKくんが遅れて30分あとの電車に乗る。一人だと長く感じるが3人でおしゃべりしてたらあっという間に可児川駅に着いた。危うく乗り過ごすとこだった。
11:30鳩吹山山頂/登山口でストレッチ体操をしていざ出発。H嬢はいきなりハーハーと息遣いが荒くなったのでペースを落とす。ちょっと無理かなと思ったけど変化のあるルートの方が面白いかと岩登りコースを選ぶ。やっぱり若さかこちらの心配は杞憂に終わった。山頂の東屋にて早目の昼食をとる。雨なので満席状態で譲り合って座る。ここは眺望抜群なんだが残念なことに霧がかかって景色は全く見えない。
14:00西山展望台/何回もアップダウンを繰り返し西山展望台に到着。展望台下の長い登りにはまいった。展望台には誰もいず我々の貸切状態である。喫茶「YOSHIBO」のオープン。会社のTさんから特注インスタントコーヒーフラジールの差し入れがあり、美味しくいただく。香の良い暖かいコーヒーで生き返る。
16:00ライン温泉/先月下見に来て入った銭湯ライン温泉に入る。16:00からOPENなので20分ほど図書館で雑誌を見て時間をつぶす。暖かい風呂で生き返る。
疲れた足がジワーっと生き返る感じがする。番台のおばあちゃんはちゃんとヨシ坊のことを覚えてくれていた。今日は親子3人で来たと思われた。おばあちゃんとお客さんの間で正しい名古屋弁が飛び交ってて聞いてても飽きない。湯上りに犬山駅前の「魚民」で反省会。冷たい生ビールでカンパ~イ。秋刀魚のカルパッチョともつ鍋が美味しかった。




2008年11月8日 高岳(熊本県阿蘇 1592m)

2008年11月09日 | Weblog
キザな言い方をすれば、阿蘇の雄大な山懐に抱かれた気分を味わいたくて昨日から熊本に来ている。ホテルで目覚めたらやっぱり天気予報どおり雨が降っている。今回の阿蘇は根子岳の予定であったがこの雨では危険を伴うので比較的道が固い高岳に変更する。天気だけは人力の及ぶものではなし、ただ任せるしかない。ヨシ坊の晴れ男神通力に期待しよう。熊本市内のホテルを6:30に出る。ホテル前のコンビニでお茶、おにぎり、アンパンを買う。懐かしいチンチン電車に乗って水前寺駅で降り、JRに乗り換える。立田口、肥後大津と過ぎて立野では阿蘇の外輪山をスイッチバックといってZ状に登る珍しい経験もした。知らない人は突然車両がバックしたりするので慌ててしまう。8:55宮地駅着。
9:30仙酔峡登山口出発/宮地駅で仙酔峡行きのバスがないか駅員さんに聞いたが「なかですよ」とのこと。思い切ってタクシーに乗る。登山口のインフォメーションセンターで準備してたら20人くらいの団体さんがバスで到着。聞いたら大阪からフェリーで来たとのこと。せっかく来たのにこの天気お互いに残念ですなぁ。
11:15高岳山頂/団体さんと一緒に歩くのを敬遠して一足先に登る。火口までのロープウェイ下の道を登る。シーズンとはいえこの天候では観光客もなく、行き交うロープウェイのBOXは空ばかり。陽気のせいか珍しく春咲きのミヤマキリシマが所々に咲いている。草紅葉とミヤマキリシマ、珍しい取り合わせだ。いつもなら火口が見える尾根まで上がったら深い霧で何にも見えない。初めての登山ならちょっと不安になりそうだ。覚悟していた雨は降らずその点助かった。ヨシ坊の晴れ男振り発揮といったとこか。誰もいないと思った山頂には10人ほどの人がいた。もの好きはヨシ坊だけではなかった。仲間がいてよかった。
12:50仙酔峡登山口到着/下りは仙酔尾根を降りる。結構険しい岩場の連続で気が抜けない。岩が濡れているので滑らないように気をつける。ここで落ちたら痛いではすまない。永遠に眠ることになるので十分に気をつける。
帰りは節約してタクシーに乗らず歩く。雄大な阿蘇の景色を見ながら歩くのは気分爽快である。1.5時間歩き簡保の宿で温泉に入る。誰もいない大きな露天風呂で思いっきり手足を延ばす。450円の入浴料は安い。
宮地駅発16:15の普通に乗って熊本に向かう。18:00に通り町で熊本在住の友人Yくんと待ち合わせ、Yくん馴染みのくし焼き屋で飲み交わす。最後に食った豚足は絶品。くせになりそう。ほんなごつ、熊本はよかとこばい。

