日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)





今年は、何もありません。

来年は、寿命を縮めない程度で、大いに気張るつもりです。

それでは富士山、今年最後の夕景を。目下滞在中である御殿場のビジネスホテルの窓から。









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 病気療養中の稼ぎ口である「旅仕事」(香港誌での観光記事執筆に向けた取材旅行)の松江編が本日午前をもって終了します。

 昨日21日(月)は数日来の手に負えない強風が治まり、ようやく雪が上から下に向けて降る光景を見ることができました(笑)。

 もっとも晴れたり曇ったり、みぞれや粉雪が舞いつつも反対側の空ではきれいな青空が広がっていたり、といった目まぐるしい天候の変化は相変わらずで、滞在期限の関係で槍が降ろうと外歩きしなければならなかった私には苛酷な気象条件。

 それでも松江城の内堀外堀を屋形船で回る「堀川めぐり」に乗船したり、お約束の絵葉書写真を撮ったり、郷土料理や銘菓を撮影したりすることができたので、やることはやったぞと一安堵。幸い積雪がなかったので、前回滞在分の写真と合わせて形を整えることができました。

 唯一のトラブルめいたものといえば、記事で紹介すべく今回宿泊したホテルが実に素晴らしくサービスが行き届き、設備も整っており対応も懇切丁寧で、公式HPの展望温泉写真なんか実は風景部分をはめこんだ合成で♪。

 ……要するにインギンブレイで非常に愉快な出来事が続出したので、こんな有り難い宿を香港人に紹介するのは余りにもったいない、ということで編集部と連絡。急遽予定を変更して宍道湖ビューの別のホテルを慌ただしく取材させてもらったことくらいでしょうか。

 負け組が泊まるホテルを選定してしまった自らの目の至らなさを恥じ入る次第です。これについては後日書くことがあるかも知れません。

 ――――

 まあ、いいでしょう。ともあれ本日をもって、私は愛すべき松江を離れます。

 そのあと故あって2日間ばかり姿を消します。とりあえずネットには接続しませんし携帯も使いません。

 ユウアイなんですけど、もちろん友愛されてしまう訳ではありませんよw。





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 仕事らしいこともできぬまま、無為に松江で三泊してしまいました。ひとえに悪天候によるものです。

 悪天候、といってもどんよりとした雲に閉ざされて雪に降り籠められる、というのとはちょっと違います。

 晴れてはいるのです。雲間から青空がのぞいて柔らかな冬日が差したりして。

 ところが、宍道湖ビューであるホテルの自室でそれを見て出かけると、晴れているのに粉雪やみぞれが降っていたりします。あっちは晴れているのにこっちは横殴りの淡雪、といった状態。

 しかも風がものすごく強くて、これには全く難渋しています。強風を受けて、粉雪も降るのではなくトンビのように「飛んでいる」というか、綿毛のように「宙を舞う」というか。

 降るのではなく横っ面から飛んでくるので、向かい風のときなどはもう大変。写真を撮ろうにもカメラを向けるとたちまちレンズに雪が付着します。よってデジカメを労って撮影は封印。

 ともかく「サンライズ出雲」以来、雪が上から降っているのを見たことは一度もありません。orz

 強風ゆえに雲がどんどん運ばれてくるので、天候の変化も目まぐるしいです。パッと晴れたのでよし出撃、と出かけると10分も経たぬ間に横殴りの雪がバーッと飛んできます。それでも敢えて歩いてみると八甲田山。

 しかも私はメガネを使用しているので、瞬く間に向かってくる雪に視界を塞がれる始末。しかし10分くらいするとまた晴れ間に変わったりします。よし、と安堵して再び歩き出すと10分後にはまた天候が悪化して八甲田山。

 全くもって手に負えません。地元の人たちから話を聴いて回りましたが、12月の松江は「こんなもん」なんだそうです。ただ強風は例年にないものなので辟易しているとのこと。

 もっとも所詮は粉雪とみぞれ程度なので、主要観光スポットを含めた松江市中心部の積雪はほぼありません。……てな訳で、香港の編集部からお願いされた「雪景を是非」も淡雪の如く消えて、私が目論んでいた「ユルユルマターリ」ペースに(笑)。

 ただし、私は何でもない路地を伝い歩くようにして松江のごく一般的な風景(これが珠玉のように貴重なのです)を眺めて回りたかったので、「街歩き」がロクにできない現状には手を束ねているところです。

 ――――

 「サンライズ出雲」で現地入りした12月18日(金)は、まだマシな方でした。出雲市は晴れていたので、強風とはいえまだ歩くことができたのです。……あ、でも粉雪が断続的に舞ってはおりました。

 神社はやはり朝、最低でも午前中が清々しくていいですね。まだ人の少ない出雲大社に参拝(@粉雪)したあと、その隣にある島根県立古代出雲歴史博物館をのんびりと見学(暖房の効いた館内に一歩入るやメガネが真っ白に曇ってしまいました)。この博物館は各展示室のコースが回りやすい上に、解説も入念でわかりやすいばかりか、展示室ごとに説明をしてくれる職員の方が立っていて至れり尽くせりでした。

 青銅器の陳列に力が入れられていて、鉄の産出→鉄器の普及→出雲王朝の繁栄、といったあたりの紹介が物足りなかったものの、パソコンの動画で出雲に関連する様々な出来事を見せてくれたのは良かったです。個人的には「国譲り」神話の詳細を知りたかったので、このムービーは重宝しました。

 「国譲り」とは出雲を治めていた大国主命が大和政権に屈してその統治下に入れられてしまう、ということだと思うのですが、その過程が面白いのです(私の受けた印象で話を進めるので細部は異なるかも知れませんが)。

 大和政権から派遣された最初の進駐軍司令官は出雲入りしたら「喜び組」みたいなハニトラ接待でも受けたのか現地にすっかり馴染んでしまって、音信不通になってしまいます(笑)。そこで大和政権は第二の進駐軍司令官を派遣するのですが、これまた同様で3年経っても復命してきません(笑)。……私がいちばん好きなくだりです。

 3人目の建御雷神が現地入りすることで、出雲はようやく大和政権の軍門に降ります。大国主命の住まいとしてその要望通りに造られたのが出雲大社なのですが、御祭神にされたというのは要するに処刑されてしまったのでしょうか。

 出雲大社の宮司である千家はこれまた進駐軍の一派で、出雲大社は大国主命が祀られているとはいえ、それを司っているのは出雲を簒奪した大和政権側の人間ということになります(この千家の家系の長さも皇室並みですから無形文化財というか世界遺産モノです)。

 現代の出雲人がそのことや「国譲り」をどう感じているのか聴いて回ると、

「もう慣れてしまっていて」

「あれは神話だし」

 ……という人が多かったものの、「皇室なにするものぞ」という気概には少なからず接しました。「進駐軍め畜生」という意味の話をしてくれる人もいたのは楽しかったです。私にとっての出雲は、そうでなければなりません。

 博物館を出るとまた晴れ間の粉雪。ともあれ出雲市での用事は済んだので駅までトンボ返りし、天候が変わらぬうちにと松江へ戻って「松江ニューアーバンホテル別館」にチェックインしました。

 とりあえず温泉大浴場でひと風呂浴びて、散歩に出ようかと思ったらもう暗雲&宙を舞う淡雪。自室から一望できる宍道湖は強風ゆえに白く波立ち、水深の浅い湖底の砂が巻き上げられて泥のような色をしていました。サンセットどころではありません。

 ――――

 18日(金)の夕食はカウンター席だけの小さな料理屋。これが2度目になります。

 前回は宿泊した「ホテルルートイン松江」のすぐ近くにあったので、予約もせずぶらりと入ったら出てくる料理ひとつひとつが滅法美味なので驚きました。店内の雰囲気も和やか。非常に印象的だったので東京に戻ってググってみたら、小さいながらもドラマのモデルになった有名な店のようです。

 私の独断と偏見によって、松江で一番美味い店はここだ、と断じておきます。だって取材だもん経費♪……なのですが、ここに入って広東語を聞くのは真っ平なので、もちろん記事になんかしたりはしません(笑)。

 19日(土)は悪天候を物ともせず出雲蕎麦を食べに武家屋敷方面へと出撃したら案の定、八甲田山(笑)。蕎麦よりも寒さしのぎで一服したお茶屋さんで、堀川めぐりの屋形船を眺めつつ頂いた出雲ぜんざいや地元の銘菓「若草」が美味しかったです。

 この日の夕食は地元でも有名な料理屋。一人なのでカウンター席になったのが幸運でした。和食だと一応飲み物としてお酒を頼むのですが、私は松江なら「やまたのおろち」と決めています。五合ほど頂きました。酒量は大したことはありませんけどこの程度ならまず酔いません。

 ところが古社を愛してやまない板長兼代表取締役とのカウンター越しの会話で、神社と進駐軍についてすっかり意気投合してしまい、地元の古社についての耳寄りな情報をたくさん教えてもらって、これにはもう酩酊しました(笑)。

 滞在日程からするとかなりタイトになるのですが、これは行かねばなるまい、と決意した次第。まあ天候には恵まれていませんが「ユルユルマターリ」ペースなので何とかなるでしょう。目的を果たしたらこの店に再度立ち寄り板長兼代表取締役に報告するつもりです(笑)。

 昨日である翌20日(日)は午前中にホテルの中の人と仕事について打ち合わせをさせてもらいました。そのあと街に出たところ、時間潰しに入った喫茶店で隠岐出身のウエイトレスさんにこれまた魅力的なスポットを耳打ちされてしまいました。

