Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

冷蔵庫を空ける・その1

2007年02月28日 | 日本酒
「田酒 純米吟醸 山廃」の残りが少なくなったので、全部飲んで冷蔵庫のキャパを少し広げようと画策。

純吟山廃のお酒なので、つまみは塩系の魚が良いだろうと勝手に思い込み、「でも塩焼きじゃつまらんしなぁ」とか勝手に呟いて、なにを思ったか、鮭のムニエルを作る。


でもまぁ、キングサーモンは塩味がそれなりにあるし、味付けは塩・胡椒だけだし、合わないことはないだろう、と。

うん、実際食べて合わせてみても、全然問題はない。
一緒に含んでも全然平気。
マリアージュと呼べるほど相乗効果はないけれど、安心して合わせられる。

あれ、でも、1切れじゃ田酒がなくならないな・・・。
・・・しょうがない、塩ウニでも出すか。


・・・あっ、塩ウニの方が相性が良い。
塩ウニの甘みが、田酒で引き立ちます。普通に旨い。

・・・うーん。
結果良ければすべて良しか。

風の森 特別純米 アキツホ

2007年02月27日 | 日本酒
近年、つとに評価の高い「風の森」を飲みました。

香りは、純米ながらしっかりとしたフルーティな吟醸香。良い香り。
口に含むと、甘みと酸味の非常にバランスの取れた味わいが口に広がる。
含み香もとてもフレッシュで、味わいとマッチ。
後口に少し酸味の余韻がありますが、少しも嫌な感じじゃない。
これは、旨いですよ!

コストパフォーマンスが非常に高いのはわかりますが、そんなこと言わなくていいほど、内容の完成度が高いです。
値段、2倍取ってもいいくらいの味。

うーん、評価高いのも当然だなあ。

【スペック】
風の森 特別純米 アキツホ
精米歩合65%
日本酒度+6
酸度1.6

↑上記スペックは、味わいの予想には全く使えません。

休日の酒盛り

2007年02月25日 | 日本酒
友人を二人招いて、酒盛りしました。

飲んだものは写真の通り。左から、
外ヶ濱 特別純米 無濾過生原酒 にごり
白瀑 純米 無濾過生 酒こまち(かがた屋頒布会限定)
田酒 純米吟醸 山廃
十四代 純米吟醸 双三八反錦 おりからみ
若竹 おんな泣かせ 純米大吟醸
くどき上手 純米大吟醸 出羽燦々33
醸し人九平次 純米大吟醸 別誂
風の森 純米 アキツホ
而今 純米吟醸 八反錦 おりがらみ
臥龍梅 純米吟醸 短稈渡船
国権 特別純米 無濾過生 夢の香(かがた屋頒布会限定)


特筆すべきお酒をいくつか。

・かがた屋頒布会限定酒
「白瀑」と「国権」は、品川の酒屋「かがた屋」の限定商品です。
どちらも無濾過生の純米酒ということで、フルーティでありながらコクがある、なかなかおいしいお酒でした。
「白瀑」のほうが若干固めですが、その分、食中には良さそうです。
「国権」はけっこう甘めでしたが、一味というわけではなく、飽きのこない味わいになっています。
ちょびっと飲んだだけなので、後日きちんとまとめたいと思います。

・くどき上手 純米大吟醸 出羽燦々33
2月23日出荷、3月発売開始のくどき上手を入手しました。
酒米の出羽燦々(DEWA33)にあやかって、精米歩合33%。
値段も3,333円!
こっちは、コストパフォーマンスが異常に高いです。
味も、洗練されているのにくどき上手らしい果実のような味わいは健在、非常に美味しいです。
3,333円で出荷しちゃったら、元が取れないだろうなあ。


そうそう、先週「十四代」のレビューを書きましたが、改めて飲んで、先日よりも美味しく感じたので追記しておきます。
香りは幾分穏やかですが、含み香は十分あり、味わいもバランスが非常に良く、とてもおいしいお酒でした。
ただ、後口に若干アルコール臭が残る感じがしたので、そこだけマイナスかなと・・・。
「而今 純米吟醸 八反錦 おりがらみ」との対決評価は覆りませんでした。

体調不良

2007年02月23日 | 日本酒
一昨日くらいから体調が悪いです。
花粉のせいだと思います。
鼻は出るわ、肺は傷むわ、頭はぼうっとするわで。

体調が回復するまでお酒は控えようと思っていたのですが、
つい、ちょっと飲んだりしてしまう。
でも、あまり美味しく感じません・・・。

昨日の「十四代」も、体調が悪かっただけのような気がしています。
レビュワーも万全の体制でテイスティングしなければなりませんね・・・。
回復したら、また確認してみます。

十四代 純米吟醸 双三八反錦 おりからみ

2007年02月21日 | 日本酒
いろいろ買ったお酒の第二弾は、
「十四代 純米吟醸 双三八反錦 おりからみ」。

スペックが非常に近い「而今 純米吟醸 八反錦 おりがらみ」と飲み比べてみることに。
ただし、而今は開けてから2週間ほど経過、十四代は本日開栓。

十四代、開栓直後に瓶の口に鼻を近づけると、十四代らしい甘酸っぱい香りが漂います。いわゆる、「旨い酒」だとわかる瞬間。
お猪口に90mlほど注いで、いざ試飲。

む、香りは比較的穏やか。
わいも、十四代らしいフルーティさは健在ではあるものの、インパクトはそれほど強くない。キレも予想ほどではなく、比較的残る印象。
・・・十四代に期待し過ぎたか?

