青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

ElvisとBeatlesのはざまで~Johnny Tillotsonの時代(35)

2011-11-08 18:04:18 | アメリカン・ポップスearly60’s


★ElvisとBeatlesのはざまで~Johnny Tillotsonの時代(34)と(35)を更新しました。


Bobby Rydell V.S. Johnny Tillotson 

さて、「3ボビーの残り1人」ボビー・ライデルということになるのですが、、、、。(それぞれ100曲近くが投稿されている)You-tube上に、両者共通の曲は、とうとう見つけることが出来ませんでした。

以前にも紹介した、64年に「ネイビー・ブルー」(AC第1位、Hot100第6位)の一発大ヒット(Hot100チャートインは通算2曲)を持つ、カワイ子ちゃん女性シンガー、ダイアン・リネイのブログ(楽しい!)から。



Snapshotsの項を見てください。1964年の、ボビー・ライデル/ジョニー・ティロットソンとの、それぞれ2ショットが張り付けられています。これを見れば2人のキャラクターの違いが一目瞭然(どっちが良い悪いではない、笑)。

10分近くに及ぶ、ダイアンおばちゃんのビデオ(唄と踊り?)も収録されていますので、ついでに見てやって下さいね(「メニー、メニー、メニー・イヤーズ・ゴー、マイ・ソング“ネイビー・ブルー”」の紹介が正直で好感度大)。


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ElvisとBeatlesのはざまで~Johnny Tillotsonの時代(34)

2011-11-08 17:50:31 | アメリカン・ポップスearly60’s



Bobby Vee V.S. Johnny Tillotson(つづき)

素敵なカムバック

次は、ボビーのヒット曲から。偶然ではあるのでしょうけれど、ボビー自身のカムバックともなった1967年の大ヒット(Billboard Hot100第3位)。こちらもジョニーが、ほとんど時を置かず、同じ67年のアルバムでカバーしています。

以前にも書いた“賞味期限の話”です。次に紹介するボビー・ライデルとボビー・ヴィー、それにジョニー・ティロットソンの3人は、デビュー時期や全盛期がほぼ重なります。しかし、全盛期以降の動向が微妙に異なる。

一番早く、ヒットチャート界から遠ざかったのが、ヴィーで、最大のヒット「さよならベイビー/Take Good Care Of My Baby」(Hot100第1位)など4曲のTop10ヒットを放った60年~61年を全盛期とし、63年初頭に「燃ゆる瞳/The Night Has A1000 Eyes」(AC第2位、Hot100第3位、R&B第8位)の大ヒットを放った後、63年後半からビートルズ時代に入った64年~66年にかけては目星しいヒット曲がなく(Hot100の90位前後多し)、しかし67年から69年にかけ復活、この「素敵なカンバック」を始め、7曲のHot100チャートヒット(うち3曲がTop40)を放ちます。

一方、ライデルは、最大のヒット「ワイルド・ワン/Wild One」(Hot100第2位、R&B第10位)を放った60年以降、Top10クラスの(しかも両面が上位にチャートインする)大ヒット曲を量産、62年~63年に入ってもTop40ヒットを連発し、この時点においては、3人の中で、最も実績を残しています。ビートルズ襲来直前の63年末~64年初頭には、「Forget Him」(Hot100第4位、AC第3位)で大ブレイクを見せます。しかし、ヴィーよりも1年余り粘った分、その後はすぐにポシャッてしまって、64年中期以降は、チャート上位から遠ざかり、再び浮上することはありませんでした。

ティロットソンは、いわばその中間ですね。全盛期は、同様に60年~63年ですが、63年末~64年初頭に、最後のTop10ヒット「Take Back Trembling Lips」(AC第6位、Hot100第7位)を放った後も、ビートルズ時代只中の丸2年間、そこそこのヒット(Hot100が7曲、うちTop40以内4曲、ACのBest5を3曲)を放ち続けます。しかし、ヴィーよりも2年余り粘った分、彼のように後年の“一時復活”の「オマケ」は有りませんでした(C&Wの小ヒットのみ)。

ということで、最終的な“支収勘定”は、3者とも似たような結果に(他の同世代歌手にもおおむね当て嵌まる)、というお話。

Johnny Tillotson 「Come Back When You Grow Up, Girl」


Bobby Vee 「Come Back When You Grow Up, Girl」



プレディング・マイ・ラブ

ボビー・ヴィーとジョニー・ティロットソンの大きな違いが2つ。ヴィーは60年代始め、シングル・アルバムとも、量産と言っていいほど次々とリリースが成されました。対してティロットソンは、この(全盛期期間中の)リリースが、極めて少ない(「リバティー」と「ケイデンス」という所属レーベルのポリシーの違いも大きいと思う)。

もう一つは、“ティーン・ポップス”に徹したヴィーに対し、(周知のごとく)62年以降のティロットソンはC&Wに傾いて行ったということ。したがって両者のイメージが重なるのは、60年を挟んだ“一両年”というわけです。

ティロットソンは、ポエトリーの一つ前の60年夏に、R&Bの名曲「アース・エンジェル」と「プレディング・マイ・ラブ」を両面ミドルヒットさせています(Hot100第57位/63位)。同じ頃、ヴィーもこの両曲をアルバムに収録している。さらに両者とも、リッチー・ヴァレンスの「ドンナ」や、リトル・アンソニーの「ティアーズ・オン・マイ・ピロウ」を取り上げるなど、(C&W以外の)選曲は似ている傾向があります。

Bobby Vee 「Pledging My Love」


Johnny Tillotson 「Pledging My Love」


もう一曲、両者が取り上げた曲で「Where Is She?」。一聴した限りでは、スタンダードナンバーのようですが、当時の若手ソングライターコンビ、キャロル・キングとジェリー・ゴーフィン作の新しい曲です。Tillotsonバージョンは63年のケイデンス・ラストアルバム「You Can Never Stop Me Loving You」収録、Veeバージョンは、翌64年にシングルA面で発売され、Billboard Bubbling Under第120位の小ヒットを記録しています。先行リリースされたTillotsonバージョンは、僕の大好きな曲の一つなのですが、残念なことにYou-tubeに投稿されていません。とりあえずVeeバージョンのみを紹介しておきます。

Bobby Vee 「Where Is She?」







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