日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)





 例によって某巨大掲示板の某スレの話ですが、たまたま中国経済の話題になりまして。

 それでふと思い付いて、半年前ぐらいのチナヲチをしていたころに拾った経済記事(中国語)を読み直してみたんです。

 半年を経てみると、ずいぶん状況が動いているように思います。

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 まず、指導部が経済過熱の危険性を声高に言うようになりましたね。半年前は「過熱になるかも知れないから注意しないと」という専門家の見解やインフレ対策に留意しろとかいう中央銀行トップの談話が散発的に出るくらいでした。

 で、過熱回避の必要性を唱える指導部は、急成長する経済の手綱を明らかに引き締めにかかったようです。

 引き締めが奏功するのか、徹底されるのか、そもそも引き締め路線で指導部が合意できるのか。――その辺は四中全会の重要議題のひとつでしょう。

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 で、本題ですが、すごい記事を見つけました。株式投資が中国の「危険な職業」ベストテンにランクイン。第6位だそうです。

 http://news.xinhuanet.com/fortune/2004-08/16/content_1795079.htm

 何がすごいかって、他の「危険な職業」は従軍記者、石炭工、スタントマン、テストパイロット、地雷処理専門の工兵……(笑)。

 何はともあれ、中国国内でもバブルが懸念されつつあることを示すものでしょう。

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 きっと株に狂奔している人がたくさんいるんでしょうね。その大半が高学歴者でないことは、あまりに極端な職業を並べたことからうかがえます。

 株式投資は従軍記者より危険な職業(笑)。

 で、これも元ネタは胡錦涛総書記の広報紙、『中国青年報』(共青団の機関紙)です。

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 昨年末に極端な民族主義を戒める前駐日大使の談話が掲載されたのもこの新聞。

 アジアカップで中国サポの暴走を諌めたのもこの新聞。

 この記事にも何か深い意味があるのでしょうか(笑)。

 いやいや、あるのかも知れません。とりあえず新華社が転載している訳ですから。

 何はともあれ、バブルへの警鐘と民度の低さを示すという意味において、この記事は記念碑的な価値を持つものではないかと思うのです。

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 考えてみると反日だけじゃなくて、バブルがはじけても大騒ぎになるでしょうね。

 この記事読むとリスクは自分持ちってのを理解していない人が多そうですから、株価暴落でもあったら証券会社に暴徒が殺到しますよ絶対。焼き討ちとかあるかも知れませんね。

 いやあ、これは楽しみが増えました。



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 もうどこか日本の新聞が報じているのかも知れませんが、ちょっと興味深い記事をみつけました。

 http://hk.news.yahoo.com/040809/12/13c13.html
 http://hk.news.yahoo.com/040810/12/13dhn.html
 http://tw.news.yahoo.com/040810/43/vu6o.html

 中国のインターネットに関する統計なのですが、ネット人口が今年6月末時点で8700万人、総人口の6.7%だそうです。最近の数字をよく知らないので都市部人口の何%に当たるのかわかりませんが……。あと勤務先とかネットカフェでインターネットをやっている人もこの8700万人に含まれるのかどうかも不明です。

 興味深い、というより私にとってある種の衝撃だったのは、ユーザーの8割以上が35歳未満という点です。
「ネットやる奴の8割超が六四(天安門事件)のときに二十歳未満だった」
 ということになるんですね。
 やや図式的ではありますが、
「ネット世論=反日=江沢民が育てた亡国の世代」
 というのがいみじくも示されているように思いました。
 まあそれは牽強付会としても、こうして数字で示されるとネット世論がどんな連中によって形成されているのか何となくわかって面白かったです。

 あとユーザーを収入別で比べると、月収500元以下の層が最も多いとのことです。
 月収500元というのは低収入らしいのですが、これも最近の数字を知らないので私には何とも……。
 ちなみに元ネタは光明日報のようですので、そっちを当たれば詳細な記事を拾えるかも知れません。

 それにしても、ですよ。
 中国は自国のネット世論を対日外交のカードにも使いますからね。
 そのネット世論というのが、そもそも江沢民の育てた世代で形成されている、というのが何だかやり切れないですねえ。


