日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)







3DCG(47)戦艦大和と沖縄特攻 (双葉社スーパームック) (双葉社スーパームック 超精密3D CGシリーズ 47)

双葉社

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 凄いのは付録DVDのオリジナルCG動画。全編40分超の質量共に充実した内容に圧倒されます。

 戦艦大和、というより「大和」以下の第一遊撃部隊による沖縄海上特攻をここまで精密に描いた映像作品は、ある意味初めてではないかと思います。

 ……いや、多くは語りません。ただただオススメするのみ。

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日米空母決戦 (双葉社スーパームック 超精密3D CGシリーズ 42)

双葉社

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 ちなみに以前紹介したこともありますが、こちらのDVDも必見。知る人ぞ知る「とっちー」さんこと栃林秀氏による力作です。





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 楊枝削りでございます。今回は珍しくテレビゲームなどを少々。

 ただし、いずれも並の作品ではありません。見事なまでに遊ぶ人を選ぶゲームであります。……ええ、楊枝削りにならないものばかり取り揃えてみました(笑)。


鈍色の攻防 32人の戦車長 廉価版

シャングリ・ラ

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空母戦記

アンバランス

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グローバルフォース 新・戦闘国家

ソニー・コンピュータエンタテインメント

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PANZER FRONT bis.

エンターブレイン

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 業界の隅っこに一応在籍してはいるものの、私にはこれだけで十分なのです。

 「サカつく3」がなければプレステ2すら不要。

 欲をいえば「レイブレイサー」の筐体がほしいですね。あのゲームにはずいぶん投資して、対戦に燃えました。

 香港在住時代、各地のゲーセンを回っては「Yeah! It's a new record!!」を刻み付けていったものです。


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 ともあれ、As title なのであります。わかる人にはわかるでしょう。私は勝ち組。





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 6月27日に行われたNHK糾弾活動、私はヤル気満々だったのに20日のデモで消耗してしまったので布団にくるまってネット中継を観る破目になりました。

 あれは観始めると面白いものでつい画面から離れることができず、結局街宣から「山手線グルグル」活動(終盤にバッテリー切れで途絶)まで6時間余も張り付いてしまいました。あれほどの中継をするのだからさぞやコストが……と思っていたら6万円前後で中継機材が整えられるということでビックリであります。

 大阪で行われた活動の映像はニコニコ動画で観ましたが、カメラワークから画像からデモコースの下見に至るまで非常に質の高いもので、アマチュアの域を超えるクオリティにただただ驚くばかり。

 ……それはともかく、渋谷で27日に行われた活動では街宣のあと宮下公園に集まってトークリレーが行われましたが、終盤に近いあたりで、

「続きまして、エプロンブック編集長の……」(記憶モード)

 との司会者の声。エプロンブック?『オレンジページ』のようなものか?それにしてもそんな雑誌の編集長がどうしてここへ?……と訝しんでいたところ、登壇したのは西村幸佑さん。「撃論ムック」の聞き違えでしたすみません、てなオチで御勘弁下さい。

 さてその「撃論ムック」シリーズはムック本ならではの「丸わかり・早わかり」はもちろんのことながら、それでいて内容が濃く深く、買って読了してからも手元に引きつけておいてときどき読み返したくなる作品が少なくありません。

 で、その最新号が本日発売。お題は「NHKの正体―情報統制で国民に銃を向ける、報道テロリズム」と、正に旬なネタであります。


NHKの正体―情報統制で国民に銃を向ける、報道テロリズム(OAK MOOK 293 撃論ムック)

オークラ出版

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 問題となっているNHKの「JAPANデビュー」シリーズは台湾編以降も香ばしい内容が盛り沢山。いわばNHK史観とでもいうべきもので日本国民を縛り上げんとしているかのようです。……あ、念のため申し上げておきますと、NHK史観=中共史観と考えておけば当たらずとも遠からずであります。

 ともあれ、そうした番組を世に送り出し続けるNHKというどうやらマトモでない、少なくとも日本のために働いているのではなさそうな日本の公共放送局について、わかりやすく腑分けしてくれたのが本書です。

 本当はこれまた必読の『反日マスコミの真実2―メディアの情報支配から逃れる方法』とのセット購入でAMAZONなら送料無料!……と言いたいところなのですが、同書は売れ過ぎて在庫切れとなり、いまは中古販売しかしておりません。

 てな訳でここからは私の趣味。療養中で無聊ゆえ最近読んだものです。


零戦の記憶 (歴史群像コミックス)

学習研究社

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戦車戦入門 世界篇―シャーマン対ティーゲル (光人社NF文庫)
木俣 滋郎
光人社

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 それにしても、今年ももう半分が終わってしまうのですね。余暇の娯楽と言いつつも、ついのめり込みたくなる中国観察は、体調不良などによりどうも不完全燃焼だったように思います。

 ダライ・ラマ14世の甥御にして側近格のケドゥープ・トゥンドゥップ氏に行ったインタビューもまだupしていませんし、同氏からちょっと前に届いたレポート『チベット人権問題の現状』も手つかずのまま。orz

 ……そういえば、ビルマの少数民族・カレン族の友人Lさんがカレンバッグを私のために買い求めてくれたそうで有り難くもあり楽しみでもあります。政府軍と60年を越える内戦を継続中のカレン族の軍事組織・KNLAが最近頽勢にあるという話も耳にしているので、早いところ朝食会を再開できるようにもしませんと、Lさんと私が考えている次のステップに進めません。

