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厚生年金基金の上乗せ部分の移行先としてDBの提案には気をつけて!

2014-02-25 09:34:08 | 厚生年金基金

厚生年金基金の上乗せ部分の移行先として、金融機関からDBを提案される
基金もあるかと思います。

代行割れしていない基金、あるいは代行割れしていても、その程度が比較的
軽い基金では、金融機関と基金の事務局がDBを提案するようです。

特に受託金融機関が信託銀行の場合は。

説明会に行った事業主は、基金の今後のあり方に殆ど知識がないですから、
そうなるのかということになってしまいます。

DBは、厚生年金基金の代行部分がない制度です。
掛金・積立金の運用責任は、事業主です。

代行部分がなくなりますが、DBの運営は楽ではないと覚悟した方がいいです。
基金の積立不足に悩まされてきたことから解放されるわけではありません。

自社で負担できる金額はいくらか、を冷静に計算してください。

金融機関のいいなりにならないことを、肝に銘じてください。

 

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厚生年金基金の解散はどうなっているのか?

2014-02-18 07:43:34 | 厚生年金基金

厚生年金基金の現状はどうなっているのか?

他の基金は、解散を決めたのか?

気になりますよね。

平成26年1月1日現在の基金数は、538(総合型472、単独・連合型66)です。

昨年4月から12月までの間に解散を決めた基金は14あります。

それ以外はと言うと、厚生労働省の社会保障審議会企業年金部会の資料によると
昨年12月の段階で、約25%の基金(137基金)が解散や代行返上の方針を決め
ています。内訳は、解散予定が9割(123基金)、代行返上が1割(14基金)となって
います。

まだどうするか決めていない基金、特に代行割れ基金は、急いだ方がいいと思います。

代行割れ基金は、今年の4月、基金改正法の施行後5年以内に解散ということになり
ますが、5年と言う期間は、大変短いと思って下さい。

尚、基金の加入員数は412万人、加入事業所数は10.4万事業所です。
1事業所当たりの加入員数は、約39人です。

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厚生年金基金の予算に関する代議員会

2014-02-11 09:26:51 | 厚生年金基金

この2月中旬から3月中旬にかけて、厚生年金基金では、基金の予算に
関する代議員会が開催されます。

極めて重要な代議員会になると思います。
特に、今後の方針が決まっていない基金では。。。

社会保険労務士、保険代理店の方から、クライアント企業が加入している
基金について問い合わせが入ってきています。

事業主や企業の担当者が悩んでいるということです。

基金の改正法が成立する前は、基金についての検討を促しても、「ほっておいて。」
という感じでしたが、やはり今後について危機感を持ってきたようです。

業界との付き合いを優先して考えるのではなく、自社の財務状況を踏まえて
検討してください。

自分の会社にとっては、どうしたらいいのか?どうすべきか?

企業にとっての最優先課題くらいに考えた方がいいでしょう。

基金の動向には、十分注意を払って下さい。

 

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厚生年金基金の上乗せ部分の移行先・・・DBは?

2014-02-04 08:53:22 | 厚生年金基金

厚生年金基金の上乗せ部分の移行先に、確定給付企業年金(DB)をと考えている
企業や基金の事務局の方も多いともいます。

止めた方がいいと、私は考えます。

税制適格退職年金から確定給付企業年金へ移行した企業は、失敗だったと思って
いるところが、結構あると思います。

DBは、事業主に運用責任がある制度。
つまり、厚生年金基金と同じです。

基金の運用に苦しんだ経験は大事にして下さい。

DB(あるいはDBの一種のキャッシュバランスプラン=CB)で、運用利回りを小さい
数字にすると、運用難は起こりにくくなりますが、その分、通常の掛金の負担が
嵩むことになります。

DBは企業全体がリスクを負う制度です。

DCは個人が運用責任を。。。というお考えも分かりますが、企業全体が立ちいかな
くなるリスクよりは、いいのではないかと思います。

DCにおける、従業員への継続投資教育のほうが、長い目で見ると、事業主の
負担は少なくて済むと思います。

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