Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

時、既に遅し

2007年01月31日 | 日本酒
いつのまにか「而今 八反錦 おりがらみ」が発売されてました。
酒屋を覗くと既に売り切れ。
ああー、しまったぁ・・・。

明日友人が、東京都内でも屈指の酒屋に行くというので、あれば買ってきてもらうことにしました。
でも、もうないだろうなぁ。
最近の「而今」人気は目に余る。
ま、ぼくも最近知った銘柄ではあるのだけれど・・・。


昨夜どぶろくを飲んだら、少し酸が強くなってたので、今日明日で飲みきってしまおうと思っています。

塩焼きと日本酒

2007年01月29日 | 日本酒
今日はアイナメを買ってきて塩焼き。
塩焼きって、どんな日本酒が合うのだろうとふと思い、家にある日本酒をいろいろ合わせてみた。

・醸し人九平次 純米大吟醸 別誂
いきなりなんですが、塩焼きとすごーく合います・・・。
塩焼きによって、お酒の甘みが増す。
やべー、ちょーうまい。

・村祐 特別純米
合わないことはないですが、若干ぶつかります。
とくに、両方を口に含んだときに顕著に現れる。
これはナシかなー。

・田酒 純米吟醸 山廃
相性は悪くないですが、一緒に口に含むと、アイナメの脂身を流してしまう。
うーん、魚を選ぶかも。

・裏・雅山流 香華
上記の田酒によく似た働きをします。
ただ、脂身の中でも、旨味部分だけは残してくれる。
その意味では、田酒より上かも。

・みそのたけ どぶろく
一応試してみました・・・。
えっと、どぶろくの味が強すぎて、魚がどっか行きます!
やっぱりどぶろくは、食前じゃないとダメでしょうね・・・。

・鳳凰美田 純米吟醸 亀の尾
塩焼きの塩味と酒の甘みが非常にマッチ。
安心して飲める感じです。旨い。

・鶴齢 特別純米
うーん、塩焼きだからなのか、魚と一緒に酒を含むと、酒のアルコールの香りが強くなる気がします。
単体で飲むとそんなことはないので、魚のせいだと思うのですが。

・飛露喜 特別純米 無濾過生原酒
お互いに高めあうことはないですが、相性は良いです。
飛露喜のフルーティな味わいが、塩焼きといい感じ。


というわけで、総合。
塩焼きと合うのは、
1位 醸し人九平次 純米大吟醸 別誂
2位 鳳凰美田 純米吟醸 亀の尾
3位 飛露喜 特別純米 無濾過生原酒
同着 裏・雅山流 香華

あれ、けっこう吟醸香の強いものばかりが上位に・・・。
塩焼きとは、吟醸の強いものの方が合うんですかね・・・。
・・・まっ、そういうこともありますよねf^^;

あ、ちなみに写真後ろは今日の夕飯「野菜のスープ煮」です。
お腹いっぱいだぁ~。

冷蔵庫購入

2007年01月29日 | 日本酒

とうとう、やってしまいました。
去年「日本酒用の冷蔵庫が欲しい」と書いてから、日増しにその思いは募り、先日ついにヤフオクで購入してしまいました。
その名も・・・ホシザキSSB-70BT。
写真を見ていただければわかると思いますが、普通に業務用です笑

冷蔵庫の中は、日本酒、日本酒、日本酒、梅酒。
PCでご覧頂ければ、銘柄もある程度視認できると思います。

なお、冷蔵庫の上には、焼酎・ウィスキィ・ブランディ・その他リキュールが乗っています。

「1DKの家にこの冷蔵庫は普通あり得ない」と職場の同僚に言われましたが、そんなことはどこ吹く風です。

難点は、冷風を送り出すときのモータの音がけっこううるさいこと・・・。
1時間に1回、5分くらい「グオォォォォン」って鳴るのです。
慣れるまでは寝付きが悪そうです・・・。

日本酒パレード

2007年01月28日 | 日本酒
今日は友人二人を招いて、家で昼間から飲みました。
日本酒しか飲んでません!

