日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)





 昨日、ブログの寿命にことよせて私の余命宣告が行われたことをお伝えしたら、たくさんのコメントやメールを頂いてビックリしています。

 短切ながらも万感のこもったメッセージの数々に、思わず胸が熱くなりました。

「大したことじゃないけれど、俺は確かに何事かをやったんだ。やったんだな」

 と再確認することができ、非常に感激致しました。大袈裟でなく、この世に生を受けた甲斐があった、と思いました。

 みなさん、本当にありがとうございます。御家人は果報者です。

 ――――

 ただですよ。

「保って余命一年」

 という残り時間ではありますが、少なくとも向こう3カ月あたりはまず大丈夫なようです。半年保つかといったところからチト微妙になってくるそうですが。

 私の宿痾、これでやられた知人も何人かいるのですが、死ぬ数日前までは自宅で普通に生活できるというのが強味です。

 んで、体調の崩れるサインが出たら入院して二泊してアバヨ、てな感じで。

 要するに、御家人はまだすぐ死ぬという訳ではありません。悪しからずであります(笑)。

 感動的なコメントをたくさん頂いて感激しているのですが、一方で読経の声が四方からいきなり湧き起こった感じで、どうも……(笑)。

 私は、これからも普通に街歩きをします。デモにも出ますし遊就館茶室にも通ったりしますよ。

 申し訳ありませんが、いま少しはクタバることなく、気楽気侭にがんがります。

 ――――

 本当は、遊就館茶室で「御家人を野辺送りするOFF」とかを開いて、有志で海軍カレーを食べたいな、とか思ったりしているのです(笑)。

 そのときが近づけばジタバタするかも知れませんが、何分、弱小・色物系ブログなものですから自分の余命もネタのうち。

 てな訳で、勝手ながら「死ぬまで雑記」をスタートさせて頂きます。死に損ないをヲチするということで。

 あと、私が中国観察を行う上で根太としてきた中共政権や漢民族の運動律というものについても、様々な価値観の変化により修正を加える必要があるでしょう。機会があれば考えていきたいです。





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 いま身体も賎業もちょっと半端ない状態になっているので敢えて気楽な話題を、100%自分のために。

 気楽とはいえマイナーな話なので当ブログにて同志を得ることは難しいかと思いますが……。

 実は、私には中国ヲチよりも年季も気合いも入っている大道楽がありまして。タイトルの通り、社会人野球の夏の祭典・都市対抗野球にて故郷のチーム・日立製作所を応援するというものです。

 配偶者がこの世に生を受けてから約3週間後、当時小学1年生だった私は後楽園球場に連れていってもらって、初めて都市対抗野球の日立の試合を観戦しました。

 知る人ぞ知るあの応援合戦と、筆舌に尽くし難いスタンドの一体感にもうすっかり魅了されてしまいまして。

 それからは日立が北関東予選を突破して本選に出場するたびに、試合を観戦するようになりました。

 今年で36年になります。気付いたら後楽園球場は東京ドームへと変わり、いつしか私も選手たちよりずっと年上になっていました。香港・台湾で暮らしていた時代は足を運べなかったので途中にブランクがあるものの、これまでに合計32試合を観戦しています。

 この道楽、私にとっては素朴なナショナリズムの発露ともいうべきでしょうか。私個人は日立製作所と縁もゆかりもありませんが、日立マンよりずっと濃厚に筋金入りの日立人(ひたちびと)であることはまず間違いありません。

 わが故郷・茨城県日立市は昔から野球好きな土地柄ではあるのですが、たぶん娯楽に乏しいこともあり、日立が都市対抗に出場するとなると、それこそお祭り騒ぎ。

 企業城下町として会社が動員をかけるということもありますが、応援団の数が尋常ではありません。毎度毎度のことなのでもはや風物詩といっていいほどですが、今年の1回戦も約150台のバスに加え、JR常磐線に臨時列車2編成(かちどき号&ひたちかちどき号)を走らせる騒ぎです。

 日立方面から2時間余りかけての民族大移動(2万数千名)。バスも列車も居酒屋状態ゆえ「日立大応援団」(固有名詞w)は異様なハイテンションで東京ドームへと乗り込んできます(バスの臨時駐車場として靖国神社の参道が使われたりします)。

 動員といっても応援スタッフ以外はみな自腹で上京してきますから、この規模はやはり日立市を挙げての道楽や酔狂の類ではないかと。

 そして、これに東京地区の関係者や私のような道楽者が合流。今年の初戦は内野席はもちろん、自軍外野席から三階席までを日立カラーのオレンジで埋め尽くしました。圧巻であります。

 大人数に加え酔漢率が高いので応援のまとまりっぷりが尋常ではありません。試合も中盤以降になると指示もないのに自然と全員が総立ちになったりします。異常に盛り上がったその集団の中に身を委ねて体感し得る何ともいえぬ心地よさと懐かしさ、これが病み付きなのです。

 時代の変化とともに応援スタイルもずいぶん改まりましたが、唯一変化していないのが冒頭の、得点ファンファーレ「ヨイ!ヨイ!ヨイ!」。私の世代でいえばドリフターズテイスト。しかしこだわりがあるのか、このちょっと古臭い演目だけは36年たっても昔のままです。初出場のときから全試合を観戦している叔父によると、初期から一貫してこのスタイルということですから、半世紀を超える伝統芸となります。

 この「ヨイ!ヨイ!ヨイ!」こそ私にとって何よりの元気薬。

 1回戦  ◯日立 7-4 三菱自動車岡崎
 2回戦  ◯日立 8-2 沖縄電力
 3回戦  ◯日立 5-3 七十七銀行
 準々決勝 ●日立 1-4 NTT東京

 ……と、われらが日立は今年も万年八強の壁は破れなかったのですが、「ヨイ!ヨイ!ヨイ!」を約20回観ることのできた私は果報者です。ちなみにこの道楽は配偶者にも伝染しており、観戦歴が浅くサヨナラなどの試合を観たことのなかった配偶者は、3回戦の延長10回に飛び出した決勝2ランに感涙しておりました。

 貼り付けた動画は今年最後の「ヨイ!ヨイ!ヨイ!」。いつもバッグに入れている小さなデジカメに動画機能があることを知って試しに撮ってみたものです。YouTubeにupしたら3日ばかりで再生数が200回を超えていたのでちょっと驚きました。

 おしまい。

 ※ウルムチ情勢や李登輝さんの来日などが気にはなっているのですが、いまは中国を眺めている余裕がありませんすみません。





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 えーと、前々回ふれた「日本海海戦を記念して遊就館茶室で海軍カレーを食べる」自称突発OFFが昨日無事開催されました。

 へん、どうせ独りぼっちだーい。……と思っていたら、あにはからんや、3人の方が集まってくれてOFF会が成立しました。今回もテーブルが埋まった訳です。水曜日の午後2時ですよ。忠恕ならぬ勤労者たちの集いであります(笑)。

 今回は、脳裏に思い浮かべるといつもお顔がスクリーンをはみ出してしまう存在感抜群のお馴染みの方1名(お許しをm(__)m)、同年代風で業界がご近所な初めての方1名、重要な日にいつも邂逅する凛とした若い方1名、であります。

 それぞれ業種も違いますし、中国との距離感も異なります。たとえばフリーチベットにしても、方法論や立場や捉え方は、三者……ならぬ四者四様です。

 でもそれが、私にはとてもありがたいのです。私とは違う視点や立場からのアプローチを聞かせて頂くだけで、身の肥やしになるのですから。

 面と向かって話を聴くことができるというのも、文章とは違って取り澄ました部分がないので宝物。

 それから、オフラインでの人のつながりが成立する、という点も貴重です。単に2時間ばかり歓談しただけとはいえ、一人ひとりそれぞれに、それぞれの人脈というネットワークがあり、それが何かのきっかけで有機的な連携が成立する可能性があるのですから。

 前回の突発OFFに味をしめてまたやってみたのですが、やはり良いものです。こういう機会を大切にしていきたいと思っております。

 今回、この怪しげな集まりに勇躍参加して下さったお三方に心より御礼申し上げます。m(__)m

 私は明日から検査入院に入りますので、今回得たものをもう一度ゆっとくりと咀嚼して、自分の中で何とか消化できるようにしたいと思います。

 ――――

 ……てな訳で5.30台湾デモや天安門事件20周年の当日は身動きがとれないのが残念ですが、何かあれば病院を抜け出してちょこちょこと書くべく近くのネットカフェもチェック済みであります。