 夕食の老舗寿司屋ではカウンターの隣席の戦前世代夫婦と松江の「街歩き」について盛り上がり、これまたオススメ情報を仕込まれる始末。

 どうも松江では接する人がみな私をこの地に長逗留させようと企んでいるように思えてなりません。

 それでも近づく滞在期限。私はいま、揺れております(笑)。





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「上」の続き)


 新見のあたりからにわかに積雪が濃くなりました(07:40)。ただし天気は晴れのままです。ううむ。









 ところが。新郷駅を通過したころ(08:03)から空が急に曇ってきました。ほどなく、待望久しかった雪が降り始めました(笑)。

 伯備線は単線です。上石見にて上り列車との行き違いのため停車(08:08)。標高1112mの大倉山、その山麓にとりついたあたりです。雪は降る降るじゃんじゃん降っています(笑)。そして、

「上り列車が遅れているためもう少々停車致します」

 とのアナウンスが。おおおワクテカ。しかし松江もこんな天気だったら雪景撮影どころではないな、その前に出雲市がこんな感じだったら観光どころではないぞ、と心配にもなります。

 ――――

 上石見を発車(08:13)してからは風が強まって雪は横殴り状態になりました。積雪もグレードアップ。

 降雪のため窓に水滴が付着していて見苦しいのですが、一応動画を撮りました。

 変な音楽が流れていますがこれは個室内で鳴らしていたもので、BGMではありません。まあ心臓の弱い方は御覧にならない方がよろしいかと(笑)。





 ……もっともこの降雪も一時的なもので、しばらくすると雪は止んでしまい欣喜していた私はオイオイオイ状態。ほどなく晴れ間も見えてきていよいよオイオイオイであります。

 米子に着いたら(09:05)雲ひとつない快晴になっていました。orz

 ――――

 しかし。松江の手前で再び急速に天候が悪化し、暗雲がたちこめるようになりました(09:25)。と思ったらチラチラと降雪再開。おおおであります。ただ出雲市に着いてもこの調子だとチト困ります。てかカナーリ困ります。みぞれとか雨だといよいよ進退に窮することになってしまうでしょう。

 09:31松江着。見まごうことなく降雪です。一応「淡雪」と雅びておきますが、発車してみると強風ゆえに再びの横殴り状態。こんな感じです。





 ちなみに私は終点まで乗りたいのと出雲大社へ参拝したいのでここでは下車しません。

 ――――

 松江で下車しないもうひとつの理由は、宍道湖ビューです。

 淡雪横殴りは松江限定の局地的なものだったのか、宍道湖を望めるころになると雪は降り止んで空には出雲らしい八雲じみた姿のいい雲が。晴れ間ものぞいて天候は回復しましたが強風で湖水が波だっており、残念ながら愛でるに値するものではありませんでした。

 動画撮影はお約束です。湖より空を景色の主役に据えたい感じです。……あ、変な音楽が流れていますがこれは個室内で鳴らしていたもので、BGMではありません。まあ心臓の弱い方は(ry。





 ――――







 そして09:58、終点の出雲市到着であります。晴れてはいるのですが大きな雲も点在していて、ホームに出ると粉雪が舞っていたりしていて油断がなりません。観るべきものをサクサクと観て早々に松江へ移動すべきだなと思いました。

 「サンライズ出雲」はやはり快適でした。「トワイライトエクスプレス」や「北斗星」とは異なりビジネスホテル風味とはいえ、車窓の風景が十分旅情をかき立ててくれます。

 大満足。





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 いま岡山駅です(06:30)。お早うございます。m(__)m

 「サンライズ出雲」はここで高松へ行く「サンライズ瀬戸」を切り離すため6分停車します。

 その切り離し作業を見物しにホームへ出て行った人もいるようですが、私に入っている「鉄ちゃん」は車両関係には関心がないのでスルー。

 それよりも、岡山駅も構内で「ワイヤレスゲート」が使えるのでブログ更新を試みましたが、ホームであるせいか十分に受信できず企ては失敗。

 「dongze」さんから頂いたコメントは読むことができました。







 ▲「サンライズ出雲」の一人用B個室「シングル」は思った以上にスペースがあり、御覧のように二一式一三型(私の愛機マクブクプロ13インチ)で仕事をするにも十分な空間があり快適そのもの。電源もあるので前回乗車したA個室の「シングルDX」が無駄に贅沢に思えてしまいます。この個室はオススメです。

 ちなみにここ岡山では雪が降っていません。ていうか晴れてます。倉敷では何という見事な朝焼けを拝むことすらできました。ダイヤの乱れに備えて携帯口糧を多めに持参してきたのでちとガカーリ。orz

 これから山間部に切れ込んで行く伯備線に入るので、中国山脈の分水嶺あたりからの天候に期待w。

 ――――

 伯備線に入りました(07:20)。山間に分け入って行くと、待ち望んでいた雪景がついに出現。ただし雪は降っておらず、空はきれいに晴れています。









 まあ雪景というよりも「少し雪が降った跡」という感じで物足りません。山には雪が積もっていませんし、空は冴え冴えと晴れていますし。

 「サンライズ出雲」の「シングル」で快適かつマターリ過ごしている私にとっては、車中ではダイヤが乱れるほどじゃんじゃん雪が降って、終点・出雲市に着いたら晴れていた、というのが理想的な展開なのですけど(笑)。

 でもまあ、一面の銀世界というよりはこういう程よい積雪の風景の方が味わい深くていいかも知れません。

 それにしても、「サンライズ出雲」の「シングル」の居住性はその行程の長さにちょうど見合っていて良いです。

 22時発ですから東京を発車したらほどなく就寝。起きれば伯備線の絶景が続く渓流風景。そして松江を過ぎれば宍道湖ビューがあります。食堂車や車内販売などは一切なし(飲料の自販機はあり)。これが22時間も乗る「トワイライトエクスプレス」だと退屈することになるのでしょうけど、「サンライズ出雲」ですと出雲市09:58着ですから、飽きてくる前に終点に到着。……といった具合です。

 しかも、A個室の「シングルDX」だと広々としたデスクとゆったりしたチェアがありますからついそちらに座ってしまうのですが、「シングル」は寝台だけなので胡座をかいてマターリと眺望を楽しめるのも悪くありません。今回は特に雪景ですので、「シングル」の旅を堪能することができました。


「下」に続く)





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 いま東京駅近くの「ルノアール」におります。東京22:00発の「サンライズ出雲」に備えて待機中。

 ここは私が加入している月額380円で使いたい放題の無線LANサービス「ワイヤレスゲート」が利用できるうえ、頼めばコンセントに近い席に案内してくれるので非常にありがたいです。アイスコーヒーは510円しますけどメンバーズカードで1割引(@盗聴Edy)なのです。

 自宅でマターリしていてもいいのですけど、準備を全て済ませてしまうとやはり落ち着かなくなり、早めに出てきてしまいました。うずうず。

 私の場合、東京を離れるときは一連の手続きが必要です。

 まず靖国神社に「離京します報告」のあと、遊就館茶室で零戦&海軍珈琲で一服。これは一昨日に済ませました。

 あとは門出を祝すための儀式を生活圏内で執り行います(歩くのが好きなので徒歩圏=生活圏はカナーリ広いのですが)。

 まずは私が独断と偏見によって日本で一番美味いと信じ込んでいる「満天らーめん」で満天チャーシューメンと餃子を存分に賞味してから、「初音」のみつまめで締め。

 「満天らーめん」も「初音」も私にとっては二週間に一度通う贅沢処なのですが、旅行に出るときは吉例によって制限が外れます。午前中に発つ場合は前日にやってしまいまいすけど、今日は夜汽車なので当日に、おごそかに。

 あ、この季節になると首筋に寒気めいたものを感じて「何やら風邪を引きそうな」と思ったときも、特例として「初音」に駆け込んでお汁粉を頂きます。女将さんによると頭がよく回るようになるのでお汁粉は一仕事と取っ組み合う前に活を入れるべく食するのが一番だそうですが。

 飲んだり食べたりはここまでで、最後に荷造りと身支度を整えたあと、車中食のため「宇田川」でカツサンドをテイクアウトしてきます。

 これを持って家に戻るのが至福のひとときでして、古めかしい柄ながら堅牢な紙袋の底に歩きつつ手を当ててみると、揚げたてのカツサンドの包みの熱が伝わってきて気持ちがホクホク。同時に「旅に出るんだ」という実感がじわじわと湧いてきて心が浮き立ちます。

 ……いずれも私にとっては古式。20世紀最後の2年ばかりを香港企業~台湾企業の東京駐在員として過ごしていた時分、出張で大阪や台湾に行く際にやっていたものです。台湾へ飛ぶときはカツサンドを食してから機内食を平らげておりました。

 その後、台湾勤務を経て再び帰国してからは「東京から離れるな」という仕事になってしまったので、この「しきたり」は久しく絶えていたのですが、病気療養→転地療養(=旅仕事w)となるに至ってめでたく復活。災い転じて……とは正にこのこと、かも知れません。