飲んだ日本酒のラインナップは以下に載せるとして、とりあえず特筆すべきお酒。

・醸し人九平次 純米大吟醸 別誂
純米大吟醸としての風格が非常に安定している。
香り、含み、甘さ、酸味、どれをとっても非の打ち所がない、素晴らしいお酒です。
定価7000円なら、普通に元が取れるお酒。旨い!

・獺祭 発泡にごり
精米歩合50%ということもあってか、口当たりはかなりさわやか。
発泡がかなり強いので、香りの割に辛口に感じる。
非常に飲みやすい。美味しいです。

・外ヶ濱 特別純米 にごり生原酒
「田酒」の西田酒造のにごり酒。
使用米は「華吹雪」、精米歩合は55%と、「田酒 特別純米」と同じ。
その上で、生酒・にごり。これは、田酒のにごり生原酒!
味わいは非常にさわやか。香りは華吹雪独特の渋い感じだが、生原酒のためかフルーティさがある。
美味しいです!


今日のラインナップは、
・みそのたけ どぶろく
・獺祭 発泡にごり
・裏・雅山流 香華
・而今 純米吟醸 五百万石 無濾過生
・尾瀬の雪どけ 純米吟醸 瓶囲い本生
・黒龍 吟醸 垂れ口
・村祐 特別純米(予想)
・村祐 純米吟醸(予想)
・醸し人九平次 純米大吟醸 別誂
・外ヶ濱 特別純米 にごり生原酒

酒の肴は、友人作のイカと里芋の煮付け、鶏飯、鶏のたたき。

よく飲んだなあ。
今日もごちそうさまでした!

どぶろく初体験

2007年01月27日 | 日本酒
今日、近所の酒屋でどぶろくを買うことができました。
どぶろくなんて、滅多に手に入らない。
買ったのは「みそのたけ どぶろく」。

注意深く開栓して、利き酒用のお猪口に注いで、一口。


うわー。
強い米の甘み!米粒がそのまま残っている状態なので、「噛み飲む」感じ。
強い発泡がとても心地よいです。
なんだろう、だんだんと病みつきになる感じ。

ついでに買ってきた「尾瀬の雪どけ 純米吟醸」を飲むためにつまみを作る。
豚の肩ロースでアスパラガスと人参を巻いて、生姜ベースのタレで味付けしたもの。



尾瀬の雪どけ 純米吟醸 無濾過生
香りはなかなかフルーティ。
口に含むと・・・ん?
あまーい!
予想外の甘さ。
これってなんだろう?
うーん、最初の口当たりは良いんだけど、だんだんとくどくなってくる気がする。
でも、開栓直後でこれだけ甘いとなると、今後もそんなに期待できない気が・・・。
今飲みきるべきか、少し様子を見るべきか。
今夜中に結果を出すつもりですが。

しめ鯖を焼く

2007年01月26日 | 日本酒
今日は何となくしめ鯖を食べたい気分だったので、帰りのスーパでしめ鯖を購入。

帰ってから、グリルでしめ鯖を焼き、ざく切りのキャベツを敷いた上に乗っけて、ポン酢醤油をかけ、山椒をふって食す。

合わせる酒は、脂の強い鯖に負けないように、
「飛露喜 特別純米 無濾過生原酒」。

しめ鯖に火を通すと、強かった酢の香りが遠のき、鯖の脂が溶け始めて甘みが増す。
キャベツと合わせることで、とっても絶妙なバランスが生まれます。
うまーい!

思いつきでマヨネーズをしぼって、しめ鯖につけてキャベツごと口の中へ・・・。
うまーい!

飛露喜としめ鯖の相性も良い!
酒が進むなあ。

そんな感じの、金曜の夜。

九郎左衛門 裏・雅山流 香華

2007年01月24日 | 日本酒
今日の晩酌。

九郎左衛門 裏・雅山流 香華

嗅ぎ香はすごーくフルーティ。
原料米は美山錦で、美山錦らしい穏やかさなのだが、かなり強い。
アル添による香りの残し方が、抜群に上手い証拠。
口に含むと、最初に酸味、次に甘み。
味わいが強いわけではなく、控えめ。
吟醸香の立ち方も素晴らしい。

のどを通るとき、若干の未練を残して立ち消えていく。
それが心地よく、「あれっ、どんな味だったっけ?」と、さらに口に運ばせることに。
旨い!
これ、やばーいお酒です汗

【スペック】
九郎左衛門 裏・雅山流 香華
低温仕込 無濾過生詰
米・米こうじ・醸造アルコール
15~16度
美山錦100%
精米歩合65%
山形酵母
酒度+2
1800ml

値段

2000円!