 デモなどのイベントに参加された方のレポートや感想、次につなげるための提言など、コメント欄に是非カキコして下さい。

 台湾組は、もともと中核組織があったために、ある意味それが災いしてこれまでずっと伝統的なアプローチを繰り返してきました。ネットプリントだのカンバッジだのそれとわかるTシャツだの、といった小道具を使う発想もなければ、事前告知に「2ちゃんねる」を使うといったこともなく、非常に敷居の高いデモを繰り返してきました。

 そういった感覚の古さにたまらなくなった私が一度当ブログでそのことを書いたら、台湾組の中心人物の一人である永山英樹さんが「こういう見方もある」という形でメルマガ「台湾の声」に転載してくれたりしました。

 台湾組におけるネプリは1月2日の署名活動で私が準備したのが最初だと思います。カンバッジも自分で用意しました。

 それが今回のNHK問題で、「2ちゃんねる」が台湾組のサポートに回りました。ごく当然ながら「大規模OFF」板に専用スレッドが立ち上げられ、フリチベ組など他の方面にも事前告知が行われる一方、洒落たネットプリントも登場。それを上記「台湾の声」など伝統的な台湾組の間にも情報伝達されました。

 前回のデモで台湾組がどれほどそうした「新しいやり方」に馴染み、また次回への糧として消化できたかどうかは、療養中で参加できなかった私にはわかりません。ただただ、「お願いだから垢抜けてくれ」と祈るばかりであります。

 ――――

 ここから先は異論が噴出するかも知れませんが、私は、チベット、東トルキスタン、南モンゴルの三民族と並んで、台湾を中共政権の恫喝と侵食にさらされているもうひとつの存在として並立できたらなあ、と考えています。

 要するに、台湾人は中国人ではないのです。そこで台湾人をチベット人やウイグル人、モンゴル人と並んで中共政権による併呑と民族浄化の危機に直面している「少数民族」と捉えたいのですが、如何でしょうか?四民族が民族自決を唱えて連携できれば、より大きな力を発揮できるように思うのです。

 ともあれ、皆さんのレポートや提言をお待ちしております。しばらく留守にしますが、コメント欄はのぞけるようにしておきますので、どんどん書き込んで頂ければこれほど嬉しいことはありません。

 それでは、10日ばかり消えます。m(__)m





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 きのう公用で出かけざるを得なくなり、2件ほど片付けてさあ帰ろうかと地下鉄に乗ったら帰路の半ばに九段下。これは途中下車せざるを得ません。

 参拝して、遊就館茶室で海軍コーヒーを飲みつつ零戦を眺めてマターリしました。

 ところで、遊就館の入口受付の上には電光掲示板があって、

「本日の御祭神ゆかりの出来事」

 みたいな感じで字幕を流しているのですが、きのう5月25日は加藤隼戦闘隊長がベンガル湾で戦死した日ということで驚きました。

 零戦のエースとして有名な故・坂井三郎氏がこの加藤建夫・飛行第六十四戦隊長を著作のどこかで激賞していました。佐官クラスなのに出撃するときは常に先頭を飛んで見事に部下を進退させ、敵機来襲と聞けば真っ先に飛び出してスクランブル。その率先して範を垂れる姿勢が素晴らしい、とかいう内容だったかと記憶しています。

 実際、加藤戦隊長が戦死したのも不意をついて奇襲してきた敵爆撃機を追撃中のことでした。

 前にも紹介していますが、加藤隼戦闘隊といえば、やはり同名の映画を挙げずにはおれません。


加藤隼戦闘隊 [DVD]

東宝

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 これは、好きな人には本当に堪らない名作です。何たって戦時下で公開された戦意高揚映画。本物の一式戦闘機「隼」がギュワンギュワンと空戦機動で魅せる魅せる。なにせ実機ですから映像記録としても非常に価値があります。捕獲した連合軍の機体(バッファローやP-40)もこれまた実機で登場。特撮は世界のツブラヤであります。主役の加藤戦隊長に扮した藤田進の演技もお見事。

 それから、ストーリーそのものも加藤戦隊長と部下の交流がユーモラスに描かれていて興味深いです。実際、この第六十四戦隊や、同じくビルマの空で戦った飛行第五十戦隊の生存者による手記を読むと、隊内の風通しが良いというか、士官搭乗員と下士官搭乗員の間の垣根が海軍戦闘機隊に比べると遥かに低く、階級を越えた「戦友」としての絆が存在していたことを感じさせます。

 それだけに、海軍戦闘機隊・台南空における有名な「坂井&笹井」という名コンビの成立は、奇蹟のように思えてなりません。

 ところでその回想録ですが、有名なものを、ひとつふたつ。


あゝ隼戦闘隊―かえらざる撃墜王 (光人社NF文庫)
黒江 保彦
光人社

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 これは加藤隼戦闘隊というか飛行第六十四戦隊のまとめ役的存在だったエースによるもので、情景や心理の描写などは坂井氏の『大空のサムライ』に次ぐ出来映えだと私は考えています。

 それから下は飛行第五十戦隊の撃墜王による著作。


蒼空の河―穴吹軍曹「隼」空戦記録 (光人社NF文庫)
穴吹 智
光人社

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 半人前扱いの若手搭乗員が、激戦の中を生き残るにつれてメキメキと頭角を現わし、戦隊を代表するエースパイロットにまで成長していく様子が意気揚々と描かれている作品です。空中戦の描写は実体験者らしい筆致で臨場感に溢れています。

 何やら楊枝削りのようになってしまいましたが、今回はあくまでも閑話であります。加藤戦隊長の事蹟をたどると、その戦歴よりもむしろ「統率」というものを深く考えさせられるところがあり、なかなかに味わい深いものなのです。

 「この人の下でこそ」と部下に思わせる人間力というのは、並大抵なものではないのだなあ、と長嘆息するのみです。もっとも私の場合、いまは東京で独りだけ駐在員ですから、身につまされることは、余りないのですけど。

 ちなみに零戦ファンなら御存知でしょうが、


六機の護衛戦闘機―非情の空併載 (光人社NF文庫)
高城 肇
光人社

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 この本に収録されている『非常の空』は台南空を知る者なら読まずにはいられない逸品です。





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 転居を控えた荷造りが拙宅では始まっています。その作業中に靖国神社の社頭掲示(戦死者の遺書や手紙・月一回更新)を印刷したものが出てきました。その中で特に私の心に沁みたものを紹介します。

 一週間の始まり早々に重い話題で申し訳ありません。どうしても皆さんと分かち合いたいという気持ちによるものです。











 「悠久の大義」という言葉を信じた人もいれば、信じなかった人もいるでしょう。

 いずれにせよ、懐かしい人たちの面影と故郷の風景、そして大切な思い出を慕いつつ、決死の覚悟ひいては必死の覚悟で出撃してついに還らなかった二十歳そこそこの若人たちが遺した言葉には、勇壮というよりも余りに健気で哀切で、こちらがいじらしくなってしまうような痛切な想いが行間に満ち溢れているように思います。

 ――――

 いま私が何かを言うとすれば。

 日本には日本の歴史観がある筈であり、あるべきだということが、ひとつ。……これについて、他国から容喙を受けるいわれがないことは言うまでもありません。

 また現代の感覚からすれば違和感があっても、当時は当時なりの価値観があり、その時代の人々は好むと好まざるとにかかわらず、それを当然のものとして受け入れざるを得なかった、ということも忘れてはなりません。

 最後に、いまを生きる私たちは、次世代に対して責任を負っているということに、私たちは思いをはせるべきではないか、ということ。

 責任とは、前線・銃後を問わず散華された方々、また焼け野原・無一文の敗戦から半世紀も経ることなくニッポンを世界有数の経済大国へ、という奇跡を成し遂げた御存命の戦前・戦中派の方々から渡されたバトン、……国民が自由と繁栄を享受できるニッポンという国家を、私たちで磨き上げ、より良い形で次世代に遺す、ということに他なりません。

 そのために何をなすべきか・何ができるかを自問自答しつつ、できることから実行していく。……実行していくべき責務を私たちは負っているのです。それが次世代に対する責任であり、先代に対する報恩であることは言うまでもありません。自問自答しつつ出来ることから実行していく、という姿勢で自らを律し日々を過ごしていくことが、何よりも大切なのではないかと愚考する次第です。

 ――――

 ……今回は、楊枝削りではありません。しかし以下の四点の作品にだけは、一度でいいから接してほしいと思っています。


 
月光の夏 [DVD]

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出口のない海 [DVD]

ポニーキャニオン

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出口のない海 (講談社文庫)
横山 秀夫
講談社

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総員玉砕せよ! (講談社文庫)
水木 しげる
講談社

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 今日は神田祭。拙宅付近も神輿が練り歩くので、あちこちに交通規制が敷かれていました。