 いまテーブルに載っけているカツサンドの紙袋に手を当ててみました。まだ少し温かいです。じわじわ。

 このカツサンドは「冷めてからが美味い」(@店主)のが売りなので、「サンライズ出雲」に乗車して一服してからがちょうど食べごろ。

 地名でいえば熱海あたりでしょうか。楽しみで楽しみで仕方ありません。

  ――――







 河岸を変えました。いま「銀の鈴」とかいう場所にいます。ここでも使えるワイヤレスゲヱト。

 とはいえ些か時を過ごしたようです。現在「サンライズ出雲」入線15分前。

 そろそろ9番ホームに上がります。

 それでは、また。

 ……あ、書き忘れました。私の宿泊先は下記の通り。

 ●松江ニューアーバンホテル

 リンク先に飛ぶとライブカメラで宍道湖をたっぷりと眺められます。お試しあれ。

 以上。





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▲写真は記事の内容と大いに関係があります。



 再びっていうか箱根から数えて三度目ですね。今度は島根県・松江市へ行くことになりました。

 正確には「なりました」のではなく自分で企画を上げて通ったものです。前回の「修学旅行」において、次の寝台特急までの時間調整で二泊した松江を私はすっかり気に入ってしまい、再訪を誓っておりました。めでたくそれが実現する運びとなった次第。

 「豪華寝台特急の乗車体験ルポ」3本(「サンライズ出雲」「トワイライトエクスプレス」「北斗星」)を一気にやってしまった「修学旅行」の途中、香港の編集部との連絡を重ねるうちに、私にも「要領」というべきものがわかってきました。

 香港人の日本観光といえば、宿と交通機関にはこだわらず、食事も一点豪華主義程度に済ませて、ただただ観光スポットを見られるだけ見て回るという強行軍がセオリー。……ですから、「トワイライトエクスプレス」の一人用B個室「シングルツイン」に揺られながら、

(香港人がこんな旅行するかJK。大体寝台券を押さえられねーだろ)

 と考えつつ北海道まで行ったのですが、どうやら編集部の意図は、

 (1)型通りの日本観光には飽きているリピーター狙い。
 (2)どーだお前らにこんな旅できるか(プゲラ)。

 ……といったところにあるのだと理解するに至りました。(2)に関しては同業他誌へのライバル意識も絡んでいるようです。ともあれ、そう悟った時点で私は良質な外注ライターへと変じました(笑)。

 ――――

 そういうことなら松江もアリだろ、ということで札幌滞在中にパパパッと企画書を仕上げて画像を添付し編集部に送りました。レイクビュー&サンセット&眺望豊かな温泉大浴場&屋形船での堀川めぐり&お城と武家屋敷そして何よりも豊富で美味なる海の幸。

 しかも、地味(笑)。秘境というほどではなくとも穴場とはいえます。

 さらに、こじんまりとした街ですから観光スポットの大半は徒歩で回れます。「通」が二泊三日で楽しむには恰好の場所ではないかと。一応現地滞在中にあちこちで話を聴いたら香港人はほとんど来ないとのこと(定期航路がある関係でロシア人が意外に多いそうです。あとは朝鮮人)。

 どうだ!……とアピールしたら果然すんなりとOKが出たので即座に宿と切符を確保しました(笑)。

 ただ、多少の齟齬をきたしました。「鉄ちゃん」が多少入っている私の立てたプランでは当然ながら東京から「サンライズ出雲」の二人用B個室(サンライズツイン)で現地入り。しかし編集部の要望は香港から直接関空へと飛ぶコースにしてほしいというのです。

 少しばかり揉めたものの、交通費のうち新幹線(東京ー岡山)と在来線特急「やくも」(岡山ー松江)分を経費として捻出する、大阪ー米子間は画像を使わず資料と文字稿で処理する、ということで話がまとまりました。

 私自身は「サンライズ出雲」の一人用B個室(シングル)を利用することになるのですが、実はそれでもアシは出ないというか余得があるかもという線なので、もちろんモーマンタイであります。

 この他に二泊三日分の宿泊費と現地での交通費と食費、そして原稿料。私は四泊するので自腹分が出てしまいますが、七珍料理は経費で食って、あとは平素の粗餐で済ますつもりなので余り痛くありません。それに主要スポットの写真は前回滞在時にあらかた撮影してあるので今回はユルいユルい。

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 他人の褌で相撲を取ることを覚えた私は「しめしめこれでマターリできるわい」とニンマリしていたところ、事態は思わぬ要因により急転直下。

 天候であります。毎日ネットで天気予報をチェックしていたら、私の組んだスケジュールだと滞在中はずっと雨、雨、雨。これはマズいぞと調整して出発日を3日遅らせてみたところ、雨からは免れましたが、今度は雪、雪、雪。

 松江での最終日以外は全て「雪」が絡む予報となっています。それもかなり降りそうな気配。

 でもまあ雪なら何とかなるだろ。デジカメ使うのも主に屋内だし(ホテル内、七珍料理、武家屋敷etc)。……と多寡をくくっていたのですが、どうでもいいことには機敏な編集部から電話が。

「御家人さん、松江ではずっと雪ですね!いやーありがたいです。旧正月(今年は2月14日~・長期休暇ゆえ観光シーズン)向けに絶好のネタになりますから、雪景、ぜひ雪景をお願いします!」

 この悪魔、であります。

 私が目論んでいた「ユルユルマターリ」は何やら崩壊しそうな悪寒。雪景といっても雪がじゃんじゃん降っているときでは画になりませんから、日中は毎日、機関全速即時待機で臨まねばなりません。私が今回の旅行で一番楽しみにしていた私用である神魂神社(出雲大社より古い!)への参詣すら実行できるかどうか、怪しくなってきてしまいました。

 ――――

 どうも事前の腹づもりとは裏腹に、行き当たりばったりの旅になりそうな気がします。

 そもそも今夜乗車する「サンライズ出雲」が大過なく終点・出雲市に着いてくれるのかどうかも大不安。今夜から明朝にかけての天候次第では、伯備線~山陰本線ですからダイヤが乱れるかも知れません。何たってつい昨日までは松江の明日の天気が「暴風雪」となっていましたからw(いまは「雪」に変わりましたけど)。

 まあ現地での初日となる明日は仕事とは関係なく出雲大社方面を観光する予定ですし、むしろ「『サンライズ出雲』6時間遅れ」くらいのトラブルに見舞われた方が楽しくなりそうなようでもあります(笑)。とりあえず出雲から松江に移動できればいい訳で。

 ともあれ寝台特急ルポと異なり、天気が絡むと先行き不透明。期待半分・不安半分の心持ちで行って参ります。





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 雌伏すること約半年。ようやくデモに参加できる身体にまで回復しました。

 むろん、N医師のOKをとりつけています。

 実は、前回紹介した「一日1万歩までならOK」というN医師と私のやり取りには後段があります。体力消費の制限緩和を受けた私が、

「……それじゃ、デモに参加してもいいですか?」

 と恐る恐る尋ねたところ、N医師はじーっと私の顔を見つめてから、

「あなたは毎朝、ひとりでデモ行進しているようなものじゃありませんか」(フリチベ戦闘服による「散歩」のこと)

 と言われてしまいました(笑)。ともあれこれでOKであります。

 ただし、条件は付けられました。

 ●張り切りすぎないこと。
 ●シュプレヒコールに大声で唱和しないこと。
 ●旗などの余計な荷物を持ったりしないこと。
 ●疲れたと思ったら即途中離脱すること。
 ●ブログに書く際には余計な調べごとをせず、旅日記のように淡々と書くこと。

 ……これならモーマンタイです。私は元来、デモ(日本国内限定)で張り切ったりするような性質ではなく、一兵卒として黙々と行程をこなして解散すればさっさと帰るクチですし、カメラを携帯しているので旗持ちは頼まれても断りますし、むろんコーラーに合わせて咆哮するような積極分子ではありません。

 そもそもデモなんざ、時間をやりくりしヒマをつくり出す、なんて無理までして出る必要などない。……と私個人は自らに規定しています。体調回復と中国観察の方が、私にとってはデモなどより何百万倍も大切です。

 そう考えながらも、止むに止まれぬ気持ちになって、機会があればつい参加してしまうのですけど。やっぱり仕様がお調子者なのでしょう(笑)。

 ――――





 ともあれ12月12日、「習近平来日抗議デモ」なるものが千代田区で開催されました。主催者は「ウイグル問題を考える会」という私の知らないところでしたが、協賛団体として、

 ●日本ウイグル協会
 ●台湾研究フォーラム
 ●南モンゴル応援クリルタイ
 ●チベット問題を考える会
 ●モンゴル自由連盟党
 ●チベット青年会議日本支援委員会
 ●日本チベット友好協会
 ●中国民主団結連盟

 といった諸団体が名を列ねていたので、ああいつもの顔ぶれだな、と安堵に似た気持ちで出かけました。

 当日は常盤橋公園に「13:30集合、14:00進発」とのこと。私はこの「集合~進発」までの30分が非常に苦手ですので14時直前に飛び込もうと考えていたのですが、歯医者が予想していたよりも早く終わってしまい、また集合場所近辺に時間をつぶす場所もなかったので、早々に着いてしまいました。orz

 何が「非常に苦手」かといえば、「開会式」めいた延々と続くリレートーク。小学生のころ、運動会といえば常に士気旺盛で臨んでいた私は、校長先生の話に始まって来賓挨拶が続くあの開会式を憎悪しておりました。まああれと似たようなものです。

