日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)








試合会場の太田市民球場。日立のより立派だ……orz


 日立野球の話です。都市対抗野球北関東地区予選の、3日間にわたる代表決定リーグの2日目までを消化したところです。

 わが日立製作所野球部は、絶対落とせない初戦に、投手陣の中で全国レベルで通用する唯一のエース・伊波孝投手が先発。一次予選の決勝で5-2と快勝した住金鹿島戰に臨みました。

 結果は7-0の圧勝!伊波が一人で投げ切っての完封勝利です。住金鹿島の先発は昨年の都市対抗でベスト4に入りながら社業不振で廃部となった日産自動車でエースを務めていた実力派の本格派右腕・石田。今年住金鹿島に転籍し、県大会では温存して勝負の二次予選に日立へぶつけてきました。

 ところが日立打線は打順2回り目で早くもこの石田を攻略してマウンドから引きずり下ろし、その後も出てくる投手を次々と血祭りに。終わってみればホームラン3発と連打連打で7-0という、このレベルのカードではちょっとありえない大差、しかも継投なしの完封勝利となりました。




二次予選における日立不動のオーダー。




住金鹿島、超涙目(笑)。選手にとってはトラウマになりかねない試合結果でしょう。


 住金鹿島は本塁憤死が1回あっただけで他に得点機らしいものはなく、私の願いに快く応じて握手してくれた伊波投手が安定感・制球力とも抜群の出来(無四球だったかも)で、一次予選に続いての対戦であるのに、住金鹿島の打線は沈黙して手も足も出ませんでした。

 中盤あたりまではドキドキする試合展開になるだろうと予想していた私は、ちょっと拍子抜けした気分。それにしても伊波投手の好投には、思い入れがあるだけに終始唸りまくりでした。

 われら日立大応援団のサポートも凄まじかったです。金曜日というのに、バス20台以上を列ねて日立市から太田へと乗り込んできました。動員もあるでしょうが、バス代自腹のファンも多数。連日の往復を忌避して私と同じホテルに宿泊しているグループもいます。




住金鹿島の応援席。やけに少ないようでもありますが、これが都市対抗予選ではごく当たり前のレベルです。




そしてこちらが日立側。内野が全て埋まり外野席まで観客が入るという日立人の心意気や善し!


 この日の第一試合では富士重工が全足利クラブを順当に下しています。

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 さて北関東地区の勢力図ですが、日立、住金鹿島、富士重工の3強に加え、実力が格段に劣る全足利クラブ(でもクラブレベルでは全国有数の強豪)、の4チームが毎年最終予選に残ります。現段階の実力でいえば、

 (1)富士重工
 (2)日立
 (3)住金鹿島
 (4)全足利クラブ

 という順番になるでしょう。本大会への代表枠は2つです。つまり初日の段階で住金鹿島は早くも崖っぷち状態。富士重工は順調な滑り出し、日立は見事に初戦を飾り、全足利クラブは3連敗モード、ということになります。

 2日目のカードは日立vs全足利クラブ、富士重工ー住金鹿島。日立はなぜか全足利クラブには毎年手こずるのですが6ー1でともあれ勝利。第二試合で富士重工が勝てば、日立とともに2勝を挙げて、北関東代表は日立と富士重工で早くも確定となります。あとは最終日である今日の富士重工vs日立で順位を決めるのみ。

 ところが、であります。宿に帰ってインターネットで試合速報をチェックしていると、富士重工が初回に1点先制してその後も加点し、住金鹿島が1点返して2-1で試合が最終回に入ったところ、九回裏に住金鹿島が逆転サヨナラ満塁ホームランというあり得ない展開で富士重工が敗北。

 日立にとっては大迷惑であります。標題の「王手!」が怪しくなるのです。

 もし今日の第二試合で富士重工を相手に日立が負けることがあれば、勢いに乗る住金鹿島は全足利クラブに順当勝ちするでしょうから、3チームが2勝1敗で並ぶという困った展開になってしまいます。サッカーのように得失点差で順位を決めるなら日立の2位以内は確実でしょうが、3チームによる最終リーグ戦開催となると、また最初からやり直し。

 そうなると投手陣が伊波しか使えないという日立にとっては不利になることは必至。何年か前に、この3チームによる最終リーグ戦を実施したところ、3すくみ状態でどこも1勝1敗で決着がつかず、延々とリーグ戦が繰り返されるといった愚かしい出来事がありました(投手が潰れますよこれでは)。

 今年は最終リーグ戦を1回やって3すくみ状態になっても得失点差で決めることになるでしょうが、日立としては今日、難敵・富士重工を粉砕してスッキリと第一代表として本大会出場を決めたいところです。ていうか決めないと危なくて危なくて。