 特に関心のない私でも、ピーヒャララが聞こえてくると不思議に血が騒ぎます。





▲拙宅のマンションの入口も、ほら御覧の通り。
背後の首都高速が激悪風水であることを暗示しております。正に首筋に擬された刃。




▲静かに出番を待つ御神輿。




▲粋なお爺さん方。若い頃は派手に暴れていたのでしょうか。幼なじみだそうです。
祭装束というか、自然に和服が似合っているところがうらやましい。




▲これは土曜日の,いわばプレ神田祭。わが町内にも自前の神輿があるようです。
この日は各町会がそれぞれ町内限定で練り歩いていました。




▲予行演習を兼ねた前宣伝みたいなもの?私の視線はある一点に注がれました。




▲来ました来ました。画面中央やや左側のオサーンがいい味を出しているのです。
タシーロ?なんというファンキーモンキーベイベ。




▲裸足かいっ。なぜ手を振る?一挙手一投足が自然に衆目を集めていたファンキーオサーンの人気に嫉妬。
わが町内に「あーチベットおじさんだー」と女子高生どもに囲まれた私よりも濃ゆいキャラがいたとは……。orz



 ――――


 お蔭様で転居先が決まりましたので、そんなこの街とも、もうすぐお別れです。住み古したことで生まれた様々なつながりがリセットされてしまうのが何よりも残念。

 現住所は首都高速沿いに面しているので、転居直前に何かイベントでもしますか。雪山獅子旗を買って実にけしからんことでもやろうかな。

 企画案急募。

 ちなみに、あまり関係ないかも知れませんが、参考エントリーをひとつ。

 ●せめて挨拶。(2007/07/23)





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 閑話、閑話、雨、閑話(ときどき楊枝削り)。

 ……故障者リスト入りしてドクターストップのため記事漁りができない御家人です。「いつもの3割くらいでもやれば」という向きがあるかも知れませんが、慣熟運転の8割ペースならともかく、自分を納得させる内容にするためには、やはりある程度以上の記事を漁って目配りする必要があるのです。

 病身ゆえデモや集会にも参加できず、淋しい思いをしています。

 さて、またまた閑話の今回は、当ブログコメント欄の常連のひとり「otsu-desu」さんに御登場頂きます。



 ●こんにちは。(otsu-dosu) 2009/05/04/10:52:54


 思ったよりもお元気そうで安心しました。

 NHK殖民台湾史特別節目 余波蕩漾:NHK何时成了CCTV?
 http://www.peacehall.com/news/gb/taiwan/2009/05/200905030215.shtml

 (「博訊網」北京時間2009年5月03日転載) 来源:中央社

(・∀・)彡博訊!博訊!

 ――

 話は変わりますが、李大同さんの「氷点事件」の本を改めて中国語の方で読んでいます。

 途中「民主=統一 非民主=台獨…云々」的な文章が多々登場します。

 中国人リベラルの中には、台湾の民意を尊重すべきと考える人も実はけっこういるようですが、「政治改革しないと台湾人は統一を支持しないと思うぞ!」と絶えず脅しをかけている訳ですね。

 でももう難しいでしょ。



 「otsu-desu」さん、いつも私に智慧をつけて下さるコメント、本当にありがとうございます。m(__)m

 しかしながら御家人は「思ったより元気そう」という訳ではありません。記事集めはNG、墨堤行軍はもちろんのこと不要不急の外出も禁止で「家で大人しくしていろ」状態。とはいっても「家探し」をコソーリ行っているのですが、連休入りしたために事実上、動きは止まっています。

 ありていにいうと、役所の認識では「非健常者」の範疇に入れられてしまいました。見た目は以前と全く変わらないのですけど。

 それはともかくNHKの反日台湾特集、私は頻繁に流されている予告編をみて「ああこりゃダメだ」と思い、噴飯モノの番組で健康を害するのも馬鹿な話だと考えて、ついに本放送も再放送も見逃してしまいました。その気になればYouTubeあたりで拾えるかも知れませんけど。

 さて本題。



 話は変わりますが、李大同さんの「氷点事件」の本を改めて中国語の方で読んでいます。

 途中「民主=統一 非民主=台獨…云々」的な文章が多々登場します。

 中国人リベラルの中には、台湾の民意を尊重すべきと考える人も実はけっこういるようですが、「政治改革しないと台湾人は統一を支持しないと思うぞ!」と絶えず脅しをかけている訳ですね。



 とのことですが、さっくりとした言い方をすれば、中共政権がいう「民運分子」すなわち民主化運動家もまた中国人であり、民主化を実現した上で「中華復興」を成し遂げようとしているに過ぎません。むろんその「中華」には台湾も当然含まれます。

 誤解を恐れずにいえば、中共政権と民運分子は、方法論こそ違えど目指しているものは「中華復興」(ウリナラマンセー)という点で一致している、ともいえます。

 台湾の帰属についての証拠はありますよ。事件の核心人物にごく近い筋にインタビューしていながら、私は日本人として斜に構え眉唾な姿勢を崩していない「08憲章」においても、



 ●自由と民主を前提に台湾と対等な立場で協議の場を持ち、最終的には民主的憲法の下に中華連邦共和国の実現を目指す。



 という文言が登場します。「08憲章」にしてこの通りです。たぶん台湾人に対して「民族自決権」を与えよう、とする中国の知識人は、ごく一部の人たちに限定されると思います。「台湾人も中国人」と考える向きが多数派であることの証でしょう。

 ですから「台湾を併呑する」という点において、そのために必要とする手続きの内容は違えど、目標は中共政権と同じ、といっていいかと思います。

 何だかんだ言っても、所詮は中国人なのです。台湾を我が物とする妄想は中国人にとってごく自然なことと思われます。台湾人こそいい面の皮でしょう。

 繰り返し強調しますが、「民運分子」もまた中国人であり、「中華思想」から決して自由ではないことは心得ておくべきだと思います。ですから私は、中国人の民主化運動には声援を送りますが、中国が分裂せずあのままの国土で民主化が実現するなんて脳内お花畑なことは毫も信じていませんし、深く肩入れすることにも積極的ではありません。

 お前ら頑張れよ、とりあえず中共政権の足を引っ張るべく、あれこれとマメに働いてくれ、てなところです。

 ――――

 愛国者であるのなら、在日民運分子はまず入管の手先になって、中国人不法滞在者の摘発に励んでみてはどうでしょう?そうすることで日本人の共感を得る方が実際的だと私は思いますけどね。まさか法治国家において「同胞を売る真似はできない」などと口にするほど間抜けではないでしょうに。

 それから、例えば香港の民主派にしても、尖閣諸島は中国のものだと主張したり、国家間での処理が終了して半世紀にもなる軍票に関する賠償訴訟や従軍イワノフ(慰安婦ではない)で騒ぎ、日本総領事館へ抗議に行ったりしています(行くなら英国総領事館でしょ)。むろん報道陣の前限定での選挙運動ではありますが、香港のマスコミは英字紙はともかく、民主派のこうした主張に反駁するところはまずありません。

 中国がいまの国家のサイズで民主化できる、というのは、ちょっと非現実的な発想ではないかと。そして、民主化されれば中国が良くなるか、中国人民にとって良い国になるか、というのも甚だ疑問だと,私は考えています。

 とはいえ、私は民運分子には頑張って中共を患わせてほしいですし、ブログを通じての支援についてもやぶさかではありません。

 ただし、普遍的価値を唱え中国の民主化を主張する中国人も、その圧倒的多数はやはり「中国人」なのだ、ということをまず覚えておく必要があると思います。それを踏まえた上での声援や支援を、ということです。

 ――――

 ちなみに台湾の現状と前途について。「でももう難しいでしょ。」と「otsu-desu」さんが語っているその主語は政治改革なのか台湾人意識の浸透なのかちょっと判じかねますが、政治改革なら間違いなくもう無理です。

 もし台湾のことであれば。……実は昨年までは私もそう考えていたのですが、最近の情勢をみると、そう安んじてもいられないようにも感じられます。

「司馬遼太郎氏と対談したときとは状況が違う」

 という意味のことを李登輝・元台湾総統が語っていましたが、大陸からの観光旅行解禁に始まって、そのうち中国企業の対台湾投資が認められる、といったような形で徐々に「植民地」化が進んでいく可能性は決して低くはないように思います。……むろん、

「でも香港と違って台湾は中共の雇われトップではなく、台湾人の直接投票で選ばれているから」

 ということはできます。ただし、陳水扁時代に進められた台湾本位の内容を主とする歴史教育などを元に戻す動きがいま馬英九政権において活発になれば、現状維持は現状維持でも「中国ペースの現状維持」になりかねない怖さがあります。