 イリハム・マハムティさんの熱いスピーチだけは大好きなのですが、正直なところその他大勢からは創見に乏しい演説を長々と聴かされるので毎度辟易とします。

 私にとってはデモにおけるコールの確認と諸注意だけを聞けばそれで十分。これがウナギの寝床のように細長い渋谷の宮下公園なら奥の方に隠れて「やってらんねーな。早く出発しようぜ」と思いつつ喫煙者に徹するのですが、今回の常盤公園は実に狭い場所なので、それもできません。

 それでも積極分子にしてみれば、ああしたスピーチでも士気が高まるのかも知れません。私にしてみれば無味乾燥なリレートークにも、

「いいぞ!」
「その通り!」

 と、「ん~中村屋っ!」といった呈の合いの手が入ります(笑)。ついそう叫んでしまう心情が全く理解できないので、やはり「発奮せざる面々」&「黙々たる一兵卒」が私には似合いです。

 ――――







 何はともあれ日比谷公園まで歩いてきました。オサーンである私よりも年上にみえる50~60代年配の参加者がかなり多かったので意外に思いました。

 いつものことながら、活動家の方々が和太鼓をドンドコ打ち鳴らすような調子で悲憤慷慨する様子は眺めていて実に好ましい風景。縁の下の力持ちとしてデモを支えたスタッフの皆さんには心から「お疲れ様でした」と言いたくなりました。

 デモ参加者の数も予想していたよりずっと多かったです。2コ梯団、合計200名くらいはいたかも知れません。

 私と同様「やむにやまれぬ気持ち」にかられて参加した人もいれば、小沢訪中団とか、中国のゴリ押しに積極的に迎合して宮内庁の反対を押し切り掟破りを行った鳩山政権、といった余りにもわかりやすすぎる図式に怒りを覚えてデモ隊に加わった人も多かったと思います。

 唐突ですが、現状に照らせば日本はこのまま、堕ちるところまで堕ちていくでしょう。まだ後戻りできる地点で踏みとどまれるかどうかが、大袈裟にいえば国運の分かれ目です。

 そのときカギになるのは、もちろん国民の判断であり、日本人としての良識ということになります。地滑りのような勢いで鳩山政権を実現させた有権者が、手遅れにならない段階でその誤りに気付くことができるかどうか、それが全てです(私は、基本的には楽観論者です)。

 むろん、私は黙々たる一兵卒ながら、当事者のひとりとして現在の事態を坐視しているつもりはありません。浮世に背を向けたような格好で体調回復を最優先に日々を送っているのも、そのためであります。

 ――――

 ところで、常盤橋公園でも日比谷公園でも見知った顔を探したのですが、これという人には会いませんでした。個人的には久闊を叙したい方々がいたのですが、残念ながら見当たりません。「piyo」さんや「dongze」さんにもお会いできませんでした。

 ところが、私が一服つけている少し前を、見覚えのある物腰の人が通っていきました。大声を出すのも憚られたので普通に背中へ呼びかけてみましたが、反応がありません。

(やっぱり人違いかな。それとも俺が嫌われてるのかもw)

 と思いつつその人の行方を目で追っていくと、集団からちょっと離れたベンチに腰をかけて携帯をチェックしている風情。そこで思い切って近づいて「失礼ですが……」と声をかけたら、果たして遊就館茶室での突発OFFでお知り合いになることのできた「のと」さんです。デモに出るには「上京」する必要のある場所にお住まいなので、ちょっとビックリしました。

 それにしても思いかけずの再会と、色々お話することができて嬉しかったです。「修学旅行」で訪れた関西方面のことについて、あれこれ教えてもらいました。この過程で「のと」さん特有の好ましい雰囲気についてこれまで私が感じていた疑問のようなものも氷解して、なるほどと納得した次第。

 終わり良ければ全て良し、であります。デモも予想外に人数が集まりましたし、私も「散策」を兼ねてこの種のイベントへの復活を果たすこともできました。

 今後も機会があれば、「黙々たる一兵卒」に徹していく所存です。

 ついでながら、「発奮せざる面々」&「黙々たる一兵卒」が多数加わり、むしろデモ隊の主流を占めるようでなければ、デモなんざ所詮は「打飛機」(広東語)に過ぎない、ということを指摘しておきます。





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 「修学旅行」が終わって、先日、定期検診へ行ってきました。

 11泊12日の長旅をしたにもかかわらず、幸い経過は良好とのことです。とはいえ完治の望めない宿痾。要するに中国観察を本格再開できるような「小康状態」への回復を順調に続けているということでしょう。

 極めて遺憾なことながら、担当医は当ブログの読者です(笑)。もちろん中国情勢に特段の興味があるという訳ではなく、以前うっかりブログを書いていることを口にしてしまったら、当人がやったのかどうかはわかりませんが、名前でググられて発見されてしまいました。患者である「御家人観察」としてチェックしている模様。

 ……であるため、

「奈良で歩き過ぎたとはどういうことですか」

「小樽へ行く電車で爆睡するほど疲れていたというのはなぜですか」

 と今回もいくつか突っ込まれてしまいました。orz

 ――――

 ……あ、「医者」とか「主治医」とか「担当医」といった呼称にもクレームがつきました。私よりずっと年上で、温厚で、柔和な微笑をいつも口元にたたえているような人ですから、もちろん「ぞんざいな呼び方をするな」という意味ではありません。

「『医者』や『主治医』では何だかロボットのようなので、折角ならもう少し人間くさい呼び方にして下さい」

「では『N山先生』ということで」

「『先生』は嫌です。それから『山』も余計です」

「それじゃ、『N医師』ではどうですか?」

「ああ、そのくらいが丁度いい」

 ということで一件落着。

 ――――

 今回はそのN医師から、

「もう少し歩いても大丈夫でしょう。毎日1万歩を上限にして下さい」

 と、新たなお許しが。でも1万歩くらいなら今までもフツーに歩いているんだけど……と書くとまたN医師に突っ込まれてしまいますね。

「ウォーキングをしてもいいですか?」

 私は「墨堤徒歩行軍」を再開したくてウズウズしているのです。

「それはまだ時期尚早。もう少し我慢して下さい」

 と、そこまでの規制緩和には至りませんでした。

 ――――

 この日、帰路に靖国神社に立ち寄りました。帰京報告のようなものです。もちろん遊就館茶室で海軍カレー&海軍珈琲&零戦もたっぷりと楽しんできました。

 ……と、ここからが本題です。拙宅を出るとき快晴で気持ち良く冷え込んでいたので、

(今日なら、あるいは)

 と思って、カメラを持参することにしました。果たせるかな冒頭の画像の通り、見事な「まぼろし富士山」を拝むことができた次第。

 「まぼろし富士山」というのは配偶者と私の間だけで通じる固有名詞のようなもので、靖国神社の大鳥居の脇にある田安門の交差点、その歩道橋の上から市ヶ谷方面を望んだときに、靖国通りの向こうに夕闇を背景に浮かび上がる富士山のことです。

 このビューポイントは以前にも紹介したことがありますが、「幻」たる所以の第一は期間限定であること。秋から春にかけての時期で、湿度が低く快晴のときのみ鮮やかなシルエットを見ることができます。

 見える時間もかなり限られます。今時分ですと、16時頃に行っても暮色に染まり出した空があるばかりで、富士山は影も形もありません。そこで遊就館茶室で30分ばかり時間をつぶしてから再び赴くと、ようやく「まぼろし富士山」に会えるのです。

 しかしながら、17時を過ぎるともう暗くなってシルエットの鮮度も失われますから、観賞時間は30分から1時間弱くらいではないかと思います。「幻」なのです。

 ――――





 「まぼろし」を冠せしめた第二点は、いうまでもなくその姿があまりに幻想的であることによります。

 恐らく早朝にこの場所へ行くと、冠雪したすがすがしい山容に接することができるかも知れません。それはそれで良いのですが、私はやはり夕刻を推します。

 街が暮れていく時間帯にあのシルエットを見せつけられると、東京も富士山に見守られているんだなあ、という気分になって、しみじみしてしまうのです。

 ……もっとも、あいにく私には飲酒の習慣がないので、「さあ一杯ひっかけて帰るか」ということにはなりません。

 でもまあ似たような心持ちで帰途に就きますから、つい日本橋人形町に寄り道して、晩飯代わりに天保八年創業という老舗甘味処のふんわりした「玉子ぞうに」を賞味したりしてしまいます。

(´々`)y━・~~~





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「上」の続き)





 食堂車であります。正確には「グランシャリオ」という名前です。

 「トワイライトエクスプレス」同様にディナータイムは予約制になっており、「北斗星」は乗車日の3日前までに和食(懐石御膳・5500円)か洋食(フランス料理コース・7800円)を選択して申し込まなければなりません。

 「トワイライトエクスプレス」では和食を選んだ私は、今回は勇を鼓してフランス料理に挑むことにしました。「トワイライトエクスプレス」の和食は自室で食べることができたので楽でしたが、今度は食堂車もとい「グランシャリオ」でのコース料理、しかも洋食です。

 きっとフォークとかナイフとかスプーンとかが大小色々と並べてあるんだろうな、あれは確か外側から使っていけばいいんだったよな、と、小市民は心配でなりません。

 ともあれ、10号車の私は「グランシャリオ」のある7号車まで歩いて行きました。閑散期だからでしょうか、空室が目立つのが意外です。

(過疎ってるなあ)

 と思いつつ7号車に入ると、食堂車もといディナータイムの舞台である「グランシャリオ」の入口に、もうひとつ手押し式のドアがありました。曇りガラスに、

「食堂」

 と黒く大書してあります。改装前の設備をそのまま流用しているのでしょうけど、「グランシャリオ」のイメージが台無しです(笑)。とはいえこれで私の緊張もほぐれました。

 ――――

 その「食堂」の扉を押して「グランシャリオ」に入った私は、ウェルカムドリンクのお姉さんとその先輩格のお姉さんに「いらっしゃいませー」と出迎えられました。……で、とりあえず遠景をと一枚撮ったのが、上の画像です。

 あれっ?……と思いました。一人だと二人席に案内されるのが普通なのに、私の席は向かって左側・奥から三番目の四人席に用意されています。





 しかも、食器とメニューが並べられているのは、私の席だけなのです。まさか……と思い尋ねてみると、

「はい。今日のディナータイムの予約はお客様だけです」

 との返事。さらに念を入れてみました。札幌発「北斗星」のディナータイムは2回入替制(18:00-19:20・19:40-21:00)なのです。

「ええ、2回目には予約が入っていませんので、今日はお客様だけということになります」

 おおお。それってつまり、コックさんたちは私ひとりのためにディナーメニューを調理するということではないですか。

(何これどんだけオレ様?)

