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住みなすものは 心なりけり

本塁打日本新記録

2013年09月16日 | 野球
【バレンティン一問一答】鳥肌立った日本新「王さんは本当に尊敬できる、偉大なホームランバッター」(デイリースポーツ) - goo ニュース


1985年、史上最強の助っ人と呼ばれたタイガースのランディ・バースが、残り3試合で54本のホームランを打っていた。
しかしそのうちの2試合が讀賣。
結局、讀賣戦では6四球とまともに勝負されず、55本の日本記録に並ぶこともできなかった。
あれから28年。

既に日本記録の55本を放っているバレンティンと対戦することとなったタイガース。
14日(土)の試合では若きエース藤浪が堂々勝負に出て、ヒットは許したものの、その他の2打席は三振とサードフライに打ち取る天晴れなピッチングを見せた。
第4打席で対戦したリリーフの渡辺は、得点圏にランナーを置いて1塁が空いたた状態でバレンティンを迎えたことから、敬遠に近い四球を出して勝負を避けた。
タイガースファンの中からも「勝負せんかー!」と渡辺や和田監督を非難する声が上がったが、試合の勝利を考えるなら当然の策。
追加点を許すことなく後続を断ちきったのだから、この敬遠策は成功。
打線が不発で逆転することがなかったために采配を悪く言われるなら言語道断だ。

そして迎えた15日(日)。
先発の榎田まバレンティンに対して真っ向勝負を挑んだが、ものの見事に捉えられてスタンドへと運ばれてしまった。
これでついに、年間56本塁打という日本新記録が生まれた。
気を良くしたバレンティンに、次の打席でも一発くらってしまったのは本当に余分なことだったが、何はともあれ堂々たる勝負に出て敗れたことは仕方ない。
そんなことよりも、正々堂々勝負に出たことが大事なのである。

かつて、日本記録に王手をかけたバースが、讀賣から露骨に勝負を避けられた苦い経験のあるタイガース。
あの悔しさ、やるせなさを知る我々古くからの虎ファンとしては、同じ思いをスワローズファンにさせるワケにはいかない。
だからこそ、タイガース投手陣には皆、正々堂々と立ち向かうことを望んでいた。
その結果として、一発を許さなかった藤浪は天晴れだったし、被弾した榎田には、二発目の反省を促しつつ労いたい。

見事に記録を打ち立てたバレンティンには祝福を送ると共に、60発の大台をを期待したい!


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