 2009年の後半戦は、こうした宿題をひとつひとつ片付けつつ、身体もブログもリハビリに努めていく所存です。m(__)m





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 それでもまだ生きている御家人でございます。m(__)m

 暫く療養しておりましたが、このほど1週間か10日ばかり、検査入院することになりました。

 更新がいよいよ滞ることとなります。申し訳ありません。

「5年は保証するけど、10年先まではわからないですね」

「今度入院したら、もう戻って来れないと覚悟しておいて下さい」

 などと私に散々悪態をついてきた付き合いの長い医者が、

「今回は入院の内に入りませんから、ちゃんと戻れますよ」

 と妙な断言をしたので、まあ大丈夫でしょう。

 ――――

「10年先まではわからない」

 というのはまことに妙なもので、老風水師・Y老師も先日、私の運勢を改めて占ってくれたときに、

「次の×年(十二支)が良くない。実に良くない。……でもまあ、この山は越えられるだろう」

 と言ったその「×年」は、私が見てもああこりゃ最悪といえるもので、医者の言葉と変に暗合しているので気になります。

 Y老師によると、生まれるのがひとつ前の刻限だったら私はその年に間違いなくあの世行きだったそうで。

 でも私の出生時間って、母子手帳によるとその刻限が終わってから僅か5分後(笑)。ちなみにY老師、その「ひとつ前の刻限」だったら私はどういう運勢になるか、というのも戯れに占ってくれたのですが、比較すると「ひとつ前の刻限」の方が今までの自分の足どりに符合しているように思える……のは、気のせいなのか、なぜでしょう(笑)。

 まあ、私は今春、日本の年度明けを境に仕事内容を多少いじって、体調のせいもあるのですがガツガツ稼ぐのはやめることにしました。代わりに余暇の娯楽ながら心の中では本業と位置づけられている中国観察に力を入れられるようなシフトチェンジです。

 その矢先の検査入院ですから、これも出陣の儀式のようなものだと思って、じっくりとあちこちを調べてもらうことにします。

 ――――

 そんな訳で暫くここを留守にしますが、何かあったり虫が騒いだときには這ってでも出て参りますので御心配なく。

 とりあえず×年まではY老師が生については太鼓判を押してくれているので、退院して体調が回復したら「晩年のスタート」だとばかりここを先途と暴れ回る所存です。当ブログでやりたいこと、まだまだ色々ありますし。

 ともあれそれまで、どうか少しばかり時間を下さい。すみません。コメント欄で作戦会議をして頂ければ幸いです。m(__)m

 私が病院にいる間に、台湾組が一皮剥けてチベット、東トルキスタン、南モンゴルと並立する「四民族連合」を実現できるよう願っています。

 自らを中国人と規定しない台湾に暮らすたくさんの人々もまた、中国人政権から迫害あるいは恫喝を受け続けている少数民族であることを、日本国内で広くアピールしてほしいです。

 取り急ぎ御連絡まで。





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 最寄りのコンビニに、中国人の夜勤バイトが新たにデビューしました。

 M君といいます。田舎のイケメンといった感じで背はスラリと高く、少年の面影を残したその顔立ちは純朴で素直といった印象を与えます。

 実際、私が買い物に入って行くと、いつも実に爽やかな、それでいて子犬が尻尾をブルンブルン振って駆け寄ってくるような人なつこそうな笑顔をみせてくれます。

 レジを終えて帰り際に「頑張ってね」と声をかけると、やはり良い表情になります。

 まあ好青年ということになりますが、素直で純朴そうな好青年だけに怖いなあと思ったりするのです。

 ――――

 現代中国の諸問題のうち、その大半の元凶といえる、かの江沢民。あいつが1994年から教育現場に導入したのが、反日風味満点の愛国主義教育です。

 ある程度世間擦れした、斜に構えて物事をみるような中国人なら多少は異なるかも知れません。前に別のコンビニで文化大革命はどう教えられているかと中国人バイトに尋ねたとき、

「私はいいことだとは思わないのですが、文革のことは学校ではあまり教わりません」

 と言い切った中国人のバイトがいて、おお今時こういう青年がいるのか、とちょっと驚きました。凛とした正義感と芯の強さを感じさせる若い衆でしたが、ふた昔前の中国人大学生のような、自分の頭で考え、自分なりの意見を持っている、というしっかりした青年でした。現在の中国ではもはや希少種といっていいタイプです。

 一般に中国の教育というのは創造性を育てるなんてことをしたら一党独裁体制が揺らぎかねませんから、刷り込み式が中心となります。主として刷り込み式である以上、テストでいい点をとるには、やはり独立思考力を眠らせるのが近道。

 そうした反日風味満点の愛国主義教育も、今年で15年目になります。30歳以下の中国人はもうたっぷと刷り込まれている訳で、いま社会の中堅にさしかかっているこの連中が中核となる時代になったら、教育で培われたその硬直的な価値観が国を滅ぼしかねない、ということで、私は「亡国の世代」と称しています。

 ――――

 なにぶん反日風味満点の愛国主義教育は中共政権下で強要される価値観同様、「白でなければ黒」「善でなければ悪」といった見事なまでの二色刷りですから、グレーゾーンがなければ、ほどよさというものもありません。

 例を挙げるとすれば集中豪雨的に進められた大学の創設・拡張。地方当局が全国レベルでのバランスを考えず特定産業への投資に傾斜し、結果として資源の浪費や重複生産,またそれに伴う粗悪品の横行もまた然りであり、農村をどんどん更地にして農民は体よく追い払い、とにかく外資を呼び込むといった姿勢もまた然り。