 ごく稀に、こういうことがあるそうです。それに遭遇してしまった小市民たる私は落ち着かなくなりました。何とまあ、料理人も給仕も「グランシャリオ」そのものも、私が独占しちゃうことに。

 これはもう「オレ様」ではなく「王様」待遇であります。

 一応聴いてみると、予約が入っていないので今日は和食用の食材は積んでいないとのこと。いやー大変な仕儀に立ち至りました。取材に来たつもりが、逆に晒し上げられてしまったかのようです。

 不肖御家人は士分とはいえ公方様にお目見えする資格すらない下級幕臣&貧乏侍。こういうシチュエーションで堂々と、肩の力を抜いて気楽に振る舞えるなんて、そんな仕様である訳がないじゃありませんか。orz

 ――――

(何だか面接試験とかオーディションとか、そんな感じだな)

 と思いつつ、運ばれてくる料理をひとつひとつ平らげていきました。



~サラダ仕立てのオードブル~
アスパラガス フルーツトマト 帆立貝と蟹のサラダ
バルサミコ風味


プチパン


~魚料理~
平目の湯葉包み蒸 バジルのクリームソース添え
青森産ニンニクのクリームソース


~肉料理~
牛フィレ肉のソテー 温野菜添え
赤ワインソース


~デザート~
特選デザートとフルーツの盛り合わせ


 完食して珈琲が運ばれてきて、ようやく肩の力が抜けました(笑)。ようやく気持ちに余裕が出て、どうしてこの席が選ばれたのだろう?と思い、テーブルの数を数えて「ちょうど中央だからだ」と考えました。

 そして、一応後方のテーブルの数も数えようと振り返ったときです。ウエイトレスのお姉さん二人が、直立不動の姿勢で厨房の入口近くに立っていました。私が食事中、ずっとその姿勢を崩さずにいたのに違いありません。

「これが仕事ですから」

 と言ってくれたのですが、私の方は王様仕様ではないのでたまったもんじゃありません。うわー、と思い、慌てて珈琲を一気飲みして席を立った次第。ちなみに全て現金決済だった「トワイライトエクスプレス」とは違い、「北斗星」では「SUICA」が使用できます。これは諸事便利です。

 ――――

 さてディナーの感想ですが、どれも美味でありました。ただここだけの話、私ひとりのために腕を振るってくれたコックさんには申し訳ないのですが、7800円でこれ?という素朴な疑問が残りました。

 正直、「トワイライトエクスプレス」の昼食で食べたコース料理「シェフランチ」(2100円)の方がずっとおいしかったです。

 食堂車もとい「グランシャリオ」のスタッフの皆さんには優しくしてもらったので言いにくいのですが、

「上り(札幌発)の『北斗星』に限っていえば駅弁推奨」

 であります。

 取材なので21:00から始まる夜食サービス「パブタイム」にも私は足を運びました。画になるメニューを複数撮影する必要があるので、ビーフシチュー(1600円)とハンバーグ(1400円)を注文しました。カルボナーラなどもあったのですが、炭水化物はもう入りません。

 このパブタイムになると、お客さんが出てきてそこそこ賑わっていたので助かりました。

 ここでも乗車ルポですから、正直なところを申し上げましょう。

 ●ビーフシチューは半額にすべき。

 ●ハンバーグはファミレス以下。

 グランシャリオもとい「食堂車」の雰囲気を体験したい人にのみ、利用価値があると考えておけば間違いありません。車両は内装も古いですし、華もあれば料理の実も伴っていた「トワイライトエクスプレス」の食堂車「ダイナープレヤデス」とはまるで勝負になりません。

 どうやら「北斗星」で札幌へ行ってから「トワイライトエクスプレス」で大阪へ戻るべきでした。その方が損をした気分をせずに済みます。

 車窓の風景も、下り(上野発)の「北斗星」だと夜が明けてから北海道の天地を満喫できますし、少なくともこの季節なら「トワイライトエクスプレス」も上り(札幌発)の方が日本海の眺望を楽しむのに向いたダイヤです。

 パブタイムのメニューを消化したあと、私は「取材太り」した身体を自室へと運んで書き仕事と写真選定。23時でそれを終えるとウェルカムドリンクにあったワイン「おたる」を一気飲みして寝に就きました。

 ――――

 翌朝(12月3日)は例によって04:30に目が覚めました。快眠であります。

 列車はほどなく仙台(04:56)を過ぎました。どうも怪しげな空模様。福島(06:01)、郡山(06:39)と南下していくにつれ、ホームで傘を持っている人が目立つようになりました。線路脇を歩いている人もみな傘を手にしていましたが、まだ開いてはいないので雨は降っていないのでしょう。

 この郡山を過ぎたあたりで、食堂車へ行って朝食をとりました。





 朝食のメニューは「こんなもん」であり、「トワイライトエクスプレス」と大差ありません。ただ夜明けの噴火湾を望みながらモーニングを楽しめた下り「トワイライトエクスプレス」と比べると、上り「北斗星」は車窓風景がどうしても貧相になってしまうところが可哀想なところ。やはり続けて乗るなら「北斗星」(上野→札幌)~「トワイライトエクスプレス」(札幌→大阪)だな、と改めて感じました。

 余談ながら食堂車のお姉さんによると、乗っていて運転手さんの上手下手がわかるそうです。スピードを落とすときが見きわめどころで、下手な運転手だとガクンガクンと段階的に減速するので余計に揺れるとか。上手な人はスーッと速度を落とすので揺れが少ないそうです。

「いまの運転手さんを五段階評価すると、どうですか?」

 と尋ねると、「4.5」とのことでした。御し方は上々のようです。そういえば運行区間に違いはあるものの、「トワイライトエクスプレス」では相当揺れた時間帯があって、窓際に置いておいた缶コーヒーが横っ飛びしたりもしました。「北斗星」ともども同じような客車を改装しているので、あれは下手な運転手さんだったのかも知れません。





 食後にサロンカーへ立ち寄ってみました。こんな感じです。どうしても見劣りしてしまうので、「トワイライトエクスプレス」に乗ったことのある人は期待してはいけません。

 まあ、いいでしょう。自室に戻って関東平野が車窓に広がり始めると、私は次第に気鬱になりました。十数日の長きに渡ったこの「修学旅行」も、いよいよ終わってしまうのだと思うとやはり名残惜しさを感じずにはいられません。

 そこへ上手い具合にモーニングサービスが届きました。朝刊と珈琲。私にとっては何よりの清涼剤です。





 実はこの珈琲、私は気分良く飲み終えてしまってから写真撮影をしていないことに気付き、気付いてから些か取り乱しました(笑)。

 しかし幸いなるかな、狼狽している私の頭の中で、ウェルカムドリンクを持ってきてくれたお姉さんが内線電話が云々と説明していたのを思い出したのです。おおおルームサービス。早速電話して珈琲を持ってきてもらい事なきを得た次第。値段は400円と、食堂車で飲むのと同じでした。

 ――――





 09:38、定刻通りに「北斗星」は上野駅のホームへと滑り込みました。私の旅もおしまいです。

 電気機関車のフロントガラスを見て外が雨なのに気付いて、この11泊12日が好天に恵まれたという、まことに得難い幸運に思い至りました。道中で雨に降られたのは松江の一夜だけ。大ポカもなく、体調を崩すこともなく、旅程を消化できたことに謝天謝地であります。

 久しぶりの長旅を無事満喫することができたのも僥倖。未練は多少残っていて、松江再訪は必ず実現させるぞとか、できれば奈良にまた行きたいとか、一山当てて「北斗星」→「トワイライトエクスプレス」コースを試すことができたらなあとか、欲張った考えが早くも頭をもたげてきているのですけど(笑)。





 最後の最後に、食堂車で教わったビューポイントから一枚。兄貴分たる「北斗星」&生意気で出来が良すぎる弟「カシオペア」、というツーショットです。

 ともあれ「劇終」であります。お粗末でした。m(__)m





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 「人生の修学旅行」たる11泊12日の長旅、その最後を締めくくるお楽しみイベント(仕事でもある)の寝台特急「北斗星」(札幌17:12発→上野09:38着)乗車体験がやって参りました。

