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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

ノンステップバスが5割を突破、福祉タクシーは1万5026台に 2015年度末

2016年11月13日 02時08分00秒 | 障害者の自立

国土交通省は、2015年度末(2016年3月末)の自動車交通関係移動等円滑化実績を発表した。

2015年度末の主な実績は、ノンステップバス車両数が前年同期比3.2%増の2万2665台となった。比率は前年より3.1ポイントアップの50.1%と初めて5割を超えた。

バリアフリーの基本方針では、適用除外認定車両1万台を除いた約5万台の7割に当たる約3万5000台を2020年度までにノンステップバスにする目標が掲げられている。

バスターミナルの段差が解消されている施設数は、総施設数150カ所のうち、87施設で段差が解消されている。

一方、2020年度までに約2万8000台の導入を目標としている福祉タクシー車両数は、同382台増加の1万5026台となった。内訳は寝台専用車が507台、車椅子専用車が1万1212台、兼用車が2810台、回転シートが497台。

2006年12月に「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー法)が施行されたことを受け、バス、タクシーなど、交通事業者による車両や施設のバリアフリー化が求められている。

このため、国交省では、乗合バス、バスターミナル、福祉タクシーの移動等円滑化実績について調査した。

国交省では、ノンステップバスの導入に対して補助による支援措置を実施するとともに、ノンステップバスの標準仕様の改定により普及促進を図るなど、公共交通のバリアフリーを促進している。

トヨタ・ハイエース福祉タクシー仕様車

中型ノンステップバス、いすゞエルガミオ(SDG-LR290J1)

《レスポンス編集部》  2016年11月11日


全盲ピアニスト、児童と交流授業・演奏会 松本

2016年11月13日 01時56分31秒 | 障害者の自立

 生まれつき全盲のピアニスト大月裕夫さん(29)がこのほど松本市立中山小学校を訪れ、児童の疑問に答える交流授業があった。視覚障害者の暮らしぶりについて、大月さんがとつとつと語り始めると、子どもたちは静かに聴き入っていた。

 先月19日の授業には、4年生17人が参加。事前に寄せられた質問に、大月さんが回答する形で進んだ。

 「いつも真っ暗で怖くないですか」

 こう問われた大月さんは「目の見えない人には明るいも、暗いもない。真っ暗だとは感じていません」と話した。さらに「目の見えないときは何色に見えますか」と尋ねられると「私は色というものを見たことがありません。赤色は温かいとか、青色は晴れた空の色と教えてもらい、なんとなく想像しています」と答えた。大月さんはその後も、買い物をする際には硬貨の表面の感触や重さ、お札の端に施された凹凸を触って判別してお金を支払えることなど自身の日常生活を紹介した。

 交流授業の後には、全校児童が体育館に集合。大月さんが「乙女の祈り」などクラシックの定番5曲を演奏した。

 宮島雅子教諭が松本盲学校の生徒時代の大月さんを知っていたことが縁で、同校は2年前から大月さんと交流をしている。今回、「だれとでも関わり合えるように」というテーマで自分の身の回りを見直す授業の講師として大月さんを招いた。

 今年の4年生は事前の体験授業でアイマスクをつけて廊下を歩き、視覚障害者の不便な生活を想像。紙に点字を打ち、大月さんへの招待状を書いた。

 4年の丸山悠舞さん(9)は「目が見えなくて不便なことが多いと思うけど、ピアノの勉強をやめないで続けているのはすごい」と感想を述べた。

 大月さんは、繰り返し同じ曲を聴かせ、何度も演奏させる才能教育研究会の音楽教育法「スズキ・メソード」で、3歳からピアノを習い始めた。2年前に武蔵野音楽大大学院を修了し、地元の松本市を拠点に演奏活動を続けている。大月さんは「障害があっても、音楽を通じて社会参加し、一生懸命生きている人がいることを知らせたかった。みんな真剣に聞いてくれて感激した」と話した。

 来年5月には、同市音楽文化ホールで、ショパンの作品ばかり十数曲を弾く演奏会を予定。問い合わせは大月さん(0263・36・9049)へ。

写真・図版 

子どもたちの前でピアノを演奏してみせる大月裕夫さん(手前)

