どう考えても運が悪いとしか言いようがないのですが、、、(周囲から見れば「自己責任」なんでしょうけれどね)。
「屋久島研究調査活動奨励事業支援金交付」申請締め切り日ギリギリで、昨日、書類(東アジア、殊に琉球弧に於ける屋久島のフロラの位置づけに基づく「屋久島植物図鑑」の作成に関わる資金援助の要請)を提出し終えました。いやもう、アクシデント連発、綱渡りで間一髪間に合ったのです。
15日に振り込まれた年金(8万5000円)は、そのままバーターで東京の家賃(7万5000円)に振り込まねばなりません。しかし、当面の資金調達を念頭に置けば、「屋久島の植物~大和と琉球と大陸の狭間でpart2」1200頁が完成した今が、今後に繋がる様々な交渉を行うチャンス。
ということで、年金収入(≒家賃支払い)分をネコババして、じゃない、、、え~と、トンズラでもなくて、、、、思い出した、踏み倒して、(当面)その資金に充てることを決意しました。
*最近、ありきたりの言葉も出てこないので(“ネコババ”や“踏み倒し”がありきたりの言葉というのも困りものですが(-_-;))、もしや痴ほう症になったのでは、と懸念しています。
その作品をベースにして、
●「奨励事業支援金」申請、年20万円(3年間)の補助金を得る。
●東京の既存出版社からの刊行を交渉。
●鹿児島の「南日本新聞」と交渉し、販売に結び付く援助を要請。
●屋久島現地の権力者の方数人と面会し援助・協力を請う。
そのためには作品の印刷が必須です。商品としてはDVD収納に統一するので予算はほとんどかからないのですが、プレゼンの中身を見てくれる確率は、CDやDVDよりも印刷本のほうが、圧倒的に高いのです。
しかし、DVD収納なら一セット100円未満の経費で済むところが、印刷本にすれば一セット数万円の経費が掛かってしまう。
いろいろと考えて、出来る限り経費を抑えて、なおかつより有効なプレゼンテーションを行うべく、満を持して、15日に年(家賃踏み倒し)金を入手後、この週末3日間の間に、全ての準備に命がけで取り組む決意でいたのです。
その矢先、予想だにしなかった出来事が、、、。
8万5000円が、口座から下せない。
年金口座に振り込まれた金額は(つい先日カードを紛失したため)インターネットバンキングを使って使用可能な口座に移動しなくてはなりません。
ネットバンキングは、以前、再度の本人確認が必要となり、然るに(電話を持っていないこともあって)それが出来ず、大変な苦労をして(数カ月かかった)やっと使えるようになったばかりなのです。
ということで、万が一の場合を考え、念には念を入れて、14日の晩に(翌日スムーズにネットバンキングでの移動が出来るよう)確認し、大丈夫だったのでホッとしていたのです。
その矢先の15日、突然再び本人確認登録が必要という指令。形態電話がないので操作できず、万事休すです。PCデポを訪ねて、担当者に(彼の電話を使って)設定し直してもらいました。
しかし設定変更まで5営業日かかる可能性があるとの通達。5営業日となれば来週火曜日で、全ての準備が間に合わなくなってしまいます。
一日でも早くと、祈る思いで待っていたところ、更なる予測不能のアクシデントが。
PCが突如、完全に動かなく(電源が入らない)なってしまった。その間(一刻も争う)全ての作業を中断しなくてはなりません。
水曜はPCデポ休日のため、一昨日(ここ数日間毎日4時間歩いて往復)朝いちばんで駆けつけ、PC (4万円で購入、まだ1万円しか支払っていない、元が安物だそうで、予測外のトラブルが起こったとのこと)を分解なんとか動くようになった。
そして、三井住友営業日5日間のうち3日目の昨日、ぎりぎり滑り込みで引き落としが叶いました。書類を申請し、そのほか支援要請に向けての様々な準備(最低限部数の本の印刷発注など)を行っている次第です。
一刻も早く諸機関と交渉し、CD販売や資金援助で纏まった資金を作らねばなりません。踏み倒し家賃の滞納が長引くと、立ち退き勧告に伴う裁判が始まる。そうなると東京にも出向かねばならず、面倒な状況に陥ります。時間的猶予はないのです。
ここでまた困った問題が。
「踏み倒し資金」を、本の印刷費用、鹿児島・屋久島への交通費等々に回すわけですが、宿泊費。一泊5000円~1万円はするわけで、例えば一週間滞在すればバカにならない金額になります。しかし宿泊に関しては、屋久島の某一流旅館が無料で(通常は何日でも)滞在させてくれるので、一切考えなくて良いのです。問題は、ゴールデンウイーク期間だけは例外ということ。他の宿泊施設で泊まるとなると、予算を大幅にオーバーしてしまう。
今回の大事な案件の一つが鹿児島の新聞社での交渉ですから、土日を外せば、速くても21日の月曜スタートということになります。下手すると、屋久島滞在期間とゴールデンウイークがモロ重なってしまうのです。
むろんゴールデン明けにスタートも考えられるけれど、その間に不動産屋から裁判発令が出るのではないかと、気が気ではなくなります。
で旅館に電話してみました。今回も無料滞在は気持ちよく受け入れてくださるのですが、ゴールデンウイーク期間だけは流石に難しい、部屋が完全に埋まっているのは24日から、ということなので、(鹿児島での滞在期間を考えれば)実質22日と23日の2日しかありません。
旅館のオーナー氏曰く、せっかく屋久島に来るのに、あわただしくて勿体ない、5月6日以降ならば問題ないので、ゴールデンウイークをやり過ごしてから来た方がベターなのではないか、と。
どちらにせよ、今すぐ出発となると、様々な交渉の準備もままならず、見切り発車の綱渡りとなることは明白です。意見に従って、ゴールデンウイーク明けにスタートと決めた次第です。
向こう2週間(裁判発令に慄きつつ)「踏み倒し資金」を基に、万全の準備に取り組むことにします。