
愛知H会の10月例会で岐阜の南宮山に登る。10:20JR東海道線垂井駅を出発する。町役場に向かって歩くと200m北に旧中山道の標識があり、帰りに時間があれば寄ってみることにした。垂井の泉交差点を左に曲がりJR跨線橋を渡ると前方に南宮大社の赤い大鳥居が見える。新幹線をくぐりなお参道を歩く。10:50南宮大社着。駐車場は早くも満車状態。日曜日にしては多いと思っていたら境内に入って納得した。七五三参りで境内は賑わっている。家族写真のシャッター押しを2回頼まれた。登山安全祈願のお参りもそこそこに大社を退社する。南門を出るといきなり静かな山道に入る。登山口になっている蛇溜池というおどろおどろしい名前の池の傍で登山準備をする。11:00出発。椿、椎など常緑樹林が茂っていて日が差し込まず涼しくて歩きやすい。五合目分岐を過ぎたところで鹿2匹と遭遇。走って横切っていったので写真を撮る間もなかった。考えてみればここは鹿、鳥など動物達の生活範囲であり、我々は邪魔している方なんだ。鹿さん驚かしてすみません。
12:15山頂展望台に到着。ここまで樹林に遮られて下界の景色はまったく見えなかったのが、ここに来て一気に視界が広がって余計感動した。説明看板によるとここは関ヶ原の戦いで毛利秀元が陣を構えたところだそうだ。重たい鎧兜でここまで登るのは大変だ。兵糧や武具を担いだ雑兵たちはさぞかし大変だったであろう。毛利群はここから東軍西軍の戦の成り行きを傍観していた。どちらにつくかは当時一族が生き延びるか死に絶えるかの瀬戸際なのでそれは深刻な問題であった。親切に視界の説明看板を置いてあるが今日は霞んでいてあまりよく見えない。食事していたら女性の方が一人で来られて我々に「もう山頂へは行ってきましたか?」と聞かれた。「何? ここは山頂ではないの?」 聞くと南宮山山頂はここから更に40分ほど先にあるとのこと。ただし山頂は木に囲まれていて見晴らしはまったくないそうだ。それを聞いて我々はここを目的地として引き返すことにした。12:55下山開始。五合目分岐から帰りは西回りコースを下る。再び鹿に遭遇した。先ほどの2匹か。今度は我々との距離もあるしゆっくり食事していて逃げる気配はない。14:00登山口の蛇溜池に着。帰るにはまだ時間が早いので少し足を延ばして朝倉山真禅院にお参りする。紅葉にはまだ早いが一部だけ紅葉しているのもあり。1000年以上も風雪に耐えた国宝三重塔が素晴らしい。15:00垂井の泉まで戻り、湧き水を使ってコーヒーを入れる。透き通った水の池で鯉が気持ちよさそうに泳いでいる。垂井の駅まで旧中山道を経由して帰る。お疲れ様でした。
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