 私がしばしば使う「何をやっても大躍進」の原因のひとつに、この硬直的な価値観があると思います。ブームというには余りに暴風雨的な,全国各地が一方向にバーっとのめり込む状況。しかもそれが、常に極端から極端へと針が振れ続けるのです。

 話がズレてしまいましたが、閑話ですから諒として下さい。反日風味満点の愛国主義教育がいまでも現場では徹底されている、という話でしたね。少なくとも30歳以下はその影響を全身に浴びて育っている、と。

 中国の対日意識調査において年齢が高まるほど日本への嫌悪感が低くなり、逆に若い世代の対日嫌悪感が高くなっているという現状は、正に江沢民型愛国主義教育の成果そのものということができるでしょう。上海の豚も罪なことをしたものですね。……ええ、もちろん中国人民に対する、取り返しのつかない大罪です。

 対日意識調査が示すように、いや反日に限らず、こういう刷り込みを繰り返し叩き込まれれば、そりゃ狭隘なナショナリズムに火がつきやすくなりますとも。いきおい、一朝事あらばたちまちのうちに対外強硬論がネット世論を支配することになります。

 ――――

 で、素直そうな爽やかな笑顔をいつも見せてくれる、拙宅最寄りのコンビニで夜勤のバイトをしているM君。仕事も生真面目にこなしていますが、逆にこういうタイプの人こそ刷り込みには無防備で、叩き込む側にしてみれば純粋培養しやすいのではないかと思います。

 M君は線が細くてどこか頼りなさそうな物腰なので、仮に聖火リレーで動員されて長野に行っていたとしても派手なことをすることはなさそうですけど、この好青年の中にも、小学校以来の反日教育がしっかり刷り込まれているのです。

 そう考えると、奴は爽やかな笑顔を開きつつも内心は何を考えているのか、また各種フリチベTシャツでいつも入ってくる変なオサーン(暖かくなったので爆撃再開)をどう捉えているのか。

「頑張ってね」

 と最後に一声かけると必ず「はい!」と頷いて嬉しそうな笑顔になるM君をみていると、複雑な気分になります。

 根っこのところで共有しようのない溝が存在している以上、特定の個人同士ならともかく、一般的には日本が中国のような一党独裁体制にでもならない限り、中国・中国人と価値観を共有することなどできないでしょう。

 ――――

 例え話ですから自民党でも民主党でもいいのですが、ある政党が天下をとって政権交代をしないことが憲法に明記され、その与党は軍隊という私兵を以て日本を武力で統治しつつ、会社や役場や学校など組織のひとつひとつに同党の党委員会が設置され、大学なら学長よりも大学党委員会のトップが、市役所なら市長よりも市党委員会のトップが実質的に上となる。心ある者は言論・報道の自由や信教の自由を訴えては片っ端から軟禁・拘束・投獄されてしまうのです。

 しかも社会の中堅を担う世代から下は「愛国主義教育」を受けているため実に天真爛漫で、国家による保護には期待していないため平時は自分で自分を保護すべく蓄財・出国・その他に走りつつも、「大和魂」が大きく掲げられて外敵を明示されると、瞬時にまとまって狂躁し「大躍進」状態に。

 具体的には、外敵系資本によるスーパーの前に屯集して営業妨害を行い、あるいはデモと称して外敵の公館へに押しかけて投石。その途上では外敵系の商店焼き打ちはもちろん、外敵系自動車に乗る自国民にも悪罵を放ち唾を吐きかけ、その車をボンネットがボコボコになるまで破壊行為をやめない。

 ……こんなこと、日本であり得ますか?

 ――――

 単に民度の水位が違うからだけなのか、あるいは全く別系統のものだから擦り合わせようがないのか。

 ……そのいずれかはわかりませんが、中国は日本とは全く異なる価値観を有し,国民にそれを強要し、国民もまたそれに馴染めるような教育で育てられていることを、私たちはしっかりと認識しておく必要があると思います。

 それから改めて言及しておきますが、一般的に中国人の心の中には「反日」と「侮日」という二種類の意識が隠れていることを忘れてはいけません。「反日」は自己体験や政策によって育っていくものですから、歳月を重ねるか政策的に逆のことをやれば問題のない範囲内に抑制することが可能です。

 しかし「侮日」だけは中華思想の賜物で、倭国などは東方の海に浮かぶちっぽけで文明を知らぬ島国、という三千年だか五千年の意識の積み重ねによって形成されていますから、いわば民族のDNAに最初から刷り込まれている、仕様のようなものです。

 こればかりは、政治的手段ではどうすることもできません。そもそも国家指導者の頭の中にも「侮日」があることでしょうし。……長野の聖火リレーで長野駅前のモニュメントに登って五星紅旗を掲げつつ中国国歌を歌った連中、あの行為は「反日」ではなく「侮日」の発露というべきです。

 日本に滞在する中国人がいよいよ増加しつつある中で、「反日」への目配りは当然のことながら、「侮日」についてだけは毅然としして断固たる対応を示す必要があるでしょう。

 ――――

 ……などと埒もないことを長々と書いてきたのは、楊枝削りのためです。この本は一読の価値があります。値段もムック本に類するものなのでお手頃価格。おススメです。


「中国・韓国の歴史教科書」に書かれた日本 (宝島社文庫)

宝島社

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和諧をめざす中国 (China Analysis)
小島 朋之
芦書房

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 私には師匠とよぶべき人が3人います。私を弟子として認知してくれているかは、別として。