 懸念すべきは、台湾人意識を代表し、そこはかとなく独立色を見え隠れさせるような有力政党が、いまの台湾には存在していないことです。総統が国民党なら議会も国民党が圧倒的多数派、という現状において何が行われるかを注視しつつ,自分たちが日本で何をすればよいのかを自問自答していく必要があるでしょう。

 確か最近も馬英九政権は日中共同声明(1972年)で示された台湾の帰属に対する日本の基本姿勢を非難するといったことを行っています。油断のならない4年間が、すでに始まっているのです。





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 お、今日は5月4日ですね。中国、5月4日といえば「五四運動」(1919年)。今年で90周年となりますが、中国は相変わらず「民主と科学」とは真逆の方向へと疾走中であります。

 政権交代を認めない政治制度(中国共産党の一党独裁体制)はもちろん、その最高指導者(まだ最高実力者ではない)の胡錦涛・国家主席が事あるごとに「科学的発展観の実践を」と呼号したり、党中央政治局をはじめ全国各地の党組織にてその学習会が開かれていることから、現代中国はよほど「非科学」なのだ、ということがわかるというものです。

 ま、まずは約束事を守ることから教育・学習活動を推進していかないといけませんね。法治?何それ?美味いの?……みたいなお国柄ですから。

 この季節が来ると常に思うことなのですが、もし「五四運動」当時の北京大学の学生をタイムマシンで連れてきて、いま現在の中国社会、そして有名大学の現状をつぶさに観察させたらどういう評語が出るだろうか、と。

 高層ビルが乱立して様変わりした北京や、租界建築を埋没させたかのような摩天楼が建ち並ぶ上海の姿には、まずは愛国者として驚きつつも大興奮して喜ぶことでしょう。でもその一方で、社会の底辺にある人たちは90年前とそう変わらぬ生活環境にある、ということ、また貧富の差が隔絶した超格差社会が形成され、放っておけばそれが固定化してしまいそうであることを知った1919年の北京大生は、

「どうして君たちは革命を起こさないのだ?」

 ……と迫るに違いありません。ところが迫られた当代の中国人大学生は全部が全部とは申しませんが親の仕送りで物欲まみれとなり、もはや尖鋭な問題意識を有する社会の魁となる階層ではなくなっています。

 全体の三分の一が問題意識を失えば、大学生というカタマリでの行動は団結力が削がれて機能しないことでしょう。

 そうしたことに1919年の北京大生はどういう感想を抱くことでしょうか。

 ――――

 そもそもレベルダウンを呼ぶことを承知の上で、政策的に進学率を高めて大卒を大量生産する「ホワイトカラー工場」で呼吸する大学生にとって、第一の関心事は「就職できるか」であり「農村の末端組織で一生を終えるなんてまっぴら」であり「こうなりゃニートで時機を待つか」であって、とりあえずネットカフェ行こうか、という話になります(笑)。

 そこにはかつての大学生にみられた矜持のようなものがカケラすらもありませんが、学生自身も一種の被害者であることにまで1919年の北京大生は思いを致してくれるかどうか。

 まあ、それら大学生を指導すべき大学教員も、知識人とはいいながら副業で稼ぎ回ることに必死。必死な余り他人の論文をパクったり盗作したりする事例には事欠きません。知識分子も骨抜き状態です。

 むろん、全部が全部とは申しません。「08憲章」に署名したような心ある人たちも少なからずいます。ただし、もんのすごーい圧倒的多数派に囲まれての「少なからず」だけに、その勇気ある試みも実を結びそうにはありません。

 社会に鬱憤のようなものが充満しつつあることは、確かです。しかしそれをすくい上げて、何とかしようという階層もなければ組織もありません。そのために、季節風のように排外的ナショナリズムが盛り上がっては消えることの繰り返し。その背後に党上層部内の権力闘争があれば、2005年春の反日騒動のような、やや本格的なものとなるでしょうけど。

 ――――

 こうして中国近代史において記念すべき5月4日も暮れていきます。

 私にとっての5月4日はあくまでも20周年であって、20年前のいまごろはデモ隊の一員として、当時上海のトップ(上海市党委員会書記)だった江沢民に潰された「世界経済導報」社屋前を通過したころでしょう。

 そのあと1時間もかからずに江沢民邸の門前にたどりつき、そこに座り込んだり立ち上がったりしてシュプレヒコールを叫んだり流行歌やインターナショナルを歌ったりしていました。

 デモ隊の一同はそのまま一夜を明かして公安(警察)の用意したバスで帰途に就いたのですが、余計な知識(2年前の学生デモに対して公安は未明に手入れを行った)があったばかりに、そろそろ帰った方がよかろう、と判断して一座から離れ、人気の絶えた深夜の街路を歩き始めた私は、私服警官に追われることになるのです。

 まあそれは以前書きましたので、ここでは割愛。

 ●五四記念:その人の昔話。(2005/05/04)





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 「本日モ血尿ナリ」の御家人であります。検尿すると腎臓ガンの末期患者のようなマクロ血尿が出るのに、腎臓からわが主砲口までをいくら厳格にチェックしても問題が発見できない、という専門医すら首をひねるこの奇病は、実は今回のドクターストップとは無関係。蒲柳の質でして複数の疾患を……といつも書いていますが、その別口の方で今回は養生専念命令が出ています。

 おかげで仕事はもちろん、仕事より根を詰める中国問題の記事集めまで全てNG。ですから当分はこうやって閑話を書くことしかできないのです。申し訳ありません。m(__)m

 とはいえ、東京駐在員の私が働かなくなると対日依存度が「バネー」な勤務先が潰れてしまい、いきおい私をはじめ香港側の仕事仲間も路頭に迷ってしまいますので、戦線の大幅縮小・整理は行いつつあるものの、核心的な仕事を止める訳にはいきません。

 いま香港の失業率は高止まり状態ですし、今年のGDPはマイナス成長という予測もあります。長年苦楽を共にしてきた仕事仲間は、そのほとんどがACG(アニメ・コミック・ゲーム)が好きでその方面の制作物なら自身がある(私が相当手を入れているものの)、という猛者ばかりですが、要するにつぶしが利かない連中ばかりで、出版の同業他社(ACG以外)に転職できるようなスキルは少しもないのです。

 そんな訳で香港・台湾の新聞雑誌に寄稿するという本来の趣旨から離れ、医者の目を盗んで大事な仕事だけは逃さずにこなす、というのがコソーリ活動になってしまいました。まあ時期的にこれから7月頭くらいまでは業界のシーズンオフともいうべき時期な点だけは幸いです。

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 記事集めができないのでこういう閑話でお茶を濁している訳ですが、じゃあ御家人は大人しく養生しているのかといえば、さにあらず。毎日外出して歩き回っているので、疲れもしますしマクロ血尿も出ます。……というのは、家探しのため。

 ぶっちゃけた話、仕事の戦線縮小と整理で一時的に私の給与を減額してもらっています。しかも香港ドルは米ドルにリンクしていますので円高でもう涙目。本業だけで、減額分は別としても単純な外国為替の影響で日本円にすると十数万円が円高で消えてしまうのです。むろん副業の原稿料も同様な上に私が病人なものですから大ダメージです。

 さらにいうと、これが根本的な原因なのですが家主が部屋を売却したいというのです。それも急ぎとのこと。本来半年前に通知すべきことですから家主の掟破りとなるのですが、そこはその分だけ私がまとめてお金をもらうことでホクホクして了承。

 そんな訳でいま、転居先を探している真っ最中。

 本来が激安家賃の物件で、風水最悪とはいえ8年住んでいるので3回更新しても家賃据え置きという有り難い賃貸住宅だっただけに、同レベルの値段で同レベルの部屋を探すのはまず無理。それじゃ少し都心から離れようか、と調べてみても、1時間近く電車に乗るところまで引っ込まないと、現在の拙宅には太刀打ちできません。

 その拙宅の家賃すら重荷になっているのと、より重要な理由として配偶者の老後にも考慮し、さらにやはり住まいは風水のいい場所で。……ということもあっての部屋探しですが、そりゃ御家人ですから中国・香港・台湾と流転しつつ荒稼ぎしたおかげで、具足櫃に蓄えたタンス預金のようなものがあります。ちょうど配偶者も長年望んでいた新しい仕事をスタートさせる時期に来ましたので、「自宅+仕事部屋×2」といった形態へとシフトさせるのが今回の部屋探しの眼目。

