日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)





 日曜日なので閑話に流れましょう。

 開催前から何かと物議をかもしていた醜悪この上ない北京五輪も今日で終わります。素人による中国観察、要するに私の道楽も「夏休み」が終わりに近づいて、ヒグラシの鳴き声が身にしみるようになりました。

 私は北京五輪とはいえ、日本の代表選手が出場するとなれば応援せずにはいられない気持ちになります。数々の名場面を残してくれた日本選手たちに心から感謝します。

 大会終盤のモヤモヤを吹き飛ばしてくれたのは、なでしこ日本こと女子サッカーチームの4強進出、そしてソフトボール悲願の金メダル獲得です。

 それから、銅メダルを獲得した男子400mリレー。YouTubeの方はすでに削除されているのでこちらも時間の問題でしょうが、ニコニコ動画に転載されたものから。コメントがうざったい方は再生開始と同時に画面右下隅に出現する「ひよこ&吹き出し」?をクリックすればおk。




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 アンカーを務めた朝原宣治選手は何と36歳!若い頃から「短距離は朝原」と自然に思ってきた私には感慨深いものがあります。

 100mのファイナリストにはなれませんでしたが、最後の最後,最後の最後により素晴らしい、日本陸上界にとって五輪でのトラック競技では80年ぶり、男子に限れば史上初という歴史に残るメダルを獲得することができたんですね。

 その疾走する姿、胴メダル確定を知った瞬間にリレーのバトンを投げ出して仲間と喜ぶ姿、びっしりと寄せ書きのつまった日の丸を背にしたウイニング・ラン。心が震えずにはいられませんでした。怠ることなく続けてきた長年の錬磨が報われた瞬間なのです。ああ、よかった、よかったなあと思いました。

 むろん、その朝原選手に望み得るなかで最高に近いポジションでバトンをつないだ3人のランナー(塚原直貴、末続慎吾、高平慎士)にも敬意を表します。4人が抱き合って喜ぶ姿は素晴らしかったです。どう私は歳を重ねるごとに涙腺がもろくなって困ります。

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 とはいえ、女子サッカー、ソフトボールそして上述の男子400リレーが洗い流してくれたものの、どうしてもとれないシミというものがあります。「大会終盤のモヤモヤ」ですが、こればかりは言及しておかないと私の気が済みません。

「星野、腹切れ」

 なんて失礼なことは私は絶対に言いません。何に失礼って武士に失礼でしょう。星野がサムライなんておこがましいったらありゃしません。

 士分剥奪のうえ庶人として斬首、そして三条河原で晒し首というのが星野には妥当なところかと思います。

 何にムカついたって、試合修了直後のインタビュー。応援してくれたファンに一言と促されて、

「申し訳ない」

 と星野は答えました。何だよその上から目線っぽい言い草は。

「申し訳ありませんでした」

 と言うべきでしょう。その場で土下座したっていいくらいです。

 で、国際球がどうのこうの、ルールがどうのこうの、審判のジャッジがどうのこうのと見苦しい言い訳は馬鹿そのもの。だって他国だって同じ環境下でプレーしている訳ですから。

 言えば言うほど自らの無能ぶりが際立っていくことが星野にはわからないのでしょうか。

 男子400mリレーの胴メダルを、予選で強豪国が失格で続々と敗退したからこその「棚ボタ」だと言う人がいるかも知れませんけど、同じルールのもとで競い合って、米英などは反則失格で予選敗退。同じ条件下で日本は決勝に進んだのですから何も恥じることはありません。

 ――――

 まあ、いいです。私にとってはこれからが本当の夏、都市対抗野球がもうすぐ開幕します。初日の試合となった生まれ故郷の代表・日立製作所チームには頑張ってほしいところです。ファン歴35年の私としては、中共政権が倒れるよりも、死ぬまでに日立が都市対抗で優勝し,黒獅子旗を手にする姿が見たいです。