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 アジアカップ、いよいよ決勝が明日に迫りましたね。
 私は日本の勝利を信じて疑わない方なので、何点とれるか、それを楽しみにしています。
 それから、これまで日本代表に大ブーイングを浴びせてきた中国人サポーターが、首都北京での決勝という最高にお膳立てされた舞台で日本に敗れた場合どうなるか、というのも楽しみですね。反日掲示板などをのぞいてみると、私とは逆に、みんな中国の勝利を疑っていないようなので、負けて開催国のメンツを潰されたことで如何なる化学変化が起こるか、これは見物です。

 それはともかく、アジアカップ絡みでいろいろなニュースが出ているようです。私が某巨大掲示板の某スレにいる利点は、同好の士がいることの心強さの他に、互いに色々なニュースを持ち寄って情報交換ができる、ということにもあります。ひとりで集められる情報など所詮限りがあって、見落としもままあるので、これは特にありがたいのです。

 で、そういう中にこんな記事がありました(ちなみにこのブログは読者がいるなんて僥倖を全く期待していませんので、中国語が読めることを前提に書いています。引用記事が中国語であっても翻訳はしませんので悪しからず)。

 ●ヨルダンと日本のフツーでない関係 PK戦でのゴールチェンジは経済援助への恩返し?
 http://cn.sports.yahoo.com/040801/55/24noq.html
 何だか居酒屋での会話が活字になったような感じです。

 ●中国代表GKが記者会見で「小日本」発言
 http://sports.sina.com.cn/n/2004-08-04/00201042470.shtml
 リンク先ではすでに修正されていましたが、複数の反日サイトで「よくやった」という声が相次いでいたので事実なんでしょう。実際には「日本」ではなく侮蔑語の「小日本」を使ったようです。

 中国政府も負けてはいません。本来なら開催国としての仕切りの悪さを恥じるべきところですが、中国にはもちろんそんな面の皮の薄い人はいやしません。

 ●中国外交部「日本のメディアは騒ぎ過ぎ。サポーターの行為と政治を結び付けるとは遺憾」
 http://japan.people.com.cn/2004/8/5/20048593215.htm
 外交部スポークスマンの発言ですが、「少数の中国サポの行為はスポーツマンシップに反するもので賛成できない」と、マナーの悪い観客がごく一部であるとした上で、「日本のメディアが騒ぎ過ぎるのも遺憾だ」と続きます。

 日本政府が中国サポの行為について中国に正式に抗議したようですが、その返事がこれなんでしょう。確か日本のニュースでは「中国政府はサポーターに自制を求めた」ということになっていた筈ですが……実際は、俗に言う逆ギレってやつでしょうか。見出しから日本メディアを悪者扱いですからね。
 それにしても、「少数の者が……」+「日本メディアも騒ぎ過ぎる……」というコンボ、どこかで見た覚えはありませんか?昨年末、日本での中国人犯罪急増&凶悪化について、中国当局が出した声明がそれでしたね。「悪いのはごく一部の連中で、日本のメディアも騒ぎ過ぎる」。

 騒ぎ過ぎ、ですか。どうせなら日本のマスコミはもっと大袈裟に騒いで、日本人の対中認識を正確なものにしてほしいものです。まあ試合中継だけでも十分すぎるほどの効果がありますけどね。もうテレビ朝日も「君が代」に対するブーイングを公言するようになっていますし。このアジアカップで対中嫌悪感が一気に高まっていることは確実でしょう。それは喜ぶべきだと思います。改めて言いますが、中国への嫌悪感の高まりは、日本人の対中認識が正確になりつつあることの反映なのですから。

 ただ、中国指導部は上記の対応を示す一方、内心はマズいことになったと思っているのでしょう。外交部の声明は国内向けでもあるので弱味を見せられず、横柄な態度になったのでしょうが、『人民日報』が一方で市民に冷静さを求めるコラムを掲載しているのを見つけました。

 http://sports.people.com.cn/GB/31928/32018/34077/34088/2687741.html
 読んでみると、何というか小学生くらいの子供に諭すような調子です。反日をたきつけてきたのは他ならぬ中共自身ですから、強く諌めるような調子になれないのが面白いです。慎重に言葉を選んで書いている感じが伝わってきます。