 何だよ家計が苦しいとか言っているくせに真逆に贅沢じゃねーか、という声が四方八方から聞こえてきそうですが、ええい黙れ黙れい。実は配偶者ともども仕事内容をシフトさせる時期に来たため、かねてより考えていたことを実行に移す次第なのです。

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 以上のような経緯から、療養は藁人形の影武者に任せて本人は医者には内緒で連日の物件内覧めぐり。私は借金に追われている訳でもないのに香港や台湾で流転を重ねたおかげで引越の回数だけはやたらと多いので、家探しにはある種の現場運と嗅覚に自信があり(現在の拙宅も風水最悪ですが嘘だろーな激安家賃でしたし)、この一週間ほどで申し分のない意中の物件に巡り会うことができました。

 ここで申し分ないというのは、むろん風水を含めてのことです。風水が絡むと家探しも一風変わったものになります。まずは方位磁針で要所要所の度数を記録した上で、風水豆知識を疲労して不動産屋さんにほぉーと言わせつつ、鑑定に必要なポイントをデジカメで激写激写。

 そして私とは長い付き合いになる香港在住の老上海たる風水師・Y老師(その道の権威)に図面と画像をどんどん送るのです。一昨日に内覧した物件で、

「おおここはいいじゃないか」

 と二人の意見が一致したことで、私の方の仕事部屋探しは片付きました。後の機会にふれることがあるかも知れませんが、今回は不動産屋さんの水先案内人の方々がとても親切で、あれこれと口煩い私に嫌な顔ひとつ見せることなく逐一対応してくれました。引越回数2ケタを誇る?私が言うのですから、これは間違いがありません。

 配偶者は私のような孤軍奮闘ではなく、保護者という意味では実に強力な陣容でもって周囲を固めているので、たぶん私の出番はないと思います。

 「馬鹿には馬鹿ゆえの福がある」という香港のことわざ?を地で行くような天然系のキャラが幸いしているようです。配偶者の大ボケネタには枚挙に暇がないのですが、DV被害が怖いので自粛。

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 平手打ちされない程度に書いておくと、配偶者は忘れ物が多いので、外出する際には私が口頭でチェックしてやっています。スーパーで買い物をしてレジに行列して、さて自分の番になって勘定を済ませようとしたら財布を忘れていた、というサザエさんのようなエピソードには事欠きません。

 ひとつだけ内緒で打ち明けますと、香港にいたころ友人とフィリピンに旅行したとき、配偶者は珍しくも周到に、事前に現地通貨への兌換を済ませて渡航したのですが、さて旅先の土産物屋で支払おうとしたら、店員が「それじゃ売れない」と言い出しました。

 モメ始めたので騒ぎを聞きつけたツアコンと土産物の店主が飛び出してきてみたところ、配偶者がフィリピンの通貨として大威張りで持っていたのが、実はタイのバーツ。道理で店員が受け付けない訳で、ガイドは「この仕事を30年やっているが、こんな話は初めてだ」と変に感心するわ、ツアー客の中で一躍有名人となるわでそりゃもう時の人。

 ですからいまも配偶者が仕事に出るときは、

「財布は?鍵は?教材は?貸すもの返すものは?」

 などと玄関口まで送りに出て私がチェックするのですが、先日はそれでもやらかしました。「財布は?」と聞いたらバッグの上からまさぐって「ある」と答えて出かけたものの、駅の改札口まで行ったところで戻ってきました。財布と思っていたのが実は「豆腐」だった、というオチです。

 ……おっと気付いたら2つもバラしてしまいました。今日は回し蹴りかなあ。

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 ともあれ、競争率の高かった意中の物件に当確が出たのでいまの私はとりあえず一服、という気分。まあこれから地獄の引越作業が待っているのですけど。

 それしても、家探しは歩き回るので疲れるものの、知らない部屋をいくつも内覧したりするのでドキドキ感とワクワク感があるので良いものです。……などと言っていると私のように引越貧乏になるのでくれぐれもご注意を。

 こんなことに熱中していると、つい世俗に疎くなります。その間に麻生太郎・首相が訪中したり豚インフルエンザが話題になっていたんですねー。パンデミックはやっぱり中国が怖いのではないかと。そもそも偽物のタミフルが流通していて業者が摘発される、なんて話がそろそろ出てくるかも知れませんね。

 地続きの植民地である香港も感染者が出れば中国肺炎(SARS)アゲインといった騒ぎになることでしょう。配偶者が近く里帰りするので私も心配しているのです。





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 ご無沙汰しております。m(__)m。

 棺桶に片足が入りかけている御家人です。皆さんから心温まるコメントをたくさん寄せて頂き、本当に涙が出るほど嬉しいです。

 体調は、あまりシャレにならない状況です。すぐ死ぬいま死ぬという程ではありませんが、役所に色々な申請を出したりしているので健常者といえないことは確かです。

 おかげでこのブログも一時的に更新を止めざるを得なくなりました。小休止で済むか大休止になるのかは、まだわかりません。

 実は「おおお!」という企画をいくつか水面下で準備していて、根回しや顔つなぎその他いろいろ暗躍していた最中だったので、いま更新を止めるのは誠に無念であります。




▲役所サ出かけた道すがら。


 閑話休題。NHKがどうも最近変ですね。変というより余りに露骨な偏向ぶりというべきでしょう。台湾統治を題材にした番組がいま視聴者の反感を買っているようですし、現在放映中の連続ドラマの件もあります。

 マジメな話、党中央宣伝部からのお達しがあったのだと思います。番組制作にかかる時間を考えれば、当該部門を掌握している李長春が来日するずっと前に。

 たぶん昨年以来、日本人の対中感情の悪化が記録更新中なので中国側から「強い要請」という名の「もんのすごーい圧力」がかかっているのではないかと。民放や新聞なども含め、マスコミが中国人犯罪などについて意図的に報道を減らしている可能性もあります。

 中国は民度が民度ですから、中共によるプロパガンダもそれなりの底の浅いものとなります。だからNHKにゲンメイしても日本人からみると子供騙しのようなミエミエの小細工になってしまうのかも知れません。日本人における対中嫌悪感の高まりは、こういう姑息なやり方で解決できるような表層的なものではないと思うのですけど。

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 ところで私は、中国の改革開放政策が行き詰まって発生したのが1989年の民主化運動だと考えています。天安門事件での荒療治で中共政権はその行き詰まりをリセットしたのだろうと。

 リセットはされましたが、おかげで政治制度改革がタブーになりました。

 現在の状況は、江沢民型経済成長モデルの行き詰まりを示していると愚考する次第です。成長モデルの行き詰まりと、政治制度改革をタブーにして経済改革だけの片肺飛行を十数年続けた結果です。

 いまは自称愛国者たちによる狭隘なナショナリズムが高まりつつありますが、ともかく中国社会を覆っているこの鬱屈を中共政権がどういう形で散じ,うまくリセットさせるか(できるのか?)が当面の見所のように思います。

 80年代における改革派と保守派の争いは、イデオロギーをめぐるものだっただけにまだ純粋で生真面目な部分が残っていたような気がします。いま現在進行している権力の主導権争いは「利権」を目当てにしている分だけ醜悪にみえます。

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 麻生首相の訪中後に何らかの政治的な動き、例えば対外強硬派の台頭があるかも知れません。むろん背後で糸を引いているのは胡錦涛サイドに対する「抵抗勢力」であり、煽られて乗せられるのは、まずは江沢民型愛国主義教育を念入りに刷り込まれた30代以下の連中です。

 余計なことを言うと、ネット署名が街頭署名にグレードアップするような、バーチャルな空間で盛り上がった勢いが現実世界に持ち込まれるようだと非常に危険です。

 思えば私も歳を重ねたものです。いま、日本各地の大学で助教授クラスの連中というのは、私の世代が文化大革命をリアルタイムで体験できなかったように、天安門事件を知らない、つまり進行する事態の本質を理解しつつそれを眺めていた世代ではありません。

 「中国はちょっとオシャレな北朝鮮」と、当ブログにてかつて造語したことがありますけど、天安門事件すら体験としての十分な経験値を持たないいまの若手研究者が、この言葉に実感を伴いつつ頷くことができないという点を危惧しています。

 つい長文になってしまったことは御容赦のほどを(>>お医者さんたち)。

 皆さんはくれぐれも健康第一で。




▲最後にもう一枚。今月初めに千鳥が淵の夜桜を堪能すべく、大鳥居から出て靖国通りの歩道橋を渡っていたところで発見。
市ヶ谷方面にうっすらと富士山のシルエット。わかります?