 とはいえ。

 のっけからネガティブに書いてしまうと、この「北斗星」上り列車は、この季節だと札幌からずっと闇の中。早朝に福島県を通って順次南下していくのですが、ここら辺の風景は何度も見ていますし面白味もないので車窓に期待することは何もありません。

 さらにいうと、「北斗星」はブルートレインに憧れた30年前の少年達が当時夢見た有名な24系25形車両を改装したものなので、どうにも古いです。「修学旅行」の冒頭で乗車した「サンライズ出雲」のような、改造型ではなく新造車両としてデビューした寝台特急に比べると、どうにも見劣りしてしまいます。

 やはり今回の旅行で乗車した「トワイライトエクスプレス」も「北斗星」同様に24系25形車両を改装したものなのですが、こちらはJR西日本による改造度が徹底していて、面目を一新しています。

 あるいはJR東日本が同じ区間を走る「カシオペア」(全室二人用A個室)に力を入れているせいなのか、どうも「北斗星」は置き去りにされているようで可哀想です。

 しかしながら、今回乗る「北斗星」では一人用A個室の最高峰である「ロイヤル」をゲットしています。これは「トワイライトエクスプレス」と「北斗星」だけにしかない豪華版。洗面台・シャワー・トイレ付きで一泊素泊まり1万7180円であります。




 むろん、洗面台のみが付いている「サンライズ出雲」のA個室である「シングルDX」(1万3350円)よりも格上。「北斗星」だと一編成に4室しかない特別室なのです。

 この「ロイヤル」を心ゆくまで享受するというのが、私にとって「北斗星」における最大の楽しみでした。むろん取材の主眼でもあります。

 ――――――――

 早速乗車です。私の席番は10号車12番。その目指す「ロイヤル」にたどり着いてドアを開けると、……おおお。







 さすがに豪儀なものであります。



▲シャワールーム。


▲引き出し型のトイレ。


▲同じく引き出し型の洗面台。


▲この掃除機のような機械はドライヤーです。


 ……ちなみに同じ「北斗星」の一人用B個室「ソロ」(6300円)はこんな感じです。





 さすがに格の違いが歴然としています。ただ、もし自腹で「北斗星」に乗るなら、私は迷わず「ソロ」を選択することでしょう。

 ――――

 さて、札幌を発車して最初の車内放送があってからほどなく、液晶テレビがいきなり松竹映画を流し始めました。おおお。贅沢に慣れない素寒貧の私にはビックリであります。ちなみにこの液晶テレビ、映画がうざったければジャズやクラシックなどの音声放送に切り替えることもできます。

 さらに、未だに落ち着かないでいる私の部屋がノックされました。

 あ、検札だな。……と思ったらさにあらず。





 何と食堂車のお姉さんがドリンク類を引っさげての御登場です。これがいわゆる「ウェルカムドリンク」。一人用個室では「ロイヤル」だけにあるサービスです。

 せっかくですから動画でどうぞ。





 何と電話でルームサービスもOKとは!さらに朝にはモーニングコーヒーと新聞が!……そういうサービスがあることは事前知識として一応予習しておいたとはいえ、慣れない殿様待遇に私は戸惑うばかりです。

(何これどんだけオレ様?いくら何でも豪華すぎじゃねーか?)

 という思いで頭の中が一杯になったのですが、だって取材だもん経費♪。





 ――――

 ちなみにこの「ロイヤル」の構造図が「INFOMATION」ファイルに入っていたので撮影してみました。クリックで画像拡大です。


 


 何ともショボいのは、「INFOMATION」がビジネスホテルのそれの如く、コピー機で複写した文書や図面をバインダーにファイルしてあることです。「ロイヤル」だというのにこのケチ臭さはどうしたことでしょう。表紙に貼られた「INFOMATION」も貧相なフォントで眺めていて哀れになります。

 JR西日本が管轄する「サンライズ出雲」のA個室である「シングルDX」にも、「トワイライトエクスプレス」のB個室である「シングルツイン」にも、乗車記念になるパンフレットが用意されていました。もちろん持ち帰りは自由です。ところがJR東日本の主管である「北斗星」はこの有様。

 やはりJR東日本は「カシオペア」に注力していて、「北斗星」は継子扱いされているのでしょうか。……ともあれこの構造図は恰好の資料となるので是非入手したく、JR東日本の車掌さんに願い出ました。香港メディアなら「かっぱらう」のがデフォでしょうけど、それは私の流儀には反しますので。

 ところがこの車掌さんがまた仏頂面で、それは地顔だから仕方がないにしても、対応は実にしゃちこばったものでした。私の身分証と名刺を確認した上で、

「これは指令室の指示を仰がないと」

 とわざわざ指令室に無線連絡をとり、あれこれと形式的なやり取りをした上で「事前に取材許可を得ていない」とのことで、結局NG。私のために粘ることもしてくれませんでした。

「あんたがコピーすれば済むことだろ?多少は宣伝になるだろうに、そんなこともできないのか。大体パンフ一枚置いていないってのはどういう訳だ?」

 という言葉が喉元まで出かかったものの、ここはぐっと我慢。大人しく引き下がりましたが、これでJR東日本が嫌いになりました。

「何これどんだけ殿様商売?」

 てなところです。ちなみに「トワイライトエクスプレス」では停車駅ごとに車掌さんがその土地の観光説明をしてくれる(台本がある)のですが、「北斗星」ではそれもやりません。後で食堂車にて話を聴いたら、観光案内は車掌さんによってやったりやらなかったりするとのことでした。あくまでもアドリブなのです。

 結論。「北斗星」には「おもてなし」の心が圧倒的に欠如しています。ウェルカムドリンクやルームサービスといった料金相応の型にはまったサービスに終始していて、そこから一歩踏み出す創意も工夫も積極性もありません。

 別に構造図の件だけではなく、車掌さんによる観光案内やパンフの有無に始まって車内限定販売品の品揃えに至るまで、JR西日本が商売上手なのかJR東日本が馬鹿なのかはわかりませんが、「北斗星」には乗客の旅情をかきたてるための演出というものが皆無でした。……もちろん、この点に関しては入念に記事にて強調させて頂きました。

 ええい気分が悪い。ちょうどディナータイムなので口直しに食堂車へ行くことにします。


「下」に続く)





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「中」の続き)






 そして最終日(12月2日)。札幌17:02発である寝台特急「北斗星」に乗るまで、丸一日時間があります。

 ところが、どうしたものか。……たぶん昨夜「明日は朝イチで海鮮だ!」と気負い込んだせいでしょうが、何と01:20に目が覚めてしまいました。ええ午前1時20分(25:20)。

 トイレに起きてベッドに戻ったもののどうにも寝付けず、ええい起きちまえ!てな形で予定より3時間半早い起床です。睡眠時間も3時間半弱。これでは「北斗星」に乗るまでの移動のどこかで「車中泊」になりかねません。

 考えてみると、私はこの11泊12日の旅行において、郷土料理を食べたり「居場所」でくつろいだりして気分的には晴れ晴れしたりマターリできたりしたのですが、身体はずっと動かしっ放しでした。

 どこかで無理にでも完全OFFの日を入れておくべきだったのに、フリータイムだと貧乏性ゆえ「もったいない」と、つい出かけるべきところを探してしまうのです。今回の最大の反省点であります。

 ともあれ大浴場でサッパリしてから本日の行程の再確認や荷物整理をやって、場外市場が営業を始める7時を待って飛び込みました。改めて海鮮三昧を享受したことは前に書いた通りです。

 そのあとホテルに戻ってチェックアウトし、大荷物(旅行鞄)だけはフロントに預けて、ブリーフケース&カメラといういつもの外出姿に。まずは「居場所」でのんびりしたあと、札幌11:00発の快速で小樽へ移動。……この約40分が「車中泊」タイムとなり、御家人は発車と同時に意識が混濁して強制終了状態。終点が目指す小樽だったので助かりました。

 ――――

 今日の主題はあくまでも「北斗星」ですから、小樽観光もただ一点、「天狗山からの眺望を楽しむ」ということのみに絞りました。

 小樽といえばまずは運河と倉庫ということになりますが、運河なんざ子供のころ利根運河を見慣れている私にはどうでもいいですし、倉庫街にも興味はありませんし、明治風の建築物なんぞは上海の和平飯店をはじめとする「外灘」の一帯を飽きるほど見ていますからどうにもショボくて。

 ……と自分に言い聞かせて、そういうことにして、山から石狩湾をたっぷり眺めたらさっさと札幌に帰ることにした次第。

 むろん本音は真逆であります。

 改札口を抜けて駅を一歩出たとき、目の前からまっすぐに伸びていく大通りがゆるやかな下り坂を描いたその向こうに、日本海の水平線(厳密には石狩湾)が広がっているのです。こんな、匂い立つような風景を持つ街をサクサクとスルーできる訳がありません。

 とはいえ、体力的・時間的余裕がないうえ夕方から仕事を控えている身としては、ここは泣く泣く背を向けざるを得ないのです。その魅力的な眺望から敢えて目を背けて、地面だけを見つめて天狗山へ行くバス停まで歩きました。

「天狗山に登れば、もっといい眺めが待っているんだ」

 と自分を説得しつつ、であります。

 もちろん、写真撮影といった浅ましい行いは差し控えて、その風景をそのまま心に刻みました。技術拙劣という理由だけではありません。写真に閉じ込めてしまうのが、何とももったいなく思えたからです。