 ……そんな訳でもう少しばかり「夏休み」が続くのですが、書くべきことはありますから、折にふれて更新していくつもりです。いましばらくの、ご猶予を。m(__)m


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 【余談】約20年連絡の途絶えていた方と、数ヶ月前に偶然再会し、先日、遊就館の喫茶店、九段会館、そして夕食を御馳走になって懐旧談や現状についての意見交換、また今後めざすべき方向性などについて、お腹いっぱい話をすることができました。濃密すぎる内容だったため、翌日はボーッとしてしまい何にも手をつけることができませんでした。

 私はフリチベ勝負戦闘服という刺激的な風体(私にとっては普段着)。夕食が歌舞伎町だったためさすがに緊張しましたが、開き直って雪山獅子旗が大きくプリントされた胸を張り、「CHINA OUT」に赤いビニールテーブでアンダーラインを引いたカンバッジを往来に見せつけつつ無事に帰還致しました。

 あいにく写真撮影を忘れてしまったため、2ちゃんねるの「けしからん&ウロウロ」スレに報告することができず残念です。




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 チベットの話です。というよりチベットTシャツ、略してチベTのこと。

 2ちゃんねるにはチベTを着たり雪山獅子旗を持って思い思いの場所で「散歩」する「けしからん&ウロウロ」とか、より一歩踏み込んで漢人にターゲットを絞った「冷やかし中華」なんてスレッドがあります。そういう活動の報告や情報交換などの板ですね。

 以前私も一度参加したことがあるのですが、「雪山獅子旗を掲げてウロウロ」を小規模な集団でやるOFF会も全国各地で開かれているようです。

 私もチベTやカンバッジを取り寄せて、8月8日に「宣戦布告」を行いました。それ以来、「ウロウロ」「冷やかし中華」を毎日実践しています。

 その過程で私はふと気付き、発想の転換を行いました。「チベTを着る」のではなく、Tシャツを全てチベTにすればよいではないですか。

 「ウロウロ」とか「冷やかし中華」はそれをやる者にとっては「ハレ」なのでしょうけど、私はチベT着用を日常にすることで「ケ」にしてしまおうという訳です。

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 こういうときにド腐れ業界に身を置いていることは大きなメリットとなります(笑)。スーツを着用する必要が全くありませんから。

 ……いや、社長クラスに対するインタビューとか、一般紙を含むマスコミが多数詰めかけるニューオータニなどで開かれる業績報告記者会見などでは私もスーツを着ます。でもそんなこと、年に数回もあるかないかです。

 じゃあ普段の「仕事着」はといえば、カジュアルをさらに崩したようなダレたものとなります。私は在宅勤務ですけど、打ち合わせなどで外回りもします。

 むろんスーツなど着ません。Tシャツの上にシャツを羽織って下はデニム、というのがデフォ。会社によってはイギリス植民地軍が履いているような短パンに、サンダルをつっかけて行くというケースすらあります(本当)。じゃあ相手方はというと、アロハ&短パン&ビーチサンダルといった出で立ち。

 ともあれ毎日、コーヒーを飲みに行くにせよ仕事で出かけるにせよ、チベTを着て出撃するという訳で。

 追加購入するなどして色々なチベTがいま私の手元にあるのですが、勝負下着ならぬ勝負戦闘服はこれです。







 やっぱり雪山獅子旗がドーンとプリントされているのでインパクトが大きい模様。

 先日靖国神社近くのコンビニにこの格好で飲み物を買いに入ったら、レジにいた漢人が愕然というか、白昼に亡霊が立つのを見てしまったかのような恐怖の表情で凍り付いてしまいました。そのリアクションの凄さに私の方が驚く始末。

 可哀想なので、

「中国はオリンピックで頑張っていますね。金メダルたくさんとっていますね」

 と言って気分をほぐしてやりました。

 ちなみにカンバッジは「CHINA OUT」の下線代わりに赤いビニールテープを貼ってそれとなくアピール。っていうか目立ちまくりです(笑)。

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 靖国神社には外国人観光客も多いので、チベTの英語の字面を読んで興味を示し、話しかけてくる白人もいます。一昨日には力士のように魁偉な米国人が、