 前に書いた『中国青年報』(胡錦涛の広報誌)の評論を苦い薬とすれば、これは糖衣でくるんで飲みやすくしたという感じです。ネット世論から集中砲火を浴びた『中国青年報』の評論こそ転載しませんでしたが、党中央の機関紙である『人民日報』にソフトな内容ながらもこういう記事が出た、ということは、胡錦涛・温家宝を軸とする現指導部の間では一応の意思統一がなされた、とみるべきなのかも知れません(念のために言っておくと、党総書記と国家主席の座を退いた江沢民は現指導部には含まれていません)。少なくとも『中国青年報』の評論が出た時点(7月29日)よりはまとまってきている、ということなのでしょう。
 まあ社会にも不穏な空気があることですし(別の機会に説明します)、反日騒動の鉾先がいつ反政府に転じるか、わかったものではありませんからね。それを第一の理由とすれば、対日関係の悪化とオリンピック開催国の資質を海外から問われるのを避けたい、ということもあるでしょう。

 何はともあれ、「好戯在後頭」(お楽しみはこれから)、ということです。


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 一応昨日の「活動」報告をしておきます。

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 日本代表の勝利を見届けたあと、某大手ポータルの天下国家を語る板と別の大手ポータルのサッカー板、アジアカップ以来通い詰めているこの2つの板で勝利報告を行いました。

 スレタイ(スレッドのタイトル)は日頃の御愛顧(ブーイング)への感謝を込めて、こんな感じで。

「【多謝各位】日本隊進決賽了!【大力支持】」

 で、スレタイ見てムカついた中国人がレスつけるたびに、

「わざわざこのスレまできて日本代表を祝ってくれてありがとう」

 と機械的にレスします。これで入れ喰い状態になりました。

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 ひとり日本人とおぼしき方が援軍で加わってくれまして有り難く思っていたのですが、途中から何とリアル香港人が出現。中国人に向けて、

「お前ら(中国人サポ)の行為は世界の恥だ。俺はむしろ日本代表を応援する」

 などなど、実際はもっときつい調子で書き込んでくれました。

 そのリアル香港人は血気盛んで、自分でも、

「香港人はお前らを軽蔑する」

 というスレまで立てて、中国人サポの行為を激しく批判。こちらも非常に盛り上がっておりました。

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 そのうちに
「あの香港人は分裂主義者(国家分裂を企てる者)だ」とか「あいつは売国奴だ」という中国人によるスレも立って、すでに反日掲示板と化していたサッカー板がいよいよヒートアップしました。

 香港人と中国人のバトルは面白かったです。記憶モードですが、

「恥を知れ野蛮人。お前らの非礼な行為が全世界に流されているのがわかっているのか」(香港人)

「香港に血税を注いでやっているのに、恩を仇で返すのか?反日のどこが悪い?この売国奴!」(中国人)

 といったノリでした。某巨大掲示板風に言うと、

 香港人>>>>>>超えられない壁>>>>>>中国人

 という感じですね。実にいいものを見ました。

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 昨日こき下ろしたばかりで言うのも変ですが、香港は底流に反日感情がありますけど、普段はそれが表に出てくることはあまりないです。

 香港の掲示板をのぞいてみると、アジアカップの決勝で日本と中国のどちらを応援しようか……と迷っている奴らが大勢います。中国人とは大違いなんです。

 日本人同様に「ウイイレ」とか「サカつく」に興じていることもあるでしょうが、アジアカップでもずっと「頑張れニッポン」モードでした。

 特にヨルダン戦、バーレーン戦は盛り上がっていましたよ。これも中国人とは大違いで、川口や中村がヒーロー扱いされていました。

 上で紹介したリアル香港人のように、中国人サボの行為を唾棄すべきものと捉えている人も多いです。

 もっとも普段ヨーロッパのリーグ戦ばかり見ている香港人はサッカーに関してはなかなか目が肥えているので、アジアカップはレベルが低いとみて人気は高くないようですね。

 さすがに今度の決勝は視聴率も上がるでしょうが……。




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 アジアカップ、対バーレーン戦の劇的勝利で盛り上がりたいところですが、もうひとつ、やはり某巨大掲示板の某スレで昨日の内容に引き続き問いかけられたときのレスを以下に書いておきます。