 富士重工は日立打線が苦手とするこの地区で最強の変則左腕・阿部投手をこれまで温存してきましたから、日立にぶつけてくるつもりでしょう。

 きのう全足利クラブに手こずって調子がちょっと狂ったかも知れない打線の復活と、伊波投手による再びの好投に期待するのみです。

 八百万の神々よ、どうか日立に勝利をもたらし給え。御家人一生のお願いです。いやシャレじゃありません。ホントに生涯賭けてのお願いなのです。





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 サッカーの話じゃありませんよ。私も生中継を観て歓喜したクチですが。

 都市対抗野球二次予選の北関東地区大会、その代表決定リーグ戰が今日から始まるのです。左様、日立野球の件。

 5月末に一次予選を突破して以来、この6月の私は日立野球部の二次予選に向けた調整試合の観戦に関東近郊のあちこちに出かけ、そのことに終始しました。近いところでは越谷や津田沼、果てはホームの日立でもカレンバッグを斜めがけにし、瓢箪を手にした怪しげな丸刈りオヤジが出没した次第。

 その本番の二次予選がいよいよ始まるのです。というか実は23日から開幕していて、まずは出場8チームから4チームをふるい落とすトーナメント。北関東地区は日立、住金鹿島、富士重工の三強に、クラブチームとしては全国でも強豪でプロ選手を輩出している全足利クラブが大穴。あとは力をつけてきている新興クラブ・欽ちゃんの茨城ゴールデンゴールズを除けば雑魚です。

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 雑魚を相手に日立が負ける訳がないので23日はスルーして昨日、会場の群馬県太田市入りしました。果たせるかな、

 富士重工 12 ー2 ガッツ全栃木野球クラブ
 日立 15ー1 全桐生硬友クラブ
 全足利クラブ 4ー0 茨城ゴールデンゴールズ
 住金鹿島 13ー0 伊勢崎硬建クラブ

 と、予想通りの展開となりいつもの顔ぶれが残りました。この4チームによる総当たりリーグ戦で1位と2位のチームが8月末に東京ドームで行われる本大会に出場します。

 われらが日立は今日、住金鹿島との初戦を迎えます。県大会では5ー2と快勝した相手ですが、実力は伯仲しており投手の出来と打線の調子次第でどちらが勝ってもおかしくないカード。

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 日立は津田沼で行われたオープン戦(vsNTT東日本)で握手してもらったエース・伊波孝投手が頼みです。今年の日立投手陣は弱体化しており、不調時の伊波に肩を並べる二番手すらいない有様。私は親子ほど歳が離れている伊波投手の手を握ったまま、田舎の老爺が都会から来た偉い人に接するように、

「お願いします。お願いします。伊波さんだけが頼みです」

 と何度も頭を下げました。下げつつもファン歴38年目の私は、

(この人が、俺にとって最後の日立のエースなんだな)

 と思い、感情の始末に困りました。

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 「追っかけ」をしているとよくわかるのですが、日立打線は故障者も戻って全体的に上げ潮状態。特に三番田中・四番中村がコンスタントに長打を積み重ねているのは頼もしい限りです。変則的な投手に弱いようなところがあるものの、住金鹿島とは互いに相手を知り尽くしている同士ですからまあ大丈夫でしょう。

 それに比べ、有力な二番手が現れない投手陣が悩みのタネ。とにかく伊波頼みです。

 県大会の第一代表になったことで日立は今日が住金鹿島、明日が全足利クラブ、そして最後に強豪・富士重工というスケジュールになりました。日立、富士重工という連戦日程の住金鹿島に比べ、第二戦で伊波を休ませることができるのが救いです。

 あとは雨乞いあるのみ。

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 ところで、太田市は日立市同様に企業城下町(富士重工)でありながら、人柄ならぬ街柄がひどく悪く、雅趣のカケラもなければ、日立の太平洋のような胸のすくような風景もありません。

 駅前はひどくうらぶれていて、駅ビルか駅に隣接するショッピングセンターかと地図を見て考えていたのが「ドン・キホーテ」で、しかも正面である駅側から入っていくとスポーツ用品やゲームセンターなどどうでもよさげな売場が延々と続いた挙げ句、いちばん奥に食品売場を配するといったあくどさ。店内には中国語とポルトガル語?のアナウンスばかり流れていて、

「景気は厳しくても中国人のお客様には一生懸命サービスします」

 という一節に、私はひどく気分を害しました。

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 駅周辺もピンサロとかパチンコ屋とか小汚い飲み屋ばかりでコンビニも書店もありません(南口)。私の世代の感覚で敢えて悪い言い方をしますが、

(こりゃ中卒の街だな)

 と思いました。こんな愛おしい街に生まれる人は幸福としかいいようがありません。

 私が宿泊している「パインヒル」というホテルもフロントは慇懃無礼、部屋は広さに余裕があるものの古臭く、ブラウン管テレビに加えベッドに据え付けられているのはアナログ時計とダイヤル式で周波数を決めるFM/AMラジオ。