ちょ、ちょっと、待って!
この味わい、2000円の、精米歩合65%のお酒じゃないよ!!

酒は毒

2007年01月24日 | 日本酒
酒は毒です。

「酒は百薬の長」とか言うけれど、酒飲みの言い訳に過ぎません。
現に、僕は体調が悪いとき、酒は飲みません。
元気なときに薬を飲む人がいるでしょうか?


酒によって引き起こされる、さまざまな問題があります。

飲みすぎで人体に影響を及ぼすこともありますが、それだけではありません。
飲酒運転が社会的な問題になったり、未成年の飲酒が問題になったりしています。

人間の持つ能力を、大きく損なわせる可能性があるのです。


「酒は文化だ」といいます。
それは間違っていない。酒は文化であり、こと「食」において重要な役割を占めている。
しかし、文化は良い面もあり悪い面もある。
日本では、紀元前から大麻が栽培され、それが文化の一つでした。
600年前から始まった奴隷売買は、中東の文化でした。
200年ほど前のインドでは、アヘンが文化でした。
「酒は文化」という言葉は、これらの事実と大差ありません。


じゃあ、あなたはなぜ酒を飲むのか、と訊かれれば、「好きだから」としか言いようがない。
体に影響が出ることは知っている。
社会的な問題の引き金になることも知っている。
でも、僕は酒を飲むのです。

ただ一つポリシィがあるとすれば、酒が飲めない、あるいは飲まない人に、酒を勧めることはしない。
僕はお酒が好きだから、これ以上譲歩は出来ないけれど。
飲みたくない人に酒を飲ませることは、犯罪だと思っているのです。

ぽつねんと焼酎

2007年01月23日 | 焼酎
今日は珍しくカレーを作って、
食べながら小林賢太郎のコントライブ「POTSUNEN」を鑑賞。

やはり小林賢太郎はすごい。
とくに、狙いすましたアナグラムと、ラストの悪魔変身にやられた。
コントなのに、感動。

写真は米焼酎「十四代」。
質の高い芝居は、質の高いお酒で。

飛露喜対決

2007年01月22日 | 日本酒
飛露喜の、「特別純米」と「特別純米 無濾過生原酒」。
どちらが旨いのか、それを綴ったドキュメンタリィ。

「特別純米」は、18年12月前半醸造、12月後半購入、開けてから1ヶ月ほど経過。
「特別純米 無濾過生原酒」は、19年1月醸造、今日購入、今日開栓。

まずは冷やで、「特別純米」から。
うん、旨い。
何より含み香が素晴らしい。甘みと酸味のバランスがよく、コクがある。
対して「無濾過生原酒」。
含み香はさほど変わらないが、甘み、酸味が、開けたてであるにもかかわらず、「特別純米」を越えている。感動すら覚える。
やはり、旨い。
冷やでの勝負は、ハンデがあるにもかかわらず「無濾過生原酒」の勝ち。

続いて、「燗」。
「特別純米」の燗は、既に暖めている間から香りが素晴らしい。
口に含むと、冷やで感じた甘み・酸味が、崩れることなく広がっていく。
当然旨い。
「無濾過生原酒」の燗。
香りは素晴らしいが、口に含むと、甘みが花開きすぎる感。むせ返る。
これは、燗にしない方が良さそうだ。
というわけで、「特別純米」の勝ち。

冷やと燗、柔軟に対応できるのは「特別純米」だが、冷やの「無濾過生原酒」はそれらを上回る味わいだ。
個人的には、総合で「無濾過生原酒」。

ただし、両方とも2500円前後の値段の日本酒としては、CPは非常に高い。