 御親戚が外国にしばらく居住していたら、思想が左から右に変わったらしいという方がいまして、その方に「ネットも含めて見聞が広まると、今までの日本の姿勢がおかしく見えるのでしょうか」との御質問を頂きました。

 以下は私のレス(やや加筆)です。

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 これは滞在国にもよりますし、それまで持っていた考え方にもよりますから、一概には言えないのではないでしょうか。

 ただ、置かれた環境(仕事とか生活面で)が日本人=少数派であればあるほど、自分が日本人であることを強く意識したり、日本についてあれこれ考えたりするようになるのは自然なことだと思います。

 その過程で、みえてくるものが色々あるでしょうし、日本はこんなんでいいのか、と考えることもあるでしょう。

 私個人の体験でいうと、例えば某地でたまたま出くわした反日運動のレベルの低さ(無論民度の低さに起因する訳ですが)とか、それが実は反日の名を借りた市民のうさ晴らしにすぎなかったとか、骨董品屋に並んでいる旧日本軍の軍票の値段が、対日訴訟のたびに値上がりするのを見て、なるほどねえと思ったりしました。

 こんな連中の相手を御丁寧にしていたら、こりゃ大変だと。

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 ――以上、ちゃんとした回答になっていません。私の頭の悪さを露呈しているようなレスです。

 ちなみに個人的に体験した「反日運動」とは、1996年の香港での「保釣運動」(尖閣諸島奪回運動)です。実に民度の低い運動でして、日系デパートの中まで入ってきてシュプレヒコールを叫ぶのです。あと日本人学校の門前で気勢を上げたり。

 でも結局のところ、この運動の本質は翌年に控えた香港の中国返還への不安を紛らわすためのもので、本気で尖閣云々を考えていた人は少なく、ストレス発散が主目的でした。

 が、運動自体は熱を帯びていましたから、そう指摘するコラムニストは新聞に叩かれたり、コラム連載を打ち切られたりと、香港では珍しい自発的な言論弾圧が起こったりしました。あと軍票云々も香港でのことです。

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 もともと香港は興味の対象ではなく、たまたま仕事でいただけということもあって、私はこれを機にはっきりと香港が嫌いになりました(特に言論弾圧)。

 あと香港人の民度というものを再認識させてもらえたのは良かったと思います。他の業界は知りませんが、私の仕事の分野においては、日本と香港の実力差というのはレアルと日本のユースか、あるいはそれ以上の開きがあります。その実力差がどこから来るか、というのがこれでよくわかりました。

 ただ香港人のために弁護しておくと、それでも香港人は中国大陸の連中に比べればはるかにマシで、日本や欧米からみれば野蛮に見えるところがあっても、一応受け入れられるレベルだと思います。

 香港人と大陸の中国人の民度の差というのは、人間と猿ほど違うとはもちろん言いませんが、社会の成熟度としては30~50年の開きがあるように思います。香港人が大陸中国人をどこか見下すというか馬鹿にする気持ちは、もちろん、私にはとてもよくわかります(とはいえこれは一般論として、です。私には香港にも中国にも、愛すべき知己がたくさんいます)。

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 ちなみに当時の運動の中心だった連中は尖閣諸島に船を出しましたが、その顔ぶれはどんな問題でも騒ぐ活動家たちで、どこまで本気だったか、実際は選挙向けの宣伝目当てだったんじゃないかと思います。

 それでも中には真面目に取り組んでいた人がいて、しかしながら脳味噌が致命的に足りなかったのでしょう、尖閣諸島の近くまで来たとき、あとは泳ごうとしたんです。荒れた海で船長以下皆が止めるのを振り切って、命綱をつけて海に飛び込みました。名前は陳某だった筈です。彼もそれまでに選挙で幾度か落選していたことを付記しておきます。

