短大を卒業したばかりの主人公が埼玉県の幼稚園で初日を迎える…
中山七里さんといえば、『おやすみラフマニノフ』が最初に読んだ本だったんだよねぇ。
なんと、主人公の同僚、舞子は 『おやすみラフマニノフ』にも登場し、オーボエを吹いていた! あの女子大生が、音大を卒業し、幼稚園経論になっていたのねぇ。なんて。
モンスターParents に言いなりの園長や同僚と、最初はゴタゴタしつつ、お遊戯会での演劇などを通じて園児や親たちとお互いを認め合い…
こんな話も書くのだなぁ~と思ったら、中盤を過ぎたあたりから、 仰天します。 これ以上は🤐ということで。

こちらも同じ作家による小説ですが… ハードボイルド的な、なんといいましょうか。
松岡圭祐さんの『探偵の探偵』『探偵の鑑定』シリーズと似たような 怖さがあります。暴力は…ちょっと心臓に悪いです 😨
ヤクザと公務員が同じ目的のために手を結ぶ!? なんてこと。真犯人は…最も意外な人でした!とだけ告げておきませう。

『陽子の一日』
最近、現役医師が作家として活動するパターンが多いですね。

毎回、一人は「初めての作家」を選ぼうと思っている私。今回、図書館でたまたま この本が目に留まりました。『陽子の一日』
女性医師が主人公ですが、問題はそこではありません。 研修医によって書かれた「病歴」は、一般的なものと かけ離れており、自伝のようなものだった! 病歴と人生は切っても切れない大切なもの~ そう教えてくれる気がするなぁ。

最後は、松岡圭祐 『水鏡推理』1巻
文部省一般職、水鏡瑞希が活躍し、不正を働く企業や理研を 「月に代わってお仕置きよ」とは言わないまでも、活躍するシリーズ。
今は2巻の途中を読んでいますが、「これって、あの○○細胞は、あります!✋」がモデルだよなぁ~という話など、盛沢山。あの記者会見の様子や、枕の関係…なんて表現があるんだ~ (* ̄- ̄)ふ~ん
研究で成果を上げるためには、継続して研究出来る環境が整わなければならない。そのために 「とりあえず」不正を働き、文部科学省から資金提供を…と考える輩があとを絶たない… 多くの問題を含んだ社会派小説ですね。
(今年、163冊~166冊)