「オーフリーチベット」

 とか何とか言いながら寄ってきたのですが、あいにく私は英会話なんてできません。

「イエス。フリーチベット。セーブアワーフレンズ」

 とお決まりのフレーズ&和製発音で応対しました。ただこれだけだと燃料不足というか芸がないように思ったので、

「チャイニーズピープルスタンドアッププリーズ(@YMO増殖)」

「レッツカウンターレボリューション。ファッキングCCP」

 と付け加えたところ、外人は愛すべき愚者と思ったのか私のデタラメ英語が琴線に響いたのかどうか、「オー×△◯◇……」と言いながら私を抱擁して背中をパンパンと叩きました。

 真夏の太陽が照りつける酷暑のなか、「力士」に抱きしめられるというのは靖国神社とはいえ法難としか表現しようがありません。チベT着用を日常にしてから私が被った唯一の被害です。

 ――――

 いままでに2回、「例外」がありました。コンビニのレジで雪山獅子旗を指差して、

「私も同じ考えです。私は中国ですけどモンゴル人」

 と小声で教えてくれた留学生と、やはりコンビニの夜勤シフトで私の格好に小さく拍手してくれた自称タイ人。後者には真面目な後日談があるので、そのうち当ブログで紹介することになるかも知れません。

 ヲチはどうした?と言われそうですが、北京五輪を「中共政権の終わりの始まり」という気分で眺めつつ、ちょっと気になった出来事をネタ帳に書き留めたりしています。

 それにしてもさすがは張芸謀、劉翔の棄権という大花火まで用意していたとはさすがです(笑)。あれはザマーミロというか痛快でした。これは奴が反日家であること以前の問題。

 成り上がり富豪で小生意気でビッグマウス、一方で全国政協委員という名誉ポストをもらっておきながら、今春の全国会議は「試合があるから」と欠席。しかもレースに出られない状態であることを当日まで隠し通してもいます。超格差社会で金持ちに反感を持ちやすい土壌が中国社会にあることを別としても、ネットで叩きに叩かれているのは当然ではないかと。

 怪我した場所が悪化してマラソンを途中棄権した土佐礼子選手への日本人の反応と対比して劉翔叩きに驚いている日本メディアもいますけど、置かれている立場とこれまでの言行が土佐選手とは全く違いますから。日本選手でも劉翔のようなキャラであれば、コケた途端に掌を返してマスコミは総攻撃を加えることでしょう。

「今朝の中国各紙は劉翔選手を擁護する論調で足並みを揃えています」

 などとテレビでやっていましたけど、

「一党独裁政権ですから、さっそく報道管制モード発動で劉翔批判のクールダウンを狙ったというところでしょう。対応を誤ると暴動が起きる可能性もありますからね」

 というコメントを付けるくらいのことはしてほしかったです。暴動起きないかな(笑)。頼むぜ張芸謀。




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 きょうは8月15日ですね。靖国神社に行って参りました。……という話題は差し置いてタイトルの通り緊急楊枝削りです。

 御家人特別推奨本の『趙紫陽軟禁中的談話』の和訳本がついに登場しました!ええ、右サイドに掲げているものです。

 私は原文でお腹一杯なので内容の詳細は不明ですが、手元に置いておいても損にはならない一冊だと思います。読み比べや原文を誤読していることもあるかも知れませんので、私も早速注文しました。

 
趙紫陽―中国共産党への遺言と「軟禁」15年余
宗 鳳鳴
ビジネス社

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 あと全然関係ないのですが、HASYMOの新譜をば。

 
The City of Light
HASYMO,Yukihiro Takahashi,Kyoko Amatatsu,Ryuichi Sakamoto
エイベックス・エンタテインメント