2016年11月12日   朝日新聞

 
 

マラソン出場カンボジア選手支援 岡山南RCがHOGに100万円

2016年11月13日 01時46分00秒 | 障害者の自立

 障害があるカンボジア人走者2人の「おかやまマラソン2016」出場を支援する岡山市のNPO法人ハート・オブ・ゴールド(HOG)に対し、岡山南ロータリークラブは11日、活動支援金100万円を贈った。同クラブ創立60周年記念事業の一環。

 2人はボン・ホンさん(32)とスルン・ブンテンさん(31)。ボンさんは内戦で残っていた地雷に触れて左手首から先を、スルンさんは自転車の転倒事故で右腕を失ったが、障害に負けず共に陸上競技に打ち込んでいる。ボンさんはフルマラソン、スルンさんはファンラン(4・5キロ)に挑戦する。

 岡山市内であった贈呈式には、2人と同国パラリンピック委員会のジー・ヴィスナ会長ら関係者約20人が出席。同クラブの大和豊子会長が「障害者と共に歩める社会づくりを進めるため、支援させてほしい」とHOGの有森裕子代表理事に目録を手渡した。

 有森代表理事は「郷里のマラソン大会に2人を招くことができ、この上ない喜び。人が生きる力を持てるような活動を今後も全力で続けたい」と述べた。

 

有森代表理事(右)に目録を手渡す大和会長

(2016年11月11日 山陽新聞


SFに技術が迫る。技術によって人間の可能性はどこまで広がるか

2016年11月13日 01時36分12秒 | 障害者の自立

障害者をはじめとするマイノリティや福祉そのものに対する「意識のバリア」を取り除くべく開催されている超福祉展』。会期中には、タイムアウト東京がディレクションするシンポジウムが開催される。各セッションにはタイムアウト東京代表取締役の伏谷博之がシンポジウムディレクター/モデレーターとして参加。「Beyond Diversity」をテーマに科学やテクノロジーの進歩により拡張していく世界について、ダイバーシティの先にある未来をディスカッションしていく。

「Beyond limits(拡張する身体)」をテーマに行われた第2回には、元オリンピアンで、現在はスポーツコメンテーターやタレントとして活躍する為末大、そしてクールジャパン関連委員会の委員を歴任し、風営法改正にも貢献したA.T. カーニー日本法人会長の梅澤高明が登壇した。パラリンピックによってお茶の間にも馴染みとなった最新のスポーツ義足。テクノロジーの進歩により、ツールは従来の補助という役割を超えて、人間の能力を機能拡張するものに進化してきている人間が機能拡張デバイスを手に入れた未来の社会とはどんな世界になるのか、ライフスタイルはどう変わるのかなど、テクノロジーが後押しする「スーパーヒューマン」の未来について考える。

 

この夏、世界中を沸かせた『リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック』は、「拡張する身体」を語る上で欠かせないできごとだった。パラリンピックのパワーリフティングや陸上で、五輪選手を上回る記録が相次いだのだ。選手たちのずば抜けた身体能力を見て、人類の身体の可能性を感じた人もいれば、彼らを自分とは違う新人類と見た人もいただろう。人間の身体はどこまで進化するのか。その過程で技術はどのように関わってくるのか。議論は、梅澤が大ファンだというアニメシリーズ『攻殻機動隊』の話から始まった。

 

梅澤は同作のキーワードとして、「義体」と「電脳」を挙げ、人間の身体の拡張の先にあるだろう未来を予想する。物語には全身義体の主人公や、記憶のクラウド保存、脳のハッキングといった技術が描かれている。原作の漫画が1989年に描かれてから今日までの間に、人間はインターネット、パソコン、人工知能(AI)を発展させ、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)を生み出し、物語の世界により近づいていっているようだ。梅澤はこのままいけば、不老不死や、記憶の書き換えが可能な未来がすぐそこだと考える。そのうちのいくつかはすでにマウスを使用した実験が済み、臨床実験まで進んでいるものも多いという。また、同作に登場するAIについても触れ、現在人間が行っているデータの収集、分析、図式化、といった仕事はすべてAIの仕事になるだろうと予想する。反対に人間がやるのは仮説を立てるといった、「予想(予測)すること」だと語った。