 ――――

 ……てなことを言いつつやはり撮ってしまうのです(下心の関係もありまして)。はいこれが天狗山からの眺望。





 往復8分料金1100円という馬鹿馬鹿しいロープウェーに揺られて山に登って、露天の展望台から適当に撮るとこんな感じになります。私の場合は一生懸命撮ってもこんな感じですけど。

 写真の片隅に映っている通り、この山には僅かながら積雪がありました。ところが、雪合戦の要領で片手で雪を掴んでぐっと握りしめてから投げてみると、「球」にならず砂のようにサラサラと散ってしまいます。

 こりゃ根雪とは違うのだろうな、と思いました。ここはスキー場も兼ねているのですが、商売が動き出すまでにはまだ時間がかかりそうです。

 帰りのロープウェーではこの施設のお偉方とおぼしきスーツ姿の一団と乗り合わせました。やれライトアップだのイベントだのと企画話に花が咲いていましたが、肝心の雪が降らないと、

「まずは(札幌)雪祭りまでに一稼ぎして♪」

 という連中がしばしば口にしていた算盤は狂うことになるでしょう。

 ――――





 上ではくさしてしまいましたが、天狗山からの光景も馬鹿にはならないことを書きとめておきます。私の撮影ですし訪れたのが日の高い正午すぎですから霞んでしまっているのですが、水平線かと思うあたりをよく見ると湾の対岸の山並みを確認できます。

 点景として、湾の上空にある雲が海面に大きな影を落としているのが私にはとても印象的でした。その影の向こうにうっすらと暑寒別岳?などの山々が望めるのです。朝であればさぞや気分の晴れる光景になったことでしょうが、昼間になってしまうと、どうもいけません。

 ちなみに御存知の方も多いでしょうが、ここは小樽の夜景撮影の代表的なポイントでもあります。

 ところで、ロープウェーで登るあたりから気になっていたのですが、どうも周囲で広東語が飛び交っていました。というか広東語ばかり。

 確認すると、香港人のグループと広東系のシンガポール人(華僑)の集団でした。

 ついでにシンガポール人に公用語のひとつである北京語を喋らせてみると、配偶者や仕事仲間、それに私と同世代の香港人と同じで、その胸が悪くなるような発音の醜悪さに「うわーやめてくれー」と急いで会話を打ち切りました(笑)。

 ――――

 帰りのバスは香港人の家族連れ6人だけが乗客で、

「何だこれじゃ『城巴』(シティバス)か『九巴』(九龍バス)にでも乗ったみたいだなオイ」

 と後から乗り込んだ私が早速声をかけて、取材を兼ねて雑談を試みました。みなひどく上機嫌。それは念願の雪を見ることができたからで、「旭川に行っても雪なんかロクに残っていなかったから、まさか小樽で見られるとは」とはしゃいでおりました。

 ひとしきり話してから疲れを感じて私は前に向き直って沈黙しました。香港人たちは自分たちで続きをやっています。その会話のことごとくを聴き取れたことで、私はいよいよ不機嫌になりました。

 私の場合、語学力の器に乏しく、いま現在ですでにキャパシティ一杯一杯で、それゆえ北京語と広東語は「ゼロ・サム」の関係にあると考えています。要するに一方が上達した分だけもう一方が下手になるのです(特に会話力と発音が)。

 大学で北京語を修めて(というより正しくは「大学時代」ですね。大学にはほとんど世話になっていません)、「香港人と広東語に囲まれる環境」に身を置く破目になったことを人生最大の失敗と捉えている私にとっては、広東語に耳が慣れる分だけ北京語が遠くに行ってしまう感じがします。

 ……まあ愚痴はよしましょう。ともあれ睡眠不足な上に気疲れまでしてしまった私は、残り時間も少なくなったのでここで観光を打ち切り、ガイドブックで紹介されている有名な喫茶店に入ってスイーツ(笑)。ふだん洋菓子などあまり食べない私にとっては、その店のミルフィーユは芸術的でした。

 ――――





 札幌に戻る電車は小樽を出てほどなく海岸線に出ます。突き出た岬の巍然たる姿や陋屋と呼んでいいほどに古びた黒っぽい木造倉庫、そして無造作に並べられたかのような大小の岩っころが波に洗われる情景は、見てしまうほどに小樽を離れ難い気持ちにさせられました(往路は寝ていましたので)。

 しかし、それも線路が海から離れるやどこにでもある郊外のありきたりな風景に一変。ありゃーと興醒めているうちに札幌到着です。まずは「居場所」を訪ねて最後の別れを惜しんだあと、ホテルのフロントで預けていた旅行鞄をピックアップ。









 ちなみに今回宿泊した「ホテルルートイン札幌駅前北口」は眺望が「隣のビル」であることを除けば、全ての面において私がこれまでに泊まった同系列のホテルよりも快適だったうえ、好立地で隣がコンビニという至便な環境にありました。





 うれしかったのは、最後の最後に、札幌がようやく澄んだ夕景を私に恵んでくれたことです。とびきりの餞別になりました。

 ――――







 そして、いよいよ「北斗星」であります。





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「上」の続き)





 三泊した北海道において、初日は宿泊先である札幌を大雑把に観光したあと前述したように「居場所」を発見して欣喜雀躍。二日目は「トワイライトエクスプレス」の乗車レポートをまとめてホテルから送稿し、場外市場で海鮮に舌鼓です。

 その日の夕方、「居場所」において珈琲と向き合いつつ、「明日は何をしよう」と考えました。札幌にはもう見たいところはありません。小樽なら最終日に往復すれば済みます。

 思案を重ねた挙げ句、思い至ったのが「氷雪の門」(&「九人の乙女の碑」)。北海道で本当に行ってみたい場所があるとすれば、その記念碑しかないことに気付きました。しかも翌日の天気予報は「晴れ後雪」。樺太が見えるか、見えなくても降雪に際会できるか。……期待がふくらみました。

 という訳で、三日目(12月1日)は札幌07:48発の特急「スーパー宗谷1号」(気動車)に乗って出撃。日本最北端の駅である稚内へと向かいました。所要5時間、往復10時間。私にとって「氷雪の門」はそれに見合う価値のあるものです。





 途中、旭川あたりで大雪山系を望めれば……と考えていたのですが、「いやーこの季節にこんな天気は珍しい」と車掌さんや車内販売のお姉さんが驚くほどの濃霧で、列車も徐行運転する始末。遠景を望むべくもありませんでした。

 ――――

 ただ、途中から晴れてきて、姿の清げな山はいくつか目にすることができました。







 美深の手前あたりからは、進行方向左側に天塩川が寄り添うようにして流れ、その向こうに広がる荒山と原野とのマッチングが正に絶妙でした。これは北海道でしか味わえない風景でしょう。









「エゾシカが出没しますので急ブレーキをかけることがあります。予め御了承下さい」

 との車内放送も北海道ならではであります。終点近くでは日本海も拝むことができました。対岸に見える山は、ひょっとすると利尻富士かも知れません。





 ――――

 ところが。

 稚内に着いてから愕然たる事態が待っていました。翌日の仕事を考えて1時間後に出る特急でとんぼ返りすべくタクシーに乗り込んだところ、

「氷雪の門?ああ稚内公園ね。あそこは2~3日前から通行止めで入れなくなってるんだよ」

 という運転手さんの言葉に茫然。何でも降雪があったので通行止めとなり、それ以降は雪も降らず道路上の雪もあらかた融けている筈なのに、通行止めのままで、どうやら冬が終わるまでは解除されることがなさそうだとのこと。orz

「ノシャップ岬ならすぐ往復できるよ」

 と言ってくれたのですが、私はただ「氷雪の門」のみを目当てに5時間かけて稚内に来たのです。仕方なく車を下りて、駅構内の観光案内所に立ち寄ったら同じ答でした。観光協会のウェブサイトにはそんなこと告知していなかったのに(怒)。

 再び駅の外へ出ると、今度はポツポツと雨が降ってきました。「異常に暖かい秋」は稚内も例外ではなく、本来雪が降るべきところなのに、雨になってしまったのです。こりゃもう踏んだり蹴ったり。駅前がまた寂れていて、うらぶれていて、誇るべき「最北端」だというのに明色のカケラもありません。







 ――――

 意気消沈した私は、駅前から見える稚内公園の開基100年記念塔に向かって、見ることのできない「氷雪の門」に自分の想いを伝えるべく、一生懸命祈りを捧げました。

 傍からは「5時間禁煙を強いられたヘビースモーカーのオサーンが、血相を変えてタバコを吸っている」ようにしか見えなかったと思いますが(笑)、私は胸中でそういう精神作業を必死に繰り返していました。

 そのあと駅前の土産物屋に入り、小さな記念品を買って自らを慰めた次第。




 店を出ると、さっきまではっきり見えていた開基100年記念塔が、下りてきた雲に阻まれて半ば霞んでしまっていました。





 帰りは稚内13:45発の特急「サロベツ」(気動車)。「スーパー宗谷」よりも旧型の車両で、途中から日が暮れて窓の外が闇と化したこともあり、札幌までの5時間は実に長かったです。

 手持ち無沙汰ゆえに観光案内所でもらった稚内観光のパンフレットを読んでいたら、

「大人気!JR稚内駅の入場券」

 という見出しとともに、稚内駅の硬券とおぼしき入場券の写真が。……あったんかいっ!

