陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

フェース

2006-11-05 21:33:56 | 脳脊髄液減少症
「家族もつらいが、本人はもっとつらい。病気という認識を周りが共有し、
周囲が、社会が、長い目で支えるネットワークが不可欠」

読売新聞「フェース」という欄に出ていた、
鬱病や自殺防止などをを研究している、ある精神科医の言葉です。
「患者が出すSOSを、どれだけ瞬時に読み取れるか」
精神科医になって32年、その重みを今も感じているという。

他の多くの医師にも聞かせたいような言葉ですね。
脳脊髄液減少症または、それに伴い鬱病と診断された患者には、
SOSを出していない患者などいないし、
それに気付いてほしいからこそ、診察を受けにいくのであるのに、
どれだけ多くの患者が、医師から心無い言葉を吐かれたことでしょうか?

鬱病患者の多くの脳を調べると、神経細胞がブドウ糖を取り込めず、
脳が活発な働きをしていないらしい。
まあ、我々素人には理解出来ないですが、
そのようなことらしいです。

年間自殺者はここ数年3万人を切ったことがない。
ある年に、この医師が調査した自殺者の内の6割が医師の診察を受けていず、
多くの人が自分が病気だという認識がないということなんですが・・・。

鬱病や脳脊髄液減少症などの、実態の解らない病気など、
その実態解明は勿論大事ですが、
やはり診察をする医師との会話が非常に大切になると思います。
大袈裟なことを言えば、我々はどの医師に出会うかによって、
今後の人生まで左右されかねないのです。
また、多くの人に、冒頭の言葉を良く理解して欲しいと思います。





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4 コメント

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Unknown (りこ)
2006-11-06 04:19:14
gonzoさん、こんばんは。
お仕事お疲れさまです。

本当に、SOSを出しても理解されないという苦しみは辛いものです。
わたしは幸い、まだ何とか親が理解をしてくれているので助かってはいますが、親にも理解されない人の苦しみは想像するに耐えません。
医師も同じで、苦しみを聞いて欲しいから通院(もしくは入院)しているのに、頭ごなしに否定から入る医師もいます。
その場合、患者はどこに救いを求めたらいいのか悩んでしまい、下手すれば答えの得ないまま無限ループに陥ってしまう。
自殺者の多くはこういう点から生まれているとも言えるでしょう。

周囲の人すべてに理解されるのはおそらく無理でも、一般の人(特に教養があると思っている人)は、他人の苦しみを理解する姿勢をもつコトが大事です。
人の苦しみを理解できない教養なんて、あってなきがごとしですからね。

鬱病や脳脊髄液減少症だけじゃない。
もっとたくさんの、理解されない苦しみをもつ人々が救われる世の中でありますように。
そう願ってやみません。。。
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Unknown (NaNaのとうさん)
2006-11-06 09:45:28
gonzoさん
こんにちは

先週3回目のEBP治療を無事に終え
退院して来ました

「患者が出すSoS・・・」
理解されない苦しみや悲しみ
医師・社会・・・・・

皆が優しさを少しずつ持って
支え合って行ける様に・・願います。

寒くなって来ていますので
風邪などに気を付けてください。


 
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Unknown (gonzo)
2006-11-06 22:36:36
りこさん、こんばんは。

僕はもう、ある意味で醒めてしまったので、理解を得られなくとも何とも思わなくなってしまいました。
でも、ここまで来るにはね、色々とありました。

多くの人は苦しみ続けていることと思います。
せめて身近にいる人だけは理解してあげようと努めて欲しいですね。

りこさんの言うとおり、鬱病や脳脊髄液減少症だけではなく、苦しみやあ痛みを持つ全ての人が救われる世の中であって欲しいと思います。

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Unknown (gonzo)
2006-11-06 22:54:10
NaNaのとうさん、こんにちは。

3回目のBPお疲れ様でした。
順調な経過を送れるように祈っています。

理解されない苦しみ悲しみも、せめて、話を聞いてあげるだけでも少しは救われるものなのですが・・・。
残念ながら支えを失ってしまう人も多いようです。
悲しいですね。

NaNaのとうさんもBP後で体調管理が難しいと思いますが、焦らず無理せず、お過ごし下さい。




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