 さてその陳某、飛び込んでから海の荒れ方が尋常じゃないとようやく気づき、慌てて引き上げてもらおうとしたのですが、ロープが首に巻き付いたのか、溺れたのか、とにかく御陀仏です。中国の反日分子には今でも英雄扱いされてていますが、運動に命を捧げたというより中学生並みの判断すらできなかった阿呆というのが実情です。いや本当に阿呆なんですから仕方がありません。有権者は正しい選択をしていたということでしょう。

 で、この陳某が運動のリーダーでしたから、連中のレベルが知れるというものです。ちなみにもう一人飛び込んだ若いのがいましたが、こちらは足かどこかを怪我して、しかしながら船内には医療設備などロクにないので、それまで憎み切っていた海上保安庁のヘリに助けを求めて、石垣島の病院まで運んでもらう始末。

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 何だか筆が滑り過ぎたような。まあ、とにかく非常にカコワルイ運動だったのですが、香港と香港人を理解する上では、とてもいい機会だったと思います。――と、とりあえずまとめておきましょうか。



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 私は自分のパソコンに下書き帳みたいのを持っていて、普段は思ったことをまずそこに書き留めておいて、そこからここに書いたり、某巨大掲示板の某スレに書き込んだりしています。

 今回はその逆で、某スレで日本の話になったとき、

「ある種の勢力の退潮を感じます」

 と書き込んだところ、それはどういうところで感じられますか?というツッコミを頂きました。

 ごもっともです。

 以下はそれに対するレスに少し加筆したものです。

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 ある種の勢力の退潮、これは私の場合1990年代のほとんどを中国語圏で過ごしましたので、つまりどうしても10年単位で比較してしまうので、変化を実感しているのかも知れません。

 何たって消費税選挙の「山が動いた」時代との比較ですから、非常に大雑把です。 あの時代の人をタイムマシンで現在につれてきたら、腰を抜かすんではないかと。

 衆参両院の勢力図や自民党の派閥力学にしてもそうですが、あとは拉致問題とか、海洋資源紛争に関する舛添氏のワーキングチームとか、改憲論議とか……こういう話は、たぶん80年代末期だったらテレビに取り上げられることもなかったでしょう。

 ひとつには、取り上げさせないようにしていた勢力の、横車が通らなくなっているからだと思います。

 それはその勢力自体の衰退(世論とのミスマッチが甚だしくなったとか、世代交代に失敗したとか)もありますし、インターネットの普及ももちろん大きいと思います。

 ――――

 新華社や『人民日報』による日本関連報道は、ここ数年でずいぶんヒステリックになっていると感じます。

 これは江沢民の反日教育とも関係あるでしょうが、一方である種の勢力の退潮を阻みきれないことに対する焦りをも反映しているのかも知れません。

 例えば1990年ごろなら、

「日本の軍国主義復活を許すな!」

 と『人民日報』なり新華社なりで高らかに言い放てば、

「おう!」

 と相和する勢力が日本には相当数存在していた訳です。社会党が野党最大勢力の時代ですから。

 今は、そうはいきませんからね。

 ――――

 変な言い方ですが、人間ひとりでさえ「三つ子の魂百まで」というくらいですから、ひとつの民族の性質とか美質、短所というものは、そう簡単に変わらないんじゃないでしょうか。

 私の希望も含めて言えば、日本人は本来のあるべき日本人へと戻りつつあるように思うのです。

 ……いや実際、10年日本を離れるともう浦島太郎です。私の場合周囲に日本人がいないローカル同様の環境だったこともありまして、帰国してみると離れていた間にヒットしていた歌とか、流行語やドラマとかがわからないから、そういう話になるとついていけません。

 何よりも驚いたのが、あれです。女子高生のルーズソックス。あと文字の上では知っていたコギャルの実物を見たときも、一種の衝撃でしたねえ。

 それはともかく、10年単位でみてしまうせいか、私は「日本」や「日本人」に対しては至極楽観的に考えています。




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 サッカーアジアカップ、日本の劇的な逆転勝利直後のネット世論については昨日書きましたが、マスコミの反応はどうかな……と探していたら、新華社でこういう記事を見つけました。