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 今回はポップなテクノというところでしょうか。生演奏感があるのがたまりません。「The City of Light」などは古いファンにはどこか懐かしさも感じさせてくれます。

 いま帰宅したばかりなので、とりあえずこれだけ。





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 香港人である私の配偶者も配偶者の姉も、配偶者の従妹のアオイちゃんも副業先の編集長も、みんな非国民です。晴れの北京五輪開会式を「興味ないし」などと言って、揃ってスルーしやがりました。

 ちゃんと観たのは,私だけ。それでも選手入場の途中で疲れてテレビを消しました。

 辟易した気分で居間を離れようとする私に「面白かった?」と配偶者が尋ねたので、立ちかけた腰を下ろしてちょっと考えました。オサーン道まっしぐらの私は、ここは駄洒落で返さなければと思い、

「まあ、あれだな。中国はマスゲームでマスをかいたってとこだな」

 と、際どい一言を飛ばしました。もちろん配偶者には通じません。

「マスをかくって、どういう意味?」

「ああ、『打飛機』のことだよ」

 と広東語に翻訳してやると、生々しさを感じたのか配偶者は眉をひそめてしまいました。……でもこれ、品がないかも知れませんけど、私にしては上出来なオヤジギャグだと思いました。

 北京五輪のかくも冗漫なイベントは、中国と漢人が「マスゲームでマスをかいた」としか表現しようがないものでした。

 世界各地で行われた聖火リレーへの非難活動に対して、地元在住の中国人は五輪旗ではなく中国の国旗である五星紅旗を掲げて対抗しました。長野で行われた聖火リレー、赤旗で埋まったあの異様な光景を御記憶の方も大勢いることでしょう。まるで付託された聖火を「自分のもの」とでも言わんばかりの傲慢な姿勢。

 今回行われた五輪開会式でのイベントも,同様です。世界の視聴者ではなく、自国民を陶酔させるための演目でした。要するに国威発揚です。

 ――――

 選手団入場まで1時間余りを要したあの長ったらしいセレモニーは何なのでしょう。いかにも張芸謀らしい演出ではありました。ただ30分くらいで済むならともかく、大作を撮るのに慣れた映画監督によって60分以上も中国の手淫を全世界に垂れ流されてはかないません。何のための開会式か、と言いたくなるじゃありませんか。

 現場で観客として眺めていれば多少は面白かったのかも知れませんが、それも最初のあたりだけ。余りに長過ぎます。私なら「いい加減にしろ」と厭きてしまい、途中で席を立って売店でもあればそこでコーヒーを飲んでいたと思います。そして中国のコーヒーであるがゆえに下痢をしてトイレで苦悶を繰り返していたことでしょう。
 
 いわゆる「中華民族」なるものの優良な文化・伝統をその源泉からたどってみせる内容でしたが、

「中国史は近代になればなるほどつまらなくなる。春秋・戦国時代のあの面白さ」

 という意味のことを故・司馬遼太郎さんがしばしば書いていましたけど、正にそれを再確認させられる作業でしたね。

 西洋人なら「フーマンチュー&スージーキュー」(@YMO)てな感じでオリエンタルぶりを楽しめたのかも知れませんけど、鄭和まで登場させたので私は嫌になりました。自分の晴れやかな故事をひとつ話に周囲へ何度も語って聞かせる老人のようなものです。また、「誰それ?」と言われそうな鄭和まで持ち出してきたことで、私はこのセレモニーが自国民向けのものだと確認することができました。

 オリンピックはスポーツの世界的祭典です。その開幕セレモニーには当然ながら「世界」を意識し強調するテイストが色濃く反映されるべきではないでしょうか。

 お国自慢を延々と見せつけた挙げ句、最後の最後にちょっとだけ「ONE WORLD ONE DREAM」を必須科目のように付け足した1時間を超える冗長な北京五輪の開幕セレモニーに、私はとても拍手を送る気にはなりませんでした。

