今日も朝から日差しが強く、ぐんぐん気温が上がってきた。こう暑くなるとほとんど何もする気がしなくなってくる。
夕方から、ご近所のNご夫婦とイタリアンを食べに出る。Nご夫婦は、子どもが小さい時から大変お世話になった方で、その後、子どもも大きくなり、双方の仕事も忙しくなったことから、ほとんどお話をする機会がなかった。
今回は、私たちが現役を離れたということから、一度夕食でもと、お誘いを受けて実現したものである。
まずはビールで乾杯し、サラダを食べる。
最初は、私たちの長男が小さい頃、Nさん宅に預かっていただいたこと、Nさんの息子さんを連れて海づりに行ったことなど、懐かしい思い出話に花が咲いた。その息子さんは、今は、結婚されて東京にお住まいだ。Nさんご夫婦は、最近はハイキングに週に1回のペースで行っているとのことで、至ってお元気である。Nさんは既に70歳過ぎておられるが、血色もよく、見るからにお若い感じだ。お聞きすると、スポーツトレーナーについて、ストレッチなどもやっておられる。奥さんの方は20年以上スイミング教室に通われていて、今では1回2000メートル泳いでいるとのことだ。関西周辺のハイキングコースの話などで盛り上がった。
パスタとワインが出されてきて、雰囲気も盛り上がってきた。Nさんは、車の運転が好きで、このほど新車をかわれたとのこと。それなら一度、山梨の拙宅にお越しください。高速で400キロ、地道を30分ほど走ると着きますとお誘いした。Nさんは若い頃、観光客で賑わう清里に行かれたことがあるそうだ。
その後、一品料理が出た後、ピッツァが出てきたが、もうお腹が一杯になってしまって、食べられなかった。
店を出ても、話が尽きないので、引き続いてNさん宅で2次会となる。話が福島原発に及ぶとさすが、元大学工学部の教授のNさんの話は面白い。理論的には、プルトニウムを使わない安全な原発も可能とのこと。かなり専門的な話になってしまったが、科学者として科学の力への思いは、強いものがあると感じさせられた。
Nさんの奥さんは、ヴァイオリンを弾かれていて、現在市民オーケストラで演奏されている。フルートとヴァイオリンで何か一緒にできるものはないかと楽譜を探していただいたところ、バッハの「二つのヴァイオリンのための協奏曲」(BWV1043)が出てきた。そう言えば、二本のフルートで演奏しているのを聴いたことがある。ざっと目を通すと、ヴァイオリンは低音がGまで出るがフルートはCまでであるので、演奏できない部分があるようだ。
それでも、とりあえず写しを取ってやってみますということになり、今日の夕食会はお開きとなった。