面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

天満天神繁昌亭こけらおとし②

2006年09月15日 | 落語
↑赤い人力車

客先訪問後、再度繁昌亭を訪れると、さすがに人は減っていたが、それでも次から次へと人が来ていた。
今日からこの3連休のこけらおとし公演は全て完売。
当然とは思うが、何よりの盛況ぶりである。

繁昌亭前に春団治師が乗ってきた赤い人力車が置いてあったので、とりあえず記念に一枚。
初代春団治が寄席を巡る際に乗っていたものであるが、関西放送界では重鎮(?)の鈴木美智子女史が“復元”し、寄贈したものだとか。
粋なお祝いの品である。
それに比べれば何百分の一かと思われるお祝いの御酒を、紫亭京太郎氏と共に協会事務局の方へご挨拶かたがたお渡し、任務を完了した。

訃報だらけで明るさに翳りのあった最近の上方落語界において、これまでのマイナス傾向を打ち消して余りある慶事。
今後益々の上方落語界の発展を祈るばかりである。

近いうちに、紫亭京太郎氏の提灯を確認するためにも、行かなければ♪

天満天神繁昌亭こけらおとし①

2006年09月15日 | 落語
↑大混雑の繁昌亭前

本日、待ちに待った上方落語の定席「天満天神繁昌亭」がオープンした。
で、仕事のついでに(ほんまについでか!?)寄ってみたところ、これがエライ人!
以前、上方落語協会さんには仕事の関係で何度か訪れ、事務局の方々にもお世話になったので、お祝いを持っていったが、とても手渡せる状態ではなかった。
同行した紫亭京太郎氏も「そらそやで!」と言っていたが、オープニングイベント当日、それも公演が12時から始まるなかで、朝早くから噺家の皆さんのみならず、協会の方々もバタバタになることを想定できなかった氏も、やはり長いブランクには勝てず、焼きが回ってきたようだ。

到着したときは丁度噺家による“お練り”の最中で、春団治師が赤い人力車に乗ってやってくるところだった。
…が、人ごみでほとんど見えなかった。
セレモニーの司会を務める松枝師の声もよく聞こえない状況のなか、ときどき背伸びをしながら見ていた。

そんなこんなで、とりあえずオープニングセレモニーに立ち会えたことを喜びたい。