確定拠出年金を採用した企業では、まず導入時に投資教育を実施し
ます。その後継続投資教育を行っていく企業も出てきています。
さて、社員は、確定拠出年金の制度やいわゆる運用について、どの
程度理解しているでしょうか?
10月12日(金)の日本経済新聞に、記事がありました。
「社員の1/3は理解せず」の見出しで、日本版401K導入企業の投資
教育の理解度に関する、確定拠出年金教育協会が実施したアンケート
結果を載せています。
このアンケートは、確定拠出年金を導入した企業の担当者への調査で
す。自社社員が「確定拠出年金の制度自体をあまり理解していない」と
の回答が32.7%の登り、制度を全く理解していないが3%あったそうです。
企業規模別では、5千人以上の大企業の担当者の間で、社員の理解
不足を悩む声が大きいそうです。
これは投資教育のやり方も影響しているのではないかと思います。
新聞記事では分からないのですが、投資教育をビデオ配布で終わらせ
たりしていると、当然理解度は低くなります。
個人的にも、韓国ドラマのビデオの2時間は短いけれど、投資教育の
ビデオの2時間は、かなりきついと思います。
セミナー方式の投資教育でも、人数と講師の違いにより理解度に差が
でてきます。ある運営管理期間の調査では、企業内担当者が数百人を
相手に説明した場合は、運用商品に元本確保型を選択する傾向があり、
30人~50人規模のセミナーでFPが説明した場合は、投資信託を選択す
る人数が増えるそうです。
★ブログのジャンルはこれまで「報道→経済」にしていましたが、
来週から確定拠出年金・個人型について書いていきますので、
ジャンルを「お金→その他」に移動します。
これからも宜しくお願い致します。