面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

子供の噺(その3)

2006年07月21日 | 落語
男の子が二人、家族を自慢して言い争っている。
「お前とこのおじいちゃんより、うちのおじいちゃんの方がエエやろ!?」
「そんなことない。うちのおじいちゃんの方がエエわい!」
「ほな、お前とこのおばあちゃんより、うちのおばあちゃんの方がエエやろ!?」
「そんなことない。うちのおばあちゃんの方がエエわい!」
「ほんなら、お前とこのお母ちゃんより、うちのお母ちゃんの方がずーっとエエやろ!?」
「ああ、それはうちのお父ちゃんも言うてた。」

…子供の噺と言って油断してはならない艶笑ネタ。
(誰が油断すんねん!?)

子供の噺(その2)

2006年07月20日 | 落語
男の子が二人、大声で口ゲンカ。
「お前の母(かあ)ちゃん、ブッサイク!」
「お前の母ちゃんもブッサイクや!」
「お前の母ちゃん、デブデブや!」
「お前の母ちゃんもデブデブや!」
「お前の母ちゃん、デベソやないか!」
「お前の母ちゃんもデベソやないか!」
「やめなさい!兄弟ゲンカは!」

しびれる試合

2006年07月19日 | 野球
帰宅してテレビをつけたら球児が画面に。
なに?もう終盤?しかも勝ってるということか!
顔も自然にほころぶというもの♪

次の瞬間、打席の高橋ヨシノブが空振り三振。
ツーアウトとなった。
続く李はバットに当てられまくって最後は四球でランナーに出してしまったものの、続く元僚友アリアスを三球三振で試合終了。
今日も分かっていて打てないストレート連発で、球児は完璧なクローザーを演じた。

李に一発かまされれば同点、その李をランナーに出すと次打者は長打力のあるアリアスで、ここで一発かまされれば逆転。
セ・リーグの本塁打王を独走でひた走る李にはさすがに怖さを感じたが、他の打者には打たれる気がしない球児の速球。
久保田には「豪速球」という形容が当てはまるが、球児のそれは「快速球」という形容がふさわしい。
振ったバットに当たると飛んでいきそうな気がするが、そもそもバットにまともに当たらないのだから飛びようもない。
これぞプロの球。
本来、こういうプレーを見たいから、我々はお金を払い、プロ野球の試合に駆けつけるのである。

それにしても今日も最少得点試合の1対0。
シビれる試合に球児のシビれる投球。
現在のタイガースにおける象徴的な勝ち試合であるが、球宴後こそは打線の向上を期待したいものである。

「インサイド・マン」

2006年07月18日 | 映画
期待し過ぎて裏切られた代表作となってしまった。

マンハッタン信託銀行に押し入った強盗グループ。
しかし彼らは現金は一切盗まなかった。
ただ、銀行の貸し金庫の一つに入っていたモノだけを盗んで逃げ延びた。
それは、銀行の設立にあたっての「とんでもない秘密」の証拠…。

映画館で観た宣伝にもワクワクしていたのだが、冒頭に書いたようにガッカリした理由は次の2点。
(1)なぜ、どうやって、主犯(クライブ・オーウェン)は、銀行の貸し金庫にとんでもない秘密が隠されていることを知ったのか?
(2)銀行の創業者である会長は、どうやってユダヤ人の友人富豪から財産を巻き上げ、指輪を手に入れたのか?

銀行の会長は、友人でもあったというユダヤ人富豪の財産をナチスとの結託により手に入れたということであるが、そんな結託関係をどうやって築いたのかを描いて欲しかったところであるが、そこまでやると演出がしつこすぎるか?

銀行強盗を計画するに至った経緯・理由という、この物語の根幹を為す部分が描かれていないため、観終わったときの中途半端感は、ハンパではない。
それは観客の想像に任せるというのであれば、そのような脚本はいかがなものか。
観客の想像に委ねるのは、ジョン・カーペンター監督作「遊星からの物体X」のラストシーンのような場合であって、決して本作においてではない。

でも、それもまた映画の楽しみ方であるなら、自分の楽しみ方とは異なるものである。

インサイド・マン
2006年/アメリカ  監督:スパイク・リー
出演:デンゼル・ワシントン、クライブ・オーウェン、ジョディ・フォスター、ウィレム・デフォー

「日本沈没」

2006年07月17日 | 映画
今を遡ること33年前。
小松左京の原作本は大ベストセラーとなり、これに注目した東宝が当時としては破格の5億円を投入して映画化、正月映画として公開したところこれが大当たり。
10ヶ月後にはテレビドラマ化もされ、足掛け2年にわたる“沈没ブーム”を巻き起こしたのは、記憶には新しくないが、うっすらと覚えている。
映画はテレビで観たように思うが、テレビで放映されたドラマは家族中で見ていたので、このテレビドラマと映画の両方の記憶が混ざった状態で記憶されている。

で、2006年版「日本沈没」。
オチにビックリ!
「カンフー・ハッスル」ではないが、「ありえねーっ!」とツッコんでしまった。
それにあのオチが地球規模で与える影響を考えたら、日本の沈没は食い止めなければいけないが、東南アジア諸国やミクロネシアの島々が津波に飲み込まれて沈むのはイイのか!?
などと憤ってしまうのは、偽善的に過ぎるのだろうか?

