フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

心頭滅却すれば…

2011-08-15 | フルート

山梨県甲州市に臨済宗妙心寺派恵林寺という寺があるり、武田信玄の墓がある。
天正10年(1582)織田信長勢の焼き打ちにあったとき、住職快川紹喜(かいせんじょうき)が「心頭を滅却すれば火もまた涼し」の言葉を残し、火中に死んだことで有名な寺だ。

それにならって、部屋を閉め切り、クーラーをかけずにフルートの練習をしてみることにする。基礎練習、アルテ20課の曲をやった後、バッハBWV1033を練習する。どうしてもテンポが速くなって慌ててしまうので テンポを落として、曲を覚えること、指を慣らすことに専念する。

次は、ドンジョン(1839年~1912年)の「ナイチンゲール」をやる。途中のテンポとリズムが変わるところが悩ましい。どう演奏するのかわからなくなったので、今日も、Uチューブを聴いてみる。
Cadenzがメチャメチャ速いので、余り手本にはならない。まぁ、これほど速くやることもなかろうかと、自分なりのテンポで練習した。

昼までやっていたら、手の甲、腕に汗が吹いてきて、滴るほどになった。上半身の汗でびっしょり。もちろん「火もまた涼し」といった心境には至らなかった。

午後からはお盆の片づけをする。夕方おばあちゃん宅へ行くと、どこかへ出て不在だった。心配なので近くのスーパーへ探しに行く。1軒目は不在で、2軒目で買い物をしているところを妻が見つけた。やれやれである。おばあちゃんはいたって元気で、夕食を一緒に食べる。