代わって、味が乗りに乗った「而今 八反錦」を飲む。
口当たりから、ぶどうのような甘酸っぱさが襲いかかる。
十四代の八反錦に比べると、どっしりとした旨味もある。

而今が目一杯に花開いているというのもあるが、而今の方が旨い。
ただ、「十四代 八反錦」は、味わいからして、今後大いに味が乗る可能性がある。
それを期待することに。

九平次はおんな泣かせ

2007年02月20日 | 日本酒
今日は頼んでいたお酒がいろいろ届いた。
今日は、その中から「おんな泣かせ」をチョイス。
純米大吟醸なので、「醸し人九平次 純米大吟醸 別誂」と飲み比べてみることに。
・・・ん?よく見るとこの「おんな泣かせ」、H17醸造だ。


◆おんな泣かせ 純米大吟醸

香りは比較的穏やか。口に含むと、舌の先にりんごっぽい酸味が出る。
あー、これはなかなか美味しい。
口に含んでじっくり味わってみると・・・。
味わいがゆっくりと広がっていくのがわかる。
穏やかで、主張しないから、じっくり味わわないと気づきにくいけど。
リンゴっぽい味わい→ぶどうのような甘酸っぱさ→梨のようなほろ苦さが、順に舌の上を通っていく。


対して「醸し人九平次 純米大吟醸 別誂」を飲む。
こっちは香りからして甘みがわかる。
味わいも、甘みと酸味のバランスが非常によい。やはり、旨い。

「醸し人九平次」のほうが上なのは間違いない。
だが、「おんな泣かせ」は定価4000円。7000円の純米大吟醸と比べるのは酷であろう。
家用の純米大吟醸としては、文句ない出来である。

【スペック】
若竹 おんな泣かせ
純米大吟醸
山田錦48%、五百万石50%
日本酒度+1
酸度1.2
H17.10出荷

酒盗とチーズ

2007年02月18日 | 日本酒

今日のお酒は「鳳凰美田 純米吟醸 無濾過生 亀の尾」。
残りの量を確認したら、けっこうあったので。

爽やかで、亀の尾らしいきりっとした香りで、僕の好きなお酒の一つです。
こういうのは、もったいなくなって、あまり減りません。

肴は酒盗をブルーチーズにのせたもの。
ついでに、刻みネギとポン酢をかけてみた。

イカ大根

2007年02月17日 | 日本酒
今日は、お昼にご飯を食べ過ぎたので、夜はご飯を炊かないで、おかずとお酒だけ。
おかずはイカ大根。

イカ大根の主役は、大根です。
イカから出る旨味を大根が吸って、とてつもなく美味しい大根ができる。
その美味しい汁をもっと美味しくするために、イカわたも混ぜる。
薬味の生姜は忘れてはいけません。

今回はさらに、酒盗を隠し味として混ぜてみました。
酒盗の甘味が汁に浸透して・・・いい感じ^^

日本酒は「鶴齢 特別純米 美山錦」。
2合くらい残ってたんですが、あっという間に空に・・・。

盗まれるように

2007年02月16日 | 日本酒
今日の晩酌は「裏・雅山流 香華」。
美山錦100%の特別本醸造生酒です。
肴は「酒盗」。

酒盗は、鰹の内蔵を使った塩辛です。
普通は既製品が瓶詰めで売られています。鰹なんて、でかすぎて手に入らないしね。

日本酒にものすごく合う酒盗。
それは「酒が盗まれるようになくなる」ほどという命名からもわかります。
日本酒と一緒に口に含んでも、まったく酒の邪魔をしません。
それどころか、酒盗が酒によってまろやかな味わいになる。
進んじゃうわけだ・・・。

味が乗る喜び

2007年02月15日 | 日本酒
今日はお休みをいただいたので、昼から家で日本酒。
お酒は、昼間に飲むのが一番美味しいと思う。

今日は、開栓後しばらく経っている「而今 純米吟醸 八反錦 おりがらみ」。
澱が入っているので、瓶をゆっくり回してから注ぐ。

一口飲んで、味がまろやかになっているのがすぐにわかる。
最初にあった発泡感がまるまる取れて、味が柔らかくなっている。
それなのに、相変わらず強く感じるぶどうのような香り。
あー、すげー旨い。しあわせ。

開栓後も旨いと感じたが、時間が経ってなお輝きが強くなるなんて。
やはり、ただ者ではない!