 ――――

 興味深かったのは、明王朝から清王朝あたり?の時期から、いきなりいま現在にワープしたことです(笑)。近代化に失敗して列強諸国に散々喰い物にされたという黒歴史は封印ですか(笑)。世界の「現在」や「調和・共存」に直接関わりのない、また今どき斬新でも何でもない宇宙飛行士が賑々しく登場したのも自己陶酔としかいいようがありません。

 なるほど晴れの有人宇宙飛行の決行日に小泉純一郎・首相(当時)が靖国神社を参拝したことに激怒するという独特の国柄な訳です。当時は靖国参拝より歴史的な一日を汚されたという意味で中国は大反発していましたから。所詮は「特亜」という訳ですね。わかります。

 結局セレモニーの七割方は昔話に終始した形になりましたけど、そのいま自慢している数々の有形無形の伝統文化を、僅々40年前に「文化大革命」の名の下に破壊して回り、伝統文化に携わっていた人や研究者を片っ端から「人民裁判」という名のリンチにかけてサクサク殺していたことを思うと,何とも皮肉な気分になります。

 中共政権の統治下で世界に誇るべきものが何もなく、珍しくもない宇宙飛行士しか出し物がなかったというのは象徴的です。また、基本的にお国自慢に終始していて、「世界的祭典」という主題から甚だしく逸脱していたことも「いかにも」というべきでしょう。

 要するにこの延々としたセレモニーは主として自国民に向けられたもので、国威発揚、つまり中共政権の求心力向上こそが真のテーマということでしょう。まあ、聖火リレーを無数の五星紅旗で取り囲んで気勢を上げていたのと同じ精神構造であります。それゆえに私は、

「中共政権がマスゲームでマスをかいた」

 と敢えて下品に表現したいのです。このセレモニーに酔う中国国民が大勢を占めるのであれば、これも民度であり、愚民教育の成果ということになるでしょう。

 今日は朝っぱらからの電話で叩き起こされたのですが、私が出てみると留学時代に仲のよかった中国人学生の一人で、いまは某国有企業の管理職。私と同じ六四世代で1989年の民主化運動には積極的に関与し、長じても覚めている男です。漢族ながら漢人に非ず。

 で、奴はたまたま出張で香港に出てきたとのことで、問題のセレモニーも香港のテレビで観たそうです。久闊を叙するのもそこそこに、

「見たかあの出し物?最高だろ?全く救いようがないよな」

 とまくし立ててくれました。もちろん私も即同意。……そうなのです。まさに号砲一発、五輪すら求心力向上の機会にせざるを得ない中共政権の、「救いようがない」終わりの始まりという幕があがったといっていいでしょう。




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 8月8日。この日を心待ちにしていました。

 午前中に来るとのことだったので、こちらは緊張して午前4時に目が覚めてしまいました。仕方ないので「空母戦記」でミッドウェーの七面鳥撃ちとかやって時間つぶし。

 ピンポーン、と拙宅の呼び鈴が鳴らされたのは午前10時。

 そら来たっ!とばかりに居間に走り出てドキドキしながらインターホンの受話器を取りました。

「どちらさまですか?」

 あにはからんや。

「COOP××の△◇◯□……」

 フロア全体に響く馬鹿女の大声。インターホンを解さないとは猿だな。……と思い、こちらも怒鳴り上げました。

「生協っていうとあの民青崩れの掃き溜めですね?何だか知りませんけどウチは間に合ってます。毒餃子問題を解決してから出直しなさい」

 すると相手は静かになりました。退散した模様です。拙宅は年初以来、徹底的な生協嫌いとなりました。このため応対もかくのごとし。猿♀も交通事故に遭ったとでも思う……前に、インターホンというものが何かを覚えて頂きたいところです。