 エレベータ前の部屋番号の配置を示す掲示もなければ、バリアフリーも徹底していません。剥がれかけた壁紙に「昭和」を感じさせてもくれて、もう何も言うことはありません。

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 まあいいや。とにかく今日から始まる日立の3試合で私の残り時間の過ごし方も大きく変わってきます。富士重工のホームではありますが、日立は不思議と日立市民球場で開催される二次予選では勝てないというジンクスがあるので、かえって験がいいかも知れません。

 必勝を念じるのみです。


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 【訂正】試合観戦のあと太田駅まで戻ったら、南口を出たところにコンビニがひとつありました。太田市民の皆さん、申し訳ありませんです。「中卒の街」という印象は、撤回しませんけど。:p





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 はや、6月であります。私にとっては最後の夏。……てことで、生涯で最も楽しい夏にすべく目下色々と企画中です。

 とりあえず、わが日立野球部が北関東地区予選を突破して、東京ドームで開催される都市対抗野球本大会に出場することを切望しております。

 日立といえば、先日野球を観戦した際にデビューしたカレンバッグは近所を出歩く際のレギュラーとなりました。あれは生地が丈夫な上に収納力に優れているので、スーパーに買い出しへ行くときなどは必須アイテム。

 フリチベカンバッジも装着しております。暑くなってきたのでバナナの葉を素材にした通気性のいい白シャツにGパンで、カレンバッグがいよいよ映えてよろしいです。インナーのボーダーのボタン付きTシャツ、というのはちょっとオシャレしてみたくてなオサーンの意地(笑)。

 まだ新宿とか銀座とか渋谷などにはこの格好で出撃していませんが、これは恥ずかしくて躊躇しているのではなく、ただ「出かける機会がまだない」という理由のみ。

 オフィス街といえば、茅場町あたりまでは出かけています。もっとも霊岸橋から先(日本橋方面)までは行かないので、証券会社が集中している一帯には足を踏み入れていません。

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 唐突ですが、この春あたりから生活習慣に飲酒が加わってしまいました。

 私は酒は飲めますが、旨いと思ったことはありません。ですからこれまでは機会がなければ飲むことがなかったのですが、冬の旅仕事&自腹旅で松江において、刺身の実に美味なることを知ってしまいました。

 刺身を引き立てるには、やはり日本酒しかありません。私は飲むなら辛口専門ですが、最近日本酒度が「+22」という、おおおこれは俺向きだという「超辛口」を発見。

 刺身は近所のスーパーで毎朝築地から直接仕入れてくる鮮魚売場のチーフのお兄さんと懇意なので、「さく」の値段でスライスしてくれます。いい魚が入ると必ず教えてくれるという悪魔の囁きも。

 お陰で、自宅でも飲むようになってしまいました。

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 居酒屋にも行きます。奈良で世話になった「笑笑」という白木屋系列の店が徒歩10分くらいのところにあるので、通うのは専らここ。茅場町は霊岸橋のすぐそば、とはこの店のことなのであります。

 私は居酒屋となると、リーマンがクダを巻いていたり、学生が政治論議で熱くなっていたり放歌したり、トイレで酔いつぶれた若い衆がゲロを床にまき散らして自分は洋式便器を抱いて寝ている。……といった賑やかで安い店のカウンターの隅っこで独酌するのが大好きです。酒より雰囲気。

 茅場町に学生街はないので「笑笑」はリーマン専科なのですが、この季節は4月入社の新人がいます。研修の愚痴が昂じて学生気分そのままにトイレの床を麻婆豆腐にして昏倒しているのが実に好ましい風景。

 ……以上は独酌するとき及び配偶者と飲むときの話であって、複数の連れがいるときや連れが女のコ一人だった場合は、自ずとチョイスが異なってきます(笑)。

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 こういう日々を3カ月も送ってしまえば、もはや以て瞑すべし。腰囲がベルトの穴3つ分も増えてしまいました。

 休肝日なんてありません。ていうか必要ありません。肝臓へ過剰な負荷がかかる前に逝ってますから私は(笑)。

 念のために申し上げますが、別に余命幾許もないため自棄になって酒を飲んでいるのではありません。「保って1年」ですから老後の生活設計に頭を悩ますこともなく、仕事で長期的な展望を練ることもなく、身体のケアも無視してモーマンタイ。さあ一期を飾るぞとバカな真似もできます。

 私の場合、予想外に短い期限を切られたことで、逆に気楽になってしまったような。自宅で飲むのも居酒屋で飲むのも楽しくて楽しくて、新たな至福を享受しているのです。

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 てな訳で、今日も飲みます。というより、今日ばかりは飲まねばなりますまい。自宅で飲んでから「笑笑」へ繰り出す予定です。酒量もふだんより多めに、たぶん「笑笑」では安酒を一升ほど。

 酒を飲むようになると、飲まずにはやっていられないという、やりきれない日があるのです。

 平反六四。





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