 まずは当ブログにときどき登場する「恩師」です。最近出現頻度が低いのは、高齢のため普通の会話が成立しなくなってしまったからです。これは何とも哀しくも淋しい出来事でした。

「先生、御家人です」

 といつものように呼びかけても、「違う。あなたは違う」と真っ向から否定されてしまいます。まあそりゃそうでしょうね。恩師のイメージにある「御家人」は大学生のころのもので、素直で長身でスラッとしているうえ、一応五官端正で脂ぎってなくて。

 ……まあ好青年と捉えられていたようなので、様々な薬の副作用で薬太りした上いくつかのパーツを改めて「海坊主」と化した現在とは似ても似つかないものなのです。

 恩師から教わったことでいまでも身についているのは、何事も可能な限り自分の眼でみて確かめてから判断を下せ、ということです。それ故に、こういうブログをやっている身なのに、いまなお中国に行く機会を作れないことに忸怩たる思いでいます。

 ――――

 第二の恩師は文学部に在籍していた私とは本来縁のない筈ながら、若年活気のカタマリだった当時よく出入りしていた経済学部で教鞭をとられていた中国経済のK先生です。

 私を門下生と認めてくれているかは別として,香港に住んでいたとき、突然訪ねてきて頂いたので驚くやら喜ぶやらで。研究のため中国本土に入る道すがら、ということでしたが、そういう人なつこさを感じさせないキャラに見えたので、いまでも嬉しい思い出ですし、その前後に頂いた励ましの御手紙はいまもバッグに入れて大切に持ち歩いています。

 この師匠はいまも同じ大学にいるので挨拶しに行くことはできるのですが、堕落して賎業に身を落としつつ、こういうおバカなブログをやっていることを知られるのは恥ずかしいので、いまも二の足を踏んでいます。

 「自分の目でみて自分の頭で考えろ。中国に整合性を求めるな。わからないことはわからない、でいいんだ」という言葉を頂いたのですが、これはいまでも私の宝物です。また、私が中国情勢を知る上で主として香港の政論誌『九十年代』『争鳴』『中国之春』にのめり込んでいることについて、

「そういうもんばっかり読んでいてもなあ」

 というさり気ない一言で私の目を覚ましてくれたのも、この先生でした。先生にそういう意図があったのかどうかは知りませんが、私はこの言葉で瞬時に悟り、それ以来、こうした雑誌の伝える情報を新華社電の次に置くよう自らを躾けて現在に至っています。

 まずは一次資料にあたることが肝心でそれをどう料理するかは当人の腕次第、ということ。それからかなり前に「2ちゃんねる」の某スレで書いたことがありますが、香港誌のような解説つきのものを読んでいては、解答を見ながら算数のドリルを埋めて行くようなもので、中国に関する知識は増えるかも知れないがヲチという独立思考力が育たない、ということです。

 香港誌の中国情報は参考にする分には構わないけれど、身を委ねてはならない、というべきでしょうか。それらより優先する新華社電など中共政権の官製報道にも同じことがいえるものの、こちらは自分で解読しなければならない分、自分の頭で考えるという作業が行われるのです。そこから導き出された結論が適切かどうかはともかく、自分で考えることが何よりも大切なのだ。……と悟った次第。

 ――――

 さて本題は第三の恩師。残念ながら、この方は私がいつか是非お会いしたい、何とか機会を……と考えているうちに先年逝去なさってしまい、チャンスは永久に失われてしまいした。でも、私にとっては師匠なのです。チナヲチに照らしていえば、最初の2人からは根源的なこと、中国のみならず物事に対する向き合い方を教えて頂いたのに対し、この第三の師匠は実際的な方法論を私に手ほどきしてくれました。

 外務省の外郭団体に「霞山会」というものがあり、私の大学時代、そこが出している「東亜」と題された月刊誌を図書館で読むのが私の楽しみのひとつでした。この雑誌はいまでも出ていますが、中国の月間動向として何事かをテーマに据えつつ直近一カ月の中国情勢を分析するコーナーがありました。私はこのコーナーの熱烈な読者で、目からウロコとか膝を叩くとか思わず唸ってしまうということが、毎号読むたびに必ずありました。

 その著者が2008年3月、鬼籍に入られた小島朋之先生です。慶応大学を中心に活動されていたようですが、月刊誌「東亜」の件のコーナーは決して余技ではなく、夫人の言によれば、



 主人が『東亜』の原稿を執筆中は、部屋はタバコの煙でもうもう、神経はピリピリ、家族は近付けません。それは二十数年間変わることはございませんでした。(『和諧をめざす中国』あとがきより)



 というほど。生意気をいえば、私がこのブログにおける真剣なエントリーや香港の週刊誌の副業コラムを書いているときも同じようなもので、私の仕事部屋がタバコの煙はもちろん、配偶者が顔を出すのも遠慮するような張りつめた空気に支配されてしまいます。当人も集中しているので空腹感が生じないまま時間が経つのを忘れてしまい、ふと気付いては1日3回の薬を慌てて2回分まとめて口に放り込む、というようなことをしています。

 私のチナヲチの方法論の9割は、この故・小島先生のコーナーから学びました。学び得ているかどうかは別として、大学時代の私は毎月当該コーナーを精読しつつ、「すごいなあ」「すごいなあ」とため息をつくばかり。何はともあれ、チナヲチを実践する際のテキストとして最も私のためになったのは、小島先生のこのコーナーに他なりません。