 ――――

 しかし、しかし。その15分後に待ちに待ったピンポンが鳴りました。佐川急便さんお疲れさまです。

 通販です。ずっと前から欲しかったのですけど、なかなかヒマがなくて注文するのが遅くなってしまいました。

 これですよ、これ。



 それからカンバッジでより明確に意思表示。




 デザインが逆の組み合わせ(Tシャツが雪山獅子旗)も一緒に届きました。試着してみるとプリントの文字が予想以上に目立つので少し驚きつつもニヤリ。

 試着だけではありません。実践は真理を検証する唯一の基準だとトウ小平も言っています。……ということで、Tシャツにシャツを羽織り、その裾にカンバッジを付けて街に出ました。

 コースはもちろんコンビニ巡礼の旅。だって拙宅の近所で漢人がいるところ、他にありませんから。ともかく拙宅から半径2km内のコンビニを絨毯爆撃。行く先々のレジに漢人がいるわいるわで大漁です。これぞ科学的発展観の成果。

 大半が思いっきり嫌そうな顔をしてくれるのでこちらはホクホク。すぐ店員たることを取り戻す漢人もいましたが、不機嫌なままの相手には、

「あれーここの店はお客が来ても『いらっしゃいませ』って言わないんですかー」

 と腹式呼吸で発声。するってーと奥の方で商品を並べている日本人店員が飛び出してきて平謝りしてくれます。心温まる草の根交流。何という日中友好。俺ってテラ意地悪なオサーンだなー、とほくそ笑みつつ次のコンビニへ。和諧社会という虚構を振りまいて回る温家宝のようなものです。

 最近運動不足だったので実に気持ちのいい汗をかきました。御蔭様で帰宅してシャワーを浴びたら身体が久しぶりにキレてキレて(笑)。

 こんなに良いものとは知りませんでした。ヒマをみてまた出撃します。

 とりあえず生まれ故郷の社会人野球チームが都市対抗野球の本選に出場するので今月末は東京ドーム周辺で活動。それまでに秋葉原・渋谷・上野・池袋あたりに出没するつもりです。

 ――――

 他にも中国毒餃子や中共を揶揄るデザインのTシャツ&カンバッジがあったので急ぎ購入して攻撃のバリエーションを増やさないと(笑)。今回お世話になったのはこちら。↓

 ●UPSOLD.com

 「チベット」「中国」「餃子」「東トルキスタン」などで検索すると色々出てきます。

 「けしからん」けど実は善行であり陰徳を積む作業ということですね。わかります。

 だからもっともっと散歩に出かけろということですね。わかります。



 雨雨降れ降れ畜生が まとめて地獄へ嬉しいな

 ビッチビッチ チンクチンク ランランラン




 「ランランラン」だけ広東語w。全く連中は数ばかり多くて、まことにマーランファンですな。衣類も要らないし環境破壊もしないし何より食用になる分、豚の方がずっとマシ。

「來世不做中國人,來生做豬都不做中國人。」

 中国国内のネットを一時期風靡したこのフレーズ、この通りになってくれればどんなに有り難いことか。それにしてもやっぱり詩作は「詠み人知らず」さんの足元にも及びませんね。orz

 ――――

 ……以上、開会式直前の模様をレポートしました。あとはもう、選手団が入場する前の「鳥の巣」めがけて、豪雨のなかハイジャックされた漢人満載の国内線旅客機突入にwktkするのみですね。

 「さよなら党中央」「さよならチンパン」ってことでおk?




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 As titleであります。暑いですね。

 私の方は四病息災で何とか仕事をこなしています。働かざる者食うべからず。世の中はうまくできているもので、本業の忙しさが一段落したと思ったら、香港から副業の単発仕事が3つばかり入ってきて、いまはそっちと組み打ちしております。

 さて色々お騒がせで問題の北京五輪。開会式はもう見せてもらったので(笑)……というかどの五輪でも開会式には興味がありません。演目に中華民族の復興みたいな主題があるとすれば、支那事変~日中戦争とかは中共政権の拠り所ですからやはり出てくるのでしょうか。アヘン戦争とかはスルー?(笑)。

