ヨシ坊の山歩記

東海地区(愛知、三重、岐阜)の四季折々山歩きの記録

2012年9月5日(水) 藤原岳(三重県いなべ市藤原町 1140m)

2012年09月06日 | Weblog
何年ぶりかで藤原岳に登る。いつものように聖宝寺道で登り大貝戸道を下る予定。近鉄富田で三岐鉄道に乗り換える。途中の大安まで来ると通学の学生も降りてしまい二両編成の車両に乗客はヨシ坊一人だけになった。去年の脱線事故の修復工事がまだ続いていて東藤原で代行バスに乗り換えて西藤原駅に着いた。9:35帰りのバス発車時刻を調べて西藤原駅を出発する。9:50鳴谷神社で安全登山の祈願をする。ここから聖宝寺への長い石段を上がる。準備運動にしてはちょっときつい。聖宝寺の裏まで来たら、ここから先土砂崩れの堰堤工事のため25年3月末まで進入禁止で柵囲いしてある。せっかくここまで来たのに残念!西藤原駅前の案内看板か大貝戸コース分岐の箇所に聖宝寺道通行不可の説明が欲しかった。虚しい気持ちで大貝戸コース分岐まで引き返す。一時間をロスしてしまった。やむなく予定変更で大貝戸コースの往復とする。10:30登山口休憩所で足回りを固めて出発。10:50二合目。ようやく石灰岩の塊がごろごろと現れだした。セメントの原料であることがよくわかる。石そのものがセメントを固めて作ったような感じである。雨で浸食されてできた自然の造形が見事である。11:20四合目で休憩。下を見たら腿のところでピョコピョコ動く蛭を2匹発見。油断してたら危うく血を吸われるとこだった。12:10八合目で休憩。きれいな紫色したトリカブトの花があちこちに咲いている。八合目から上は登山道が大雨の土砂崩れでかなり寸断されている。苦労して登る。12:55藤原岳山荘に着。山頂はもう目の前だが腹が減って力が出ないので昼飯にする。13:10出発。明るく開けた草原を歩く。すぐ近くで鹿が「ピーッ!」と鳴く。仲間に危険を知らせたのであろう。声はすれど姿は見えない。すぐ近くにいるのは解るが。用心深い動物である。13:30山頂に到着。素晴らしい展望だ。幾重にも重なる鈴鹿の山並が墨絵のように濃淡があって美しい。山並を見ながらコーヒーを飲む。13:45下山開始。石灰岩の岩道は下りが難しい。足が疲れているせいか踏ん張りがきかないので危ない。慎重に降りているつもりでも滑って尻もちをついた。タイミングよく鹿の鳴き声が聞こえた。転んだのを笑っているかのようだ。どこかで見られていたのかもしれない。16:00登山口休憩所にようやく到着。下りが長く感じた。珍しく膝が痛くなった。