えーっ！

広島のエース・黒田投手が、結局カープに残留することになった。
んーっ残念。。
FA宣言して他球団へ移籍、それもタイガースに来るものと思っていたのだが、やはりここまで育てられた広島に対する愛着が勝ったとのこと。

それならそれで仕方ない。
讀賣に行くことになった、ということだったら、気が遠くなるほどの怒りを覚えるのだが、広島に残るということであれば、タイガース戦以外の試合では応援したいと思う。

それにしてもカープファンは涙が出るほどうれしいのではないだろうか。
シーズン終盤、外野スタンドに掲げられていたファンの巨大メッセージが思い出される。
「君が涙を流すなら、君の涙になってやる」という一節が入っていた覚えがある。
じっくり考えるとよく意味が分からない気もするが、同じ野球ファンとして、その思いに胸を打たれるメッセージだった。
そんなファンの思いも、黒田の心を揺さぶったに違いない。

昔は、各チームに必ずそのチームの「顔」となるエースがいたが、今やエースとなって活躍すれば次はメジャー…みたいな道筋ができてしまっていて、つまらない。
そんなご時世に一石を投じるような黒田の決断。
FA宣言して移籍するということが当たり前の昨今に清々しい話だ。
タイガースに来て、下柳を継いで若手投手陣への手本となってほしかったのだが、こうなれば広島投手陣の手本となって、カープに骨を埋めてほしいものである。
そして、日本のエースとして君臨し、WBCをはじめとする各種の世界大会で、メジャーやキューバなどの世界の強豪をなぎ倒してもらいたい。