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自分で選んだ運用商品が二つの場合のリターンとリスク

2016-06-28 11:43:46 | 確定拠出年金・個人型

個人型DCで、運用商品を二つ選んだ場合のリターンとリスクの計算方法です。

あえて、二つとしています。
理由は後で説明します。

一つは預貯金で、もう一つは投資信託です。

つまり、自分のポートフォリオ(紙ばさみのことで、自分の金融資産の
組み合わせを指します。)のリターンとリスクです。

以前にも同じテーマでブログを書きましたが、かなり苦労しました。

二つの資産を組み合わせた場合、例えば、投資信託が二つだと、計算は
やっかいです。

預貯金はリスクがない、つまり値下がり値上がりはしない金融商品ですが、
投資信託は、リスクがある商品です。

リスクのある商品を組み合わせた場合、まず、リスクを計算します。
つまりσ(シグマ)=標準偏差をです。

そして、この二つ商品の相関係数も算出します。

それらを算出するための数字が、金融機関から提供されていない、
月次リターンが必要なんですが、その数字がないことが多い!
のです。

以前は、モーニングスターのサイトで提供されている数字を使って
無理やり計算したのですが、それもどうかと思うので。

ということで、分りづらいことはさておき、
・預貯金
・投資信託
この二つの商品を組み合わせた場合のリターンとリスクの計算方法=
簡便法をご紹介します。
⇒ただし、次週です。

ところで、ブルグのデザインをしばらくぶりに変えたのですが、
自分でも見慣れておらず、開けた時にびっくりしています。

 


投資信託の手数料について

2016-06-21 13:20:49 | 確定拠出年金・個人型

投資信託の手数料には、
 ・信託報酬
 ・申し込み手数料
 ・信託財産留保額(留保金)
があります。

このうち、申し込み手数料は、販売手数料とも言いますが、
DC制度の中では、ほとんどの投資信託には設定されていません。

信託財産留保額(金)は、投資信託を途中で解約したり売却したり
する時にかかる手数料です。この手数料はかかる場合とかからない
場合があります。

DC制度の中で、運用商品を変更したりするとき、今まで運用商品に
していた投資信託を解約し、別の運用商品に切り替えるときに
信託財産留保額(金)が発生することがあります。

信託財産留保額(金)は、一種のペナルティと言うこともできます。
つまり、投資信託を解約・売却するとその分だけ投資信託の資産が
減少する、そして解約・売却には手間がかかるということです。

信託報酬は、投資信託を運用するための経費です。運用会社へ
支払う報酬も含まれています。

手数料は、年率何%として表示されています。

これは、目に見えない経費で、マイナスのリターンですので、
手数料は安いほうがいいということになります。


確定拠出年金の改正法の公布は?内容は?

2016-06-14 17:03:08 | 確定拠出年金・個人型

誰でも入れるようになる確定拠出年金は、いつから始まるのか?

確定拠出年金の改正法の公布日は、平成29年1月1日です。

内容については、厚生労働省にホームページから見ることができます。

file:///C:/Users/misako/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/QT6AOWYV/189-46.pdf

厚生労働省⇒所管の法令など⇒第189回国会提出法律案

⇒確定拠出年金法等の一部を改正する法律案(平成27年4月3日提出)⇒概要

 DCの改正法については、既にいろいろな情報がネット上に
ありますので、書かなくてもいいかなと思ったのですが、
厚労省の概要が、とりあえず分りやすいので、アップしました。

厚労省のホームページを見慣れていないと、分かりづらいかも
知れません。
本日は、迷った挙句の記事です。

さて、本日の記事は、DC掛金の運用で、バランス型投資信託の記事の
続きを予定していました。

本日の記事は、手数料に気を付けよう でした。
手数料には、
 ・信託報酬
 ・申し込み手数料
 ・信託財産留保額(留保金)
があります。

 詳しくは、来週の記事で。

 


個人型DCは、フレキシブルな制度です。

2016-06-07 10:00:29 | 確定拠出年金・個人型

今週は、個人型DCのメリットの二つ目についてです。

 ライフステージに合わせてフレキシブルに使える。

どういうことかと言いますと、掛金の増額、減額、掛金の停止と再開が
できるということです。

自分のライフステージに合わせて、老後生活資金を作っていけるのです。

転職、起業、結婚、出産、場合によっては職を失ったり、再就職したり
と、高度経済成長時代とは違う時代を生きているわけですから、
老後を迎えるまでは平坦な右肩上がりの人生ではありません。

でも、リタイア後のお金は継続して貯めていく。

そのために、個人型DCは使い勝手がいいと思います。

※掛金の変更は、毎年4月から翌年の3月までの間、年1回行えます。
※掛金の拠出の停止後は、運用指図者となって運用だけを行います。
※掛金の拠出を再開する場合は、改めて加入申し込み手続きが必要です。