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 4月1日といえばエイプリール・フールで中国語でいうとタイトルの通り愚人節。私の日であります。

 4月1日→エイプリールフール→ジャック・レモンの「幸せはパリで」→高橋幸宏。……というコンボは皆さん御存知ではありませんか。そうですか。

 ともあれ愚人節であることに安んじての閑話です。最近のことを、いくつか。

 先週末ににちょっと無理をして身体に負荷をかけ過ぎたらしく、月曜(3月30日)にマクロ血尿が出ました。顕微鏡を使わなくても肉眼でそれとわかるものをそう呼ぶのだそうです。

 お食事中の方には申し訳ありませんが、紅茶のような発色具合。その鮮やかさは腎臓ガンの末期患者のそれと同じなのだそうですが、何度チェックしても関連パーツに異状を発見できないまま20年くらいになります。攻撃隊からは再攻撃の要ありと打電してきていますので、このまま雷装にて待機を続けるべきかどうか、迷うところです。……て何だそりゃ。

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 3月27日(金)に本業のひと仕事をやり終えて、新年度に向けた個人的な諸手続きを役所で済ませて、夜から副業の原稿。それを仕上げるともう28日(土)の朝で、この日は「dongze」さん主導による当ブログ初のOFF会(突発)です。

 行きがけにひと仕事してから当ブログの「約束の場所」である靖国神社内の「遊就館茶室」に予定通り15時に着いて、テーブルを確保して目印の卓上信号旗を掲げようとしていたら背中をポンと叩かれて振り向くとこれが「dongze」さん。強面のオサーンをイメージしていたのですが案に相違して温厚な紳士さんでした。

 以前から頂いている無数のコメントの端々から推測した通り博識な方で、しかしながらその博識を常にユーモアに包んで覆い隠してしまうあたりは加齢臭……ではなく成熟したオトナでありナイスミドルなのでありました。話題の豊富さと切り口の面白さには感嘆するばかりです。

 信号旗を立てて話しているところに、今度はpiyoさんが御登場。私は人の顔を覚えるのが苦手で「初めまして」と握手しようとしたら、3月14日の「チベット・ピースマーチ」で会ったじゃないですかと言われて、てことはpiyoさん……?と改めて考えてみたのですが前回の記憶とは明らかに違う魁偉なイメージ。話しっぷりも豪放磊落ながら実は繊細にツボを突いていて内心何度も頷かされました。

 「piyo」さん、台湾土産のお茶、ありがとうございました。配偶者とおいしく頂いております。でも旅先で台湾人をつかまえては片っ端から、

「お前は台湾人か?中国人か?それとも台湾に住んでいる中国人か?」

 と聞いて回るフィールドワークは危険、というより台湾人が可哀想ではありませんか(笑)。それから上海から出したという私宛のメール、当方は未だに受信しておりません。マークされているのは「piyo」さんと私のどちらなのでしょうか?

 そしてそして、暫くして現れた3人目のゲストは「のと」さん。昨年秋に東武浅草駅前でビラ配りで一緒になった方です。ポツリポツリとした語り口ながら、その一言一言が鋭かったり面白かったり意表を衝くものだったりして、私は随分勉強させてもらいました。「のと」さんをはじめ皆さん海外経験が豊富で、しかも中国語圏に留まらないのが素晴らしく、また羨ましくもありました。

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 何より羨ましかったのは皆さん堅気の御商売ということ(笑)。同じリーマンでも変則的で孤立無援な遊軍モード、しかも給与は香港ドル8割&NTドル2割ゆえに円高で涙目真っ最中の負け組人生たる私には、それはそれは眩しく映ったのであります。

 そして、「のと」さんの御参陣でテーブルが埋まりました。当日に軽く告知しただけで、「dongze」さんとの密やかな逢瀬になるだろうと考えていた私には嬉しい誤算です。次から次へと誰かが話題を出しては盛り上がるので、つい閉店時刻まで居座ってしまいました。

 私は副業の新企画のため遊就館茶室の写真(できれば茶室入口&零戦&満開の桜)を撮影しようと、開花宣言が出てからはデジカメを大小2台持参して様子を見ているのですが、この日も零戦の向こうに枝を広げている桜はまだ5分咲きにも満たないので残念ながら時期尚早。それなら4人で記念写真を撮ればよさそうなものですが、皆さんの話についていくのに夢中ですっかり忘れていました。

 あまりに濃ゆい面々が揃ったため、これ絵的にどーよ?と自粛せざるを得なかった、なんてことはありません(笑)。

 閉店で外に出てから「piyo」さんが帰宅すべく離脱した後、残る3人は「dongze」さんの馴染みの店で二次会。こじんまりとしていながら瀟酒で実に気分のいい空間でした。

 それにしても、異業種交流というのは実に良いものなんですね。私は外地においては「ひとりだけ日本人」で海外では日本人社会と隔絶した環境でしたし、帰国してからはやはりある意味隔離された業界(笑)に身を置いているため、今回初めてその有益なることを痛感しました。

 ……と同時に、20代後半から30代までに、そういう経験を得られるような環境づくりに努めなかったことを激しく後悔。「dongze」さん、「piyo」さん、「のと」さん、本当に有り難うございました。御家人が予想通りの愚昧な海坊主だったことに失望なされたことでしょうが、もし宜しければまた機会を設けて、色々な話をたっぷりと聴かせて下さい。今回御縁のなかった皆さんとの歓談も楽しみにしておりますので、是非に是非に。m(__)m

 ブログを続けてきて良かったなあ、と心から思った次第です。

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 二次会がお開きになった後,私は二人と別れて車で靖国神社とは別の大鳥居へと直行。「年度内にどうしても出したい」という相手方の意向を尊重してハードスケジュールで進めてきた制作物のチェックに立ち合い、それがめでたく完了と相成ったところでちょうど始発電車の時間になったので朝イチで帰宅。こういうことをときどきやっているのでそりゃマクロ血尿にもなりますし命も削られます(笑)。いや笑っている場合では、ないのですが。

 さて帰宅すると29日(日)の早朝ということで、久方ぶりに床に就くことができました。でも6時間も寝かせてもらえないうちに配偶者に叩き起こされました。そうです日曜日は「のと」さんのホームまでは行かないものの、千葉県の柏というところで当家の隠居ともども「カヴァレリア・ルスティカーナ」というオペラを観賞、という全くもって「らしくない」イベント。そこで熟睡かといえばさにあらず、私は歌劇は初めてだったので物珍しく,実に興味深く最後まで楽しませてもらいました。

 帰宅したら22時すぎで、本業副業からは解放されたものの記事漁りがあります。これを念入りに朝までやってから、さてブログを……という体力はさすがにもう残っておらず、這うようにして布団に潜り込んでようやく爆睡することができました。

 起きれば30日(月)の午後でして、相変わらずのマクロ血尿。身体が必死にピーピー警報を鳴らしているのでしょうが、この日は桜現物に来日した旧知の香港人と、仲間うちでは定番の店で一献。

 「dongze」さんが連れていってくれたような洒落た店ではなくただの居酒屋ですけど、連中にとってはここが「約束の場所」。懐旧談となったものの回らない頭には広東語が馴染まず難渋しました。運良く店の前の桜が8分咲きになっていたので二人でヨザクラを背景に記念写真。

 本当は桜がどうこうというのではなく、一緒に仕事をしていたころとは外見が一変した薬害海坊主の私を珍重しての一枚です。当初は内心ちょっとムカついたりしたのですが、来る奴来る奴がみな同じことをするのでもう慣れまして、「胸にフリチベのカンバッジをつけて」といった注文にも笑顔で応じております(笑)。

 そして最後に当ブログめいたネタをひとつ。



 ●中国、東シナ海の巡視強化決定日本との緊張拡大も(共同通信 2009/03/31/21:13)

 【北京31日共同】中国国家海洋局で東シナ海を管轄する海監東海総隊はこのほど浙江省紹興市で今年の巡視活動に関する会議を開き、巡視の定期化や範囲拡大など、活動を強化することを決めた。31日付の同局主管の中国海洋報が伝えた。

 領有権を日本と争っている尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近でも活動が活発化するとみられ、日本側との緊張が高まる恐れが出てきた。

 会議は「東シナ海における(中国の)海洋権益は厳しい試練に直面している」との認識を示し、今後の活動について「現地や軍との連携メカニズムを確立し、(事件対応などの)応急対処型からバランスの取れた(積極的)予防型へ転換する」と表明した。

 その上で(1)巡視活動の定期化(2)巡視の範囲拡大や効率化(3)重点海域の設定(4)巡視する船舶や航空機、人員の専門化(5)海洋権益理論研究の強化―などを決めた。

 東シナ海の尖閣諸島付近では昨年12月、海洋局の巡視船が9時間にわたり日本領海に侵入、日中関係が緊張した。



 元ネタはこちら。

 ●『中国海洋報』(2009/03/31)
 http://epaper.oceanol.com/zghyb/20090331/index.htm

 前座(対仏攘夷とか南シナ海の領有権問題とか)をすっ飛ばしていきなり尖閣、ということにはならないだろうと思うのですが、何やら風雲急を告げてきた気配。李長春による日本大手マスコミへのお説教もこれを見据えた上のもので、

「お前ら騒ぐなよ」

 とマスコミにお達しが下ったのだとすれば、私たちは独自の情報収集・情報発信が必要になりそうです。

 そして、ここへ来て5月に総選挙という気配が出てきています。北朝鮮の花火問題を鮮やかに処理して、総選挙手前に中国が尖閣でバカをやってくれれば民主党はもう涙目。

 私は支持政党なんかありませんけど麻生首相には外交で魅せてほしいので、海監東海総隊には空気を読むことなく勢いだけで、しかも絶妙なタイミングでの「アシスト」を期待しております。

 ……という物言いは不謹慎かも知れませんが、愚人節ということでどうか御勘弁の程を。





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 As title であります。WBCにて「侍ジャパン」こと野球日本代表が2回連続世界一!