2008年11月2日 観音山(静岡県伊豆 653m)

2008年11月03日 | Weblog
だんだん人数が減って今日明日と一緒するのはAさん、Tさん、ヨシ坊の3人だけとなった。今日は伊豆の山中をドライブして河津町の観音山に登る。熱海から山伏峠に入り伊豆スカイラインを走る。スカイライン終点から天城高原へ行く予定が別荘地内に入り込んで道がわからなくなり諦める。冷川まで戻り、狭い林道で峠を越えて下田街道に出る。歌で有名になった浄蓮の滝に立ち寄る。すごい車の数でなかなか駐車できない。天城峠から5kmほど下った梨本から目的地の観音山に向かう。
入り口の道が狭くうっかりしてると通り過ぎてしまいそうだ。Aさんが準備したガイドによればここからハイキングコースになっているが、今回は時間がないので車で入れるとこまで行く。奥原川沿いに狭い道をいくつか集落を過ぎる。川沿いに段々畑のワサビ田が続く。鬱蒼と茂った杉林の中を登り、道がガタガタでもうこれ以上無理という場所で停める。観音山入り口の看板がありそこから歩き出す。古い苔むした石仏が点在する。急な坂道を40分歩いて山頂に着いた。大きな岩の窟(自然に出来たのか、人の手によるのか不明)に仏様が整列してござる。上窟11体、下窟27体ひっそりとしたこんな山の中にあること自体が不思議な気がする。信仰深い古人の思いが伝わってくる。大きな岩の上で一休みして下山する。下りは20分。
時刻も4時近くなったので山の中はひんやりして薄暗くなってきた。遠くで物悲しそうに鹿が鳴いている。来た道を戻り河津町に入り、今夜の宿「KKR稲取」へ行く。早く温泉に入って足を延ばしたい。

2008年11月1日 金時山(静岡県箱根 1213m )

2008年11月03日 | Weblog
昨夜は御殿場で工業会懇親会があり、今回からOBの皆さんも参加することになった。ヨシ坊もOBの一人として参加した。大いに飲んで食って夜中まで旧交を温めた。明けて今日は参加者の中から希望者だけ9名で金時山に登る。今回の企画準備はすべてAさんにすっかりお世話になった。コース下見までしてもらってAさんほんとに有難う。
9:30金時神社登山口/車2台で御殿場を出る。途中コンビニでお茶とアンパンを買う。道に迷いながら何とか登山口の金時神社到着。神社で皆さんの安全を祈る。
11:00金時山山頂/さすがに有名な山だけあって登山者が多い。若者グループも多くていいことだ。リンドウがあたり一面に咲いてて和ましてもらう。秋の陽射しにリンドウの薄紫がよく映える。単調な登りかと思ってたら結構岩道もあり油断できない。疲れた頃に突然視界が広がって山頂に着いた。目の前にドーンと富士山がある。全員の心がけが良かったのか最高の天気で富士山を見ることができた。
12:40乙女峠/山頂には売店もあり食べ物も売っている。人が食ってる汁だくのおでんが美味しそう。昨夜ご馳走だつたので昼はアンパンだけで十分。一人づつ富士山をバックに記念写真撮って下山する。乙女峠で「もう疲れた組」と「少し歩き足りない組」に分かれる。天気もいいし、めったに見れない富士山をもう少し見たいので健脚Sさんと尾根伝いに湖尻峠を目指す。
15:00湖尻水門キョンプ場/乙女峠から30分登って丸岳(1156m)に着く。右に裾野を広げた富士山、左に芦ノ湖と素晴らしい眺めのコースで足取りも軽い。今度は30分下って長尾峠、ここで千石原へ下ってもよいが更に尾根を歩く。ここから湖尻峠までが何回もアップダウンを繰り返して疲れた。更に湖尻峠から芦ノ湖までの下りが急降下で足もガクガク状態となる。キャンプ場で車に乗せてもらい、今夜の宿「KKR熱海」へ向かう。お疲れ様。