明日、日本全国の多くの河川で渓流釣りが解禁となる。
春到来、今年も各地で数々のドラマが生まれることだろう。
さて今年も2月に大阪、横浜でのフィッシングショーがあり、
2007年の新製品が発表されたが、カタログを見てビックリしてしまった。
ある釣具メーカーの中から、価格差が一番ある鮎竿を例にとってみよう。
最高級品が68万、最廉価品が3万7千円となっている。
一体この価格差はどこからくるのか?
まあそれは使ってみれば一目瞭然なのではあるが・・・。
ピンは御覧の通り、ずば抜けて高いが、中級品で20~30万といったところだ。
数万円といった安い物は(安くはないが)、ちょっと・・・。
安かろう悪かろうといった感があるのは否めない。
釣りのカタログを見ていると、
果たして今の日本はそんなに豊かな国なのだろうかと思ってしまう。
鮎竿というのは、長く軽く強くといった大きな矛盾を抱えた問題をクリアしなければならず、
当然、技術の粋を集めて作られる。
だからある程度価格が高くなってしまうのは仕方の無い事なのだが、
それにしても溜め息が出てしまいますね。
そして、釣りというのは、竿が一本あればそれでいいのかと問えば、さにあらず。
その場その場に合わせた竿が必要になってくるのですから、
最低2本揃えたとしても、数十万円のお金が吹っ飛んでいく計算になります。
いや、当然竿の他にも多くの道具が必要になるのですから、
下手をすれば百万円という想像も出来ないような金額が・・・。
勿論、全てそんな高級品を揃える必要などありませんが。
まあそれでも、鮎釣りや渓流釣りなどは、一度道具を揃えてしまえば、
あとの釣り自体はそれほどお金は掛からないほうかな?
交通費、遠征すれば宿泊費や食事代、糸や針などの消耗品(これが結構高い)、
オトリ代など。
川の近くに住んでいなければ、やはり相当のお金が吹っ飛んでいきます。
もう一つ例にとってみると、そうですね、磯のメジナ釣りなどを挙げてみましょうか。
交通費や宿泊費、消耗品に加え、渡船に5千円から1万円(近場で)、
一日の餌代コマセ代としてやはり一万円近くもかかってしまいます。
消耗品、と簡単に書きましたが、針に結ぶハリス一巻き50m、
これが大体2千円から3千円します。
これを一日の釣りで一巻き二巻き使い切ってしまうこともあります。
そして、リールに巻く道糸なども、2~3回の釣行で新品と巻き換えます。
こう書いてきただけで、釣りという趣味は何と贅沢な趣味なんだろうと思います。
勿論、近くの川や池で、クチボソ(モツゴ)やダボハゼなどと遊んでいる範囲なら、
この限りではありません。
数千円で全ての道具が揃い、餌代も数百円(自分で採取すればタダ)で済むのですから。
しかし、狙う魚種が増えれば増えるほど、
釣りに行く機会が増えれば増えるほど、道具がワンセットまたワンセットと増えていきます。
今の20代から30代の年齢層で、釣りを趣味にしたいと思う人は殆どいないそうです。
対して、50代から60代の人の中では釣りを趣味にしたいという人はすごく多いようです。
若い人から釣りが人気がなくなったのは、
お金がかかるという事や、ブラックバス釣りの人気が凋落した問題なども多いと思います。
50代、60代といった人たちは、余生をどう過ごすかと考えた時に、
釣りという趣味が頭に浮かぶんでしょうね。
ブラックバスブームに乗っかって増えた釣り人口の激減は、
個人的には喜ばしい事です。
ブラックバス問題については多くの人が討論しているようですので、
今回は触れませんが。
釣りのカタログを見てワクワクできた時代は、僕にとって終わりを迎えました。
だってとても手の届く範囲の物ではなくなってしまいましたから。
釣りという趣味を持つこと自体、贅沢になってしまいました。
先進国の中で日本は、貧乏を感じる度合いは一番だそうです。
なのに何で身の回りには贅沢品が溢れているのでしょうか?
僕が今まで釣りに使ったお金に車、(小さな声で女遊びと付け加えましょうか)
全部ひっくるめたら、都内に立派な注文住宅が建っていたでしょうね。
僕は放蕩三昧の道楽人、馬鹿な遊び人だったのです。
まあ、例えとして、釣りする馬鹿などと揶揄されることも多いですから、
それを地でいった感じですね。
今ですか・・・?
それは聞かないでやってください。
貧乏をどうやって謳歌すればいいのか?