「いつか自分も、こういうことを書けたらなあ。でもまあ無理だろうなあ」

 と考えていた当時の自分を懐かしく思い出します。20年前のことですから、個人レベルで情報発信が可能になるメディアが生まれるなんてことは、考えてもみませんでした。

 インターネット、掲示板そしてブログというものの登場が、アマチュアかつド素人ながら、私の夢をこうしてかなえてくれています。しかも勝手にやっている路上ライブのようなものなのに、実際にそれを読んで下さる方々がいるのです。

 感無量というほかありません。





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 幼女ではなく養生。

 身体はどうあれ頭の方がヒマを持て余してきました。そろそろ「4.26」一周年でもありますし。

 そういえば「しんたろう」さん、コメントを寄せて下さって感謝感激です。私は御一緒するたびに申し上げておりますが(笑),本当に、あなたたちの悔しさがあったればこそ、日本でフリーチベットが一大ブームを巻き起こすに至ったのです。長野において魁の役目を担われたことに、どうか誇りを持って下さい。

 一周年近しということで私も何やらウズウズしているのですが、まあ目下のところは墨堤行軍まで禁じられている身なので、YouTubeやニコニコ動画で楽しいものや中国に関係のあるものを観賞したりしています。

 一方で、初めて読む本や読み古した作品に頷かされたり唸らされたり。この季節ですから「特攻」にも思いを馳せない訳にはいきません。

 あと男はやっぱり四の五の言わずに、

「ほんのわずかでいい 僕を見てよ」
「君の気持ちなら わかるさ 彼のことが好きだね」

 ……などと、ベタ過ぎるほど情けない「僕」に徹しつつ(見事な様式美w)、実は「Disposable Love」な自分につい酔っていたりするかも知れない高橋幸宏でしょ。

 ちなみに私は「今日の空」より「泣きたい気持ち」が好きです。























いまどきの中国人 13億人の素顔に迫る
サーチナ・中国情報局
ソフトバンククリエイティブ

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「中国人」という生き方―ことばにみる日中文化比較 (集英社新書)
田島 英一
集英社

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こんなに違う中国人の面子(メンツ)―不思議な国がよくわかる25人の証言 (祥伝社黄金文庫)
江 河海
祥伝社

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コレなに? これアリ? 中国人
須藤 みか,原口 純子,中華生活ウォッチャーズ
小学館

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大地の咆哮(ほうこう) (PHP文庫)
杉本 信行
PHP研究所

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特攻基地知覧 (角川文庫)
高木 俊朗
角川書店

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月光の夏 [DVD]

ポニーキャニオン

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高橋幸宏
PONYCANYON INC.(PC)(M)

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とってもええぞう [DVD]

ERJ(SME)(D)

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 楊枝削りであります。何やらいつも戦記モノばかりのような……。

 まあいいか。『大空のサムライ』シリーズは神として別格とすると、私が自信を持ってお薦めできるのは下の8冊(順不同ではありません)。

 「戦記」という言葉でイメージされるようなドンパチものとはやや内容が異なりますが、読んで絶対に損はありません(断言)。


ガダルカナル戦記〈第1巻〉 (光人社NF文庫)
亀井 宏
光人社

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ガダルカナル戦記〈第2巻〉 (光文社NF文庫)
亀井 宏
光人社

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ガダルカナル戦記〈第3巻〉 (光人社NF文庫)
亀井 宏
光人社

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艦長たちの太平洋戦争―34人の艦長が語った勇者の条件 (光人社NF文庫)
佐藤 和正
光人社

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艦長たちの太平洋戦争〈続篇〉―17人の艦長が語った勝者の条件 (光人社NF文庫)
佐藤 和正
光人社

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ルンガ沖夜戦 (PHP文庫)
半藤 一利
PHP研究所

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特攻基地知覧 (角川文庫)
高木 俊朗
角川書店

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海上護衛戦 (学研M文庫)
大井 篤
学習研究社

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 急かす訳ではありませんが、この種の作品は増刷されずに絶版になってしまうことが多いです。お買い求めになるのであれば、是非お早めに。





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 週末といえば楊枝削りでございます。m(__)m

 誰に頼まれた訳でもありませんが、私にとってはチベット問題を改めて復習しておくべき時期になってきましたので、関連書籍を大特集。

 チベットというと現状が現状だけに殺伐としたイメージになってしまうのですが、ダライ・ラマ関連の書籍(自伝は別)は読んでいると心がホクホクとしてきて、不思議に癒されます。オススメです。


















扶桑社新書 中国が隠し続けるチベットの真実 (扶桑社新書 30) (扶桑社新書)
ペマ・ギャルポ
扶桑社

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中国はいかにチベットを侵略したか
マイケル ダナム
講談社インターナショナル

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雪の下の炎
パルデン・ギャツォ
ブッキング

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ゆるす言葉 (Dalai Lama’s word collection)
ダライ・ラマ14世(著),野町和嘉(写真)
イースト・プレス

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思いやりのある生活 (知恵の森文庫)
T・ギャムツォ (ダライ・ラマ14世)
光文社

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ダライ・ラマ自伝 (文春文庫)
ダライラマ
文藝春秋

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チベットを知るための50章 (エリア・スタディーズ)
石浜 裕美子
明石書店

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中国はチベットからパンダを盗んだ (講談社プラスアルファ新書)
有本 香
講談社

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チベット侵略鉄道 中国の野望とチベットの悲劇
アブラム・ラストガーデン
集英社

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「上」の続き)