映画作品としては、高度な技術のCGを駆使した映像は見ごたえがある。
しかし、あまりにもリアルな災害シーンに、過日の阪神大震災を思い起こし、こみ上げるものがあった。
実際に震災に遭った方には耐えられないシーンなんじゃないかと心配したが、当時神戸に住んでいて震災に遭った友人は、本作を見てもそんな思いはしなかったとのことだったので、杞憂であったようである。
これも偽善的に過ぎる見方だろうか。

にしても、日本のCG技術も格段に進歩している。
監督の樋口真嗣は「ローレライ」でもCGを駆使した映像を楽しませてくれたが、本作はそれをはるかに上回る出来栄え。
予算的な制約にもよるだろうが、ニュージーランドで撮影する必要は無いのでは!?

キーとなる登場人物である潜水艇の操縦士二人が、「愛する人を守りたい」と言いながら死んでいったが、まるで戦争映画である。
旧作とは大きく設定を変更し、アンハッピーエンドだった物語が一応のハッピーエンドを見る筋立てとなっている本作。
旧作を知る人も知らない人も、一見の価値はある大作。

日本沈没
2006年/日本  監督:樋口真嗣
出演:草剛、柴咲コウ、豊川悦司、大地真央、石坂浩二、及川光博

「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」

2006年07月16日 | 映画
珍しく先行上映での鑑賞。
このために先に「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」をわざわざTSUTAYAで借りて事前準備も整えた。
(同じことを考えてる人が多いのかDVDは一枚もなくビデオを久しぶりに借りることになった)

ぶっちゃけた話、単純に面白い。
ストーリーは公式サイト等々をご覧いただくとして、テンポのいいストーリー展開と見ごたえあるCGシーン、何も考えずに観て楽しめる、ハリウッドならではの娯楽大作である。
1作目と同様、小ネタのギャグも散りばめられていて、これが絶妙なスパイスとなって観客を飽きさせずにスクリーンに引き込み続け、最後までイッキに見せる。

が、あのラストシーンはいかがなものか!?
「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」を思い出したわ!
テレビなら画面の端っこに「to be continued」と出るはずで、次回作を観ずにはおれない状態に観客を陥らせる阿漕な最後。
わざわざ1作目まで借りてみてしまい、まんまとディズニーの策略にはめられてしまった。

さ、次も観よ。

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト
2006年/アメリカ  監督:ゴア・ヴァービンスキー
出演:ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ

くぅ~っ!

2006年07月15日 | 野球
今日の中日戦はシビれる試合。

タイガースはエース井川を立て、中日はタイガースキラーの山本昌を押し立ててきた。
息詰まる投手戦のような展開だったが、井川は7回投げて7安打と、決して絶好調とは言いがたい投球。
6回表にはとうとうつかまり、ウッズに一発くらって先制を許してしまう。

ところがその裏。
井川、関本と打ち取られてあっという間に二死。
ここで2番に入った赤星が見事なセーフティバントを決めた。
あれで山本昌もリズムが狂ったのだろう。
続く濱中がツーベースで続いて、これまたもっと“あっという間”に同点。
更には金本も一塁線を痛烈に抜いてツーベースで続き、一気に逆転!
2回から5回まで一人もランナーを出せずに抑え込まれていたのに、正にワンチャンスをものにして一気呵成に逆転。

そしてリードしてすぐの7回表。
井川はキッチリ三者凡退で締めたことで試合の流れを決めた。
8回にウィリアムスが2安打くらってヒヤッとしたが、1点でもリードがあれば限りなく勝ちに近付くのが今のタイガース。
パーフェクトリリーバー・藤川が粘り負けて(?)変化球を立浪にヒットされたが、後続をピシャリ封じ込めてゲームセット!

