フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

曇っているがやはり暑い一日

2011-08-17 | フルート

今日の空は、やや曇っているので、日差しはそうきつくない。ところが気温だけはどんどん上がってきて、同じような暑さになった。

この暑さでは、部屋の中で本を読むしかないか。「南仏プロヴァンスの12カ月」を読む、丁度、8月まで来た。

「そんなことがあって、私たち夫婦はお互いにプロヴァンスの日差しに耐える山羊並の体質と丈夫な皮膚を喜びあった。暮らしの習慣が変わって、私たちは一日の大半を戸外で送っていた。…。いつしか私たちは地中海地方のまことに理にかなったのどやかな習慣にそまり、シェスタ、そう、たっぷり昼寝を楽しむことを覚えた。…

靴下というものを穿かなくなってすでに久しい。腕時計は抽斗に放りこんだままである。庭に落ちる物の影で大ざっぱな時間はしれる。今日は何日の何曜日かは分からないことはしばしばだが、そんなことはどうでもいいように思えてくる。気が遠くなるほどけだるく長い夏の日々。ただそれだけが素晴らしく、他に頭をなやますこともない。」

読んでいると、夫婦二人がリクライニングチェアにゆったり横たわり、遠くの丘の景色を見ている挿絵があった。「そうだ、リクライニングチェアだ」と思い立ち、ネットで検索する。これが、なかなかこれはというのがない。ほとんどが室内用のリクライニングチェアで屋外用がない。ようやく探し当てることができたが、生憎の在庫切れだ。暑い夏の日の午前中はこれで終わってしまった。

午後は、フルートの練習をしよう。部屋を閉め切ってクーラーをかけない、というのは、やはりつらいものがあり、クーラーを入れる。
ロングトーン、「毎日の練習」、各調のスケールとアルペジオ、アルテ20課の3曲をまずやる。次は、バッハBWV1033。第1楽章と第2楽章。ゆっくりやろう、大分曲を覚えてきたので譜面になじんできた。

続いて、「名曲31選」からドンジョンの「ナイチンゲール」。
この曲の感じがつかめないので、ネットで検索していると、「音楽の喜び フルートともに」というパスカルさんのブログに出会った。演奏のポイントをお聞きすると早速、教えていただいたのがうれしい。
教えていただいたドンジョン「ナイチンゲール」の練習ポイントは3点あった。

「一つは、カデンツァのように見えて、ピアノ伴奏がついているので、面倒くさく思えても、始めは拍をきちんと数えること。
二つ目は、中間部が難しいのは、短い区間に転調を繰り返すせいです。何調に転調するのかを、書き込んでおいて、それらの調のスケールを曲を吹く前に、練習すること。
三つ目は、装飾とトリル、一切無しと分けて練習してから、合わせてみること。」

1点目、テンポを落とし、拍をきちんと数えるようにした。3点目、最初はトリルや装飾音は外して練習しよう。2点目の転調のスケールの練習が難しい。曲の転調の分析はやったことがないのでハタと困ってしまった。それで、スケールの練習はお預けにする、ことにした。それ以外には、途中でテンポが速くなるところのテンポの取り方が難しかった。少しずつ練習を重ねていくしかないようだ。
夕方までフルートを吹いていたが、腕、指、肩に痛むところはなかった。フルートの支えが安定していたということだろうか。

今日は久しぶりに息子たち二人が揃ったので、一緒に夕食を食べることができた。