 こちらの9冊は定番というよりユニークな内容のものが中心。

 うーむ中国勤務ですか……私の場合は生命の危険が(真剣)。賎業と自嘲しつつも気楽極楽な現在の東京駐在員がやはり分相応かな、と。

 ただし勤務先は香港企業なのです。固定給も歩合も副業の原稿料も、頂くものは現地通貨ゆえ米ドルと一蓮托生。orz


















異形の大国 中国―彼らに心を許してはならない
櫻井 よしこ
新潮社

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日本と中国は理解しあえない
日下 公人,石 平
PHP研究所

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逆検定 中国歴史教科書―中国人に教えてあげたい本当の中国史 (祥伝社黄金文庫)
井沢 元彦,金 文学
祥伝社

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今、あなたが中国行きを命じられたら―失敗事例から学ぶ中国ビジネス
高田 拓
ビーケイシー

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扶桑社新書 中国が隠し続けるチベットの真実 (扶桑社新書 30) (扶桑社新書)
ペマ・ギャルポ
扶桑社

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中国危うい超大国
スーザン L.シャーク
日本放送出版協会

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中国人に絶対負けない交渉術
吉岡 健
草思社

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中国大虐殺史ーなぜ中国人は人殺しが好きなのか
石 平
ビジネス社

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新・中国若者マーケット
松浦 良高
弘文堂

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 ……それにしても今日の東京は異様に蒸します。気温は現在20度だそうで。

 気合いを入れて「Ver. 2/14」で臨んだ善男善女は可哀想ですね。真冬を想定した瀟洒な装いもこれでは総崩れ。

 皆さんの御健闘を祈念申し上げております。





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 楊枝削りでございます。m(__)m

 誰に頼まれた訳でもありませんが、ここ1年くらいの間に出た中国関連書籍を大特集。

 まずは押さえておくに如くはない保存版+丸わかり早わかりの9冊をば。


















不平等国家 中国―自己否定した社会主義のゆくえ (中公新書)
園田 茂人
中央公論新社

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トウ小平秘録 上
伊藤 正
扶桑社

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トウ小平秘録 [下]
伊藤 正
扶桑社

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危ない中国 点撃! 福島香織の「北京趣聞博客」
福島 香織
産経新聞出版

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人民解放軍は何を考えているのか (光文社新書 364) (光文社新書)
本田善彦
光文社

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チベット大虐殺の真実―Free Tibet! チベットを救え! (OAK MOOK 216 撃論ムック)

オークラ出版

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中国貧困絶望工場 「世界の工場」のカラクリ
アレクサンドラ・ハーニー
日経BP社

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愛国経済 中国の全球化(グローバリゼーション) (朝日選書)
吉岡 桂子
朝日新聞出版

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中国の民族問題―危機の本質 (岩波現代文庫)
加々美 光行
岩波書店

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 ……え?何だか「チナヲチのタネ。」に並んでいる本とダブってる?

 もちろん気のせいです。


「下」へ続く)





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 週末なので楊枝削りでも。

 ……とその前に。

 今日は御茶の水で開かれたカレン族のナショナル・デイ記念イベントに参加してきました。前回のお正月イベントにて私が50個進呈した「FREE KAREN」の小さなカンバッジを胸につけてくれている人たちが挨拶にきてくれて、とても嬉しかったです。詳細などは後日。

 それから、ニコニコ動画の「歌ってみた」で私が最も贔屓にしている「Φ串Φ」さんに比肩し得る素晴らしい実力者「Milia」さんを発見。声質にクセがなく澄んでいて、しっとりと歌い上げる技術があって、安定感は抜群。

 もちろん、作詞・作曲・画像職人の方々の腕前も並ではありませんけど、そこに「Milia」さんのボーカルが入ると作品として完成された、といった感があります。私が思うに下の2曲はニコ動でもずば抜けていて、正に神レベル。


★★★つきうさぎ★★★



★★★サクラアメ★★★



 ついでにもう1曲。


★★★celluloid piano ver.★★★



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 楊枝削りは今週接したものを。


 
坂井三郎と零戦 (PHP新書 536)
三野 正洋
PHP研究所

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撃墜王坂井三郎―零戦に託したサムライ魂 (PHP文庫 ま 23-5 大きな字) (PHP文庫)
松田 十刻
PHP研究所

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 目新しさという点では、前者『坂井三郎と零戦』をオススメします。これは必読。

 それから待望の戦争映画を。昨日、ようやく観ることができました。


 
ウィンター・ウォー ~厳寒の攻防戦~ [DVD]

ポニーキャニオン

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 カットされている部分があるのは残念ですが、予想していたよりとても充実した内容でした。

 それから、これを読みました。無学な私にはなかなか面白かったです。


 
渡部昇一のマンガ昭和史 [宝島SUGOI文庫] (宝島SUGOI文庫 A わ 1-1) (宝島SUGOI文庫)
渡部 昇一・原作,水木 繁・漫画
宝島社

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 おっとこいつも忘れちゃあいけねえ。


 
My song Your song

ERJ(SME)(M)

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 ちなみに私にとっての「いきものがかり」は、

「コイスルオトメ」
「ホットミルク」
「花は桜、君は美し」

 がBest3(全部インディーズ時代の作品ですね)。


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 ……以上。でも最大の収穫は、やっぱり記事漁りの復活でしょうか。

 とりあえず夜半の仕事に備えて一眠りします。





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 今日は盛大に楊枝削りをやります。

 当ブログの1月の更新が少なかったのは本業・副業が旧正月を控えた超繁忙期だった、ということが第一。

 ただし、忙しいその合間合間に、待ち時間のようなちょっとしたヒマができたりします。いつもならその時間に当ブログへと逃避してくる筈。……ところが前にも書きましたが、今シーズンはついつい戦争映画のDVDに流れてしまいました。

