こんばんはozeです。
今回はラーメンネタではありません。
たまに、しかも、ムショウに書きたくなる、ハードロックネタでお送りします。
80年代ハード・ポップの名手 アルド・ノヴァ
カナダ出身のアルド・ノヴァは、80年代に活躍したギタリスト。
作曲、ギター、ヴォーカルをこなす(他のパートは不明)、ギタリスト兼マルチプレーヤです。
そこまでメジャーに売れた訳ではないのですが、実際、アメリカではどれ位売れたか 記憶に残っていません。
しかしながら、作曲センスの良さと、そのポップさが絶妙に日本人の志向にマッチしていた事から、
未だに記憶に残っています。
当時の80年代ハードロック、ハードポップファンなら、記憶に残っている人も多いでしょう。
地味ながら、日本では絶大な人気があったと思われます。
それでは、初期の3作品を振り返ってみましょう。
■ 1st Album
ALDO NOVA /ALDO NOVA 1982年作品
セルフタイトルのファーストアルバム。
当時のアルバム邦題は「ファンタジー」だったような気がする。(記憶違いかもしれない)
洋楽の聴き初めだった私は、週末になるとFMファン、FMステーションを片手にエアチェック(もはや死後)しまくっており、
全然知らずに、①FANTASYを聴き、ハマッてしまった。
キャッチーな③IT'S TOO LATE、バラード④BALL AND CHAIN、疾走する⑤など、いい曲揃い。
この人の場合、やはり、曲作りがうまい。
しかも、それがアメリカン哀愁ポップなもんだから、見事に日本人のツボにはまる。
■ 2nd Album
SUBJECT / ALDO NOVA 1983年作品
1stと同様、サウンド・イフェクトから始まり(①~②)、スリリングなイントロで始まる③は、
アルドらしさ全開で、ドラマを見るような展開だ。
スタジオで作り込まれた印象はあるが、心の琴線が刺激され、イマジネーションが膨らむ。
泣きの⑥など、良い曲ばかり揃っている。
1stと迷うところではあるが、アルバムの完成度から、アルドの最高傑作と断言。
■ 3rd Album
TWITCH / ALDO NOVA 1985年作品
ジャケットの変化から見て取れるように、メジャーなサウンドになったアルバム。
レーベルの意向でそうなったのか、アルド自身の意向なのか定かではないが、
サウンドが妙に垢抜けて、面白みが無くなった。
フツーの、アメリカン・ハード・ポップなってしまった。(笑)
1985年当時は、まさにLAメタルの絶頂期。
ボン・ジョビなどが売れ出し、売れ線に走ったのは止むを得ないと思われるが、
アルド独自の哀愁や泣きが少なくなり、オリジナリティが失われている。
もったいない。
無論、曲自体の完成度は高く、さすがのデキです。