 配偶者が非常に喜んでおりました。頑張れニッポンとキムチ嫌いがごっちゃになっていたようです。

 個人的には準決勝の米国戦での勝利が全てだったように思います。相手も相手ですし、日本野球の良いところが随所に出ていましたし。

 決勝戦では、韓国も頑張りましたね。でも実際は拙攻あってこそのあのスコア、というのが眺めていての実感。日本は残塁多過ぎでした。









 さて、予定調和とでも申しましょうか、日本の優勝決定=韓国敗戦の直後から「2ちゃんねる」では香ばしいレスが散見されております。悔しいのぅ悔しいのぅ。

 そうした中にあって、下のレスは神がかっているというか、芸術的というか。脱帽です(笑)。



 日本恥知らずもいいとこだねwww

 本当は障りなく韓国が優勝すべきだったのに

 最強韓国っていう認識を持ってない日本人はおかしいよ

 強い国がただの島国に実力で負けるわけないじゃんw






 クマー!といえば、今日の試合でも安定感抜群でしたね。

 ともあれ奉祝!提灯行列!サッカーもこのくらい、……まあせめてワールドカップで4強まで進めるくらい強ければいいのに。

 あ、もちろん審判買収とか故意誤審とか飛び蹴りとか嫌がらせとかは一切無しで。

 それにしても韓国、お子様ランチはおあずけですか?どうして今日はマウンドに犬の旗を立てないのかな。









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 きょう、靖国神社へ行ってきました。午前中に病院で定期検診を受けた帰りに、通り道なのでふと寄ってみたくなり、途中下車。

 すると、参拝客が普段よりやけに多いのです。駐車場には観光バスがズラリ。

 連休だから団体客が多いのかな、と考えつつ神門をくぐると、右側の能楽堂の手前に人だかりができていました。何かを野次馬が取り囲んでいるのです。

 猿回しじゃないよなー、と思いつつ私ものぞいてみると、テレビクルーがスーツ姿のオサーンにインタビューしています。NHKとかTBSとかテレ朝とか。他に近くの桜の根元に「××新聞社写真部」などと書かれた脚立がいくつか並んでいました。

 その樹をふと見上げてみると。……おお!桜がつぼみのいくつかをほころばせ、花開いているではありませんか。

 それで合点が行きました。開花宣言ということでしょう。東京の場合は靖国神社の標準木で3つだったか5つだったか、花が開くと「開花」ということになるのです。取材されているオサーンはたぶん、気象庁の中の人。





 そうかーもう春なんだなー、と思いつつ、参拝を終えた私は例によって遊就館茶室にて海軍コーヒー。零戦と新しい季節の空気を満喫して帰路に就きましたとさ。

 という訳で桜特集。

















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「最近、更新してないじゃない?」

 と、読売新聞論説委員の中の人に労られてしまいました。へい。心身ともに疲弊しているのであります。

 3月14日の渋谷デモの翌日から色々ありまして。

 一番ショックだったのは、私にとってかけがえのない人が高齢により突如別の世界へ行ってしまい、以前のように楽しい会話が成立しなくなってしまったことです。呆然とするばかりでした。

 それから余暇の娯楽……要するに当ブログ&「中国様の喜ぶことを,真心込めて念入りに。(・∀・)」にとって幸運にも千載一遇ともいうべき機会が続いて、逃すまじと連日外回りしていたら、デモ以来の蓄積疲労でバテてしまいました。蒲柳の質なものですから。

 それでも一応サラリーマンです。本業副業とも仕事が容赦なく押し寄せてくるのを放置する訳にもいかず、逐一対応していたために手抜き度2割の記事集めも集めるだけで精一杯。頭の中でぼんやり考えたりすることはあっても、中国観察日記(当ブログ)を書く余裕まではさすがにありませんでした。

 ……言い訳終了。論説委員の中の人によると、このブログについて当初、「御家人=共同通信の記者」という噂が業界にはあったそうです。不思議ですねー。どこから出た話なのか知りませんが、「中国の反発は必至だ」なんて書いたこともないのに(笑)。そもそも素人をつかまえてプロ扱いするとは私にとっても共同通信にとっても迷惑千万。

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 まあいいや。上のような状態ではありますが、とりあえず一番やりたかったことだけは、し遂げることができました。写真の通りであります。色々な方の好意に甘えて、ダライ・ラマ14世の甥御にして側近格のケドゥープ・トゥンドゥップ氏にインタビューすることができました。

「すっごい質問したじゃん。たくさん」

 と論説委員の中の人に笑われてしまいましたが、御蔭様であります。中の人のインタビューが予想外に淡白だったため、約40分もの時間が私に回ってきました。

「いやーどうも、図々しいんで私は」

 と、笑われたことにレス。ええ私は図々しいんです。恩師の血筋が血筋ですから、権威というものに「だから何?」と多寡をくくる悪い癖が身についていて、その点で相手に吞まれることはまずありません。

 それから、せっかく時間があるのですから遠慮なくどんどん質問しなきゃ損だと私は思うのですが、どうなんでしょう。満腹感に達する度合いは人それぞれということなのか、賎業に身を堕としたために香港メディアの「やったもん勝ち」的な浅ましさも私は身につけてしまっているのか。TPOにもよりますが、基本的に稼げるだけ稼いでくるのが取材だと私は考えているので、笑われても呆れられても仕方ありませんね。

 ともあれ、近日中にインタビューをここにupできるよう、努めます。乞う御期待!というほどのものではありませんが、私がインタビューしている傍らでプロの方が色々こまめにメモしていたようですので、呆れられても最低限の具材は揃っている内容だったのでしょう。……と言ってみるテスト。

 ――――

 それよりも、全人代(全国人民代表大会=なんちゃって国会)がようやく終わってワクテカの時期に入りました。全人代が開かれるため「政治の季節」と呼ばれる中国の3月ですが、本当に面白いのは全人代の前後。

 それまで展開されていた政争めいたものが旧正月を迎えて「安定団結」を演出するためにいったんストップした後、旧正月明けからまた綱引きが始まります。それもまた全人代での「安定団結」アピールのためハーフタイムとなってしまうのですが、全人代が終わってからはいよいよ本気モード。

 当ブログでは2005年からこの季節を眺めていますが、反日騒動とか社会主義栄辱観とか靖国問題とか対仏攘夷運動とかに名を借りた主導権争いが行われています。曽慶紅の寝返りによって実現した上海閥狩りで、プリンス・陳良宇を血祭りに挙げた胡錦涛サイドが余勢を駆って黄菊を「心電図ピー状態」にしたのもこの時期(ほどなく本当に鬼籍に入ってしまいましたね)。

 そして今年もまた……ではありませんね。最悪の経済・社会状況下で領有権争いという最も香ばしい燃料が投下されたのが今年のいま現在。江沢民型愚民教育で自称愛国者が量産され始めて約15年にもなる中国において、このネタの可燃度はものすごく高いです。

 いまは南シナ海に火がついたところで、対外強硬派(その背後に既得権益層という抵抗勢力)が走り出すのを胡錦涛サイドがブレーキをかけようと必死。米国海軍まで巻き込んでいますからお楽しみはこれからです。……といってもこの騒動は、あくまでも前座。真打ちのニッポン登場までにどこまで自称愛国者たちをヒートアップさせられるかどうかで、尖閣問題の展開が変わってきます。

 ただでさえ危ない社会状況なのに、一番進んではいけない方角へと走り出しつつあるのが、いまの中国。チベット問題におけるダライ・ラマ叩きやコカ・コーラ社が進めていた買収計画の阻止なども、ひょっとすると燃料のひとつかも知れませんし、深読みすれば逆にブレーキをかけるためのものかも。……などといった邪推もまた楽しからずや。「狭隘なるナショナリズム」がどこまで進むかが、2009年版「真の政治の季節」のポイントになるといっていいでしょう。

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 本日は閑話なので、このくらいで。のんびり養生もしていられませんが、回復に努めつつピッチを上げていくつもりです。m(__)m

 中国の反発は必至だ?