 近所のレンタルショップがそのジャンルの陣容を大幅に充実させた上に、半額サービスのような無茶をしたためです。こりゃもうどうしようもありません。

 そこで借りたものも、借りて良かったから買っちゃったものも、前から持っていたものもあります。持っていても観なかったものもありますが、ここに並べるのは今回の「年末進行」でお世話になった作品限定です。順不同。

 「史上最大の作戦」や「シン・レッドライン」がないとか、「大空のサムライ」や「俺は,君のためにこそ死ににいく」はどうした、と言われても困ります。今回は観なかったので。すみません。

 ……あ、そういえばレンタルで観たけど糞だと思った作品も除外してあります。あしからず。



★★★「年末進行でお世話になった戦争映画27本。」入口★★★
零戦画像クリックでどうぞ。m(__)m





折角ですから置いておきます。これを観たかったのに機会を逸しました。







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 いま、本業が「年末進行」の第一のピークに入っていてそりゃもう大変です。

 拙宅では23日にクリスマスケーキを食べて、その夜から激闘状態。たぶん明日いっぱいでこのヤマを乗り越えられる……と思うのですが、ふっと3時間ばかりヒマができました。

 3時間とは微妙です。頭がガンガンしている最中ですから、寝付くのが難しいので休息できそうにありません。他の過ごし方でも無意味に疲れるだけのように思えて、今年も当ブログに逃避してきました。

 だからといって、何かが書けるというものでもありません。とりあえず思いつくまま、今年読んだもののなかで一番面白かったものを挙げておきます。





 これが一番面白かったです。といっても中国特集のなかの4頁だけが対象。経済改革の泰斗・呉敬レン(吳敬)氏へのインタビュー記事、これがどうにも面白くてためになって、たまりませんでした。MVP。

 「呉市場」と異名をとるだけあって、中国経済の現状をわかりやすく解説。これ、複雑な物事の本質をしっかり把握しているからこそできることだと思います。



 ――改革の成功に、自信がありますか。

「うーん、ないね(笑)。私は自信は持てないけれども、これが中国にとって唯一の道であることは間違いない。この道を行くしかない。努力するしかない。後退はありえない」



 なんてことも言っていますけど、この人は市場経済が機能するためには法治の確立が不可欠と常に主張していて、趙紫陽の失脚以降、政治制度改革が手つかずになっていることへの批判も言外に匂わせています。

 私の兄貴分に中国経済の若手カリスマ学者がいて、来日した際に会ったとき、マクロ経済の話になってたまたま、

「呉敬レンが……」

 と言ったので私がすかさず、

「ああ、呉市場」

 と返したら、

「そう、呉市場!」

 と言ったときの嬉しそうな顔を思い出します。昨夜はクリスマスイブということでカリスマ学者の家に電話したら、最近は毎日遅くまで仕事仕事で大変だそうです。講義よりも取材を受けたり、頼まれて寄稿したり、講演を行ったり、テレビに出たりと大車輪だとか。

 何せ中国経済がかくなった折でもあるうえ、問題点の分野が当人の専門とピタリと一致していて、しかも元々がカリスマ教授ですから正に師走。それでいて専門家の集まるブログもちゃんと更新したりしているので、すごいなーと思います。

 私より4歳年上ですが、私が今後4年間どう頑張っても追いつけない境地にいます。まだ中国の大学がエリート養成機関だったころに卒業した世代ですからモノが違うのです。

 で、以前にも書いたことがあるかと思いますが、その呉市場についてカリスマ学者が激賞し推薦したのが下の一冊。中国経済のテキストとしては最適だとのことですが、さすがに専門書。文庫本しか読みつけない私は遅々としてなかなか先に進めないでいます。来年中には読了したいな、と。


現代中国の経済改革 (叢書「制度を考える」)
呉 敬〓
NTT出版

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 それから右サイドの「御家人の特別推奨本」に並んでいる『趙紫陽軟禁中的対話』の和訳本、

『趙紫陽―中国共産党への遺言と「軟禁」15年余』

 も忘れてはいけません(私個人はやはり原文の方が肉声なので好きですけど)。

 ちなみに、「改革開放30周年」記念式典、要するに政策の一大転換を果たした1978年の「第11期三中全会」から30年目であることを記念する式典が18日に開かれ、胡錦涛が長ったらしい重要講話を出しています。

 30年の成果を讃えつつも「このままでは中国共産党は執政党の地位を失いかねない」といった危機感をにじませる、例によって無表情だけど神経質っぽい内容。……なのですが、「四つの堅持」(4つの基本原則の堅持:「社会主義の道」「人民民主主義独裁」「中国共産党の指導」「マルクス・レーニン主義、毛沢東思想」)を改めて強調するくだりは、まるで天安門事件(1989年)の3カ月後くらいに出された重要講話のような内容で、なるほどと思わせます。

 それが「08憲章」への当てつけなのかどうかは知りませんが、トウ小平が江沢民の後継者に指名しただけのことはある、徹頭徹尾の「中共人」だな、国内で何事かが起きればその無表情のまま人民解放軍に武力鎮圧を命じるだろうな。……という意味の「なるほど」です。

 『趙紫陽―中国共産党への遺言と「軟禁」15年余』で趙紫陽が胡錦涛について、「こいつは若いから修羅場を知らない頭デッカチ。だからやや頼り無さげで危なっかしい」といった風の人物評を語っています。その部分を読んでから、この胡錦涛講話に目を通すとなかなか味わい深いものがあります。頭デッカチゆえの怖さ、逡巡せずに武断的な対応を下せる。……というのも、あるのではないかと。

