フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

原書で読む世界 「The sign of four」読了

2009-12-26 | 濫読

日本語では「四つの署名」と翻訳されている、Sherlock Holmes の長編。第1作のA Study in Scarlet も相当手こずったが、これもなかなかスムーズに進まなかった。年末の今日やっと読み終えることができた。

このTHe sign of  four は、ストーリの場面が次々と変わるので退屈させないが、逆についていくのも、しんどいということになる。出だしは、Holmes が退屈でコカインやモルヒネを注射して日々の無聊を慰めるという衝撃的な場面から始まる。ある日、美しい婦人 MIss Morstan が不思議な話をHolmes と Dr.John watson に持ち込んだことから幅足が急展開する。ポンディしぇりの館の惨事、財宝のありか、毒矢、犯人Jonathan Small の闘争と追跡、殺人動機など、その間にDr.john Watson Miss Morstan との恋愛話がはいってくるところも面白い。

Sherlock Holmes の次の言葉が印象に残っている。

”One of our greatest statesmen has said that a change of works is the best rest  ” 「偉大な政治家の一人が次のようなことを言っている。仕事を変えることが、最大の休息になる。」 ある一つのことを続けていると疲れてくるが、単に何にもしない休息を取ることよりも、全く違ったことをやることの方が、疲れを癒すことができる、ということらしい。

これは、例えば、薪割りに疲れたら、樹木の伐採をするとか昼食を作るとか、やっている作業を変えると疲れが癒される、ということになる。

これで、sherlock holmes が終わったわけではないが、次は、もう少し読みやすいものにしようと思う。