 念のために言っておくと、開会式に「9.11」を織り込んでみせたソルトレーク冬季五輪にも私は虫酸が走りました。オリンピックは、国ごとに分かれて争うという点では明らかに政治的成分が含まれているといえるでしょうが、それは純粋に競技でやってほしいところ。開催国が開会式のイベントで政治的演出をするのは真っ平御免です。

 ともあれ中共政権による北京五輪。民意に拠らない政権という意味では、ナチスがやったベルリン五輪の足元にも及ばない祭典です。民度も当時のドイツ以下。やれ横断幕は禁止だのデモ・集会OK公園を指定して民意の封殺を図るだの、日本人観客・選手の安全に配慮するなど、そりゃもう大変。これからもハプニング続発ということになるのでしょうが、独立戦争に絡んだ血肉横飛&阿鼻叫喚は対漢人限定で是非。

 中国は2000年の五輪開催に立候補してシドニーに敗れています。その開催国決定は1993年前後だったと記憶していますが、当時香港にいた私はテレビを観ていたらそのイベントの生中継が始まって、立候補都市の代表団が続々と入場してくるのです。北京代表団もその中にいたのですが、悲壮な表情のまま胸を張って入ってくる姿には、中国もここまで来たかという感想と、かつての日本もかくあったのかもと考え、ちょっとウルウルしました。

 もっともウルウルしつつも、2000年の北京開催に私は大反対でした。そんな遊びをやっている余裕なんかないだろ、それより国民のためにしてやらなければならないことが色々あるだろ、という考えによるものです。これは今回の北京五輪に対しても、東京が五輪開催のため運動していることにもいえることです。

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 ところで、北京での五輪開催にはいまでも不満ではありますが、日本選手団が日本を代表して競技に臨む以上、私は「頑張れニッポン」モード。仕事との折り合いをつけつつ、テレビ観戦はなるべく怠らないようにするつもりです。

 まずはいま現在、ですね。開会式は8日ですが、「なでしこJAPAN」こと女子サッカー日本代表による試合が始まっています。「頑張れニッポン」といいつつも、私にも贔屓があります。そのひとつが女子サッカー。チーム全体が明るいのと、試合運びが積極的なのと、選手個々のキャラが立っている(笑)のが魅力的です。

 それからもうひとり、競泳女子自由形の柴田亜衣選手に頑張ってほしいです。前回のアテネ五輪では確か日本のメダル獲得数が東京オリンピック以来の最多記録だった筈ですけど、競泳自由形の金メダルには本当にびっくりしました。女子競泳史上初の快挙であり、男子を含めても自由形の金メダルは前例がないでしょう。

 私は小学生になってすぐ札幌五輪で日の丸飛行隊に拍手し、球蹴りをしていた中学生のときには国立でヨハン・クライフのプレーを観たりしています。要するに古い世代なのですが、それだけにサッカーの五輪出場はもちろん、自由形のメダルがいかに手の届かない高みにあるかを知っていたつもりです。

 それだけに、ライブで中継された競泳女子800mの決勝にはテレビの前で驚き、絶叫し、頑張れを繰り返し、最後にはただただ感涙です。

 一緒に観ていた配偶者は「祖国」意識が非常に希薄な「昔型香港人」ですから感動を分かち合うことはできず、柴田選手の成し遂げたことの凄さも理解できていなかったのが残念ですけど、私は士気が低下するといまでも当時のレース動画を繰り返し観たりしています。「人々に勇気を与えるプレー」というのは単なる修辞でなく、本当にあるのだということを初めて知りました。

 ――――

 という訳でその動画を。





 レースから表彰式までの一部始終はこちらを。必見です。

 柴田選手、コンディション調整がうまくいかなかったりスピード社製の水着着用などの問題で大変だったようですけど、レースを心待ちにしています。

 今回はメダルをどうのこうの、ではなく自分で納得できるパフォーマンスを目指してほしいです。


 ……お約束でしょうからこちらも。





 頑張れ、ニッポン!




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