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素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)
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どうも私は戦記が好きで。
楊子削り
/
2006-01-09 22:53:49
香港紙『明報』(2006/01/09)が「男たちの大和」特集を組んでいます。
http://hk.news.yahoo.com/060108/12/1k7z0.html
http://hk.news.yahoo.com/060108/12/1k7z2.html
http://hk.news.yahoo.com/060108/12/1k7z3.html
http://hk.news.yahoo.com/060108/12/1k7z4.html
http://hk.news.yahoo.com/060108/12/1k7z5.html
英紙『ガーディァン』を引き写した内容などを交えているのですが、わざわざ転載するくらいですから共鳴するところがあったのでしょう。いや、「都合がいい」という方が正確かも知れません。
もちろんネガティブな捉え方なのはお約束です。いや、
あの映画には私も失望した
のですが、『明報』は当然ながら別の意味で気に食わなかったようで(笑)。
――――
「『愛する人を守るため』というのは決して悪いこととは言えないが、実質的には一種の洗脳状態だ」
とするネットユーザーの声も紹介されています。「日本網民」と書いていないので国籍不明ですが、考え方は人それぞれですから、日本人であろうとホロン部であろうと(笑)、そういう見方があってもいいでしょう。
ただ本当に「洗脳状態」なら、水上特攻で死ぬ意義について学徒出陣組と海軍兵学校卒グループが言い争う場面が出てくることもなければ、第二艦隊・第二水雷戦隊上層部が特攻命令に反発するシーンも登場しないだろう、と私は思いますけどね。
前にも書きましたが、筋金入りの撃墜王である坂井氏も米機動部隊への体当たりを命じられて動揺したと吐露していますし、特攻隊員にしても思い悩み、親しい人の面影を慕いつつも出撃していった人は少なくないでしょう。
思い悩んだ上で「もう会えない君を、守る」と自分を納得させて死地に赴く。……自らを納得させる理由は他にも様々あったでしょうが、これらを洗脳と称する向きには呆れて物が言えません。中共政権下と違ってここは日本ですから、そういう見解の相違があっても構いませんけど、私は到底同意できませんねえ。
――――
まあそういったことは放置するとして(笑)、重慶の衝突事件に続報がないので気楽に「楊子削り」をさせて頂きます。
標題の通り、幼稚園のころ『ゼロ戦 坂井中尉の記録』にハマり、零戦ファンとなった私はそれ以後関連書籍を読みあさるようになり(子供が読める程度のものですけど)、やがてその対象も零戦から日本海軍、太平洋戦争(大東亜戦争でもいいです)へと範囲を広げていきました。
でも軍オタとかマニアという境地には達しておりません。『公刊戦史』のようなものには手をつけませんし、いまでもせいぜい文庫本で売られているものを読む程度です(……あ、故・坂井三郎氏の著作に関しては別です。文庫本かどうかを問わず刊行されているものは全て持っています)。
途中から並行して故・司馬遼太郎氏の小説、そして散文も愛読するようになりました。戦記とか歴史モノは読み方によっては色々と応用がきくので重宝します。例えば戦記にしても、単なる体験記や専門家の手による読み物ではなく、坂井氏の著作のように現代を生きる者にとっても示唆に富んだ作品に傾くようになりました。歳を重ねるうちに自然とそうなっていました。
以前紹介させて頂いた『ガダルカナル戦記』(全3巻)
などはその好例です。「戦記」と銘打ってあることでチャンバラを期待された向きにとっては失望されること疑いない内容ですし、作者がガ島戦体験者という訳でもありません。でも、読んでいてうーんと考え込んでしまえるところが随所にある。それがいいのです。
そういう示唆にあふれた「戦記」をもう2冊。戦時中に日本海軍の各種艦艇の艦長を務めた人たちへのインタビュー集です。「艦長」といっても、戦艦、空母、巡洋艦、駆逐艦、潜水艦から海防艦に至るまで、バラエティに富んだ内容となっております。これも読み方次第ですが、体験記であっても考えさせられる部分があって私にとっては勉強になりました。学生さんよりも社会人の方にお勧めしたいです。
――――
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