 入場券収集(硬券限定)は以前私が趣味として身を入れて行っていたものなのです。最後の最後までオーマイガッでありました。


「下」に続く)





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 大通りの向こうに姿の良い山が望める街が、大好きです。

 それを遠望するだけで、気分が晴れ晴れとしてきます。

 私の故郷・茨城県日立市がそうだからかも、知れません。今回の「修学旅行」で立ち寄った松江や奈良、また以前行って気に入った上田や松本も、みなこの条件を満たしています。

 豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」の終着点であり、私が初めて北海道の土を踏んだ場所である札幌市もまた、これに当てはまります。

 日立や松江がそうであるように、美味しい魚料理を食べることができるなら、いよいよ魅力的です。札幌をこの範疇に入れてやっても、いいでしょう。

 ただ如何せん、街としての見所に乏しいのが難点。歴史の浅さとも関係があるに違いありません。

 札幌には寝台特急乗車ルポ最後の仕事である「北斗星」との時間調整で三泊することになりましたが、時計台、旧北海道庁、大通公園、テレビ塔は札幌に入った初日に全て回ってしまいました。特に面白味もなく、「ああこんなもんか」でおしまいです。

 「雪に注意しろ」と言われて重装備で臨んだのに、最高気温が東京の最低気温の水準で防寒具が逆に負担となってしまいました。

 「予行演習」の箱根行や今回の旅先のあちこちでも耳にしましたが「今年の秋は異常に暖かい」という一節が札幌でも通用してしまい、とうとう降雪は見られずに終わりました。

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 こうなると、食欲を満たすほかありません。





 私自身は「トワイライトエクスプレス」でもうお腹一杯だったのですが、周囲からは「海鮮を楽しめ」とくどくどしく言われ、配偶者に至っては、

「せっかく札幌に行くんだから食べなきゃダメ。私なら絶対食べる。食べないと後悔する」

 食べなきゃ殺す。……という語気でけしかけられたため、場外市場へ足を運んで海鮮三昧となりました。食べると決まれば、私は腰を据えてとことん食べます。

 今回の取材は私の平素の仕事内容からすると楽しいながらも多少不本意なところもあるため、箱根と今回で得た原稿料収入など散じてしまおう、という気持ちもありました。

「あの……お客さんは何かスポーツをされているのですか?」

 と、食べているときにずっとそばで話相手になってくれていたウエイトレスのお姉さんに聞かれました。

「いや別に。サッカーをしていたことはありますけど、もう四半世紀も前のことですよ。……でもどうして?」

「だって、外見はそんな風に見えないのに、こんなに召し上がるからすごいなーと思って」

 隣のテーブルを占めていたカポーが半ば呆れたような視線を送ってくるのには気付いていたので、そういうことか、と合点した次第。

「ああ、これでも以前は大食漢ですからその気になれば。……それにせっかく北海道に来たんだから、ここは食べるしかないでしょう」

 と言う私が平らげたのは、海鮮丼、紅鮭刺イクラ丼、大トロ刺身、活〆時鮭ルイベ×2(鮭の刺身が大好物なので)、活帆立焼、カニ汁。……それほど大食いした訳ではありませんが、ちょっとした散財にはなりました。

 ともあれ、帰京して配偶者に撲殺されることは回避できそうです。最終日である今日も朝イチで行ってしまいました。上の写真はそのときのもの。「北斗星」の夕食・夜食が控えているので刺身限定にしました。

 さほど食指の動かない海鮮料理に再び足を運んで、しかも拙いながらも写真撮影まで。……当然ながら下心というか悪企みがあって、東京に戻ってから蠢動するための不純な行動です(笑)。

 むろん、料理は純粋に美味でした。それでも私は美食家ではありませんから、いつもの生活に戻ればアメ横の「サーモン&イクラ丼」(980円)だけで「この世にこんな旨いものが!」となってしまうのですけど。

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 ところで、二泊三日、三泊四日でひとつの街に滞在するとき、私はたいていまずカフェ巡りをします。前進基地というか、心地よい自分の居場所を確保するのです。その上でそこへ日参して、かりそめの常連になるのが楽しいです。

 もちろん、おいしい珈琲を飲ませてくれるというのが大前提。

 松江でも奈良でも同じことをしましたが、ここ札幌でも同様です。名所見物は初日のお昼過ぎには飽きてしまったので、午後はこの作業に充てました。

 時計台からそう遠くないところで、居場所が見つかりました。色々なパンを自前で焼いていて、特にクロワッサンが堪らなく美味しい喫茶店です。店内の雰囲気も悪くありません。アンティークを狙ったのではなく自然に古さびていて、使い込まれた木目のつやがいい感じです。

 もちろん、珈琲が旨いことは言うまでもありません。

 私は珈琲に詳しくありませんけど、家でも外でも毎日飲んでいるので好みはあります。酸味が強いのは苦手です。日本橋人形町に大正年間に創業した古い喫茶店で故・向田邦子さんが通い詰めたという店があるので「散策」の帰りに立ち寄ってみたら、店内の造りの古さは楽しめたものの、肝心の珈琲は酸っぱいばかりで辟易しました。

 私の場合は苦み重視。もちろんただ苦ければ良いという訳ではなくて自分に合った程よさがあるのですが、この基準を満たさない珈琲を出す店は私にとっては価値がないので、必ずアイスコーヒーを頼んでタバコを吸いまくります。

 札幌の「居場所」の珈琲は酸味が主張せず、かといって苦みも出しゃばり過ぎておらず私好み。さらに何やら珈琲が飲み手に挑んでくるような気配のある味で、こうなるとこちらも喫煙を控えて、じっくりと珈琲と対決することになります。

 こういう店には滅多にお目にかかれないので、札幌滞在中は毎日通いました。最終日(12月2日)は午前と午後に1回ずつ。札幌に未練はありませんが、この店にはもう一度足を運びたいという名残惜しさを振り切ることができないまま、この街を離れることになりました。

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 それにしても、札幌駅はいい。……と、滞在中に何度も思いました。

 まずは、音がいいです。宿泊先が駅前のホテルだったせいもあって、部屋でくつろいでいると風情のある汽笛やゴトンゴトンという入線音に、否が応でも旅情をかき立てられます。つい帯同させている分厚い時刻表を取り出して、その頁を繰りたくなってしまうのです。

 むろん、目で見ても楽しめます。所在なげにホームに立って行き交う電車や気動車をぼんやりと眺めていると、堅牢に造られているというか、東京の電車が薄っぺらく見えるというか。……ともかく北海道の列車には描線の太さのようなものを感じて、実に気分が良いものでした。

 さらには、駅自体が明色なのもいいですね。札幌駅は大きな駅ビルや地下のショッピング街が充実していて、始発駅の風格があります。

 東京だと始発駅といえば東京駅か上野駅となるのですが、上野駅は駅周辺がしみったれているので、ここを始発とすると「都落ち」「負け犬」「都会で大切なものを失って帰郷する」という悲壮な風情がどうしてもまとわりついてしまいます(歌だと「津軽海峡冬景色」とか「安奈」とかのイメージ)。

 これに対し、東京駅は駅前も駅構内も華やかで、いかにも明色の始発駅。旅が始まるという期待感がふくらみます。

 敢えていうなら、札幌駅は東京駅に似ていると思いました。


「中」に続く)





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 御蔭様で昨日午前、無事東京の自宅に帰着致しました。

 「人生の修学旅行」と位置づけた、11泊12日に及ぶ長旅の完結であります。

 帰宅してもすぐマターリすることは許されません。夕方までかかって書き仕事と写真選定、それに資料整理などをやり終え、原稿・画像・動画・関連資料を香港の編集部に送りました。

 そのあとは爆睡です。「修学旅行」をやり遂げた達成感と身体のシンが失せてしまったかのような虚脱感、長旅による蓄積疲労、そして仕事を終えた安堵感などが入り交じり、もう起きてはいられませんでした。

 本日からは常態に復し、自宅からの「散歩」(フリチベ戦闘服による近所徘徊)と「散策」(都心限定日帰り旅行)を再開します。

 日常の諸作業が目指す目標は、あくまでも当ブログの本格再開です。

 記事漁りが解禁になるかどうかは医者次第なのですが、中国発の情報量が激減する来年2月の旧正月の手前あたりからその面の「リハビリ」をスタートさせ、3月の全人代(全国人民代表大会=何ちゃって国会)までには現在の「療養期間」を終わりにしてしまいたい、というのが現時点における私の目論み。

 それまでは、以前お断りしたように身辺雑記と旅日記めいたものが当ブログの主な内容となります。m(__)m

 「旅行はもう終わっただろ」と言われそうですが、実はまだ消化すべきいくつかが残っております。「仕事」と「自腹」の両方です。

 「仕事」については、「箱根編」が編集部で好評を博したため新たにオファーが来たものがあり、これに加えて一連の取材旅行で味をしめた私が、自分で行きたい場所への旅プランを「企画」として打診したら意外にも通ってしまったもの(笑)もあります。

 そんな訳で、「修学旅行」でもうお腹一杯ではありますが、後に控えているイベントを考えると、実質的には「箸休め」状態、ということに。

 何はともあれ、今回の修学旅行について未だふれていない「北海道」編、「北斗星」編、あと書けるかどうかわかりませんが「奈良」編の予告めいたものを以下に並べておきます。

 「松江」編については、この街をすっかり気に入ってしまった私が「寝台特急&マターリ観光&温泉&七珍料理に舌鼓ツアー」企画をぶち上げたら、すんなりOKが出てしまいましたので、仔細はそのときに。





















 それでは、また。





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