それが今の課題です。
お金以前の問題として、釣りの楽しめる体でなくなってしまいましたし・・・。
釣りカタログを眺めながら、色々な思いが駆け巡った一日でした。
その分、ちょっとは楽しめたかもしれませんが。
春到来、今年も各地で数々のドラマが生まれることだろう。
さて今年も2月に大阪、横浜でのフィッシングショーがあり、
2007年の新製品が発表されたが、カタログを見てビックリしてしまった。
ある釣具メーカーの中から、価格差が一番ある鮎竿を例にとってみよう。
最高級品が68万、最廉価品が3万7千円となっている。
一体この価格差はどこからくるのか?
まあそれは使ってみれば一目瞭然なのではあるが・・・。
ピンは御覧の通り、ずば抜けて高いが、中級品で20~30万といったところだ。
数万円といった安い物は(安くはないが)、ちょっと・・・。
安かろう悪かろうといった感があるのは否めない。
釣りのカタログを見ていると、
果たして今の日本はそんなに豊かな国なのだろうかと思ってしまう。
鮎竿というのは、長く軽く強くといった大きな矛盾を抱えた問題をクリアしなければならず、
当然、技術の粋を集めて作られる。
だからある程度価格が高くなってしまうのは仕方の無い事なのだが、
それにしても溜め息が出てしまいますね。
そして、釣りというのは、竿が一本あればそれでいいのかと問えば、さにあらず。
その場その場に合わせた竿が必要になってくるのですから、
最低2本揃えたとしても、数十万円のお金が吹っ飛んでいく計算になります。
いや、当然竿の他にも多くの道具が必要になるのですから、
下手をすれば百万円という想像も出来ないような金額が・・・。
勿論、全てそんな高級品を揃える必要などありませんが。
まあそれでも、鮎釣りや渓流釣りなどは、一度道具を揃えてしまえば、
あとの釣り自体はそれほどお金は掛からないほうかな?
交通費、遠征すれば宿泊費や食事代、糸や針などの消耗品(これが結構高い)、
オトリ代など。
川の近くに住んでいなければ、やはり相当のお金が吹っ飛んでいきます。
もう一つ例にとってみると、そうですね、磯のメジナ釣りなどを挙げてみましょうか。
交通費や宿泊費、消耗品に加え、渡船に5千円から1万円(近場で)、
一日の餌代コマセ代としてやはり一万円近くもかかってしまいます。
消耗品、と簡単に書きましたが、針に結ぶハリス一巻き50m、
これが大体2千円から3千円します。
これを一日の釣りで一巻き二巻き使い切ってしまうこともあります。
そして、リールに巻く道糸なども、2~3回の釣行で新品と巻き換えます。
こう書いてきただけで、釣りという趣味は何と贅沢な趣味なんだろうと思います。
勿論、近くの川や池で、クチボソ(モツゴ)やダボハゼなどと遊んでいる範囲なら、
この限りではありません。
数千円で全ての道具が揃い、餌代も数百円(自分で採取すればタダ)で済むのですから。
しかし、狙う魚種が増えれば増えるほど、
釣りに行く機会が増えれば増えるほど、道具がワンセットまたワンセットと増えていきます。
今の20代から30代の年齢層で、釣りを趣味にしたいと思う人は殆どいないそうです。
対して、50代から60代の人の中では釣りを趣味にしたいという人はすごく多いようです。
若い人から釣りが人気がなくなったのは、
お金がかかるという事や、ブラックバス釣りの人気が凋落した問題なども多いと思います。
50代、60代といった人たちは、余生をどう過ごすかと考えた時に、
釣りという趣味が頭に浮かぶんでしょうね。
ブラックバスブームに乗っかって増えた釣り人口の激減は、
個人的には喜ばしい事です。
ブラックバス問題については多くの人が討論しているようですので、
今回は触れませんが。
釣りのカタログを見てワクワクできた時代は、僕にとって終わりを迎えました。
だってとても手の届く範囲の物ではなくなってしまいましたから。
釣りという趣味を持つこと自体、贅沢になってしまいました。
先進国の中で日本は、貧乏を感じる度合いは一番だそうです。
なのに何で身の回りには贅沢品が溢れているのでしょうか?
僕が今まで釣りに使ったお金に車、(小さな声で女遊びと付け加えましょうか)
全部ひっくるめたら、都内に立派な注文住宅が建っていたでしょうね。
僕は放蕩三昧の道楽人、馬鹿な遊び人だったのです。
まあ、例えとして、釣りする馬鹿などと揶揄されることも多いですから、
それを地でいった感じですね。
今ですか・・・?
それは聞かないでやってください。
貧乏をどうやって謳歌すればいいのか?
それが今の課題です。
お金以前の問題として、釣りの楽しめる体でなくなってしまいましたし・・・。
釣りカタログを眺めながら、色々な思いが駆け巡った一日でした。
その分、ちょっとは楽しめたかもしれませんが。
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