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 今年の卒業ソングは、やはり「桜ノ雨」なのでしょうか?

 この歌にはちょっとした「出生の秘密」があります。一部ではすでに報道されていますね。

 ●ネット発、卒業歌人気…アイドル"初音ミク"の「桜ノ雨」(YOMIURI ONLINE 2009/02/25)

 ええ、この「桜ノ雨」は元々、例のボーカロイドこと「初音ミク」を使ってニコニコ動画に投稿された楽曲なのです。作った人たちは居酒屋でバイトしながらバンド活動をしていて、それまでインディーズで2枚CDを出していたそうですが、まあ鳴かず飛ばず状態。

 で、余興のように初音ミクに歌わせた「桜ノ雨」をニコニコ動画に投稿してみたところ大反響を呼んで、ニコニコ動画上でこの歌に関連した企画モノなどが行われるほど大ヒット。そしてとうとう、作者たちは「absorb」という名前で昨年11月末にメジャーデビューを果たしたのです。

 音楽を主とした日本のコンテンツ業界でニコニコ動画が果たしている(あるいは私が期待している)役割を象徴するようなサクセスストーリーが生まれました。






桜ノ雨
absorb,absorb,absorb feat.初音ミク,森晴義
Nippon Crown =music=

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 ところで、卒業ってそんなに思い入れのあるイベントなのでしょうか。私は小学校のとき以外は特に何も感じませんでした。あー終わったー、これで楽になれるぞー、みたいな気持ちの方が強くて、いわゆる卒業ソングが歌い上げているような思い入れは全くなし。

 そういう可愛げが私にはないのかも知れません。もちろん、夜の校舎窓ガラス壊して回ったりもしませんでしたけど。

 私は記憶にないのですが、親が言うには幼稚園入園初日、先生が早速「おゆうぎ」ということで、

「さあみんなでやりましょうねー」

 と「むすんでひらいて」を手振り付きで歌い始めたのですが、私だけは知らん顔でいたそうです。それで、

「御家人君はどうしてやらないの?」

 と聞いた先生に私は,

「幼稚っぽいから」

 と一言。こういう子供はロクな人間にはならないぞ、とその先生が思ったかどうかは知りませんが、まあかくなりまして果たせるかなマトモな人生ではないようです。

 ――――

 それはともかく。困った連中が先日、また日本に来てしまいました。台湾人クリエイターどもです。

 観光目的での来日、というより秋葉原に買い出しに来た、というべきでしょう。前回は私をあちこちに連れ回した挙げ句メイド喫茶にまで連れ込んで、

「ムエー、ムエー」(萌えー)

 とやっていたのですが、今回はまた新しい言葉を仕入れて来たようで。土曜日(2月28日)に連中に付き合わされたのですが、

「バネー、バネー」

 としきりに言って楽しんでいるのです。……バネ?

 「2.28」ということもあり、私は台湾頑張れのカンバッジを組紐に留めて首から吊していたのですが、連中はそれに気付くと指差して、

「御家人さんバネー、バネーです。それはバネー」

 と喜んでいます。アキバを歩いていても何か気に入ったものがあると「バネー、バネー」とやっています。

 私には何のことやら全くわかりません。こいつらまた変な日本語を覚えてきやがって。……と考えているうちに、ようやく思い当たりました。

 どうやら連中は、

「パネェ」

 と言っているつもりのようなのです(笑)。そう考えて見ていると、連中の放つ「バネー」にことごとく納得。半濁音がうまく出ていないのと、抑揚が「バネ」と同じなので当初は意味不明でした。

 もちろん私の場合「パネェ」なんて言葉を使う機会は全くないのですが、例のフリーチベット女子高生グループに捕捉されたときなど、

「パネェよチベたんそれバネェ」

 などとしばしば十字砲火を浴びていたので、おおあれだな、と了解した次第。早速,連中の発音を矯正。感謝されたのは言うまでもありません。

 ――――

 「事件」はその直後に起こりました。

 台湾人クリエイターどもは例によって私を連れて、今度はメイド喫茶ではなく怪しげな書店に立ち寄り、「妖しげ」なマンガの単行本とか同人誌とかを買い漁りにかかりました。何階かに分かれていて、上の階に行くほど何やら危険な香りが……。

 10年くらい前にもこういう書店に来たことがあります。香港在住のころで、東京ゲームショウを取材する香港人編集者どもに同行して来日。するってーと連中はホテルに荷物を置くなりすぐ秋葉原へ。

「行きましょう一緒に」

 とか言うので付き合ったら、香港では手に入らない攻略本などを買って回るので仕事熱心な奴らだと思っていたところ、それは最初だけ。

 そこから先はずーっと18禁の同人誌とかコミックとか、PCのエロゲーとかその原画集とか、まあそういうもの三昧。当時の私はアキバ系のものに対していまよりずっと潔癖だったため(いまでも基本的に無縁ですけど)、

「お前らいつもそんなの買ってんのか」

 と、帰りの電車であからさまに不機嫌な顔をしてみせたら、連中は不思議そうな表情だったのですが一応察したらしく、次回からは私を誘わなくなりました。

 ところが、台湾から来た困った連中は天真爛漫。しかも前回メイド喫茶に付き合ってくれた上に、奴らのリクエストに応えて巫女さん(@靖国神社)まで見せてくれた私を「仲間」とみているので、そんなこと構いやしません。私は私で歳を重ねて枯れた分どうでもよくなっているので、

「おう次はここか。はいはいトラノアナトラノアナ」

 と言いつつ無抵抗で連れ込まれていく次第。店内ではカナーリ居場所に困るのですが隅っこの方に立ってじーっと待っています。

 ――――

 待っていたのですが、困った野郎どものひとりが嬉しそうに駆け寄ってきて、手にしていたコミックを私に示しました。表紙からすると,女子高生がたくさん登場するマンガのようです。

ゴクジョッ。~極楽院女子高寮物語~ 1 (GAコミックス)
宮崎摩耶
グリーンアロー出版社

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「御家人さんこれ知っていますか?」

「知ってる訳ないだろー」

「これパネェくらい面白いです」(発音矯正の成果)

「そうかい」

「読んでみて下さい私プレゼントします」

 と見せてくれた背表紙がただごとではありません(笑)。

「いや、18禁マンガとか興味ないから」

 あと配偶者に見つかると武力弾圧されるし部屋にはもう隠し場所ないしマクブクにも入らないし……と内心ブツブツ言っていたら、

「これ18禁じゃありませんしHでもありません」

 と言いつつ相手はさっさと勘定を済ませて手渡されてしまいました。

「おいっ。大丈夫なんだろうな」

「大丈夫。パネェくらい面白いです」(発音矯正の成果)

 ――――

 その後またあちこちを回って一緒に食事をしてから連中と別れて帰宅。してみたら上手い具合に配偶者も外出していて留守。

 それでは、と件のマンガをコソーリと読み始めました。第一話がノーパン騒動で第二話がミミズ千匹騒動で……おおお。私がいつも読んでいるコミック、例えば「ザ・コクピット」とか「ジパング」とか「島根の弁護士」(水穂は俺の嫁w)とかとは全く毛色が違います。

 何だこれは……と思いつつ、一気に読了。

 はい。確かに半端なく面白かったです(笑)。というより、おバカ&お下品加減がストレートすぎて笑わせてもらいました。下らねーと思いつつも笑ってしまいます。アキバ系の間でどういう評価なのかはわかりませんが、本業副業とかで行き詰まっているときに読むと大気分転換になって突破口を見つけられそうな気がします。

 ほどなく配偶者も帰宅。発見されて疑われる前に先手を打つべしと考えて、

「おい、これ面白いぞ」

 と渡して読ませたところ、案の定、ときどき爆笑しつつ私より楽しんでいたようなのでひと安心(ちょい下ネタは配偶者のツボ)。

 しかしながら、閑話とはいえこんな出来事を当ブログで晒していいのか?そして私はもしかしてあの困った連中の術策にはめられたのでは?……と、私には一抹の不安が。

 あ、忘れてました。毛根。毛根についてはこのマンガを最後まで読めばわかります。以上。




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