前日はエース・川上憲伸を打ち込んで先勝し、2戦目はワンチャンスを確実にモノにして逆転勝ち。
見事な勝ち方、強いチームの勝ち方である。
この2試合、大満足♪

無失点

2006年07月13日 | 野球
今日は黒田の前に敗れたが、相変わらず打線がつながらずに苦戦している。
9安打も浴びせながら2点しか取れないでは勝てない。
この貧打はどこまで続くのか…。

昨日の話になるが、藤川球児がとうとう失点した。
とんでもないスッポ抜けの暴投で3塁ランナーがホームイン。
ワイルドピッチでの失点のため、今シーズン2点目の自責点が付き、『無失点記録』が途切れてしまった。
ここまで自責点が付かずにきたということであり、藤川が登板したときに前の投手が残したランナーが得点しても、それは単なる「失点」であり、藤川の「自責点」にはならない。
なので、藤川が投げて点を取られたことはあったが、それは「チームとしての失点」であって「藤川の失点」ではなかったのである。
知り合いから「こないだ失点して記録切れてたんちゃうん?」と尋ねられたが、野球に詳しくなければ確かにちょっとややこしい。

そもそも、野球に興味が無い方には、本ブログにおけるカテゴリーが「野球」の記事は、どうでもイイことだ。
(それを言っちゃぁ、おしめぇよぉ!)

ともかく、藤川には改めて記録に再挑戦してもらえばいい。
それに1点失ったからと言って、藤川の凄さがかすむものではない。
今シーズン、いまだ2点しか自責点が無いのだから。
防御率0.34と言う数字は、通常では考えられない。
かの“大魔人”佐々木でさえ、そんな防御率を記録したことはないのである。

目標は、引退するまで無失点という藤川。
その意気や良し!

中村と中村

2006年07月12日 | 野球
アニキと中村泰広が“同期”とは気付かなかった(笑)
お立ち台慣れしていない中村と慣れたアニキの対比が出たヒーローインタビューは面白かった。
金本は広島からFAにより移籍、中村泰広はドラフト4位指名、いずれもタイガースへの入団が2003年の同期なのである。

中村泰広は今年初先発。
2軍で先発として結果を残してきたが、その好調さをそのまま出せたのが好結果につながった。
初登板で四死球連発して沈没した覚えがあるほか、登板するたびに四球に溺れるイメージしかなかったが、今日は初回を三者凡退で抑えたことで落ち着いたのかもしれない。
4年目にしてようやくのプロ初星。
今年期待の杉山が自滅して2軍調整中の折、貴重な左の先発投手誕生となるか!?

それにしても今日も勝利を運んできたのは、9回ライトに守備固めとして入っていた中村。
今日の球児が相対したのは広島の中心打者連中。
3番栗原、4番新井、5番前田と続く重量打線。
この回の先頭打者である栗原は、散々ファールで粘った末にライト前へポトンと落とすシングルヒット。
さすが腕力がある。
そして続く新井の打球はライト線への大飛球!
「やられたなー」と思った瞬間、気が付けばヤツがいる、てな具合で中村豊が打球の落下地点に!
そのままボールは差し出したグラブにスッポリ。
続く前田にセンター前へ運ばれただけに、あれが抜けていれば逆転をくらってた可能性も大。
まさに勝利をもぎ取った中村豊の黄金の左手である!

前にも書いたが、中村豊の“勝ち運”には、本当に目を見張るものがある。
こういう選手は、優勝のためには欠かせない、貴重な戦力なのである。

打てん!

2006年07月12日 | 野球
火曜日は広島に勝ったとはいえ、またしても2対1という僅差。
しかも2点目はピッチャーの福原が自らのバッティングでランナーを返したもの。
とにかくここんとこズーーーーーーッと打てない。

チャンスを作っても、あと一本が出ずに得点できない、というパターンの繰り返しは、いわゆる「暗黒の10年」を彷彿とさせる。。
しかし、魔の90年代と違うのは、これだけ打てなくても勝てているということである。
それは何よりも投手陣の踏ん張りによるもの。
2点取れば勝てるのだから、打撃陣にとってこんなありがたい話はない。
その結果、ここへ来てチームの防御率がとうとう3点を切った。
今日も1失点に抑えた福原自身も2点を切って1点台突入である。

この状況は、1960年代のタイガースに似ている。
小山、村山、バッキー、江夏と、錚々たる好投手が次から次へ登場してきたあの時代の様相を呈している。
当時のタイガースも貧打に泣かされ続けていた。
最少得点しかあげられない打撃陣を従えて、僅差のしびれる試合の中、村山、江夏という大投手は伝説を作っていったのである。
それに比べるべくもなく現在の投手陣は小粒ではあるが、その果たしている役割は大投手陣に匹敵する。
特にセットアッパーにクローザーにと大車輪の活躍を繰り広げる藤川は、他の投手に比べてずば抜けた貢献度を誇っている。
彼がいるからこそ、先発投手は思いっきり投げられる。

さあ、後半戦はぜひとも打撃陣に奮起して投手陣にたっぷりと“御礼”してもらいたいものである。