 

一方為末は、現在スポーツ界で議論されている、スーパーヒューマンについてまず触れた。今日、スポーツ選手の精子が高値で取引されているという。有名スポーツ選手の遺伝子を持った子どもが生まれ、遺伝子親と同じようにスポーツ選手となったとき、それはドーピングと呼べるのか。我々がドーピングと聞けば、薬などを摂取することを想像するだろう。しかし、デザイナーベイビーに代表されるように、技術の進歩は体外受精や遺伝子操作を可能にし、それと並行するように人間は卵子と精子の選択肢まで手に入れた今、その線引きはますます難しくなっているという。

 

身体の拡張を語る上で、義足や義手も欠かすことのできない技術だ。為末は例として、身体の大部分を義体が占めるようになれば、パラリンピックではなく「ロボパラリンピック」になるのではないか、と冗談交じりに語った。

最後の質疑応答では、脳のハッキングや、AIによる職の喪失などの話によほどインパクトがあったのか、将来を不安視する声が多く聞かれた。しかし梅澤と為末は、現在は、AIといった技術の持つ可能性を知るためになされる様々な実験が、面白がられているだけであり、いずれは飽きられるだろうと予測する。ブームが落ち着けば、次第に人間をサポートする技術として受容されていくと語った。これから先も技術は進化し、人間の可能性はどんどん拡張されていくが、「音楽など人間の心を動かすものを作れるのは人間だけ」「最後の砦は人間味の有無」という2人の言葉は、技術を生み出す人間の力を信じているようにも聞こえた。

2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展』は、11月14日(月)まで渋谷ヒカリエを中心に開催。タイムアウト東京が主催するトークイベントでは、LGBT、もてなし、子育てについてのトークセッションが、様々なゲストを迎えて行われる。ヒカリエ8階には最新の技術で作られた義肢などが展示され、誰でも無料で見学できるので、ぜひ足を運んでほしい。

陸上スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。2001年エドモントン世界選手権および2005年ヘルシンキ世界選手権において、男子400mハードルで銅メダル。3度のオリンピックへの出場経験がある。現在は、自身が経営する株式会社侍のほか、一般社団法人アスリートソサエティ、株式会社Xiborgなどを通じて、スポーツと社会、教育、研究に関する活動を幅広く行っている。

 

梅澤高明(A.T. カーニー日本法人会長/NEXTOKYO)

 

日米で20年にわたり、戦略、イノベーション、組織関連のコンサルティングを実施。クールジャパン関連委員会の委員を歴任するほか、オリパラ組織委員会「テクノロジー諮問委員会」委員でもある。また東京の都市構想チーム「NEXTOKYO」を主導している。

 

為末大(スポーツコメンテーター/タレント/指導者/NEXTOKYO) 


福祉施設の避難 緊急の説明会開催へ

2016年11月13日 01時33分28秒 | 障害者の自立

市町村や消防本部の防災担当者会議が開かれました。今年8月の台風10号の教訓から、県が福祉施設の管理者を対象に避難行動についての緊急の説明会を開く方針などを示しました。会議には、県内すべての市町村と消防本部の防災担当者など、約80人が出席しました。台風10号が直撃した岩手県の岩泉町では、町からの避難情報が正しく伝わらず、グループホームに入所していた高齢者9人が死亡しました。これを受けて国土交通省では、自力での避難が難しい高齢者や障害者などが利用する施設を対象に緊急の説明会を開くよう、各都道府県に通知しています。県は今年度中に、県内にある約3,000の福祉施設の管理者を8つの地域に分けて集め、水害や土砂災害の際に必要な避難行動などについて説明することにしています。また、災害対策基本法で義務付けられている緊急避難場所などの指定について、先月末の時点で8つの市町村が終えていないということで、県が速やかな指定を求めました。

[ 11/11 19:32 秋田放送]