 ただ頭デッカチゆえに時々刻々と変化していく現実に柔軟な対応ができず、それが政権の寿命を縮めることになりかねない、という一面の危うさをも趙紫陽は示唆しているように思います。


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 年末年始のお楽しみとしては、観るなら私はこの2作。

フライボーイズ プレミアム・エディション [DVD]

ジェネオン エンタテインメント

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ブラックホーク・ダウン スペシャル・エクステンデッド・カット(完全版) [DVD]

ポニーキャニオン

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 聴いて観るなら、やはりこれ。

HAS/HAS HUMAN AUDIO SPONGE Live in Barcelona-Tokyo [DVD]

ワーナーミュージック・ジャパン

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 それからこの2冊をやはりオススメしない訳にはいきません。

ザ・コクピット (1) (小学館文庫)
松本 零士
小学館

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ザ・コクピット (2) (小学館文庫)
松本 零士
小学館

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 1巻と2巻を読んで琴線に触れるようなら、8巻あたりまでオトナ買いで一気に是非。


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 最後に、空戦体験記としては異色かも知れませんが、これがなかなか良かったです。陸軍戦闘機「飛燕」独立中隊の物語。「つかみ」はやや弱いのですが、読んでいてどんどん魅き込まれていきます。上官や整備兵との心の交流など、この種の読み物には珍しく人間ドラマが丹念に描かれているのも良いです。実は隠れた名作なのではないかと。これは必読です。

秘めたる空戦―三式戦「飛燕」の死闘 (光人社NF文庫)
松本 良男,幾瀬 勝彬
光人社

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 という訳で、今年最後の楊枝削りでした。

 ああ、いまバイク便が来るそうです。御家人は配置に戻ります(涙)。祈武運長久。





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 いきなり高飛車なタイトルで申し訳ありませんです。m(__)m

 でも、そう表現するしかないような素晴らしい制作物なので。これです。↓

 
日米空母決戦 (双葉社スーパームック 超精密3D CGシリーズ 42)

双葉社

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 「トッチーさん」こと栃林秀氏の新作映像を収録したDVDが全てです。何とあの「南太平洋海戦」を30分近いCG動画で再現!これはもうたまりませんとかそういうレベルではございません。

 知っている者の間だけで話を進めてしまうと申し訳ないので一応ふれておきますと、栃林氏は漫画家のアシスタントを務める一方で趣味(だった筈です。当初は)としてやっていた飛行機モノ、特に空中戦のCG動画制作で才能を発揮してメキメキと頭角を現し、いまやその世界では押しも押されぬ第一人者。

 究極の反戦映画「俺は,君のためにこそ死ににいく」の戦闘シーン制作にも携われたことで有名ですね。

俺は、君のためにこそ死ににいく [DVD]

TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

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 私は趣味時代(たぶん)のころからトッチーさんのHP「すっぽん」に通っては「1942」「1945」といった動画の素晴らしさに震え,ため息をつくばかりでした。ああ、このクオリティで空戦モノの「短編映画」でも出してくれたらなあ、とずっと思っていたものです。

 するとすると、ついにその夢がかなえられました。当ブログでは再三紹介していますが、「大空のサムライ」坂井三郎と「零戦撃墜王」岩本徹三それぞれの有名な空戦シーン(各約7分)のCG動画を収録するDVD同梱のムック本が発売されたのです。

 今回もそうなんですが、本なんて、どうでもいいんです。私はDVDにお金を払っているつもりですから。

零戦 (双葉社スーパームック―超精密「3D CG」シリーズ)
原田 敬至,栃林 秀
双葉社

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 そしてそして,今回は上述したように「南太平洋海戦」です。「空戦」から「海戦」へとテーマが拡大し、しかも約30分というボリューム!映像に接すれば、栃林氏がまた新たな境地を開拓されたことがわかるかと思います(納期の関係で端折らざるを得なかった部分があるとか。残念)。

 もうね、私などは魚雷を抱いた九七式艦攻が輪形陣を突破して空母ホーネットに迫っていくシーンで胸が熱くなります。むろんブーツ隊長の体当たり場面も登場。

 そこで「黙って買え」という訳で。

 このシリーズ、制作者は栃林氏ではありませんが、戦艦大和とタイガー戦車についてのものも、やはりCG動画DVD付きで発売されています。

戦艦大和の闘い (双葉社スーパームック 超精密3D CGシリーズ 40)

双葉社

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ティーガー戦車 (双葉社スーパームック 超精密3D CGシリーズ 41)

双葉社

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 いずれも今回のDVDで「特典映像」として一部をみることができますが、『ティーガー戦車』の方にはヴィレル・ボカージュらしき戦闘場面が!ビットマンですよビットマン。

 栃林氏以外のCG動画は現物をまだ観ていないので云々できませんが、とにかくこの『日米空母決戦』、いや同書に収録されたDVDについては、

「黙って買え」

 なのであります。ちなみに栃林氏は新作もすでに決定しているとのこと。制作時間なんて構いませんから、渾身の一作といえるようなものを世に送り出し、また私たちを戦慄させてほしいものです。

 ちなみに南雲中将の顔が似ていないようで妙に似ていて思わず微笑。

 以下は関連図書。コミックですが地味にリアルそうなところが味わい深い秀作です。そして、「南太平洋海戦」がクライマックス。

 
空母艦攻隊 (学研M文庫―Comic)
滝沢 聖峰
学研

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