 重慶と同じ四川省の『成都日報』からの転載ですから、記者は現地で実際に観戦していたんだと思います。

 http://news.xinhuanet.com/sports/2004-08/01/content_1688839.htm

 一言でいえば、日本の逆転勝利という現実を受け入れられなくて、自分が記者であることを忘れてしまったような記事です。

 タイトルにも悔しさと日本への小憎らしさがよくにじみ出ていて、いい味出しています。

 この記事を書いた記者は本当に日本のことが嫌いなんだなと思います。文章の端々からそれがうかがえます。

 日本への悪意に満ちた記事といってもいいです。

 それとも、記者にこういう記事を書かせてしまうほど、現場は反日熱に浮かれていたということでしょうか。

 個人的には、記者の年齢が知りたいところです。

 30歳未満であれば、さもありなん、という感じがします。

 天安門事件(六四)のとき中学生かそれ以下で、そのあとたっぷり反日教育を受ければ、こういう反応になっても不思議ではないように思います。

 しかも、もともと中国人には、日本に対する自尊心とコンプレックスが同居しているところがあります。

 とはいえ、いずれにしてもプロの書くレベルの記事ではありません。

 成都日報というのは真面目な新聞の筈です。東スポなどと違って。

 それなのに、こんな記事を紙面に出してしまうということに民度を感じざるを得ません。

 それをまた国営通信社(新華社)が転載しているし……。



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 凄かったですねえ昨日のヨルダン戦。川口に神様が舞い降りたのを久しぶりに見ました。

 で、もっと凄かったのがヨルダン戦直後のネット世論です。私がよく行く某大手ポータルの天下国家を語る板をのぞいてみたのですが、

「小日本を殺せ」
「原爆を叩き込め」

 とか、あとここでは書けないような汚い&卑猥な言葉を使った脊髄反射的な反日スレが乱立して、収拾がつかなくなっていました。

 文革の紅衛兵、あるいは太平天国とか義和団、そういったレベルですね。
 江沢民も罪なことをしたものです。
 亡国の世代が育ちつつあると私は捉えています。

 ――と、日本の某巨大掲示板の某スレではまとめてみたのですが、その巨大掲示板で使われる「祭り」という言葉とは全く別種の狂躁ですね。

 あれはどう表現したらいいのか、熱に浮かされて集団で「ええじゃないか」を踊りまくっているというような印象だったのですが、呪詛に満ちているだけに戦慄させられるような暗さを伴うものでした。

 まあ戦慄しながらも例のサッカー板で「日本勝利おめでとう」スレの対応に忙しかったんですけれども。

 ちなみに呪詛に満ちた先の掲示板(天下国家を語る板)にも同じスレ立ててみましたが、こちらは管理人によって瞬殺――と思ったらそうではなくて、次から次へと反日的な新スレが立つために、スレ一覧の2頁目以降へとあっという間に押し流されてしまっていました。

 話は変わりますが、今日8月1日は中国では建軍節、つまり人民解放軍の日なんです。御存知の方も多いかと思いますがこの人民解放軍、実は「中国軍」ではないんです。正確には「中国共産党軍」なんですね。政府の命令より党中央の命令を優先させる軍隊なんです。「党の指導に従う」というのをモットーにしていて、建軍節なんで軍の機関紙である『解放軍報』のサイトをのぞいてみたら、まさにそういう社説が出ていました。

「党の絶対的な指導の下に」

 だそうです。

「『軍の非党化、非政治化』や『軍の国家化』のような誤った考え方は断固押さえ込まなければならない」

 みたいなことも書いてありました。ということは実際に一部でそういう動きがあるんでしょうけど。――はっきりした書き方ではないので具体的にどういうことなのか、是非知りたいですねえ。

 党の軍隊だから、「反革命分子」を容赦なく射殺したり戦車で轢き殺したりすることも意に介さないんでしょう。「国家の敵」ではなく「党の敵」なんですね。

 たぶん1989年の天安門事件というのは、トウ小平以下当時の指導部や長老にしたら「中国の危機」ではなく「中国共産党の危機」だったんだと思います。




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